先週末[a]【今日は何の日?】あかりの日(エジソンが白熱電球を完成させた日)。小説家・志賀直哉の忌日。は令和5(2023)年の寒露の候に、群馬と埼玉の県境にある古戦場跡を巡ってきた。
まず、この日の午前中は瀧川一益勢が本陣を置いたとされる群馬県(上野国)側の軍配山古墳へ。JR高崎線・東海道本線(上野東京ライン)の新町駅前から出ている前橋玉村線に乗り、上之手南なるバス停で下車。そこから歩いて向かった。そして軍配山古墳周辺を巡ったあと、午後は橋の架け替えで移設されている古戦場碑を見てから神流川を渡り、埼玉県(武蔵国)側の古戦場跡を巡る予定だったので、同じ路線バスで駅へ戻った。
新町駅に着いたのが昼少し前だったので、あらかじめ見つけておいた近くにあるラーメン屋でお昼を摂って、エネルギーを満タンにしてから(瀧川勢と同じように)神流川を渡河することにした :
店前の駐車場(ニ台分)は満車であり、この店のホームページの内容から、もしかしたら地元では人気の店?なんて入る前からあらぬ期待をしてまった[b]意外と午前中は歩き回ったので腹が減っていたからだろう 😅️。。そして店内に入ると既に二つあるテーブル席は埋まっており、厨房を囲むL字型のカウンター席も1/3は先客が。
こんな具合でさらに期待を(勝手に)膨らませ、既に注文する品は決めていたのだが、一応はメニューを眺めた。ただお品書きはどこにでもある内容であったが、かまわずカウンター越しに店一番人気でこだわりの一品(930円)を注文。このあとも10分くらい待ったが、お昼どきともあって、その間にも客がどんどん入ってきたっけ。
で、出てきた広東メンがこちら:
写真ではよくわからないけど、かなりの熱々で湯気々。ここ群馬のからっ風は相当キツイだろうと想像し、午前中は体が冷えるはずだから、熱々の広東メンで体を十分に温めてから午後がんばろうと思っていたのだが、予想に反してこの日の群馬は暑かった〜(店内も暑かった) 。
ハフハフしながら食べ始めると、なんか味が物足りない。と云うか、ほとんど味がしない感じだった。餡はいい具合の色だったのだけれど、スープではなくただの「お湯」で溶いた感じ。お湯と云うと、以前同じようなラーメンを食べたことを思い出してしまった。うーm、周りを見ると広東メン食べているのは俺一人。もしかしたらハズレかも。と考えながら、とりあえず味の無い餡の中から麺と具材だけをすくい上げて食べ終えた(スープは残したまま)。
そんな感じで食べ終えた頃、店の入口には客が数人待っていたので、汗をふきつつ御勘定。このとき「広東メンは一番人気ですか?」と聞いてみたら「はい」って返ってきたっけ 。
店の「こだわり」が注ぎこまれた品であれば「930円」は高くはないと諦めるけど、「こんな味わい」が店の「こだわり」と云うのであれば「勘違い」も甚だしいな 。期待して損した感じとは、まさにこのこと。
このあとは駅中のコンビニでパンを購入して駅前のベンチで食ることに[c]かなり高く付いたパンになってしまった 🤬️。。
巷のラーメンDBase のエントリはこちら。
ラーメンハウス香雅
群馬県高崎市新町2159-9
ここからはオマケ。
こちらが軍配山古墳(玉村町指定史蹟)。古墳時代の墳墓で、神流川合戦では瀧川一益が本陣をおいたと伝わる:
一面に広がる田んぼの中にぽつんとあるので、遠くからでもすぐに分かった。近づいてみるとただの小山なんだけど、頂上には石碑、麓には説明板が建っていた(手前の黒い石碑は無関係):
頂上から神流川古戦場(渡河地点)方面を眺めてみたが、川はまったく見えなかった:
明治時代に発掘調査が行われたあと建てられた石碑(出土品の一覧)の裏面には「軍配山」と呼ばれた由緒が刻まれていた:
古墳のまわりは田んぼだった。当時はまさに収穫の季節:
あと、古墳の近くには「滝川」って名前の川が流れ、そこに架かっていた橋は「一本橋[d]いかにも戦国時代にありそうな名前 😄️。」って名前だったけど、これも瀧川左近将監と何か関係があるのだろうか?:
こちらが「神流川古戦場跡」の石碑など。JR高崎線のすぐ脇に移設されていた:
移設された物の中で一番奥にあるのが「神流川古戦場跡」の碑。それ以外は常夜燈やら道祖神やらで、あまり合戦とは関係のないものばかり。「森田新吉」って誰よ。
このあと新しい神流川橋を渡る。古い神流川橋が撤去されずに残っていた。一番奥がJR高崎線:
これらは神流川橋からの眺め。流石に橋の上は風が強かったけど:
風が強い上空には必ず出現する鳶:
そして神流川。この先が烏川《カラスガワ》との合流点で、その近くで北條勢と激突したらしい:
瀧川勢が渡河した場所は、今はゴルフ場だった:
この日、出会った虫たち(大分ちっちゃいけど ):
神流川橋の架替えにより旧道になった国道R17沿いを歩いていた時に、廃車なのか中古車なのかよく分からない置き場所があった。車の墓場にしては、なかなか貴重な車を見かけたけど :
捨てられているのか?、保管されているのか?:
いやいや売り物だった :
こちらは、帰りお腹がすいたので、立て続けにJRの自販機で購入したもの。最近の自販機のバラエティさは限度がないらしい。飲む時は目をつぶって :
最後は踏切信号。今までまじまじと見たことは無かったけど、最新型は意外と elegant だった :
と云うことで、この時のフォト集はこちら: