一昨年は平成27(2015)年の春に広島出張があって、その最後の週末に三原市にある古高山城を攻めてきた。ここは、かの『筑前宰相』小早川隆景公ゆかりの城の一つであるが、自分にとっても想い出深い城の一つであった。と云うのも、これに先立った日、当初の予定では半日あれば攻略できると思っていたのだけれど、実は全国でも五指に入る程の広い規模を持つ山城だったようで、それを知らずに攻めたら途中で道に迷ってタイムアップとなり、仕方なく諦めてしまったと云う経緯があった 。で最終週に、このまま出張を終えて帰えることはできないと思い再チャレンジしてきたと云う次第。流石に同じ轍は踏めないので、事前に情報収集して[a]インターネットでは、意外と自分と同じように道に迷ったと云う人が多かった。城攻めルートを確認し、時間を多めに見積もって攻めてきた
。
そして無事に城攻めを終えたら安心したのかお腹がすいてラーメンが無性に食べたくなったので、近場のご当地ラーメンを食べに尾道まで足を延ばしてきた。尾道もラーメンのメッカであるが、初めての尾道ラーメンは出張先の仕事仲間に教えてもらったのがつたふじというお店。時間帯問わずに行列必至のお店らしい 。ちなみに、このお店、豚一家も完食していた、50年以上の歴史があるらしい:
ということで城攻めを終えて最寄り駅の本郷駅から糸崎行きのJR山陽本線に乗り、人生初の尾道駅で下車。流石に観光の名所で週末の晴天ともあって沢山の人達がいた。このまま尾道水道沿いの風景を楽しみつつ20分ほど歩いて店の前に来てみると、やっぱりというか残念というか大変な行列だった:
確か2:00pmを少しまわっていた頃だと思うけど、40人位並んでいた 。この日は晴天で春先ながら暖かく、ここから一時間行列してなんとかお店に入ることができた。店に入る前に目に入った貼り紙:
店内は厨房を囲むような形のカウンターのみ。7人位しか座れなかったように記憶している。
席について、速攻で中華そば(大)+生卵を注文した(700円)。先ほどの貼り紙にあったけど、厨房に居た親父さん、腰が悪そうで結構キツそうだった 。ここはさっさと食べて出て行こうと思った。
そして中華そば(大)が登場した。肉に下に生卵が隠れている:
麺はやわらかめでストレート。それほど多くはない背脂入りの熱々のスープ。早いとこ食べないと伸びちゃいそうってくらい熱かった。晴天の下で行列したので一気にスープを飲み干して完食してしまった:
「ごちそうさま」とお代を渡して席を立つと、他の人達はまだ「ハフハフ」と食べていた。おいおい、親父さんも辛いんだし、これぐらいの熱さの中華そばをささっと食べないでどうすんのよ!? と内心思いつつ店を後にした。
そしてドアを開けて外に出てみると、まだまだ行列だった 。
つたふじ本店
広島県尾道市土堂2-10-17
ここからはおまけ。
まずはJR山陽本線の尾道駅:
駅前の交差点で目撃した「おのみちバス」のレトロバス:
駅の目の前は尾道水道。水道の先は向島としまなみ海道:
つい先日観たブラタモリで知ったのだけれど、現在の尾道の市内のほとんどは埋め立てであり、その昔(と云っても江戸時代とか)は三つの山しかない坂だけの商人街だったとか。そのため海岸沿いの尾根筋が主要な道路だったようで、それが今の「尾道」の名前の由来なのだとか 。
その急な坂のある山側を見ると、観光用に造られた通称「尾道城」が見えた:
これ以外にも山側にはいろいろ歴史的にも文化的にも貴重な建造物があったらしいが、この時は尾道ラーメン食べることしか頭になかったため完全に無視していた :
尾道駅近くの尾道商店街は西国街道の一部だったらしい(というのもブラタモリで知った):
こちらは尾道ではなく、広島市西区のとある住宅街で見かけた「焼あご入り出汁」の自動販売機。隣に置かれた飲料水の自販機に負けじと置かれていたが、それなりに需要があってのことなんだろうなぁ :
ということで、この時のフォト集はこちら:
古高山城攻め(1) (フォト集)
古高山城攻め(2) (フォト集)
新高山攻め (フォト集)
参照
↑a | インターネットでは、意外と自分と同じように道に迷ったと云う人が多かった。 |
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