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金華山展望レストラン・ポンシェル − Is This Really a Restaurant?(TAKE2).

今年は令和5(2023)年のGWは天気が気になる連休になりそうだったので、先週末から平日を含むGW前半のみの城攻めを計画した。まずは、たまたま六年前に攻めてきた岐阜城跡について調べ事をしていた際に、見忘れた遺構があったのに気づいて再訪することに。そして三泊四日の城攻めツアーでは、この城跡がある岐阜県を中心に[a]とは云っても正確には西部地方が中心。山城が多い東部は肝心の(連泊できる)宿を確保することができなかったので諦めた 😞️。いくつかの城攻めと古戦場跡巡りを計画した。ただGW後半も天気の良い予報が出ていれば、お隣の滋賀県(近江国)まで足を延ばしたのだが :|

と云うことでGW城攻めツアー2023の初日、岐阜市はやや愚図ついた天気ながら特に雨に遭遇することなく、六年前と同じように金華山ロープウェイで山頂へ向かい、前回見落とした石垣や裏門跡を見てきた :)

そして下山する前に六年前と同じレストランで腹ごなししてきた。実際のところ少々時間が押していたので昼ヌキを覚悟していたのだけれど、ロープウェイ乗り場へ行く途中、そのレストラン前を通ったら予想外に空いていたのでついつい足を向けてしまった。

この判断がまずかったなぁと今となっては思うのだが[b]COVID-19感染傾向が下火になってきた中での旅行ともあって、少々気分が高揚していたかも😅️。ついつい勢いで判断してしまった。、さらに最悪だったのは料理に奮発してしまったこと。初めは「飛騨牛カレーライス(1,100円)」にするつもりで、いざ券売機で購入しようとしたら「売り切れ」になっていたので、その場で目についたこれを押してしまった :$

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美濃けんとん・金華山からあげ

こんな金額で、さらに岐阜県の名物ならばと期待大で案内されたのは、なんと六年前と同じ窓際の席だった :D

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展望レストランからの眺め(拡大版)

前回は晴天だったので、比較してしまうと見劣りするが、なかなかの眺望である。と云ったところで意外と早く出てきた料理の出来をみて、ふたたび驚いた :O

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美濃けんとん・金華山からあげ(1,500円)

唐揚げは衣が厚くて硬いし、本当に「美濃けんとん」なのか判断できない物を油で揚げたものだった[c]もしかしたら肉は溶けてしまっていた?😞️。。オマケにちょっと冷たい。白米も前日のものをレンジで温めた感じで、部分的に固くて不味かった。

これまでの人生で、どんなに不味そうな料理でも極力完食することに努めてきたが、これを口に入れて喉に通すことにかなり躊躇した :$。岐阜県民は、こんなモノを食べるのかと驚き呆れてしまって、ほとんど箸が進まず。結局、こんな感じで最後は残して店を出てきた:

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ほとんど口を付けずに終了

そして店を出た先にあった団子屋で熱ったかい醤油団子(150円)を買ってほうばりながら、あらためてこのレストランの料理人は本当に人に「食べ物」を作って出す気があるのかと淋しい気分になった… :(:(

GW城攻めツアー2023は、この日の天気と同じように、なんかモヤモヤして感じでスタート :|

金華山展望レストラン・ポンシェル
岐阜県岐阜市千畳敷下257 金華山山頂


ここからはオマケ。

こちらはJR岐阜駅の長良川口で見た風景。おそらく昨年末に話題になった武者行列のシーンを描いたもののようだ:

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「信長公騎馬武者行列 2022」

GW直前の週末と云うことで広場はイベント+ダンス会場になっていたが、くもり空下の織田信長公の黄金像はどことなくくすんで寂しく見えた:

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織田信長公像の黄金像

今回も、岐阜公園前バス停から山頂のある模擬天守を見上げてみた。別に今回再訪した目的は模擬天守ではないのだけど:X

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麓から模擬天守を見上げたところ

さらに山頂にて、オススメのビューポイントから眺めた模擬天守:

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現代の模擬天守

こちらは別のビューポイントから:

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ビューポイントからの眺め

こちらはレストラン上にある展望台から眺めた風景の中から、次に攻める予定の鷺山城跡。斎藤道三が家督を義龍に譲ったあとの隠居城とされる:

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鷲山城跡

そしてロープウェイで麓へ下りたあと次のバス時間まで信長公居館跡を巡ってきた:

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金華山ロープウェイ

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金華山ロープウェイと三重塔(拡大版)

最後はバス待ちしていた時に見かけたエアーライフル射撃場。営業しているのか?と思ったが、まだ開店していないだけだった:

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岐阜エアー ライフル射撃場

と云うことで、この時のフォト集はこちら:
See Also岐阜城攻め(2) (フォト集)
See Also織田信長居館攻め(2) (フォト集)

参照

参照
a とは云っても正確には西部地方が中心。山城が多い東部は肝心の(連泊できる)宿を確保することができなかったので諦めた 😞️。
b COVID-19感染傾向が下火になってきた中での旅行ともあって、少々気分が高揚していたかも😅️。ついつい勢いで判断してしまった。
c もしかしたら肉は溶けてしまっていた?😞️。

肉うどん・中村屋 − A Well-Established Horsemeat-Udon Restaurant.

今年は令和4(2022)年のGWは外出自粛といった恒例の措置[a]毎度のことながら個人の分別にる判断に依るところが大きいが、他人と接触機会を減らすことは対策として最も基本的かつ有効なもののあるのは自明なので。何処かの馬鹿はそんなことさえ理解していなかったが🤬️。は施行されなかったので、十分な対策を講じて城攻め三昧な Week を計画した。既に第一弾第二弾第三弾の城攻めは無事に完了し、GW後半は長野県上田市に宿をとって、その周辺の城跡を攻めてきた。

その第四弾は長野県は埴科郡《ハニシナ・グン》坂城町《サカキ・チョウ》にあった北信(北信濃)の雄・信濃村上氏の居城・葛尾城攻めの予定を変更して、坂城町周辺をいろいろ巡ってきた。

葛尾城下にあたる坂城町は意外と歴史のある街であり、見どころが多かったこともあって半日だけでも結構な歩数[b]この日は26千歩。を稼いだ:D。お昼は坂城町にある御食事処で肉ものを頂いたが旧北国街道・坂木宿巡りを終えて、宿がある上田駅前に戻ってきた時にはお腹がペコペコ状態だった :O

と云うことで、あらかじめ開店時間を調べておいた宿泊場所近くの老舗うどん屋へ。時間帯的には夕食前であったがGWで混んだり並んだりするのは嫌だったので、店内が空いている時に頂くことにした:

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肉うどん・中村屋

このお店の「肉うどん」とは、いわゆる豚肉ではなく信州ならではのさくら肉(馬肉)使ったうどん。国鉄時代に信越線・上田駅ができた頃とほぼ同時期[c]明治21(1888)年ごろ。したがってこの年で創業134年になる(当時)。に創業した老舗中の老舗。信州蕎麦ではなく、信州馬肉うどん[d]創業当時は「肉かけうどん」と呼ばれていたらしい。で勝負する店である。

この日は坂城町を歩き回りって体力的にもヘトヘトで、肉を欲しがっていた体に馬肉うどん(680円)はもちろん、こちらも馬肉を使ったさくら丼(900円)を合わせで注文した :D

厨房近くのカウンター席に座って注文して、しばし待つとまず最初に馬肉うどんが出てきた:

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馬肉うどん(680円)

甘辛い醤油ベースの出汁に、ツルッとして柔らかいうどん。そして真ん中に煮込んだような馬肉がド〜ンとのっていた。薬味のネギは完全に脇に寄せられていた。主役の座を馬肉に渡してしまったうどんの方は飲み込んだら直ぐに消化されそうなくらい柔らかかった。主役の馬肉は意外と弾力があった。この肉はうどんの出汁をとるために煮込んだものらしく、出汁の方も一般的なめんつゆとは異なりに鰹節や昆布なんかは使っていないのだそうだ :|

うどんの量も結構あったような記憶があるが、まだ食べきらない間にさくら丼がでてきた:

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さくら丼(900円)

こちらは味噌汁と香の物たつく他、丼の方も馬肉とネギを(おそらくは)うどんの出汁で煮込んだ風の具材が暖かい御飯の上に乗っかり紅生姜が添えられていた。見た目も匂いも美味そうだったので、残っていたうどんを平らげて丼を頂くことに。丼はうどんほど甘辛くなく、ときおり脂身があったりして御飯がすすんだ :)。注文した時は食べきれるか多少不安であったが、この日の運動量からするにペロリとお腹に入ってしまった次第 :D。紅生姜がいい箸休めになった。

これで次の日の山城攻めのエネルギーを十二分に補充することができた ;)。が、やはりちょっとお腹が窮屈だったので宿泊先に戻る前上田城跡公園まで散歩してきた。

肉うどん・中村屋
長野県上田市天神1丁目6-6


ここからはオマケ。

この日の朝に乗ってきた北陸新幹線はくたか557号・金沢行:

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E7系のはくたか557号

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上田駅

上田駅構内では(相変わらず)眞田の六連銭と赤備えがお出迎え:

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ダンボール製甲冑

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上田城甲冑隊

上田駅のお城口・ロータリー内には、こちらもお馴染みの眞田幸村騎馬像。何年経っても人気者だ:

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真田幸村騎馬像

こちらは肉うどんとさくら丼を食べた後、腹をこなすために散歩してきた上田城跡公園の風景:

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上田城南櫓(拡大版)

かっては千曲川が流れていた尼ヶ淵跡(現在は芝生広場)から見上げた近世城郭・上田城の櫓。こちらも以前と変わりない:

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上田城西櫓(拡大版)

そして階段を登って公園内に入ったけど、いろいろ工事中だった。ライトアップされた櫓を見たのは初めて ;)。但し、公園の中では逆にライトアップの強烈な光で難儀したけど :O

これは初めて見た新しい幸村像:

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眞田幸村像

こちらは東虎口櫓門。向こう側から出てきたけど強烈なライトにやられた感じ:

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東虎口櫓門

最後は、こちらもおなじみの六連銭が描かれたマンホール:

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マンホールと六連銭

ということで、この時のフォト集はこちら:

See Also上田城攻め (3) (フォト集)

参照

参照
a 毎度のことながら個人の分別にる判断に依るところが大きいが、他人と接触機会を減らすことは対策として最も基本的かつ有効なもののあるのは自明なので。何処かの馬鹿はそんなことさえ理解していなかったが🤬️。
b この日は26千歩。
c 明治21(1888)年ごろ。したがってこの年で創業134年になる(当時)。
d 創業当時は「肉かけうどん」と呼ばれていたらしい。

喫茶ともしび − A Cafe at Kanagawa Prefectural Museum of Cultural History.

先月末は令和3(2021)年は立冬前の週末、朝から曇り空で時間が経ったら確実に雨が降りそうな天気だったこの日は神奈川県立歴史博物館で開催されていた『開基500年記念 早雲寺−戦国大名北條氏の遺産と系譜−』なる特別展を鑑賞してきた。

小田原北條氏五代の墓所があることで知られている早雲寺(神奈川県足柄郡箱根町)は毎年文化の日の前後に寺宝である北條氏ゆかりの品々や複数ある当主の肖像画などを鑑賞できるらしいのだが、結局のところ昨年に続いて今年も COVID-19 感染防止(緊急事態宣言下)のため開催されなかった[a]墓所参詣は通年できるらしいことを、あとで知ったので後日参拝してきたが。

その代わりなのかどうかは分からないが、早雲寺所蔵の寺宝に加えて県内にある寺社から小田原北條氏と歴史的に関連のある[b]もちろん敵対勢力に関するものも含まれる。文化財[c]この中には重要文化財、重要美術品、神奈川県指定文化財、市区町村指定文化財が含まれている。が集合した展示会と云うことで興味津々だった:

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特別展・開基500年記念「早雲寺」

ちょうど自分が行く直前に緊急事態宣言が開けたので、それまで予約制だったのが特に予約せず人数制限もなしで鑑賞できるたのは良かった8)。あと、出品数は想像していたよりも多くは無かったが、美術品の域を越えて歴史的背景なども併せて知ることが出来て有意義だった。そういえば JAF の優待割引もあったっけ。

で、自分が鑑賞した頃は、この特別展と県内の観光協会とがタイアップして「巡礼!戦国北條カード」なるものを配布していて、特別展を鑑賞したら小田原北條氏初代の「伊勢宗瑞(北條早雲)」のカードを貰った。詳しくみてみると、このカードは全七種類もあるらしく、この館内でも他のカードを入手できるらしい。

その一つがこちらの喫茶店。ここで食事すると貰えるとのこと。この日は大勢の人が来る前に退散する心算で朝一に入館したこともあり、鑑賞し終わったらお腹も空いてきたので、カード入手がてら早めのお昼を摂ることにした:

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博物館の片隅にある喫茶コーナ的なお店だった

感染対策しながら食べたのが、こちらの「懐かしのナポリタン」。定価は 790円だけど、鑑賞券の半券で50円引き ;)

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懐かしのナポリタン(790円 – 50円)

ケチャップの香りと味が絶妙の細めのスパゲティで美味しかった。店内にはお土産物もあり、せっかくなので「手羽元カレー(レトルト)」(420円)を購入。

初めはなんてことは無かったが二枚目のカードを入手したら、残りの五枚も集めたくなってきて、その後はカードを手に入れるために小田原城天守閣や箱根神社の宝物殿、さらに箱根町の郷土資料館という所まで足を伸ばす羽目になってしまった:D

ちなみに、こちらが集めたコレクション・カード全七種。そのうち白で塗りつぶされていないのがこの日に入手できたもの:

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本日入手した「巡礼!戦国北条カード」

喫茶ともしび
神奈川県横浜市中区南仲通5-60


ここからはオマケ。

これが博物館の建物。明治37(1904)年に建てられた横浜正金銀行《よこはま・しょうきん・ぎんこう》本店で、国の重要文化財・史跡に指定されている:

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元は銀行の本店

特別展のパネルの他に、明治地代に横浜の港を守るために備えられていたとされる帝政ロシア製の32ポンド砲:

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「早雲寺-戦国大名北条氏の遺産と系譜-」

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旧居留地から出土した大砲

参照

参照
a 墓所参詣は通年できるらしいことを、あとで知ったので後日参拝してきたが。
b もちろん敵対勢力に関するものも含まれる。
c この中には重要文化財、重要美術品、神奈川県指定文化財、市区町村指定文化財が含まれている。

三月九日 青春食堂 − An Old Folk House Style Restaurant at IWAMURADA.

先々週は令和二(2020)年の正月明けに長野県佐久市と小諸市にある城を攻めてきたが、最終日の二日目は晴天に恵まれた。そして最も気になっていたのが前日よりも暖かくなるとの予報 :)。そういうことで早々に宿泊先をチェックアウトして佐久平駅へ。まずは北斗の拳デザインマンホールを見物し、この日最初の城攻めのためJR小海線・小諸駅へ移動した。

小諸駅隣にある観光案内所へ直行し、レンタサイクルを借りて飯縄山公園(いいづなやま・こうえん)へ向かい、その山頂付近の富士見城跡こと「歴史の広場」へ。自転車での移動と云うことで道路の凍結が気になっていたが、結果的には心配するほどのことはなかった =)。標高830mの富士見城跡は関東の富士見百景に選定されるくらい360度のパノラマが素晴らしいもので、富士山はもちろん浅間山や北アルプス、そして八ヶ岳連峰など拝むことができた。一方の富士見城跡だけれども、こちらもパノラマ眺望に負けず劣らずたくさんの石垣と連続した段郭跡で攻めごたえ十分だった 8)

城攻めを終えて飯縄山公園をあとにして観光案内所へ戻りレンタサイクルを返却して、次の目的地である岩村田(いわむらだ)行きのJR小海線がくるまでの間、今から六年前に攻めた小諸城が懐かしいので大手門を見に行ってきた。

そして本日の最後の目的地である岩村田駅に到着したのがお昼の01:30過ぎ。
ひとまず腹ごしらえするため、駅から10分ほどの岩村田商店街が直営する「築百年の古民家」をモダンに改装した御食事処へ:

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三月九日 青春食堂

お昼(11:30〜14:00)は、その名のとおり「三月九日 青春食堂[a]「三」と「九」は佐久を、そして心はいつも感謝の「サンキュー」で、いつまでも若々しい気持ちで愛される食堂でありたいと云う気持ちが店の名前になっているらしい。としてお手頃なランチを提供し、夜(18:00〜22:00)になると「九月九日 ふくろう亭」と云うおしゃれな居酒屋に変わるのだそうだ:

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昼の部の三月九日 青春食堂

お昼の部が昼02:00までとのことで店に着いたのが40分前くらい。そういうことで店内は閑散としていたが気持よくカウンターに通してもらえた。おまけに、この席からは厨房と作っているところを観ることができた。

メニューにはとにかく美味しいそうな定食が並んでいたが、ここはお店オススメであった「信州豚のしょうが焼き定食」(1,000円)を注文した。ご飯は大盛り無料とのことで、これもまた感謝である:

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信州豚のしょうが焼き定食(1,000円)

豚肉がやわらかくジューシー。そこに大盛りの醤油味ジンジャーソースがかかっていて、ご飯がパクパクいけた。意外と具だくさんのお味噌汁も旨かった。大満足だった :)

実は他にもうどんやカレーライスなど気になるメニューがあって時間がなかったので諦めたが、また次回きたらいろいろと食べてみたいお店。

三月九日 青春食堂
長野県佐久市762-5


ここからはオマケ。

まずは、こちらが小諸市観光案内所でレンタルした電動アシスト型サイクル[b]当時は、3時間で1,000円だった。

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電動アシスト付きのレンタサイクル

小諸駅前から飯縄山公園南側駐車場までは30分もかからなかった。途中、交差点を渡るために地下通路を通ることになったけど :$。あとちょっとキツイ坂があったが電動アシストで十分に楽できた。
公園駐車場に着いたらレンタサクルを停め、そこからドッグラン競技場を横目に小諸高原美術館裏の歴史の広場へ登った。

こちらは、その途中に眺めた浅間山:

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飯縄山公園の駐車場からの眺め(拡大版)

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浅間山

とにかく360度、眺めがとても良かった。空気も澄んでいた:

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飯縄山公園から佐久市の眺望(パノラマ)

高原美術館の裏にある歴史の広場が富士見城跡:

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富士見城跡

この城の主郭跡には展望台施設があって、ここが富士見百景に指定されていた:

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主郭跡

この日は少し靄がかかって分かりづらかったが、なんとか富士山を眺めることができた :)

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富士見百景から眺めた富士山

他にも浅間山と棚田の風景とか:

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旗塚跡あたりから眺めた浅間山と棚田(拡大版)

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棚田

松本方面の北アルプスの眺め:

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長野県松本方面の眺望(拡大版)

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北アルプスの眺め(拡大版)

見所はこれだけではなく、見事な石積み・石垣がたくさん残っていた:

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主郭・ニの郭の石垣

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富士見城の石垣(拡大版)

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富士見城の石垣(拡大版)

こちらは小諸観光案内所へ戻り、次の電車までの合間に立ち寄った大手門公園の一角にある小諸城大手門:

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仙石権兵衛秀久が城を築いた時代の建築物(拡大版)

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左右の石垣の間に櫓を載せた門

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左右の石垣の間に櫓を載せた門

佐久平駅の待合室には中山道と宿場の一覧が紹介されていた。この日の目的地である岩村田もかっての宿場町で、江戸から数えて二十二次にあたる:

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目的の岩村田宿へ(拡大版)

こちらは小諸城主だった仙石権兵衛秀久の菩提寺である西念寺の本堂棟。左から内藤家の下り藤紋、松平家の葵紋、仙石家の永楽通宝紋が掲げられていた:

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西念寺本堂の屋根(拡大版)

こちらは岩村田城跡。岩村田藩の最後の藩主が築いた城だったが完成間もなく明治時代となり廃城となった:

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岩村田城跡

昨年の台風の被害が浮き彫りになっていた:

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台風被害だろうか?

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台風被害だろうか?

この日の最後の城攻めは大井城跡で、現在は公園であったが、その敷地には長野県指定天然記念物・王城のケヤキがたっていた:

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王城のケヤキ(拡大版)

もちろん遊具もあった:

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大井城跡にあった遊具

さらに高台の公園から真っ赤な鼻顔稲荷神社が見えた:

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鼻顔稲荷神社

一泊二日の長野県佐久市周辺の城攻めを終えて、帰宅するために佐久平駅へ戻り新幹線を待つまでのあいだ、駅に隣接したプラザ佐久でお土産を買ったり一休みしたり:

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おつまみセット(900円)

佐久平駅の新幹線ホーム:

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佐久平駅

昨年は台風の被害を受けた北陸新幹線も区間を限定して走行していた:

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北陸新幹線

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北陸新幹線

ということで、この時のフォト集はこちら:

See Also富士見城攻め (フォト集)
See Also小諸城攻め(大手門) (フォト集)
See Also仙石権兵衛秀久公の墓所と西念寺 (フォト集)
See Also岩村田城攻め (フォト集)
See Also大井城攻め (フォト集)

参照

参照
a 「三」と「九」は佐久を、そして心はいつも感謝の「サンキュー」で、いつまでも若々しい気持ちで愛される食堂でありたいと云う気持ちが店の名前になっているらしい。
b 当時は、3時間で1,000円だった。

蕎麦いざか家 田衛門 − A Pub with Nagano Local Foods.

先々週は令和二(2020)年の正月明けに有休を使って長野県佐久市と小諸市へ一泊二日の城攻めに行って来た。

時期的に積雪が気になったけど、あえて休みをとって天気が良く、日中の気温が高めになるであろう日を狙って行って来た。
平日の移動なので通勤ラッシュを回避するためかなり頑張って早起きし、東京駅を朝06:52発の北陸新幹線あさま601号長野行きに乗車した。自由席が1〜5号車ということで余裕で座ることができたけど、上野駅や大宮駅で大勢の通勤・通学者らが乗り込んできたことで「今日は平日だったんだ」とあらためて思ったり :O。これらの人たちは高崎駅で大部分が下車したので再び静寂な空間に戻り、「やっぱり今日は平日だったんだ」と逆に感慨深くなってしまった :D。軽井沢を過ぎたところでスキー場や家の屋根に雪が残っていたのが目についたが、城攻めには特には問題なさそうだった。

そして佐久平駅に着いたのが朝08:15過ぎ。コインロッカーに荷物を預けてJR小海(こうみ)線に乗り換え、本日最初の目的地である龍岡城駅へ[a]無人駅で、ICカードを利用できないので佐久平駅からは切符を購入する必要あり。。初日は田口城跡と龍岡城跡、そして依田信蕃公の菩提寺である蕃松院(ばんしょういん)を訪問し、最後は同じくJR小海線の中込駅が最寄りである伴野氏館跡へ。さすがに夕方16:00を過ぎると暗くなってくるが、夕焼けが反射した浅間山の眺めは綺麗だった。

それから宿泊先がある佐久平駅へ再び戻り、コインロッカーから荷物を受け取ってチェックインした。駅前には佐久市出身で「北斗の拳」の原作者である武論尊の協力で実現した北斗の拳デザインマンホールなるものを見ようと探してみたが既に暗くなってしまってよく分からなかった。翌日にあらためて探してみることに :)

ということで、この日の城攻めは山を登り降りし、田口集落・龍岡藩城下町を散策したので、かなりのエネルギーを消費した。明日はレンタサイクルを利用する予定だったので、ここでしっかりとエネルギーを補給しておくため宿泊先の目の前にあり、ホテルの人にもオススメと云われた蕎麦いざか家・田衛門(でんえもん)へ。普通の居酒屋かと思ったら、蕎麦はもちろん鯉料理といった長野県の特産物をいただけるお店だった。

まずは生ビール中(600円)。お通し(300円)は小魚のマリネ。魚の名前は忘れた。居酒屋はお通しで決まると云うが、小魚を丸ごと食べることができるマリネは、この店の料理に期待をもたせてくれるのに十分に美味だった:

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お通し(300円)とキリン生中(600円)

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小魚のマリネ

こちらは佐久の鯉料理でお造り(あらい)(800円)。これが川魚とは思えないほどホント美味しかった〜 =)

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佐久鯉お造り(800円)

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とても美味

「佐久鯉」は江戸時代から養殖が始まり昭和初期には全国一の生産量を誇り、鯉の博覧会や品評会でもその品質で日本一の称号が与えられたのだとか。特に冷たい流水で飼育されるため成長が遅く飼育日数がかかるが、それだけに臭みがなく身が引き締まり、脂が適度にのった美味しい肉質になるらしい。

こちらは本日のオススメ品から白子ポン酢(850円):

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白子のポン酢あえ(850円)

その昔、新潟県長岡市栃尾へ行ってから大好物になった油揚げ。これは大きいのでハーフにしてもらった(300円):

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栃尾油揚(300円)

生中を二杯飲んだあとは翌日の体調を考慮して梅酒ロック(450円)を:

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梅酒グラス(450円)

やはり肉は頂きたいので若鶏からあげ(750円)。ほくほくして美味しかった:

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若鶏からあげ(750円)

締めはやはり信州そばだろう…と思って注文したざるそば(750円)。でもよく見たら北海道産のそば粉を使っていた。冷たくて酔いが少し覚めた:

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ざるそば(750円)

長野県の特産物をしっかりと堪能できただけでなく、ホント美味しかった。また食べにきたいお店が見つかった :)

蕎麦いざか家・田衛門
長野県佐久市佐久平駅北24-2


ここからはオマケ。

こちらはJR小海線のキハ110系:

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龍岡城駅にて

JR小海線は山梨県の小淵沢駅から長野県の小諸駅までを結ぶ単線で、八ヶ岳東麓の野辺山高原から千曲川の上流に沿って佐久盆地まで走る高原鉄道であることから「八ヶ岳高原線」とも呼ばれている:

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車内にあったJR小海線沿案内図(拡大版)

龍岡城駅で下車して新海三社神社日本で一番海から遠い地点なる方角へ進んでいく:

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原交差点あたり

さらに進んでいくと、土蔵や見事な大木が生えた庭を持つ、昔ながらに情緒深い田口集落に入る:

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土蔵と大けやき

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見事な松

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土蔵のある邸宅

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見事な松

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土蔵のある邸宅

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コウヤマキの大木

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小林の土蔵

土蔵が建つ家では古くから何かしらの生業を持っていたことが分かる:

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土蔵のある邸宅

こちらが蕃松院と、その背後の山頂が田口城跡。この城跡への登城道はいくつかあるようだけど、昨年は令和元(2019)年の台風10号の被害から回復していないようで、この蕃松院裏から登るルートは封鎖されていた。:

20200110-依田信蕃公墓所と蕃松院-033

蕃松院と田口城址(拡大版)

標高881mの城跡には展望台があり、龍岡城五稜郭のその星形を上から眺めることができた:

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五稜郭展望台からの眺め(拡大版)

こちらは龍岡城跡の近くにある五稜郭であいの館に展示されていた「龍岡城五稜郭俯瞰図」:

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「龍岡城五稜郭俯瞰図」(拡大版)

北海道は函館にある五稜郭と共に日本に二つしかない貴重な星型洋式城郭とのことであるが、函館のものとは規模や造りに雲泥の差があるのが一目瞭然だった:

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石垣が低くて防御できるのか不思議だった

石垣や土塁が低くて、水堀も一部だけである。更に云うと、山に囲まれたこの場所に稜堡式の城なんて、山の上に大砲を備え付けられて砲弾の雨が降ってきたらすぐにでも落城してしまうような気がするが :/

これは新海神社鳥居。佐久地方の開拓の祖神である興波岐命(おきはぎのみこと)ら四神を祀る佐久三庄三十六郷の総社が、この先にある:

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新海神社鳥居(拡大版)

田口城と龍岡城を攻めて蕃松院を訪問したあと、JR小海線で中込駅まで移動し、本日最後の城(居館)攻めへ。

駅から徒歩で20分ほどのところにある城山公園(伴野氏館跡)へ向かう途中、千曲川の橋から眺めた浅間山:

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千曲川と浅間山(拡大版)

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雪化粧の浅間山

伴野氏館の水堀跡はカルガモのすみかになっていた :D

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カルガモ

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伴野氏館の水堀跡

さらに公園の近くにはぴんころ地蔵なるお地蔵様がある。佐久市は全国でも有数の健康長者の街なのだとか:

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長寿地蔵尊こと「ぴんころ地蔵」

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成田山薬師寺の総門

健康で元気に長生きし(ピンピン)、寝込まずに大往生する(コロッと)ことを祈願して名付けられた長寿地蔵尊。

ということで、この時のフォト集はこちら:

See Also田口城攻め (フォト集)
See Also依田信蕃公墓所と蕃松院 (フォト集)
See Also龍岡城攻め (フォト集)
See Also伴野氏館攻め (フォト集)

参照

参照
a 無人駅で、ICカードを利用できないので佐久平駅からは切符を購入する必要あり。