焼鳥」タグアーカイブ

焼鳥、塩、タレ

炭火焼き・炉暖 − No GOTO Travel coupon available.

今年は令和2(2020)年、立冬を過ぎて朝起きると肌寒さを強く感じてきた頃の連休を利用し京都・大阪の城攻めへ。

一番の目的は今から5年前に訪問した際に実現できなかった京都大徳寺で、織田信長公の菩提寺である総見院の特別公開に参加すること。何度か予定を立てたけどなかなか行く機会を作れなかったが、COVID-19 が猛威を振るうこの時期にあって、もしかしたら今後は特別公開さえも開催されなくなるのでは[a]あるいは緊急事態宣言や県外移動禁止などの政治的な措置など。という思いから決心した次第。加えて土・日・祝日限定の予約制とのことで行ける日が限定されてしまった[b]本当は単一の土・日を狙っていたけど、拝観予約は6日前には受付終了してしまい、さらに天気予報や宿泊先の確保といった都合もあって、結局は連休になってしまった  😕 。。奇しくも GOTO トラベルを利用できるシーズンでもあり、京都では宿泊先を確保できなかったので大阪で宿を取ることに。そういう訳で初日は大阪府高槻市にある山城を攻めてきた。この年の大河ドラマに登場した戦国大名の居城であり続日本100名城の一つでもある。

移動の前日には、大阪府で COVID-19 の感染者が最多となったニュースが流れていたので、かなり注意して行動する必要があると感じ、その準備をしたのだけれど、流石に三連休ということで京都までの新幹線は満席だった :$。直前に、感染防止を重視して自由席から指定席に変更したんだけど全く意味が無かった :|。京都でJR京都線新快速・姫路行に乗り換えて高槻駅に着いたのが朝10時半。それから駅前から高槻市営バス51・循環・塚脇《つかわき》行へ乗って最寄りのバス停に着いたのが11時半。そこから比高150mほどの三好山にあった城跡を4時間近く歩きまわってきた:D[c]記録したデータによると総距離5.09km、タイムは03:17:16、996カロリーだった。

城攻めを終えて下山し、再び塚脇のバス停から高槻駅へ移動して宿泊先がある新大阪に到着したのが夕方4時過ぎ。いや〜、駅構内も大勢の人ですごかった :$。ということで、早々に東口近くの宿泊先へ向かおうとしたのだけど、やはり朝から歩き回っていたせいでお腹が空いたのと疲れがあったので、途中に見かけた居酒屋へ:

炉暖 新大阪東口店

時間が早かったせいか客は自分ひとり[d]まぁ、それを確認して店を決めたんだけど :-)。店の入口で検温とアルコール消毒してカウンター席に通された。COVID-19 が蔓延してから居酒屋に入ったのはもう半年以上も前。

まずは生ビール中(490円)。これも久しぶり:D

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生ビール(490円)+お通し(350円)

ビールを飲みながら注文。こちらは黒豆の枝豆(490円)。茹でたてでホント美味しかった:

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黒豆の枝豆(490円)

そして旬の魚の刺身三点盛(990円)。ハマチ、鮃、鯛。こちらは冷蔵庫にはいったままだったのか、だいぶ乾いていて硬かったなぁ:

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刺し身3品盛り(990円)

続いてお店自慢の焼き鳥。ねぎま(200円)、かしわ(200円)、レバー(200円)。すべて塩。そして一番美味かったのがお手製つくね(280円)。思わず追加してしまった:)

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焼き鳥(各200円)+つくね(280円)

ここから梅酒ロック(440円)に飲み変えて、玉ねぎの串揚げ(100円)。やっぱり大阪ではソースが違う:

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玉ねぎの串揚げ(100円)+梅酒ロック(440円)

この時の店内は家族連れ(3名)だけだったけど、突然、店前に大勢の人だかりが見えたかと思うと、既に酔っ払っているおっさん連中9名が入ってきた:|。おいおい、府知事から会食は4人までってお達しがあったはずだが、この連中は一体?

ということで、本当はもう少し注文したかったけど、席は離れていても大声で話す連中とは関わり合いたくないので、この二品を最後におあいそしてもらうことにした:

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数量限定しまちょう(390円)+つくね(280円)

メニューにあった「しまちょう(数量限定)」が気になって聞いてみたら「ホルモン」だった。タレだったけど美味しかったな〜。もう一本食べたかったけど、やはりルール無視の連中が気になったので出ることにした:(

全般的に駅周辺の人通りは普通で感染予防している人が多い中、駅の階段で缶ビール飲んで大声を出していたおっさんなんかも居たりして、今ひとつ危機感が薄いなぁと思った。

この店は GOTO トラベル対象外で、ちょっと値段は高かったけど平均して美味しかった。次回、また行きたい店。

炉暖 新大阪東口点
大阪府大阪市東淀川区西淡路1丁目1−36


ここからはオマケ。

こちらはJR高槻駅北口のバスターミナルあたり。3年前に初めて高槻へ来た時は南口を利用したっけ:

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JR高槻駅北口の眺め

城攻めでは北口からバスに乗ったんだけど、少し時間があったので周辺をうろうろ。こちらはマンホールの蓋:

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高槻市のマンホールの蓋

こちらが、この日に攻めた芥川山《あくたがわさん》城跡の想像図。塚脇という最寄りのバス停には沢山の説明板や案内板があった:

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「芥川山城推定復元図」(拡大版)

ここは戦国時代に畿内の覇者である三好長慶《みよし・ながよし》の居城であったことで有名。技巧的な遺構が多く残っていて見所が多かった。

COVID-19 蔓延期でも山城は比較的に人が少ない方であるけど、この日は多くの人を見かけた。ただ皆がマスク付けていたわけでなかったので山道でもすれ違う時は、距離をとった控えめな挨拶だった :|

こちらは登城口へ向かう途中、見かけたトルハルバンという石像。韓国の済州島の石像で、町の入口になどに立てられ、日本の道祖神やお地蔵さまのような存在なんだとか:

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妙力寺前にあったトルハルバン像

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妙力寺入口

この城跡は私有地になっているおかげで、貴重な遺構がたくさん残されていたが、これは珍しい竪土塁。麓に向かて土塁が縦に延びている:

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竪土塁

山城ということで実城あたりからの眺望は素晴らしかった:

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主郭下の腰郭跡から高槻市街の眺め(拡大版)

主郭(本丸)跡からは大阪市(右手)も眺めることができた:

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主郭跡からの眺め(パノラマ)

大阪市の高層ビル群:

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あべのハルカス等が見えた(拡大版)

この城跡は私有地ながら、GF (Green Friends)というボランティアの方々が説明板や案内板、はたまた大木の伐採や登城道の整備などをしてくれているおかげで特に問題なく見て回ることができた。ホント、感謝である 8)

そんなことで GF の方に声をかけて頂いて、主郭北側の遺構についてガイドしてもらう機会を得た:

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GFの方と城好きの皆さん

こちらは下山時に見かけた倒木。近年の台風の影響が大きいらしく、完全には整備の手がまわっていないのだとか:

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台風による倒木

最後は宿泊先でもらった GOTO トラベル地域共通クーポン。炉暖では使えなかったので、この翌日の京都で使用した:

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GOTO トラベル地域共通クーポン

ということで、この時のフォト集はこちら:

See Also芥川山城攻め (フォト集)

参照

参照
a あるいは緊急事態宣言や県外移動禁止などの政治的な措置など。
b 本当は単一の土・日を狙っていたけど、拝観予約は6日前には受付終了してしまい、さらに天気予報や宿泊先の確保といった都合もあって、結局は連休になってしまった  😕 。
c 記録したデータによると総距離5.09km、タイムは03:17:16、996カロリーだった。
d まぁ、それを確認して店を決めたんだけど :-)

ぼく駐ロケ地巡り − Location Scout for My Favorite Movie.

先週末は平成31(2019)年4月中、栃木県那須烏山市にある山城攻めへ。この城跡は今から二年前の今時に一度攻めたのだけれどカメラのHDR機能で撮影した結果が「ボロボロ[a]手ブレもあったかもしれないが、実際はレンズのピントずれがあった。あとでメーカのショップでメンテしてもらった時に判明した;( だったのでいつか再訪しようと思っていたが、最近 Amazon Prime で観た『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』の舞台が那須烏山市だったということもあって城攻めのあとに、公開から既に10年以上経つけど、ロケ地なんかを巡ってみることにした =)。JR烏山線の本数が少ないこともあり「城攻め」だけが目的だとちょっと待ち時間ができてしまうんで:

通称『ぼく駐』の舞台は昭和の ’79年代


これは「ぼくたちと駐在さんの700日戦争の108日分のお話だ。地球の歴史に例えるならジュラ紀とかそういうやつ。」

って内容。特に原作とかには興味はなく、単に日本映画として好きな作品の一つ。主題曲のF.M.Bの『旅立ち』は今聞いても良い感じだし。

まず、こちらは冒頭03:40のイタズラの紹介で、「バ(ー)バー吉村」のネオンがあった床屋(理容タカハシ)。そのネオンやサインポールは無かったが床屋は現役だった:

理容タカハシ(03:40)

こちらもイタズラ紹介の冒頭03:56、ママチャリらイタズラ仲間が店の前を走り抜けるシーンで出てきた川魚水井:

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川魚・永井(03:56)

これはロケット花火作戦のあと駐在所からの帰り途、ママチャリが母ちゃんとやりとりした通り。冒頭から19:30あたり:

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「狭い街なんだからさぁ、あんま笑われることしなんでくれっぺ」(19:30)

ママチャリらイタズラ仲間がグレート井上宅でたむろすることができなくなり、「ってなことで作戦会議は駅前の・・・」のシーン(冒頭から25:25)で登場する駅前通り:

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駅前通り(25:25)

「・・・喫茶店と云えば大人が行くところであり、高校生は入りづらい空気がありにけり」のシーン他で登場し、ジュディ・オングの「魅せられて」のBGMがかかり、駐在さんの奥さんの加奈子さんがバイトしていた喫茶店(冒頭から25:30):

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Coffee House アルバトロス(25:30)

これは街に初めてオープンした駅前のコンビニエンスストアーで、ママチャリの母ちゃんがバイトしていたコンビニエンスさん(冒頭から28:12)。現在は地域包括支援センター・からすやま:

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地域包括支援センター・からすやま (28:12)

駅前でママチャリとグレート井上の二人が、まるで大人がお酒を飲んでいるかのうように牛乳を美味しく飲んでいたところが左手奥の観光協会に置かれた自販機前(冒頭から35:48):

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駅前の観光協会前にある牛乳の自販機(拡大版)

人が倒れています作戦後にゴムそばを食べに寄った「みどりや」。残念ながらシンボルの看板「み・ど・り・や」は撤去されていた(冒頭から47:08):

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旧みどりや(47:08)

そして千葉くん宅(48:31)。ここは今でも現役の食肉店だった。店名は「千葉食肉店」ではなく「石原食肉店」:

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石原食肉店(48:31)

写真を撮っていると焼き鳥の美味しい匂いが漂ってきたので、おもむろに店内でネギま二本食べてきた(110円/当時):

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ねぎま(2本で220円/当時)

店の中で焼き鳥を食べながら、お店の人から色々お話をもらった。この「ぼく駐」の映画のロケで使われた際は店内の蛍光灯を全て映画用の蛍光灯に付け替えたり、看板を付け替えたりして結構な大掛かりだったとか。

炭焼きで美味しかったタレ味の焼き鳥:

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タレ味のねぎま

最後の「ミカちゃんのために花火を上げよう!」 名づけて花火盗人作戦で、ママチャリが千葉くんへの指令書を挟んでキスするシーン(冒頭から01:16:52)で使われた人形の置物:

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店前の人形の置物(01:16:56)

そして西条とミカちゃんとの出会いの場(冒頭から55:06):

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ミカちゃんと西条が出会った場所(55:06)

この三万石通りこと県道R294沿いはミカちゃんを背負った西条とママチャリの疾走シーンの他、ママチャリが自転車に乗って疾走するシーン(冒頭から01:16:29)でも登場する:

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三万石通りにある慈願寺(拡大版)

さらにママチャリが「第24回 戸鳴市花火大会」のチラシを見ながら歩いていると加奈子さんと遭遇するシーンでも使われた(冒頭から01:10:53)

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三万石通り(01:10:53)

ここは電気屋万引き作戦で逃げる際にミカちゃんが立っていたところ(56:27):

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ミカちゃんがママチャリらを応援していた場所

最後は美奈子さんを送りに行った烏山駅。ただし、当時の駅舎ではないけど:

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JR烏山駅

以上だけど、駐在さんの交番(実体は芳賀町消防団第2分団第3部の建物)、グレート井上宅、そして夏休みに罰として掃除していた宮原八幡宮は残念ながら時間が無くて行けなかった :|

こちらが、今回のロケ地巡りのルート。城山下(烏山城の登城口)からJR烏山駅まで徒歩55分ほど、2.75㎞のトレッキングだった(焼き鳥食べた時間を含む):

ぼく駐ロケ地巡り

ぼく駐ロケ地巡りのルート(拡大版)

My Rating: ★★★★☆ (4)

石原食肉店
栃木県那須烏山市中央3丁目2-24


ここからはオマケ。

これが城山こと烏山城跡:

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烏山城跡の遠景(拡大版)

三の丸跡には寿亀山(じゅきさん)神社が建っていた:

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寿亀山神社

烏山城の幟と本丸近くに残る石垣。「土の城」が多い関東の城にしては珍しい石垣がある山城だった:

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「烏山城」の幟

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吹貫(ふきぬけ)門の台座石垣

こちらはロケ地巡りの最中に出会った猫:

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二匹の猫が距離を持って対峙していた(拡大版)

烏山線の車両は蓄電池で走行する ACCUM と云う車両。宇都宮駅にて:

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EV-E301系(ACCUM)

今回の旅で残念だったのが烏山線はICカードを利用できないこと。東京圏からSUICAで乗車して、宇都宮でそのまま烏山線に乗り継ぐのだけれどSUICAを使って下車できない :$[b]その事実を乗り換えた先の車両の中に貼ってあった案内板で知ることになるのが最悪。。そのため烏山駅では現金で精算して、次のような証明書を受け取る:

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ICカード処理連絡票

これをSUICAが利用可能な駅窓口でICカードを処理してもらう必要がある。って、これは二年前の前回から何も変わっていない:O。おまけに、自分の最寄り駅の駅員はこの処理を知らなかったのでSUICAに未退場エラーが残ったままで、案の定、翌日の改札通過でエラーになった :$。もう少し企業努力を。

ということで、この時のフォト集はこちら:

See Also烏山城攻め(2) (フォト集)

参照

参照
a 手ブレもあったかもしれないが、実際はレンズのピントずれがあった。あとでメーカのショップでメンテしてもらった時に判明した
b その事実を乗り換えた先の車両の中に貼ってあった案内板で知ることになるのが最悪。

ミライザカ − A “Glove” Fried Chicken with Bone by the One Person Flat Feel Free.

昨年は平成30(2018)年最後の城攻めとして年末近くの連休を利用して群馬県へ。この時点で、一応は目標としていた群馬県にある城跡は残り二箇所だったので、それらを攻めて「群馬県の城攻め」を完了させたかったので良い機会となった :)。今回訪問した群馬県は前回ボロクソに貶した前橋といった中途半端な街ではなく、自身初めての渋川市と、雪が心配だった吾妻郡高山郷。個人的に吾妻郡は群馬県というよりは「長野県」じゃないかといった感覚で、全くよい印象がない群馬県の街中とでは別格扱いである[a]実際、往時は堅牢な山城が多く築かれ、現在でも見応えのある城跡が多いという意味で。 :D

で初日は渋川市にある白井(しろい)城跡へ。早朝に自宅を出て大宮までは東海道を利用し、そこからJR上越新幹線で高崎まで移動。そして新前橋経由でJR上越線・水上行に乗って渋川に着いたのが朝10時。この日の群馬の天気予報は前日までコロコロと変わり、自宅を出る直前は晴のち曇りでということで全く心配していなかったのだが、いざ着いてみると完全な曇り空。というか今にも雨か雪が降ってきそうな空模様だった :/

事前に調べたところによれば、徒歩で駅から白井城跡へ向かうと40分近くかかるということだったので、駅構内にある観光案内所に立ち寄って情報を入手することに。すると城近くの「白井宿」(しろいしゅく)なるかっての宿場町近くを通るバス[b]正確には「渋川駅〜渋川医療センター線」という乗合バスで料金は一律100円。平日と土日祝の運行時刻表を観光案内所で入手できる。が運行しているとのことで、それを利用することにした。なんやかんや観光案内所の人と立話しているうちに危うくバスを一本逃すところであったが駅西口のバスターミナルから無事に乗車することができた。しかしバスに乗っていると雨がポツリポツリと降り出してきた :$

このバスに乗って鯉沢(こいざわ)バイパスこと国道R17を北上し、吾妻川に架かる吾妻新橋を渡った先の「白井」なるバス停まで10分ほど。そして、このバス停から白井城跡の登城口までは白井宿跡を経由して徒歩で15分という感じ。帰りは吾妻新橋から吾妻川ごしに白井城跡の遠景を眺めたかったので、バスは利用せず、その分たっぷり4時間近く城攻めしてきた。途中、雨の降りが強くなることはあったが、大木の下で昼飯と休憩がてら雨宿りすることで、それほど難儀することはなかった[c]どちらかと云うと気温が低くて、歩きまわっていても体が冷えてしまうことの方が難儀した。帰りにおしるこを食べてなんとか持ち直したが。

城攻めを終えて渋川から本日の宿がある高崎へ移動しチェックイン[d]実はこの日一番の難儀はチェックインだった。ホテルの会員カードを忘れた(あとで調べたら紛失していた 😥 )のでカウンター前で右往左往してしまったが電子会員で対応できるとのことで、携帯にアプリをインストールして何とか会員価格を適用することができた 😎 してから、ホテルから徒歩5分ほどの居酒屋ミライザカ・高崎西口駅前店で夕食を。クリスマスシーズンともあって、せっかくなら焼き鳥や唐揚げと云った鶏肉料理を食べたかったと云う次第:

旨唐揚げと居酒メシ・ミライザカ

旨唐揚げと居酒メシ・ミライザカ

開店してすぐに入ったようで人の入りはまばら。テーブル席に通してもらい、まず中生(323円)を注文してお通し(323円)をつまみながら、お店オススメの品を中心に選んでみることにした。

まずは「かんぱいのお供に」なるグループから選んだきゅうりの塩昆布ゆかり和え(431円)。これはさっぱりして美味しかった。もしかしたらこの日に食べた料理では店一番かも :X

塩昆布ゆかり和え(431円)

この店は野菜系があまり充実していなかった。トマト好きなので北海道チェリーモッツァレラのトマトカプレーゼ(431円)。「農園から採れたたての野菜」なるグループより。これは美味しくなかった;

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量も味も不満だった北海道チェリーモッツァレラのトマトカプレーゼ(431円)

ここらで焼き鳥を。「ハートを串刺し! 定番やきとり」から盛り合わせ5本を塩味で(863円)。出てきたものは、どこの居酒屋チェインでも出してきそうな貧祖な鶏肉だった:

やきとり盛合せ 5本(863円)

ここいらでビールのおかわりを注文したついでに、お店一番のオススメである清流若どり[e]店のHPによると、産地・生産者・飼育法を明確にした若鶏とのことだが、店のどこにもそんな情報は開示されていなかったが。・骨付きモモ一本グローブ焼ガーリック味(1079円)。「でかうま!清流若鶏の唐揚げ」グループから:

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清流若どり骨付モモ一本 グローブ焼きガーリック(1079円)

出てくると店員が大きなハサミであらかた切れ目を入れてくれる。あとは箸でむしりとって食べると言った感じ。これはビールにぴったりだった:

お店一番のオススメ

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ガーリック味噌?的な味

う〜ん。期待するほど食べるところは多くなく、これで1,000円か!?って感じ :O

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期待したほど食べるところはなかった

ちょっと口直しで「海山の新鮮お刺身」から北海道産ホタテ刺し(647円)。表面が乾いていて、これは明らかに新鮮ではなかった ;(

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北海道産ホタテ刺し(647円)

ここらで明日の城攻めに配慮して梅酒ロックにスイッチ。一杯目は澄みわたる梅酒ロック(431円)を注文したがコップ一杯に入り水みたいで不味かったので、二杯目は山崎蒸留所貯蔵・焙煎樽仕込梅酒ロック(486円)を注文。やっとまともな梅酒ロックになった:

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焙煎樽仕込梅酒ロック(486円)

この時についでに注文したのが「カンパイのお供に」グループより清流よだれ鶏(539円)。ラー油がかかっているがそれほど辛くもなく、なんとなく味気なかった:

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清流よだれ鶏(539円)

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まったく辛くなく味気ない

腹も膨らんできたので玄米茶(0円)を注文し、「〆は別腹!」グループから焼きおにぎりにしようかお茶漬けにしようか迷った挙句、かしわ飯茶漬け(539円)にした:

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かしわ飯茶漬け(539円)

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飯がべちゃべちゃで旨くない

元々のかしわ飯がベチャベチャだったので出汁にいれると一層フニャフニャになった。味付けも薄味。正直なところ美味しくない。

ということで「安くて一人でもふらっと立ち寄れる気軽さ」が売りの居酒屋とのことだったけど大したことは無かった。群馬県の都市部に来る度に思うのだけど首都圏レベルの価格でも内容が伴っていないそんな店が多いので、吉田類の酒場放浪記みたいにもっと地元の常連がつきそうな店に行ってみたい。値段は群馬レベルだと思うが。

ミライザカ・高崎西口駅前店
群馬県高崎市八島町110-6 TO-MOREビル1F


ここからはオマケ。

こちらはSL蒸気機関車でも有名な渋川駅ホーム:

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渋川駅

渋川駅発の乗合バスで白井下宿(しろいげしゅく)という交差点手前[f]ダイナムというパチンコ屋の目の前だったと思う。にある白井バス停で下車し、小雨が降る中を国道R17沿いに北上して白井交差点までくると左手にコンビニが見えてくる。そこから西へ向かって歩いていくと白井宿なる宿場町跡が見えてくる:

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白井宿の南端にある灯籠(拡大版)

この白井宿の始まりは今から580年以上前の永享2(1430)年の白井城築城まで遡るのだそうで、吾妻川と利根川が合流する交通の要衝にあって城下町として栄えたあと、徳川家康が関東へ移封されてから江戸時代には白井藩が藩立し、幕府の直轄地(天領)になって市場町・宿場町として発展したと云う:

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白井宿跡の町並みと白井宿歴史資料館(拡大版)

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上野国・白井宿の標柱

実際のところ白井宿は沼田往還(街道)の宿場町では無かったが、城下町として独自の文化圏の中心であったことから人や物が集約するところだった:

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沼田街道西通りの白井宿

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現代の建物(白井山車備品蔵)

明治の世に入ると現代の国道R17に相当する清水越往還が開通し商業は現在の渋川へ移り、通りから外れた白井は農業主体の集落に変容したのだとか。

幕末から明治にかけて三度の大火により古い家並みは焼失し、現在は広い通りとその真ん中を流れる白井堰(しろいせき)、生活に潤いを与えた8つの「つるべ井戸」、そして路傍の石造物などが点在、往時の佇まいを今に残している:

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羅漢水の井戸(1795年)と白井堰

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宮本町の井戸(1929年)と白井堰

そして、こちらは白井宿跡の西側に築かれていた白井城の本丸跡:

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白井城本丸跡

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白井城本丸虎口跡(拡大版)

本丸虎口の石垣は名将・太田道灌が指導して築いたと云う伝承が残る:

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本丸虎口の石垣

この城は、室町時代中頃に白井長尾家の長尾景仲(ながお・かげなか)なる武将が築いたもの。『関東不双の知恵者』と称された景仲は山内上杉家の家宰職(重臣)を務めた上野・武蔵国の守護代で、孫には長尾景春[g]伊藤潤作の『叛鬼(はんき)』(講談社文庫)の主人公である。や太田道灌がいる。

ちなみに戦国時代は甲斐武田家の真田幸綱信綱父子も白井城に攻め込んだという記録が残る。

現在の城跡も広大な敷地の大部分が民間に払い下げられて畑になっていたが、空堀や虎口・土橋といった遺構は大切に保存されているようで、素晴らしい状態で見ることができた 8)

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本丸と二の丸との間の堀切(拡大版)

城の西側には吾妻川が流れている:

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本丸跡から見た吾妻川

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二の丸跡から眺めた吾妻川(拡大版)

白井城東側には帯郭と堀切が南側へ向かって伸びていた:

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帯郭跡

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帯郭と本丸との間の深い堀切(拡大版)

城の西側は断崖と吾妻川、東側は帯郭によって優れた防御力を持っていた白井城がよく分かる保存状態で大満足な城攻めだった :)

帰りは吾妻川に架かる吾妻新橋を渡って駅へ向かった:

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国道R17が走る吾妻新橋

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吾妻新橋

渋川駅方面に向かって左手は利根川、右手は吾妻川:

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吾妻新橋ごしに眺めた先の利根川(拡大版)

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吾妻川

吾妻新橋の上から白井城址(写真中央あたり)を眺めたところ:

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白井城跡遠景(拡大版)

最後は、小雨が降るなかを城攻めして冷えきった体を温めようと渋川駅の目の前にある和食レストラン・とんでんで食べた焼き餅と栗のぜんざい(454円)。栗は半分だし、餅は堅いし全く美味しくなかった[h]特に梅こぶ茶は飲めた物ではなかった 😐  :/

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この価格でこの不味さは罪にあたるな

ということで、この時のフォト集はこちら:

See Also上州白井城攻め (フォト集)
See Also上州中山城攻め (フォト集)

参照

参照
a 実際、往時は堅牢な山城が多く築かれ、現在でも見応えのある城跡が多いという意味で。
b 正確には「渋川駅〜渋川医療センター線」という乗合バスで料金は一律100円。平日と土日祝の運行時刻表を観光案内所で入手できる。
c どちらかと云うと気温が低くて、歩きまわっていても体が冷えてしまうことの方が難儀した。帰りにおしるこを食べてなんとか持ち直したが。
d 実はこの日一番の難儀はチェックインだった。ホテルの会員カードを忘れた(あとで調べたら紛失していた 😥 )のでカウンター前で右往左往してしまったが電子会員で対応できるとのことで、携帯にアプリをインストールして何とか会員価格を適用することができた 😎
e 店のHPによると、産地・生産者・飼育法を明確にした若鶏とのことだが、店のどこにもそんな情報は開示されていなかったが。
f ダイナムというパチンコ屋の目の前だったと思う。
g 伊藤潤作の『叛鬼(はんき)』(講談社文庫)の主人公である。
h 特に梅こぶ茶は飲めた物ではなかった 😐

焼き鳥 つづらや − A TARE-Yakitori with Ueda style.

先週末は平成30(2018)年の晩秋、三連休を利用して信州上田の城攻めへ。初日の午前中は、今回上田を選択した目的の一つである信綱禅寺の参拝。それから真田氏本城跡を巡って、お昼は午後の城攻めへ向かう途中に見つけた信州蕎麦屋で温かい蕎麦を頂いた。

お昼を摂って少し体が暖かくなったところで、緩やかな坂を上信越道へ向かって下っていった所にある矢沢城へ。現在は矢沢公園となっているが、整備され過ぎていないところが逆に良かった。実は今回の城攻めから新兵器を投入していたので、この時とばかりにGPSを使ったデータの収集なんかにトライしてみた。

ただ良いことばかりではなく、レンタルサイクルで矢沢公園へ着くやいなや不意に脚がつってしい、これにかなり難儀した ;(。特に片方の痙攣が収まったと思ったら、今度はもう片方の脚がつってしまうという次第。山を登って行く[a]山というよりは丘に近い。度に繰り返される脚腿の痙攣は全く想定外だったので、もしこのまま誰も居ない山中で動けなくなっらどうしようかとか色々思いが巡ったりした :(。まぁ、大事には至らずになんとかしのげたけど、帰りは上り坂と云うことで心配ではあったが、流石に電動アシスト。今回はこの有り難みを大いに「痛感」した :P

それからお昼に立ち寄った蕎麦屋近くまで緩やかで長い坂道を戻り、「プチ」ゴルフ場になっていた真田氏館を攻め、なんとか制限時間一杯で無事に返却することができた。それからゆきむら夢工房で買い物したり、いろいろお話を伺ったりして時間を潰し、一時間に一本程度の上田バスで宿がある上田駅方面へ。

で、ホテルにチェックインする前に夕飯を摂ろうと、終点の上田駅一つ手前の「松尾町」なるバス停で途中下車。今回は上田名物「美味(おい)だれの焼き鳥店」(リンク先はPDF)の中から、その昔に豚一家も完食したと云うお店へ:

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焼き鳥 つづらや

店に入ったのが開店直後だったこともあり客は自分一人。カウンターに通してもらい、まずは喉を潤し、メニューを眺めた:

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生ビール(450円)とぶり大根のお通し(200円)

焼き鳥の種類は10種類くらい。全て一本で税ぬき100円だった。ということで、最初はバラエティに。但し、味付に塩とかタレとかは聞かれなかった:

上田流の焼き鳥アラカルト(600円)

奥の別皿に載っている「白もつ」だけ専用のタレが付いているが、それ以外は下味だけ。ここ上田の焼き鳥は擦りおろしのニンニクが入った醤油ベースのタレをあとからかけて食べる、いわゆる『美味だれ』と書いて「おいだれ」スタイルが特徴とのこと。ということで、テーブルの上にあったタレをかけて頂いた:

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ここの美味だれは甘め

このお店の美味タレは甘めらしいが、普通の焼き鳥のタレみたいな甘さはなく、普通にニンニクが効いた醤油って感じ。これはこれで新鮮だった:)。で、やっぱりビールが進む。

こちらは箸休めに注文したもつ煮(豆腐入り)ときゅうり(みそ):

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豆腐入りもつ煮(450円)

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きゅうり(200円)

追加でつくねと再びねぎまを注文。あと梅酒ロックも:

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つくね+ねぎま(200円)

そして本日の取りは唐揚げ。下味が十分についていて(おそらく美味だれ)、ホントに美味しかった:

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鶏の唐揚げ(600円)

このお店の周辺は焼き鳥屋が多く、通りを歩いていると店の排気口から煙がぼーっと出ていたり :)

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やきとり横綱は辛めの美味だれ

そして、この界隈はなんとも「昭和」ちっくなノスタルジーさがあった[b]例えば特殊風呂とか。:)

焼き鳥 つづらや
長野県上田市中央2-12-25


ここからはオマケ。

こちらが、今日いろいろとお世話になったゆきむら夢工房と、国道R144沿いにある最寄りのバス停(上田駅方面):

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国道R144ごしの「ゆきむら夢工房」

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バス停が目の前である

ゆきむら夢工房では「ゆきたん[c]本名は、さニャだ幸村というらしい。」なるゆるキャラがお出迎えしてくれた:

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ゆきたん

こちらは矢沢城跡へ向かう登城口。現在は矢沢公園として整備(?)されている:

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矢沢城跡に建つ大日堂

登城道を登って行くと神川(かんがわ)越しに虚空蔵山が見える。この山にも砦があったと云う:

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矢沢城跡から眺めた虚空蔵山(拡大版)

そして矢沢城跡の一番の見どころが右手の主郭と左手のニノ郭を区切りる堀切。向こう側は急崖になっているので、堀切がそのまま竪堀になっていた:

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矢沢城の堀切

変わって、こちらは真田氏館跡:

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真田氏館跡(拡大版)

ここは憩いの場になっていた他にちいさなゴルフ場になっていた。まぁ見て判るとおり、こんな状態だったら仕方がないか:X

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ゴルフコースのような真田氏館跡

真田氏館跡にある皇大神社(こうたいじんじゃ)の並木参道:

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皇大神社の参道(拡大版)

ということで、この時のフォト集はこちら:

See Also矢沢城攻め (フォト集)
See Also真田氏館攻め (フォト集)

参照

参照
a 山というよりは丘に近い。
b 例えば特殊風呂とか。
c 本名は、さニャだ幸村というらしい。

あべの酒場 − Standing Drink Bar at ABENO, OSAKA.

一昨年は平成27(2015)年のはじめに仕事で一週間ほど大阪まで出張する機会があり、その時に一緒に仕事をすることになった方々と初日の夜、わざわざ宿泊先のホテルがある天王寺までご一緒いただいて立ち寄ったお店。基本は立ち飲み系居酒屋なのだけれど、若干遅めに開始したからか、お客がほとんど居なかったので椅子席を用意してもらえた。

まず、こちらはお店人気No.1の塩レバー。ごま油がよかった:

塩レバー

そしてお店の人気No.2のトンテキ:

名物トンテキ

こちらはお店人気No.3のモツ煮物:

大阪と言えばモツ煮

串焼きセット。辛子をつけて食べるのは Good だった:)

串焼きセット

大阪へ来たらこちらも忘れてはいけない。塩だれキャベツ:

塩ダレキャベツ

安くて旨くて、これぞ大阪。

こちらは翌朝にJR天王寺駅前の歩道橋から見上げたあべのハルカス。間近に見たのはこの時についで二度目:)

天王寺駅前から見たあべのハルカス

あべの酒場
大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-5-1 あべのルシアス B1F