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うな重、うな丼、肝焼き、うまき、鰻茶漬け、うなぎのせいろ蒸し

名代・宇奈とと@神田店 − An Eel Restaurant where provides at a Reasonable Cost.

先日は令和6(2024)年の春分の候近くの週末[a]【今日は何の日?】越後国の長尾景虎が関東管領を拝命、上杉政虎に改名した日(旧暦)。知恵伊豆こと松平信綱が死去した日。享年67(旧暦)。に、戎光祥出版《エビスコウショウ・シュッパン》が開催する恒例の歴史セミナーのVol.38『上杉謙信の合戦(講師:前嶋敏)』に参加してきた。ここのセミナーは初参加で、「上杉謙信」について最近の研究成果や新しい推定などを「同期」しておくために参加することを決めた :)

開催場所はJR神田駅西口から徒歩5分ほどのところにある貸会議室。会場に入って自分の席を探すと、出入り口近くの一番後ろの三人がけのテーブルで、なんと最後から数えて二人目という場所だった[b]定員75席は原則的に先着順で席が決まるらしいので、自分はほんとギリギリ落選をまぬがれた感じ。 :O。改めて上杉謙信の人気のほどを理解できた感じ :)。参加費は取られるが、会場では戎光祥出版の書籍を20%引きで購入できる[c]PayPay払いだと更に10%引き 🤩️。ようだったので、自分は今回のセミナーの刊行書ではなく、『図説 上杉謙信 クロニクルでたどる”’越後の龍”』(今福匡/著)を購入した[d]税込み1,980円を1,600円 😃️。

二時間近くのセミナーが終ったあとJR神田駅へ向かったが、このまま帰宅すると夕方近くになりそうな時間帯だったので、駅西口通りの繁華街で夕飯を摂っていくことに。来るときに気になったのがいくつかの鰻屋。その中で、うな正うなぎ処・おお葉と云った老舗系が並ぶ通りにあって、屋号と店前に掲げられたうなぎの人形が気になった、こちらの店にした[e]帰宅するこの時間に空いていたのがこの店だったのだけど 🤐️。

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名代 宇奈とと@神田店

店前に置かれた写真入のお品書きで値段を確認[f]同時に、産地を推測した 😁️。してから店の中を覗いてみると、カウンター席には誰もいなかったこともありそのまま入店。カウンター席に着いたら、お茶とおしぼりを受け取った:

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よくあるチェイン店特有の薬味箱と箸入れ

この日は晴天で気温が20℃近くまであったので、まずはビール(380円)と「うざく」(340円)を注文:

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PREMIUM MALT’s(380円)

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うざく(340円)

「うざく」はどう見ても、切り残りした尻尾の末端を集めただけで、メニューの写真とは明らかに異なる一品だった。どんなものが出てきそうか、ある程度は想像はできたが :O

そしてビールを飲みながら再びお品書きを確認。「うざく」の件もあり、「うな重」の上と特上の違いが写真からだと分からなかったので、直接、店員さんに聞いてみたのだが、うまく日本語が伝わらず :O。こちらから日本語をフォローしながら確認した結果、うなぎの身の厚さが違うと云っていることが分かった。出てくるのは、どう見ても異常に大きく育った「中国産のうなぎ」[g]餌に違い(合成化学肥料)があるのだろう 😞️。だろうし、単に量が違うだけなのだろうと推測して「うな重上」(1,580円)にして、肝吸い+お新香セットⒸ(220円)で注文した。

一応は、注文してから炭火焼きで「温めて」くれるので、出てくるまで時間は少々かかった:

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うな重上(1,580円)と肝吸い+お新香セットⒸ(220円)

さすが中国産。身が厚い。どちらかと云うと脂は多め。変な臭みもないし、味は悪くない。普通に頂けた。肝吸いの方は、やはり中国産特大うなぎと云うことで肝もデカかった :D

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肝吸いセットⒸ(220円)

こちらはカウンター席に置かれていた「注意書き」:

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ご注意下さい

名代・宇奈とと(神田店)
東京都千代田区内神田3-10-2


ここからはオマケ。

JR神田駅下でお馴染みの場所:

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JR神田駅

駅西口通りには、秋田(久保田)藩・佐竹氏の江戸上屋敷があった敷地で鬼門除けとして建てられていた佐竹稲荷神社があった:

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佐竹稲荷神社

境内に建っていた「佐竹稲荷神社の記」の碑。先の大戦の空襲で神社は全焼したが、後に再建されたらしい:

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「佐竹稲荷神社の記」

近くには「佐竹藩江戸屋敷跡」の碑もあったんだなぁ。後で知った。

参照

参照
a 【今日は何の日?】越後国の長尾景虎が関東管領を拝命、上杉政虎に改名した日(旧暦)。知恵伊豆こと松平信綱が死去した日。享年67(旧暦)。
b 定員75席は原則的に先着順で席が決まるらしいので、自分はほんとギリギリ落選をまぬがれた感じ。
c PayPay払いだと更に10%引き 🤩️。
d 税込み1,980円を1,600円 😃️。
e 帰宅するこの時間に空いていたのがこの店だったのだけど 🤐️。
f 同時に、産地を推測した 😁️。
g 餌に違い(合成化学肥料)があるのだろう 😞️。

うなぎの与助 − A Low-Price but Good Taste Eel Restaurant.

先週末[a]【今日は何の日?】重陽の節句で、救急の日であり、自分の誕生日でもある。は令和5(2023)年の白露の候に名古屋にある城跡を攻めてきた。午前中は一宮市で六年前に攻めた城跡に関連する遺構を見たあと、次の目的地へ向かうために最寄り駅へ移動する途中、あらかじめ調べておいた鰻屋でお昼を摂ることにした。

炭焼き活うなぎの店

この日の名古屋は台風が通過した後ともあって天気は晴れ。そして日差しが強い上に気温も高く、だまって立っているだけでも汗が吹き出てくるほど :O。このあともさらに歩きまわる予定だったのでエネルギーを補充するために「うなぎ料理」は良い選択ではあったが、ちょうど昼時の到着になってしまい行列が気になった。しかしながら店先を見て安心した :)

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昼時だが混雑していなかった 😄️

暖簾は出ているので開店はしているようだが行列にはなっていなかった。ひとまず暖簾の間から店中を伺ってみると突然眼の前に店員が現れて驚いてしまった :D

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このあと、突然店員が出てきた 😃️

何はともあれ無事に店の中へ。店内は想像していたよりも新し目で、座敷上に置かれたテーブル席の他にL字型のカウンター席があった。カウンター席に通されたが、自分以外の客はカウンター席に居た二人だけ。

カウンター席の眼の前に束になって置かれていたカタログがお品書きとのこと。ここは、あらかじめ決めてきた「うな丼(しぶさん)」(1,700円)に加えて、お品書きを見て「ごはんまし」(100円)と肝吸い(200円)を注文した。「しぶさん」は身の量が 3/4 尾、「ごはんまし」は +100g で、合わせて350g の量になる。

リーズナブルな値段だったので、あまり期待はしていなかったが、カタログの写真を見る限り、それほど悪くはなさそう。さらにカタログを眺めていると、このような価格帯で提供できるのは、ちゃんとした理由があるらしいことが分かった。店に入った瞬間やお品書きを見た時の違和感は、そんなところにあったのかと。まぁ、美味しい鰻をお安くいただけるのであれば特に問題なし。客が少なかったのは、おそらく最近オープンした店舗なのだろう。

注文して10分位たって出てきたうな丼がこちら:

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うな丼(しぶさん)+ごはんまし+香の物+肝吸い

鰻はタレが焦げるくらいに焼かれていたが、この匂いが食欲をそそる。御飯にもしっかりタレが染みていて悪くない。鰻の身は若干固めで、骨も何本かあったが、気にするほどでもなかった:

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3/4尾ながら意外とボリュームがあった 😊️

噛むと脂がじんわりと出てきて、それがタレと合体してパクパク行けた。「ごはんまし」は必須かも:

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お手頃な値段で、全然悪くない

一尾と比較して500円安いが食べごたえはある。むしろ+200g の「ごはんましまし」(200円)でも良かったくらい。

食べていて気になったのだが、手の空いた店員は入口前に立って客が来るのを待っているようだった 。だから入店時に驚かされたのか :|

現金で会計し割引券を貰って、店をあとにした。

うなぎの与助 江南店
愛知県江南市布袋下山町西73


ここからはオマケ。
 
今回の城攻めツアーの一番の目的は、六年前に攻めた犬山城の移築門巡り。五つあると伝わるうち二つは既に見ているので、残りの三つを巡ってきた。全て名鉄犬山線沿線にある寺院で山門などに移築されていた。 
 
浄蓮寺(一宮市)の山門は松ノ丸門(表門):
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浄蓮寺山門は松ノ丸門

こちらは浄蓮寺の本堂と鐘楼:

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浄蓮寺の本堂

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浄蓮寺の鐘楼

山門周辺をうろうろしていた俺をずっと監視していた浄蓮寺の番犬 :D

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カメラを向けたらポーズを取ってくれた 😁️

専修院(丹羽郡扶桑町)の東門は矢来門:

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専修院の東門は矢来門

そして本堂と鐘楼:

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専修院の本堂

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専修院の鐘楼

専修院の境内:

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暑かったので大きな木の下で一休みした 😥️

専修院の山門も立派で、仁王立像が置かれていた:

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これも仁王門と呼ぶのだろうか?

最後は徳林寺(丹羽郡大口町)山門。見たままで犬山城の黒門:

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徳林寺の山門は黒門

徳林寺の本堂と鐘楼:

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徳林寺の本堂

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徳林寺の鐘楼

と云うことで、この時のフォト集はこちら:
See Also犬山城攻め – 移築門巡り (フォト集)

参照

参照
a 【今日は何の日?】重陽の節句で、救急の日であり、自分の誕生日でもある。

吉田屋・美濃錦 − An Eel Restaurant in the Pristine Castle Town.

今年は令和5(2023)年のGW城攻めツアー2023は三泊四日で岐阜県を中心にいくつかの城攻めと古戦場跡巡りしてきた。

三日目は郡上市八幡町にある郡上八幡城攻め。このときは名鉄岐阜バスターミナルから岐阜バスの高速岐阜八幡線で移動し、郡上八幡城下町プラザで下車[a]時間は80分ほど。大人片道(往路)1,550円、(復路)1,240円。。高速バスは岐阜駅を南下して岐阜各務原ICから東海北陸自動車道で北上し、郡上八幡iCで一般道に降りて、長良川を渡って八幡町へ向かうルート。

この日の八幡町は晴天で、GWともあって多くの観光客で城跡も城下町も大賑いだった[b]あとで知ったが、この三日前に城の模擬天守が耐震工事を経てリニューアルオープンしたこともその理由かも。 :)。城跡を歩き回り、昼ちょっと過ぎに城山公園を下山、お昼はあらかじめ調べておいた鰻屋。前日に続いての鰻である。今年のGWは鰻で乗り切ろうと思う :D。ここ郡上市はB級グルメの「鶏ちゃん」も名物らしいが、美味しい店が分からなかったので鰻を選択したのだが、時間も時間だったのでお店は案の定の空席待ち。結局 40分くらい待つことになった :|

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吉田屋・美濃錦

GW明けには全国的に COVID-19 対応が変わる予定だったし、自分も含めて行き交う観光客のほとんどはマスク無しだったなぁ。さらに店の方も昨年までの度が過ぎた感染対策はしていなかったし、客もゆっくり食事しすぎって感じに見えた[c]COVID-19蔓延全盛期のような、どことなくせわしなく落ち着きのない食事、そして微妙な距離をおく風景ではなかった 😎️。

名前を書いて店の中にある椅子に座って待っても良かったが、他人が食べているの見ていたら、余計にお腹が空いてきそうだったので、店周辺の城下町を軽く歩くことにした[d]待ち時間が分からないので10分くらいの間隔で待ち人数を確認しに店に戻ってくる羽目になったが 😕️。

そして店前に居た時にタイミングよく名前を呼ばれたので店内へ入ると、一人なのに座敷のテーブルに案内された。これもタイミングなんだろうな :0

注文したのは鰻一本半が入ったうな重(3,850円)。そしてグラスビール(600円)。今回も肝焼きは売り切れ。しばらくはお茶で喉を潤す:

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水が美味しいのか、お茶も美味しかった

まだまだ料理は出てこなかったので、城巡りした体をアルコールで癒やした :D

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これぞ黄金比(7:3)

ちょうど飲み干したタイミングでうな重の登場。肝吸いと香の物も一緒に。あとでデザートがでてくる:

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うな重(3,850円)

パンパンの御飯の上に一本分の鰻が載っていた:

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上面は鰻一本、そして御飯の下にも・・・

創業以来、120年以上継ぎ足してきたタレは濃いめ。鰻は備長炭で、やはり蒸さずに直火で焼き上げていて、外側はパリパリ:

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一本分の鰻がのったうな重

御飯の上の鰻を食べて、さらに御飯を掘り進んでいくと、鰻半分が出現した :)。上にのっている鰻とは異なり、こちらは御飯で暖められているのでふんわり:

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うな重は何度食べても・・・

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美味い!

今日の肝吸いは、関東風に焼きが入っていた:

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肝吸い

最後は、お口直しのデザート(ぶどう入のゼリー):

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ゼリーで口直し

と云うことで、連日の鰻でもぜんぜん飽きはなく、今日も美味しく頂いて、エネルギーを補充することができた :)。あと、メニューにあった「ししなべ定食」が気になったが冬季のみ。

吉田屋・美濃錦
岐阜県郡上市八幡町殿町160


ここからはオマケ。

こちらが郡上八幡城下町プラザ。岐阜からの高速バスは、ここで乗り降りした。トイレ・休憩所あり。裏手は有料駐車場:

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郡上八幡八幡城下町プラザ

ここから郡上八幡城跡へ向かて坂を登っていくと駐車場に至るが、ここに山内一豊と妻・千代の像が建っていた。なにやら千代の父が郡上八幡城の初代城主であった遠藤盛数らしいことで建立されたものらしい。ただしこの城と山内一豊は全く関係はない[e]多分、多くの人が山内一豊が城主だったと勘違いしているのでは? 🤭️。

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山内一豊の妻千代と模擬天守

大手虎口と石垣。大手道は鈎の字に折れている:

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本丸石垣と大手虎口跡

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大手道

大手道を本丸方面へ向かって登って行くと、城山山頂に建つ模擬天守(町重要文化財)が見えてくる:

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日本最古の木造模擬天守

このあたりからがビューポイント。ちなみに(これまでの史料から)この城には天守は無かった:

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模擬天守と隅櫓

天守、櫓、門、そして築地塀は模擬による復原であるが、石垣(の石材)は往時のもの。ちなみに、この城門から先は有料:

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本丸の模擬城門と築地塀

天守台石垣の上に立つ模擬天守は昭和の時代に大垣城の天守を参考に建てられたが、木造模擬天守としては国内最古のもの:

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大垣城の天守を参考にした木造の模擬天守

しかしながら、近年の大地震状況により、再建90周辺を機に耐震補強工事が施工されて、なんとあ三日前にリニューアルオープンしたばかりだった 8)

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耐震補強工事された模擬天守

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耐震補強工事済

四層五階の模擬天守からの城下町の眺め:

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城下の眺め(拡大版)

山間部に建つ城からの眺め:

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城下の眺め(拡大版)

初夏の城山公園:

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初夏の風景1

戦国時代から残る石垣と初夏の風景:

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初夏の風景2

山頂にある駐車場の奥が搦手。こちらを進んでいくと搦手口跡あり、堀切が残っていた:

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土橋と堀切

最後は、本丸跡の茶屋で買った飛騨牛コロッケ(150円)。衣に味がついていた:

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飛騨牛のコロッケ

と云うことで、この時のフォト集はこちら:
See Also郡上八幡城攻め (フォト集)
See Also長敬寺と遠藤慶隆公墓所 (フォト集)

参照

参照
a 時間は80分ほど。大人片道(往路)1,550円、(復路)1,240円。
b あとで知ったが、この三日前に城の模擬天守が耐震工事を経てリニューアルオープンしたこともその理由かも。
c COVID-19蔓延全盛期のような、どことなくせわしなく落ち着きのない食事、そして微妙な距離をおく風景ではなかった 😎️。
d 待ち時間が分からないので10分くらいの間隔で待ち人数を確認しに店に戻ってくる羽目になったが 😕️。
e 多分、多くの人が山内一豊が城主だったと勘違いしているのでは? 🤭️。

魚しげ − An Eel Restaurant on the site of the SEKIGAHARA Battlefield.

今年は令和5(2023)年のGW城攻めツアー2023は三泊四日で岐阜県を中心にいくつかの城攻めと古戦場跡巡りしてきた。

二日目は不破郡関ヶ原町古戦場巡り。この日の関ヶ原町は、計画を立てた一週間前の予報どおりの晴天。むしろハズレだったのは気温の方で、さすがに天下分け目の戦いがあった関ヶ原盆地は暑かった〜 :$。真夏でなかったことと、移動をレンタサイクルにしたのが救いか[a]走っていると風が心地よい。それでも水分補給・塩分補給は必須だった 😆️。

このときは駅前にある関ケ原駅前観光交流館で、事前に予約しておいた電動アシスト付き自転車を1日レンタル[b]レンタル時間は朝9時〜夕方4時半くらい。夕方5時には交流館が閉店する。して、観光協会推奨のモデルコース「関ケ原合戦・行軍コース」に、さらに陣所跡や史蹟などをいくつか追加してみたのだが、これが良くなかった。

当然ながら、そんなに楽なコースではなくなり時間も足りなくなってしまった。特に終盤の松尾山城跡・小早川秀秋陣跡は、散々走り回って疲れた体で片道50分近くの登山があり[c]特に登り下りで膝にきた感じ 😞️。、ひいひい云って登った先にある松尾山城跡に感動して、ついつい時間を忘れて巡ってしまったこともあって予定時間をだいぶズレ込んでしまった :0。おかげで昼飯を食べている時間さえなく体力的にもキツイ状態でなんとか気力だけで巡りきったって感じ :| [d]次はゆっくりと松尾山城や玉城跡を攻めたいし、島津豊久墓碑や奥平貞治の墓なんかも巡りたい。また来年に再訪か?😅️

そう云うことでレンタサイクルを返却したあとの体力は empty でカラータイマーが点滅中だったので、あらかじめ調べておいた近くの老舗うなぎ屋へ直行:

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国道R21(中山道)沿いにある魚しげ

近かったのは体力的に助かったが、まだ開店前だったので店前にあったベンチに座って待つことにしたら、女将さんが気にかけてくれて開店前だけど店に入れてもらえた。感謝 :)

店の一階に焼き場があるので、店内はうなぎのタレの匂いが漂っていた。その一階は大小のテーブル席が複数あり、その中で二人用のテーブル席に案内された。注文するものは「うな重」で決めておいたが、残念ながら肝焼きは既に予約分で売り切れとのことだったので「うざく」に変更し、さらにビール大瓶(715円)も注文した。こちらのお店は注文してから焼きに入るそうなので、ビールを飲みながらこの日の「復習」をしながら待つことにした :D

待つこと30分近く、出てきたのはなんとも神々しい重箱に入ったうな重・松(4,070円):

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うな重+肝吸い+小鉢+珍味+香の物(4,070円)

重箱の蓋をあけたものが、こちら:

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うな重・松セット

小鉢には金毘羅ごぼう、珍味は海藻とイカの酢の和え物、香の物は奈良漬だった。

肝心のうな重は、もう匂いだけで一杯頂いた感じ:Dなのだが、関東みたいに事前に蒸さずに、備長炭の直火で香ばしく焼き上げ、秘伝のタレにつけては焼くを繰り返しているようで、外はパリパリ、中はふっくら。久しぶりに脂がのった鰻を堪能した:

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御飯の中にも鰻がまぶされていた

さらに御飯の中にもぶつ切りした鰻がまぶされていて、とても食べごたえがあった。ホント、食べ終わったら店に入る前の自分とは違う感じでエネルギーが満タンとなり、気力もアップしてきた[e]だからと云って、もう一回同じ古戦場巡りができるか?と云うと、若干は疑問だが 😊️。

この肝吸い、関東風とは異なり、肝は焼きではなく茹でてある感じで、食感もプリッとしていた:

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肝吸い

そして「うざく」を頂く:

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うざく(1,045円)

酢きゅうりと、こちらもパリッと焼かれた短冊型の鰻の組み合わせは、重厚なうな重を食べて甘ったるくなった口の中のお口直しって感じ。さっぱりと、それでいて程よく脂がのった鰻は、それだけで十分な鰻料理だった。

こちらは2Fにあったトイレへ行く途中に見かけた手作り甲冑。店の中も戦場だった :D

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お店の二階で見かけた手作り甲冑

これで体力は復旧し、疲れた脳もリフレッシュできて満足した。そして足取りも軽やかに関ヶ原駅へ向かって宿泊先へ移動した[f]電車の時間が近づいていたので走る必要があったが、おかげで苦もなかった 😄️。

魚しげ
岐阜県不破郡関ヶ原町大字関ヶ原3206-2

 

ここからはオマケ。
 
こちらがJR東海道本線・関ヶ原駅。ちょうど古戦場を横断するように東海道本線が通っている:
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関ヶ原駅

駅前の観光交流館で見かけたイルミネーション(?):

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葵紋

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大一大万大吉紋

徳川家康が最初に陣を置いた桃配山《モモクバリヤマ》:

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桃配山・徳川家康最初陣跡

ここから関ヶ原宿がある旧中山道を西へ移動する:

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関ヶ原宿跡

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ここは旧中山道(垂井宿・関ヶ原宿・今須宿)

徳川家康最後陣跡。家康はここで首実検したらしい:

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徳川家康最後陣跡

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徳川家康最後陣跡+床几場

こちらは、この近くにある関ヶ原古戦場記念館。今回はまだ開館していなかった[g]立ち寄っている時間的余裕もなかったが 😑️

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関ケ原古戦場記念館

この建物は他の陣所跡からも眺めることができるくらい目立っていたので、家康の陣所の位置を確認する際の目印にした。

細川忠興の陣所跡黒田長政・竹中重門らの陣所跡

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細川忠興陣所跡の碑

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黒田長政・竹中重門陣所跡

黒田・竹中両氏の陣所からの眺めは良かった:

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黒田・竹中両氏の陣所跡からの眺望(パノラマ)

笹尾山麓に島左近陣所跡と竹矢来:

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島左近陣所跡

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復原された竹矢来

左近の陣所の上が石田三成の陣所跡
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石田三成陣所跡

三成の陣所からも眺めは良かった:
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三成の陣所跡からの眺望(パノラマ)

島津義弘陣所跡に建つ幟:

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島津義弘陣所跡あたり

こちらは小西行長陣所跡あたりから各地の眺め:

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石田三成陣所跡の遠望

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毛利勢が陣を置いた南宮山

 旧中山道側の若宮八幡神社境内から大谷吉継陣所跡墓所、そして眺望地へ向かった:

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若宮八幡神社の参道

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参道を横切るのは東海道本線

陣所跡近くにある眺望地では顔ハメに姿を変えた吉継が、小早川秀秋が布陣した松尾山を睨めつけるように建っていた:

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今でも警戒していた吉継

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黄色の幟が小早川秀秋の陣所跡(拡大版)

このあと推奨コースをそれて旧中山道を西へ向かい:

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旧中山道の高札場

常盤御前の墓所」へ。常磐は牛若丸こと源義経の実母。常磐の墓と伝わるものは全国に多数ある。墓所の背後に建つのは松尾芭蕉の句碑:

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伝・常盤御前の墓所

あと同じくコースをそれて見てきた不破の関土塁跡(北限と南限):

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不破関北限土塁跡

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不破関南限土塁跡

こちらは宿泊地へ戻る際に乗車したJR東海の313系とその車窓から眺めた伊吹山

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JR東海の313系

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車窓から伊吹山

最後は宿泊地の最寄駅構内で見かけた焼き芋の自販機:

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焼き芋の自販機

と云うことで、この時のフォト集はこちら:
See Also関ヶ原古戦場巡り (フォト集)

参照

参照
a 走っていると風が心地よい。それでも水分補給・塩分補給は必須だった 😆️。
b レンタル時間は朝9時〜夕方4時半くらい。夕方5時には交流館が閉店する。
c 特に登り下りで膝にきた感じ 😞️。
d 次はゆっくりと松尾山城や玉城跡を攻めたいし、島津豊久墓碑や奥平貞治の墓なんかも巡りたい。また来年に再訪か?😅️
e だからと云って、もう一回同じ古戦場巡りができるか?と云うと、若干は疑問だが 😊️。
f 電車の時間が近づいていたので走る必要があったが、おかげで苦もなかった 😄️。
g 立ち寄っている時間的余裕もなかったが 😑️

ひつまぶし登河・那古野本店 − A Golden Unaju in NAGOYA.

先々週は令和4(2022)年の立冬の候少し前、一泊二日の予定で愛知県は名古屋市にある城跡をいくつか攻めてきた。太平洋側は小春日和になった初日は特別史跡の名古屋城。これぐらいの規模になると半日くらいかけないと巡りきれないだろうと思い、平日を利用した城攻めながら、いざ行ってみると観光客の多さに驚いたと共に、改めて名古屋城の存在感を実感できた =)

午前中の11時前から二之丸、本丸をくまなく巡った上に、二之丸の外濠も一周してきた[a]ちなみに、翌日は宿泊先から近かったので朝の散歩を兼ねて三之丸跡も巡ってきた😁️。。加えて、本丸隅櫓が特別公開されていたので行列しながら観覧してきた。

と云うことで、なんだかんだ閉園間近まで歩き回って足が棒になった状態で丸の内駅近くの宿泊先へ[b]名古屋城から徒歩でも戻れる場所ではあったが地下鉄に乗って遠回りで移動した。しかしながら駅から最寄りの出口までが遠くてキツかった〜😥️。。夕飯はあらかじめ決めておいた近くの鰻屋。予約はしていないので開店時間に合わせて店へ向かった:

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ひつまぶし登河・那古野本店

ちょっと入口が分かりづらかったが、なんとか入店することができた[c]Google の Street View は古い画像だったので、真っ暗な中を反対側へ行ったり来たりしてしまった 😕️。。そして入口で少し待たされたあと広めの部屋のテーブル席に通された。

食べたいものは「うな重」で決まっていたが、出来上がるまで少し時間がかかるようだったので生ビール[d]お通しは400円。ただの枝豆だったけど。(650円)とネギマ串焼き(タレで照焼き)1本(650円)を追加で注文した。

こちらがタレで照焼きされたネギマ串焼き。竹串ではなく鉄串だった:

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ネギマ串焼き(650円)

鶏肉は名古屋コーチンらしい。身が厚くジューシーで美味しかった:

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肉厚でタレの香り良し

そしてメインの「うな重」が登場。今回食べたのはお店の名物でもある「中黄金鰻重」(4,200円)。うなぎの隣にあるのが、これまた名古屋コーチンの玉子焼き:

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中黄金鰻重(4,200円)

鰻は身が厚く、外がパリパリ、中がふっくらで、甘めのタレとそのおこげでなかなかの満足 ;)。箸休めの玉子もその味が濃厚で旨かった:

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焦げがまた良い感じの鰻

この日は、お昼もまともに食べず[e]正しくは名古屋城内の売店で食べた五平餅とソフトクリームだけ。に歩き回ったからか、ペロリと平らげて尚まだ食べれそうだったので濃厚梅酒のロック(530円)と自家製つくね(660円)を追加した:

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自家製つくね(660円)

こちらも名古屋コーチンの温泉卵にあらびき肉で出来たつくねをからめて美味しく頂けた。

最後はサービスで付けてくれた焼きプリン。冷たくて甘くて、ここに来てやっとお腹が落ち着いた感じ:D

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冷たい焼きプリン(サービス)

あとで知ったけど、このお店は老舗とかではなく、どちらかと云うと居酒屋グループ系に近いようだ[f]全体的に値段も割高だし。。コロナ渦の中、どこもかしこも大変だが、アイディア勝負で生き抜いて行くしか無いのだろうか。と云うことで満腹になったので宿泊先へ戻り、風呂に入って城攻めの疲れを癒やすことにした。

ひつまぶし登河 那古野本店
愛知県名古屋市西区那古屋1-2-11


ここからはオマケ。

店を出て真っ暗の中を宿泊先へ戻る途中に渡ったのは、五條橋と云う由緒ある橋だった:

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美濃路の標柱

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五條橋

傍にあった説明板によると、その昔、清州城下の五條川に架けられていた橋を清洲越えと呼ばれた町ぐるみの引っ越しの際に、ここ丸の内の地に移されたという。元は木橋だったが昭和の初めにコンクリート製に架け替えられたとのこと。

その引っ越しで活躍したのが堀川。天下普請の名古屋城築城時に合わせて福島正則によって開削されたのだとか:

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暗くてよく分からなかったが有名な堀川

今回の名古屋城攻めは、ここ市役所駅から始まった:

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市役所駅の出口#7

ちなみに、地下鉄駅構内で見かけたのだけど、来年から「市役所」駅は「名古屋城」駅に名称が変わるようだ:

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令和5(2023)年1月4日から変わるらしい

どちらかと云うと市役所駅は「三之丸跡」だけどな :D

それから金シャチ横丁を通って二之丸東門へ向かったが、その途中でこんなものを見かけた:

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名古屋の水道水の美味しさをアピールしていた金鯱

名古屋城内にあった井戸ならぬマンホール蓋[g]汚水かも!?。

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世界デザイン博覧会を記念したデザイン

本丸の内濠越しに眺めた本丸東南隅櫓(辰巳櫓)。特別公開中だった:

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巽櫓と本丸表門枡形・二之門(拡大版)

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特別公開中

さらに平成30(2018)年に一般公開が始まった本丸御殿:

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復元された本丸御殿(拡大版)

そして本丸跡の御土産屋兼甘味処で五平餅(300円)を食べてきた[h]注文してから焼き始めるので少し時間がかかるが、ホクホクして暖かくて美味い。

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名古屋城内苑売店

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五平餅(300円)

これが外観復元の天守閣(大天守):

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天守閣(大天守)

かれこれ14年ほど前に初めて名古屋城を巡った時は天守閣(大天守と小天守)に入れたが、今回は耐震性の問題とかで立ち入り不可だった。さらに巷では木造復元なんて云うプランが持ち上がっているのだとか。徳川御三家に数えられながら一人も将軍を輩出していないのだから、そこまで気張らなくてもよいと思うが :X[i]御三家とはそういうものであり、将軍継承がつづがなく進められたと云う意味で別に悪いことではないが。。今のご時世、もっと他に大金の使い途があるであろうに。

あと今回は金鯱をじっくり見る機会がなかったけど、それでも写真に収まっていたものから choice してみると:

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尻尾だけ

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ホント尻尾だけ

これは本丸隅櫓の中で見た仕切りテープの中の金鯱:

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これも金鯱

個人的には金鯱よりも西之丸跡で開催されていた菊花展とか、御殿にあった杉戸絵[j]西の丸御蔵城宝館で見ることができた。よく大奥系ドラマで見かける例のあれ。初めて見たが素晴らしい。なんかの方が見ごたえがあった:

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第75回 名古屋城「菊花大会」より

とはいえ、名古屋城で一番の見どころはやはり天守台石垣であろう:

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天守台石垣(拡大版)

熊本城天守台石垣と同様に、上部が外側に反りだしている「扇勾配《オオギノコウバイ》」は実用性と美しさを併せ持った建造物だ。

そして、天守台石垣と云えば加藤肥後守清正だ。だから名古屋城は尾張藩主よりも清正の方が有名。至る所で清正公と出会うことができる。例えば二之丸跡の「清正の石挽」像とか:

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清正の石曳

本丸搦手にある城内最大の清正石とか:

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清正石

さらには三之丸跡の名古屋能楽堂前にある加藤清正像とか:

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加藤清正像

この像なんかは名古屋に本社があるカゴメ株式会社の創業八十周年を記念して作られ、のちに名古屋市に寄付されたものらしい。

他にも素晴らしい濠や石垣:

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月見櫓が立っていた西之丸の石垣(拡大版)

さらには重要文化財に指定された櫓なんかも見どころである:

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天守閣と本丸西南隅櫓(未申櫓)

最後は御深井丸《オフケマル》跡で見かけたオブジェ[k]詳細はすっかり忘れてしまったが、どこかの大学の美術科の作品?

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すっかり失念したが

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このオブジェの上に

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登ると学生に怒られるぞ

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(意味不明)

と云うことで、この時のフォト集はこちら:

See Also名古屋城攻め (フォト集)
See Also本丸御殿2022 (フォト集)

こちらが今回の散策ルート:

Screenshot from 2022-11-15 08-24-40

名古屋城攻めのルート

活動時間は 05:38、距離は 9.2km、消費カロリーは 2,572Kcal。

参照

参照
a ちなみに、翌日は宿泊先から近かったので朝の散歩を兼ねて三之丸跡も巡ってきた😁️。
b 名古屋城から徒歩でも戻れる場所ではあったが地下鉄に乗って遠回りで移動した。しかしながら駅から最寄りの出口までが遠くてキツかった〜😥️。
c Google の Street View は古い画像だったので、真っ暗な中を反対側へ行ったり来たりしてしまった 😕️。
d お通しは400円。ただの枝豆だったけど。
e 正しくは名古屋城内の売店で食べた五平餅とソフトクリームだけ。
f 全体的に値段も割高だし。
g 汚水かも!?。
h 注文してから焼き始めるので少し時間がかかるが、ホクホクして暖かくて美味い。
i 御三家とはそういうものであり、将軍継承がつづがなく進められたと云う意味で別に悪いことではないが。
j 西の丸御蔵城宝館で見ることができた。よく大奥系ドラマで見かける例のあれ。初めて見たが素晴らしい。
k 詳細はすっかり忘れてしまったが、どこかの大学の美術科の作品?