観てきた。
上映時間は120分くらいかな、結構長かったような気がするけど、想像していたよりもスンナリ入り込めたので疲れた感はない。親子の絆、格闘技のすごさ、スポ根、ロボットとの友情なんていう興味を引きそうなトピックスがいろいろ盛りだくさんだったけど、なんとうか2時間の枠にスムーズにまとまっていて特に飽きはなかった。
というか、面白かった。
例の皆既月食の時間帯をねらって (おそらく空いているともって) 観に行ったんだけどしっかりと満席でした。
ATOMの動きがコミカルで笑いを誘いつつ、親子の絆で泪を誘いながら、リアルな格闘シーン (ほとんどワールドレスリングののり) に息をのむって感じです。
格闘ロボットがいろいろ出てくるけど、個人的には映画が始まってすぐに登場する AMBUSH がいい。
日本語のアニメ・ロボット文化の影響が色濃いのが映像のみならず会話からも受け取れます。
My Rating: ★★★★☆ (4.0点)
Moneyball.
観てきた。
ところで、この映画のジャンルって何になるのだろう。間違いなくスポ根モノではないけど、逆にドキュメンタリーだろうか、それとも家族ものの人間ドラマだろうか、社会派ドラマだろうか。一応、それぞれの味付けは盛り込まれていたような気がするけど。そう言った意味では、日本人には縁のない人物にスポットを当てているので、ありきたりでつまらない映画かもしれない 。
とはいえ、個人的には面白かった思う。
ちょっとタイミング良く!?、巷でも話題になった GM ことゼネラル・マネージャの立場だけれど、MLB の世界では GM が人事を担当するのが普通のようで、作中では他にも監督にこれでもかこれでもかと意見していたのは驚いた。
プレイヤーを机の上で商品のようにトレード (売ったり買ったり) することや、予算の少ない球団の大変さとか、別の世界 (株とか経済とか) に通じるような気はしなくもないので、なんともストレスのかかる大変な仕事だなぁと。
主演の Brad Pit も年とって太っていて、そんなストレスのかかる弱小球団のGMの姿としてはリアルだったかもしれない。
あと、自分はファミスタ’87世代で、これでも OAK (“核弾頭” のR.ヘンダーソンやロス五輪で米国の4番打者だったM.マグワイヤらの) ファンなので。
貧乏球団と金持ち球団との差は何なのか? お金がないとワールドシリーズにはでることはできないのか。その答えを知りたいのであればこの映画を観た方がいいかも。
とはいえ、野球統計学のセイバーメトリクスについてはもう少し掘り下げて欲しかった。それが B.Beane 氏の売りなのだから。
My Rating: ★★★☆☆ (3.8点)
Polished my sites.
ここのサイトにいくつか昔使っていたページへのリンクなどを追加したり、ウィジエットと呼ばれるサイトの要素の配置を変えてみた。
こちらにはプロジェクト系のサービスへのリンクを追加した:
- Mikeforce::WebSVN
- Mikeforce::GitWeb
- Mikeforce::Bugzilla
- Mikeforce::Wiki
- MIkeforce::Packages
- GNOMEドキュメントの翻訳
forkして新たな機能を追加しようと取り込んだ他のプロジェクトのコードを含め、My Projects のコードなどを従来の Subversion から Git に移行した。 プロジェクト数は多くないので、svn2git を使って全て手作業で。ブランチやタグの扱いもそのまま継承してくれるので助かった。
CVS から移行して4年間くらい放置していたものが大部分だが。さらに、 gitweb を使ってサイトから参照できるようにした。これ見映えはよくないけど、機能は充実している。
ドキュメント翻訳のリポジトリも Git に移行するかどうかは未定。数も多いしブランチなんかは多用していないので必要なさそうだけど、意外と分散作業しているので考えどころ。
このサイトはフォトブックへのリンクを追加した。
あと、レイアウトも若干、変更しておいた。
CONTAGION.
観てきた。今季でもっとも期待していた作品 。
ホント、この監督は異なる国や地域の人間たちを同時進行で演出するのが巧い。そして、この作品の、映画を観た後ではなく、観ている最中に考えさせられるテーマがいい。
ウィルスの感染・潜伏期間・死亡率の時間的経過と、人間の思惑 (金儲けや自己中心的な考え)・恐怖心・とが同時に重なり合ってリアルタイムで進行する。それがアメリカと香港を中心に (ほんの少しだけ東京とロンドンも絡むが)。
豚インフルエンザや SARS といったパンデミックに対して、R-0/R-NOUGHT 理論が語られるシーンがある。1人の感染者が何人の人間に感染させてしまうかといった確率論 (Reproduction Number)。1人から2人、2人から4人、4人から16人・・・・といった2のべき乗だとR0は2という具合。映画では感染経路がはっきりしない未知のウィルスの段階でこの係数がドンドン上がっていく (= 死亡者が増加していく)。第三者的立場の人間 (映画を観ている自分も含めて) はこの数字に恐怖を抱き臨場感が揚がる心理をついた演出も秀逸。
ウィルスと (Twitter/Facebook などを経由して現状を伝えた結果) 恐怖心が同時に拡大感染していく現代的なセンスは、観る価値ありです。
最後に、人間とウィルスとの戦いの中で犠牲になっていったチンパンジーらの存在も忘れてはならないと思ったり。
My Rating: ★★★★☆ (4.5点)