城攻めした後にオススメなお食事処」タグアーカイブ

日本各地の古城を攻めた後に頂いた料理とお店(オススメとは云えないケースも含まれている)

うなぎの与助 − A Low-Price but Good Taste Eel Restaurant.

先週末[a]重陽の節句で、救急の日であり、自分の誕生日でもある。は令和5(2023)年の白露の候に名古屋にある城跡を攻めてきた。午前中は一宮市で六年前に攻めた城跡に関連する遺構を見たあと、次の目的地へ向かうために最寄り駅へ移動する途中、あらかじめ調べておいた鰻屋でお昼を摂ることにした。

炭焼き活うなぎの店

この日の名古屋は台風が通過した後ともあって天気は晴れ。そして日差しが強い上に気温も高く、だまって立っているだけでも汗が吹き出てくるほど :O。このあともさらに歩きまわる予定だったのでエネルギーを補充するために「うなぎ料理」は良い選択ではあったが、ちょうど昼時の到着になってしまい行列が気になった。しかしながら店先を見て安心した :)

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昼時だが混雑していなかった 😄️

暖簾は出ているので開店はしているようだが行列にはなっていなかった。ひとまず暖簾の間から店中を伺ってみると突然眼の前に店員が現れて驚いてしまった :D

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このあと、突然店員が出てきた 😃️

何はともあれ無事に店の中へ。店内は想像していたよりも新し目で、座敷上に置かれたテーブル席の他にL字型のカウンター席があった。カウンター席に通されたが、自分以外の客はカウンター席に居た二人だけ。

カウンター席の眼の前に束になって置かれていたカタログがお品書きとのこと。ここは、あらかじめ決めてきた「うな丼(しぶさん)」(1,700円)に加えて、お品書きを見て「ごはんまし」(100円)と肝吸い(200円)を注文した。「しぶさん」は身の量が 3/4 尾、「ごはんまし」は +100g で、合わせて350g の量になる。

リーズナブルな値段だったので、あまり期待はしていなかったが、カタログの写真を見る限り、それほど悪くはなさそう。さらにカタログを眺めていると、このような価格帯で提供できるのは、ちゃんとした理由があるらしいことが分かった。店に入った瞬間やお品書きを見た時の違和感は、そんなところにあったのかと。まぁ、美味しい鰻をお安くいただけるのであれば特に問題なし。客が少なかったのは、おそらく最近オープンした店舗なのだろう。

注文して10分位たって出てきたうな丼がこちら:

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うな丼(しぶさん)+ごはんまし+香の物+肝吸い

鰻はタレが焦げるくらいに焼かれていたが、この匂いが食欲をそそる。御飯にもしっかりタレが染みていて悪くない。鰻の身は若干固めで、骨も何本かあったが、気にするほどでもなかった:

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3/4尾ながら意外とボリュームがあった 😊️

噛むと脂がじんわりと出てきて、それがタレと合体してパクパク行けた。「ごはんまし」は必須かも:

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お手頃な値段で、全然悪くない

一尾と比較して500円安いが食べごたえはある。むしろ+200g の「ごはんましまし」(200円)でも良かったくらい。

食べていて気になったのだが、手の空いた店員は入口前に立って客が来るのを待っているようだった 。だから入店時に驚かされたのか :|

現金で会計し割引券を貰って、店をあとにした。

うなぎの与助 江南店
愛知県江南市布袋下山町西73


ここからはオマケ。
 
今回の城攻めツアーの一番の目的は、六年前に攻めた犬山城の移築門巡り。五つあると伝わるうち二つは既に見ているので、残りの三つを巡ってきた。全て名鉄犬山線沿線にある寺院で山門などに移築されていた。 
 
浄蓮寺(一宮市)の山門は松ノ丸門(表門):
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浄蓮寺山門は松ノ丸門

こちらは浄蓮寺の本堂と鐘楼:

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浄蓮寺の本堂

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浄蓮寺の鐘楼

山門周辺をうろうろしていた俺をずっと監視していた浄蓮寺の番犬 :D

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カメラを向けたらポーズを取ってくれた 😁️

専修院(丹羽郡扶桑町)の東門は矢来門:

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専修院の東門は矢来門

そして本堂と鐘楼:

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専修院の本堂

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専修院の鐘楼

専修院の境内:

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暑かったので大きな木の下で一休みした 😥️

専修院の山門も立派で、仁王立像が置かれていた:

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これも仁王門と呼ぶのだろうか?

最後は徳林寺(丹羽郡大口町)山門。見たままで犬山城の黒門:

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徳林寺の山門は黒門

徳林寺の本堂と鐘楼:

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徳林寺の本堂

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徳林寺の鐘楼

と云うことで、この時のフォト集はこちら:
See Also犬山城攻め – 移築門巡り (フォト集)

参照

参照
a 重陽の節句で、救急の日であり、自分の誕生日でもある。

地魚料理 魚河岸 − A Boiled Red Bream at Local Fishes Restaurant of SHIMODA City.

先日は令和5(2023)年の海の日[a]7月の第三月曜日に設けられた日本国民の祝日。「海の恩恵に感謝すると共に、海洋国日本の繁栄を願う」日。を含んだ連休中日に、静岡県下田市にある城跡を攻めてきた。この日[b]駅弁記念日。旧暦だと島津氏二十八代当主で薩摩藩主の島津斉彬《シマヅ・ナリアキラ》の命日(享年50)。の下田は梅雨明けしていないのに晴天、その上に湿気が高く酷暑といった感じで[c]風が若干強く、立っているだけでも熱風に包まれて自然に汗がしたたり落ちてくる感じ😞️。、最高気温は31℃との予想だったが、実際のところ体感では+2℃はあったと思う :O

熱海から乗り換えて終点の伊豆急下田駅に到着したのがお昼少し前。駅前周辺でお昼を摂ってから城跡がある下田公園へ向かう予定だったので、あらかじめ調べておいた御食事処へ向かうことにした:

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地魚料理・魚河岸

こちらはまだ開店していなかったので、近くにある観光案内所に立ち寄ってから戻ってくると既に数組の行列ができていたが、ちょうどこのタイミングで開店したようで、待ち客が店員の案内で店内へ入って行く最中だった。あとで知ったが、この店は予約が優先されるようで店員に予約したどうか聞かれた。予約していないと空席状態によっては待たされるようだが、この時はちょうど開店したばかりだったので(予約していない自分は)カウンターに通してもらえた 8)

店内は座敷とテーブル席、そしてカウンター席がある典型的な居酒屋レイアウト。おまけにメニューは席備え付けのタブレットにあり、そこから注文するシステム。地元の店でこういうのを見ると、あらためて COVID-19 の感染流行が飲食店に与えた影響の大きさを感じる :|

お店のオススメは金目鯛(Red Bream)の料理と云うことで、予め決めておいた金目鯛の煮付け定食+ごはん普通盛り(1,850円)を注文した。この定食には他に刺し身や栄螺が付くバリエーションがあるようだ。あとで、つらつらとメニューを見返して、しらすおろし(500円)も追加で注文した。

注文してから15分くらいたって出てきたのが、こちらの御膳[d]注文する品を予め決めておいてよかった。隣にいた夫婦は自分の次に席についていたけど注文が遅かったようで、自分が食べ終わるまで食事にありつけていなかったようだ😥️。

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金目鯛煮付定食(1,850円)+しらすおろし(500円)

こちらが金目鯛の煮付け。身の厚い、やや骨多めの部位が醤油をまとい甘辛い味付けになっていた。これが下田味らしい。手をベトベトにしながら煮付け、ごはん、煮付け、ごはん・・・のサイクルが続く:D

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金目鯛の煮付け

こちらが追加で注文したしらすおろし。しらすは駿河湾産だろうか?(不明)。茹でたあと時間が経っているので味はいたって普通:

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しらすおろし

煮付けのタレに少々飽きてきたので小鉢のそぼろ(カジキかなにかだろうか?不明)を御飯にかけて頂いた:

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久しぶりの煮付けに舌鼓をうつ

御飯の大盛り(有料)は漫画に出て来るように白飯が山のように積まれていたっけ:D。炊きたてではない御飯だったのが少し気になったが[e]匂いが違うので 🤬️。

こちらはカウンター脇にあった水槽と料理に出されてしまう食材たち:

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栄螺の奥に蛸がいた

このあとは城跡を攻めながら下田の街を散策してきた

お食事処・魚河岸
静岡県下田市東本郷一丁目1-12


ここからはオマケ。
こちらが下田城跡の遠景。現在は開国記念碑が建つ下田公園になっている。標高70mほどの尾根に築かれていた小田原北條氏の水軍基地だった:
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稲尾沢川の河口ごしに眺めた下田城跡

城址公園として整備されているのは頂上付近で、遺構もそのあたりを中心に残っていた。こちらは岩盤を掘削して造ったとされる堀切:

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岩盤堀切

主郭下の横堀と切岸。堀底からだとかなりの高さを誇る。他には、畝が残る障子堀や櫓台などを見ることができた:

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横堀と主郭の城塁

公園内でみかけた丸太の椅子:

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丸太の椅子

最後は、横掘をどんどん進んだところに生えていたシロオニタケ(白鬼茸 )。テングダケ科テングダケ属のキノコ(毒あり):

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シロオニタケ

と云うことで、この時のフォト集はこちら:
See Also下田城攻め (フォト集) 

参照

参照
a 7月の第三月曜日に設けられた日本国民の祝日。「海の恩恵に感謝すると共に、海洋国日本の繁栄を願う」日。
b 駅弁記念日。旧暦だと島津氏二十八代当主で薩摩藩主の島津斉彬《シマヅ・ナリアキラ》の命日(享年50)。
c 風が若干強く、立っているだけでも熱風に包まれて自然に汗がしたたり落ちてくる感じ😞️。
d 注文する品を予め決めておいてよかった。隣にいた夫婦は自分の次に席についていたけど注文が遅かったようで、自分が食べ終わるまで食事にありつけていなかったようだ😥️。
e 匂いが違うので 🤬️。

つぼ焼きいも・幸神 − This sweet is Hot? or Cold?

今年は令和5(2023)年のGW城攻めツアー2023は三泊四日で岐阜県を中心にいくつかの城攻めと古戦場跡巡りしてきた。

最終日の四日目は帰宅する前に岐阜市周辺にある城跡をいくつか攻めてきた。お昼を食べたあと、次の目的地である墨俣城跡へ。まず名鉄岐阜駅へ向かい、駅前のバス乗り場1から岐阜バスのおぶさ墨俣線(墨俣−おぶさ)・墨俣行へ乗車して、終点の墨俣で下車。ここから墨俣城跡までは、かって美濃路[a]江戸時代に東海道の宮宿と中山道の垂井宿を結んだ脇往還。の宿場町であった墨俣宿跡を通って徒歩15分ほど。

但し、そこは城跡と云うほどの場所ではなく、豊臣秀吉が木下藤吉郎と呼ばれていた頃に織田信長の命で築いたと云う伝説[b]実際のところ『信長公記』《シンチョウコウキ》などの有力な史料には全く記述されていない 😮️。を、古文書を元に後世に伝えるために鉄筋コンクリート製の歴史資料館が建っているだけである。その資料館が城郭をイメージさせる天守閣を模していることから城跡と間違える人が多い :$一応、自分は資料館を観に行くと云う目的で行って来た次第[c]ただの時間つぶしとも云えるかも知れないが 😁️。せっかく岐阜へ来たので。 :P

資料館を堪能したあとは、最後の城攻めに向かうため墨俣のバス停へ移動。このバス停でただ待っているのもなんなので、偶然見つけた焼き芋屋へ:

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岐阜元祖・つぼ焼きいも・幸神

この日も暑かったので初めは焼き芋のペーストが載ったソフトクリームと思ったが、「つぼ焼き」と「焼き芋」の関係がよくわからなかったので、お店の人に話を聞いていたら「つぼ焼き芋」の冷製があるとのことで、そちらを購入した(350円)。あるいは、一昨日の関ヶ原古戦場巡りの帰りに見た焼き芋の自販機のことが頭の中に残っていたからかも :D

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冷やし・つぼ焼き芋(350円)

こんな感じでセロファンに包まれた冷たい焼き芋ながら、持っているだけでも皮の下の柔らかさが指に伝わってきた。セロファン半分を引っ張ってとってから頂く。皮をムクのは面倒なので、そのままパクついた:

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甘くて美味しい芋

柔らかくて、ねっとりとして、甘みがあって、冷たくて、意外といけると思った。皮の苦味は全く気にならず、むしろあった方が食べやすいかも。片手で食べれるのもいい。ベタつかないし。

壺の中にある芋が炭の熱で時間をかけて焼かれることでデンプンから糖質にゆっくりと変化していくところが、このつぼ焼きの原理らしい。電気釜より炭火の釜の方がお米が美味しくなるのと似たようなものだろうか:

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「つぼ焼き」方式

つぼ焼きいも・岐阜総本舗・幸神(中乃神本店)
岐阜県大垣市墨俣町墨俣472


ここからはオマケ。

まずは、現代の「墨俣一夜城」こと大垣市墨俣歴史資料館を犀川ごしに眺めたところ:

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大垣市墨俣歴史資料館と犀川

「太閤出世橋」なる橋を渡って資料館へ。欄干には秀吉の馬印にも使われた瓢箪のオブジェが:

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大垣市墨俣歴史資料館と瓢箪

さらに木下藤吉郎秀吉の像がお出迎え:

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木下藤吉郎秀吉の像

資料館は有料(大人200円/当時)で、最上階は展望台になっていたが、それほど眺めが良いわけではなかった :X

今回のツアーでは、いろいろな方角から岐阜城を眺めることができた:

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今回のツアーではお馴染みの構図

バス停はこちらの方向。バス停と資料館との間に墨俣宿跡がある:

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展望台から眺めた墨俣宿跡あたり

資料館に展示されていた墨俣宿のジオラマ。右手下がこの資料館が建つ場所で、さらに奥には伊吹山がそびえる:

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墨俣宿周辺のジオラマ

ここが墨俣宿跡。右隣の矢倉風の建物はトイレ:

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墨俣宿跡

墨俣宿本陣跡近くには、美濃路墨俣宿渡船常夜燈が復元されていた:

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渡船常夜燈(復元)

墨俣宿跡からバス停へ行く間は寺町界隈と呼ばれ、めちゃくちゃ寺院が隣接しているエリア:

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寺町界隈

たとえば廣専寺。右手上が鐘楼:

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廣専寺

その目の前が本正寺。これは脇本陣の門が山門になっていた:

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本正寺の山門は墨俣脇本陣の門

門のすぐ脇に立派な鐘楼:

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本正寺の鐘楼

光受寺。左上が鐘楼:

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光受寺

満福寺。右手が鐘楼:

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満福寺

といった具合に鐘楼持ちの寺院が密集している。これって除夜の鐘の時は大合唱ならぬ大梵鐘つきなのだろうか。もしかしたら108回を毎年分担するとか、あるいは27回ずつ順番に鐘くとか? :D

最後は、愛知県犬山にある楽田城跡。こちらは城址の碑と説明板が建っていた:

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楽田城址の碑

以上でGW城攻めツアー2023は終了で、無事に帰宅。三週間ほど経過しているが特に体調不良はなし。

と云うことで、この時のフォト集はこちら:
See Also墨俣城攻め (フォト集)
See Also楽田城攻め (フォト集)

参照

参照
a 江戸時代に東海道の宮宿と中山道の垂井宿を結んだ脇往還。
b 実際のところ『信長公記』《シンチョウコウキ》などの有力な史料には全く記述されていない 😮️。
c ただの時間つぶしとも云えるかも知れないが 😁️。せっかく岐阜へ来たので。

鴨麺処・和 − A Tuke-Soba with a lot of Japanese Yam.

今年は令和5(2023)年のGW城攻めツアー2023は三泊四日で岐阜県を中心にいくつかの城攻めと古戦場跡巡りしてきた。

最終日の四日目は帰宅する前に岐阜市周辺にある城跡をいくつか攻めてきた。午前中は加納城跡とその近くにある革手城跡。最寄り駅はともに加納駅で、二つの城跡の間は徒歩10分圏内。さらに駅周辺は、江戸時代には加納藩が治める地であり、中山道の加納宿があったと云うことで城跡の他にもその名残があった。

城址の碑しか残っていない革手城跡をあとにして、次の城跡へ向かうために徒歩15分ほどのところにある加納駅へ向かった。予想外に午前中から歩き回った[a]すなわち、予想外に加納城跡に見どころがあったので、ついつい歩き回り過ぎた感じ 😅️。ので、お昼は駅へ向かう途中で店を見つけようと国道R22沿いを歩いていたが、GW 中ということもあり開いている店はファミレスくらい :$

そんな時、自分の目の前を横切ったチャリが停まったところが「一生懸命営業中」の札が掛かっていた「鴨麺処・和」なるお店の前:

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鴨麺処・和

はじめ何屋?と思ったが、店前にあった立て看板を見たらラーメンのメニューだった。「ラーメンかぁ・・・」と思いつつ、どうしようか悩んでいると、今度は目の前に車が駐車してきた。これは人気店だろうと直感で判断して、そのまま入店した。店内のレイアウトは、厨房と対面のカウンター席が5ないし6席あったと記憶している。既に埋まりそうだったが、自分と車できた二人がそのあと案内されて満席 :0。自分が食べている最中に客が入ってきたが、たしかカウンター席背後のベンチに座っていた気がする。

席について水を飲みつつ、メニューを改めて眺めていると、自分の両サイドの客は皆「期間限定つけそば」を注文していたので、自分もそれに倣い、注文したのは「鰹出汁の山かけ冷甘つけそば・大盛り(1,050円)」。

こちらがそのつけそば:

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鰹出汁の山かけ冷甘つけそば・大盛り(1,050円)

麺の皿には大量の山芋とろろに包まれた中太麺が入っており、とろろにも味がついていた。付け合せはシンブルにカイワレと刻み海苔(極細)、そしてローストビーフ二枚。つけ汁は鰹出汁の醤油ベースながら、甘い。単体では甘みがすこし強い感じがするが、とろろに包まった麺と一緒に食べると甘みが薄らいで、鰹出汁をよく味わうことができた :)。直感的に、美味い不味いと云うよりは、初めての味と食感だったので新鮮さの方が大きかった感じ。あと、大盛りすると味に飽きるかなと思ったが、そんなことはなく、一気に食べきることができた[b]逆に足りない感じもしたのは甘めの味だったから?😮️。

鴨麺処・和《NAGOMI》
岐阜県岐阜市城東通1丁目14-2 コーポフセヤ 103


ここからはオマケ。
 
こちら加納城の大手門跡。中山道前にあった門[c]ちなみに交差点を通る奥の道路は中山道ではなく、手前にある写っていない道路。
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かって中山道前にあった大手門

大手門跡の交差点を渡ってしばらく南下したところに加納公園があり、ここには本丸の高石垣が残っていた。石垣前の公園部は、かっての水濠:

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本丸高石垣と濠跡

「城址」ではない市民公園ながら残っている石垣は意外と見ごたえがあった:

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本丸高石垣(北東隅)

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本丸高石垣(北西隅)

本丸石垣前(濠跡)で野球できるスペースもあった :D

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本丸高石垣(南東隅)

石垣に囲まれた本丸内部こそは、木々が立つ普通の市民公園だった:

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本丸跡

城跡は公園だけではなく、周辺の小学校や岐阜地方気象台なんかの敷地にも残っていた。

他にも中山道沿いには加納宿高札場跡なんかの説明板が建っていたりする(高札場そのものは無い):

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加納宿高札場跡

加納城の外濠だった新荒田川から眺めた岐阜城

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新荒田川と岐阜城(拡大版)

廃城となった岐阜城から天守を解体して移築したものが、加納城で御三階櫓として利用されたり、石垣や御殿も再利用された。他に、近くの革手城(こちらも往時は廃城)から土塁の土などが再利用されているのだとか。

こちらが、その革手城跡に建つ城址の碑。廃城後に土砂が加納城へ持っていかれたこともあり、さらに遺構が無くなっている:

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革手(川手)城址の碑

と云うことで、この時のフォト集はこちら:
See Also加納城攻め (フォト集)
See Also革手(川手)城攻め (フォト集)

参照

参照
a すなわち、予想外に加納城跡に見どころがあったので、ついつい歩き回り過ぎた感じ 😅️。
b 逆に足りない感じもしたのは甘めの味だったから?😮️。
c ちなみに交差点を通る奥の道路は中山道ではなく、手前にある写っていない道路。

吉田屋・美濃錦 − An Eel Restaurant in the Pristine Castle Town.

今年は令和5(2023)年のGW城攻めツアー2023は三泊四日で岐阜県を中心にいくつかの城攻めと古戦場跡巡りしてきた。

三日目は郡上市八幡町にある郡上八幡城攻め。このときは名鉄岐阜バスターミナルから岐阜バスの高速岐阜八幡線で移動し、郡上八幡城下町プラザで下車[a]時間は80分ほど。大人片道(往路)1,550円、(復路)1,240円。。高速バスは岐阜駅を南下して岐阜各務原ICから東海北陸自動車道で北上し、郡上八幡iCで一般道に降りて、長良川を渡って八幡町へ向かうルート。

この日の八幡町は晴天で、GWともあって多くの観光客で城跡も城下町も大賑いだった[b]あとで知ったが、この三日前に城の模擬天守が耐震工事を経てリニューアルオープンしたこともその理由かも。 :)。城跡を歩き回り、昼ちょっと過ぎに城山公園を下山、お昼はあらかじめ調べておいた鰻屋。前日に続いての鰻である。今年のGWは鰻で乗り切ろうと思う :D。ここ郡上市はB級グルメの「鶏ちゃん」も名物らしいが、美味しい店が分からなかったので鰻を選択したのだが、時間も時間だったのでお店は案の定の空席待ち。結局 40分くらい待つことになった :|

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吉田屋・美濃錦

GW明けには全国的に COVID-19 対応が変わる予定だったし、自分も含めて行き交う観光客のほとんどはマスク無しだったなぁ。さらに店の方も昨年までの度が過ぎた感染対策はしていなかったし、客もゆっくり食事しすぎって感じに見えた[c]COVID-19蔓延全盛期のような、どことなくせわしなく落ち着きのない食事、そして微妙な距離をおく風景ではなかった 😎️。

名前を書いて店の中にある椅子に座って待っても良かったが、他人が食べているの見ていたら、余計にお腹が空いてきそうだったので、店周辺の城下町を軽く歩くことにした[d]待ち時間が分からないので10分くらいの間隔で待ち人数を確認しに店に戻ってくる羽目になったが 😕️。

そして店前に居た時にタイミングよく名前を呼ばれたので店内へ入ると、一人なのに座敷のテーブルに案内された。これもタイミングなんだろうな :0

注文したのは鰻一本半が入ったうな重(3,850円)。そしてグラスビール(600円)。今回も肝焼きは売り切れ。しばらくはお茶で喉を潤す:

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水が美味しいのか、お茶も美味しかった

まだまだ料理は出てこなかったので、城巡りした体をアルコールで癒やした :D

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これぞ黄金比(7:3)

ちょうど飲み干したタイミングでうな重の登場。肝吸いと香の物も一緒に。あとでデザートがでてくる:

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うな重(3,850円)

パンパンの御飯の上に一本分の鰻が載っていた:

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上面は鰻一本、そして御飯の下にも・・・

創業以来、120年以上継ぎ足してきたタレは濃いめ。鰻は備長炭で、やはり蒸さずに直火で焼き上げていて、外側はパリパリ:

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一本分の鰻がのったうな重

御飯の上の鰻を食べて、さらに御飯を掘り進んでいくと、鰻半分が出現した :)。上にのっている鰻とは異なり、こちらは御飯で暖められているのでふんわり:

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うな重は何度食べても・・・

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美味い!

今日の肝吸いは、関東風に焼きが入っていた:

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肝吸い

最後は、お口直しのデザート(ぶどう入のゼリー):

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ゼリーで口直し

と云うことで、連日の鰻でもぜんぜん飽きはなく、今日も美味しく頂いて、エネルギーを補充することができた :)。あと、メニューにあった「ししなべ定食」が気になったが冬季のみ。

吉田屋・美濃錦
岐阜県郡上市八幡町殿町160


ここからはオマケ。

こちらが郡上八幡城下町プラザ。岐阜からの高速バスは、ここで乗り降りした。トイレ・休憩所あり。裏手は有料駐車場:

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郡上八幡八幡城下町プラザ

ここから郡上八幡城跡へ向かて坂を登っていくと駐車場に至るが、ここに山内一豊と妻・千代の像が建っていた。なにやら千代の父が郡上八幡城の初代城主であった遠藤盛数らしいことで建立されたものらしい。ただしこの城と山内一豊は全く関係はない[e]多分、多くの人が山内一豊が城主だったと勘違いしているのでは? 🤭️。

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山内一豊の妻千代と模擬天守

大手虎口と石垣。大手道は鈎の字に折れている:

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本丸石垣と大手虎口跡

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大手道

大手道を本丸方面へ向かって登って行くと、城山山頂に建つ模擬天守(町重要文化財)が見えてくる:

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日本最古の木造模擬天守

このあたりからがビューポイント。ちなみに(これまでの史料から)この城には天守は無かった:

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模擬天守と隅櫓

天守、櫓、門、そして築地塀は模擬による復原であるが、石垣(の石材)は往時のもの。ちなみに、この城門から先は有料:

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本丸の模擬城門と築地塀

天守台石垣の上に立つ模擬天守は昭和の時代に大垣城の天守を参考に建てられたが、木造模擬天守としては国内最古のもの:

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大垣城の天守を参考にした木造の模擬天守

しかしながら、近年の大地震状況により、再建90周辺を機に耐震補強工事が施工されて、なんとあ三日前にリニューアルオープンしたばかりだった 8)

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耐震補強工事された模擬天守

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耐震補強工事済

四層五階の模擬天守からの城下町の眺め:

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城下の眺め(拡大版)

山間部に建つ城からの眺め:

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城下の眺め(拡大版)

初夏の城山公園:

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初夏の風景1

戦国時代から残る石垣と初夏の風景:

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初夏の風景2

山頂にある駐車場の奥が搦手。こちらを進んでいくと搦手口跡あり、堀切が残っていた:

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土橋と堀切

最後は、本丸跡の茶屋で買った飛騨牛コロッケ(150円)。衣に味がついていた:

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飛騨牛のコロッケ

と云うことで、この時のフォト集はこちら:
See Also郡上八幡城攻め (フォト集)
See Also長敬寺と遠藤慶隆公墓所 (フォト集)

参照

参照
a 時間は80分ほど。大人片道(往路)1,550円、(復路)1,240円。
b あとで知ったが、この三日前に城の模擬天守が耐震工事を経てリニューアルオープンしたこともその理由かも。
c COVID-19蔓延全盛期のような、どことなくせわしなく落ち着きのない食事、そして微妙な距離をおく風景ではなかった 😎️。
d 待ち時間が分からないので10分くらいの間隔で待ち人数を確認しに店に戻ってくる羽目になったが 😕️。
e 多分、多くの人が山内一豊が城主だったと勘違いしているのでは? 🤭️。