今年は2016年のお盆休みは5月のGWに続き今年二度目の奥州攻めとして、その三日目は岩代国(現在の福島県西部)こと会津美里町にある向羽黒山城(むかい・はぐろやまじょう)攻めへ。会津と言えば、昨年は2015年の早秋に鶴ケ城(会津若松城)攻めを済ませているのだけれど、會津宰相の蒲生氏郷公が名づけたこの城がまだ黒川城と呼ばれていた時代、蘆名盛氏を中興の祖とする蘆名家全盛時代に詰城として白鳳三山(岩崎山、羽黒山、観音山)に築かれた山城が向羽黒山城である。
この日の会津若松の天候は不安定で、宿泊先を出た時は晴れていたのが、AIZUマウントエクスプレスに乗車して最寄り駅の南若松まで移動したとたんに土砂降りにかわった
。仕方がないので南若松の駅舎で30分ほど雨宿りした。それからは段々と雨が上がり、3時間かかりで本丸まで登った時には晴天になり、標高400m程の岩崎山頂上からの眺望は素晴らしかった
。
まず最寄り駅から30分かけて登城口へ、そして登城口から城址まで坂を30分のぼり、三の丸から本丸まで比高60-80mの山を歩きまわって4時間ほど、最後に帰りも1時間ちょっとかけて宿泊先のある会津若松まで戻ってきたので汗びっしょり
。ということで、駅からまっすぐ開店直後の居酒屋 北の酒林へ。このお店オススメの手羽焼きが出来上がるまでに、いくつかお酒のおつまみとして、まずは会津若松の郷土料理でもある馬刺し。小ぶりながらも臭みもなく美味しかった:

さくらの刺身(680円)
そして焼き物が出来上がるまで、梅きゅうりで火照った体を冷ますことにした。お皿も冷えていて、これはホントみずみずしくて美味しかった:

梅きゅうり(280円)
そして注文していた串焼きセット。味噌田楽、かしら、手羽焼、つくね、アスパラベーコン巻きの5本:

串焼きセット(850円)
味噌田楽もなかなか。これで冷たいビールがどんどんすすんだ。ということで焼きものを追加。こちらは豚ばら串:

豚ばら串(370円)
そろそろお店も混み始めてきて焼き物の注文が滞りそうなので、先に手羽焼きと若鶏の唐揚げを注文し、焼き上がるまではビールと梅きゅうりでマッタリとていた。
そして手羽焼。小ぶりだけど美味しいということで再び注文した。この焼き具合が絶妙だった:

手羽焼(430円)
若鶏の唐揚げ。揚げたてはやっぱり旨い:

若鶏の唐揚げ(570円)
ということで城攻めの疲れを十分に癒やすことができた
。
居酒屋 北の酒林
福島県会津若松市駅前町8-25
ここからはオマケ。
こちらは会津若松駅で見かけた案内板。新島八重の人気はまだまだ続いていた:

会津若松駅構内にて
向羽黒山城攻めで最寄り駅の南若松へは、このAIZU MOUNT EXPRESSで移動した。会津若松駅からJR只見線で西若松、それから会津鉄道線に乗り入れして一駅といった区間だったけど:

AIZU MOUNT EXPRESS(会津若松〜東武日光行き)

会津若松のシンボルである赤べこ
乗車券だけで、こんな豪華な車両に乗ることができる:

ゆったりとできる豪華な車両
南若松(無人駅)で少々雨宿りをして、そこから県道R128を西へ。これは阿賀川に架かる本郷大橋の欄干のモニュメント。獅子舞?:

本郷大橋の獅子のモニュメント
実はここで一つ悲しい出来事が。この写真を撮ったあとに、止んでいた雨がまた降り出してきたのでレンズフードを出そうと、カメラバッグを開いた時に、換えのバッテリーを橋の下に落としてしまった。幸いにも下には人が居なかったので良かったけど、再び戻って回収してみたら、ひび割れし中の電池部分がのぞいていてご臨終だった。まぁ城攻めも残す所あと一日だけなのでなんとか保つだろう。だけど純正バッテリーは高いので悲しい
。
ここから気を取り直して、再び本郷大橋を渡り、対岸の会津美里町へ。途中に沢山の実をぶらさげた梨畑があった:

県道128号沿いの梨畑
R128から日光街道に入り、さらに5分くらい歩くと城址の登城口となる。この辺りは漆器の本郷焼きが有名だということで焼窯などを見学できるようだった。
こちらは会津美里町歴史資料収蔵室という建物に貼ってあったポスター。上杉氏や蒲生氏、松平氏で有名な会津。蘆名氏も忘れないでくれ的なフレーズだった。しかし、せっかく興味が湧いて語ろうにも、この日は休館だった
:

「會津支配400年 蘆名氏を語らずに會津は語れない」
これは向羽黒山城の本丸(標高408m)から美里町の眺め。この時は雨は完全にあがっていた:

向羽黒山城一曲輪からの眺め
帰りにまた一雨来たけど虹が出てきて、雨雲は去っていった。会津鉄道の南若松駅より:

会津鉄道の南若松駅からみた虹
向羽黒山城攻め (フォト集)