きらく 金屋店 − Source Katsu-Don at Chinese Restaurant.

今年は2016年の晩秋のとある週末、前日の冷たい大雨から一転して暖気流が入り込んで深い霧に覆われて100m先は真っ白といった、なんとも珍しい日に埼玉県本庄市児玉町にある雉ヶ岡(きじがおか)城址を攻めてきた。ただし城址の半分以上は宅地化され学校などの敷地になっているので、正直なところ半日かけるほどの規模ではないだろうと期待していなかったのだが、実際に攻めてみると土塁や水堀などが現在でもよく残っており、もしかして宅地化されていなければスゴイ城だったのでは?;)と思えるくらい予想外に満足できた城跡だった。埼玉県は城が多い割には宅地化の波が激しい地区なので:O

で、ゆっくり周って午前中には城攻めをしっかりと堪能できたので、そのまま児玉町でお昼を食べて帰ることにした。で事前に調べたところ、本庄市児玉町はちょっと気になる美味しい処が多いといった感じだった。ただ田舎ということもあって日曜日は定休の店が多かったが。

その中から選択したのが「中華料理屋だけどカツ丼が有名。」と云うキャッチフレーズと、雉ヶ岡城跡から徒歩で行ける距離(約15分)にあったきらく金屋店というお店:

中華料理屋には見えない「きらく」

中華料理屋によくある暖簾もなく、ちょっと素通りしちゃいそうな佇まいだけど、お昼どきともあって大変な混みようだった;)。老夫婦とお手伝いのおばさんの三人で、目が回りそうな注文をこなしていた。

で、なんとか注文して出てきたのがソースカツ丼(700円)。一見ふつーのソースカツ丼のようだけど・・・:

ソースカツ丼(700円)

アツアツの御飯の上に、これまたアツアツの柔らかい豚カツがそのまま載っていて、上から醤油ベースというか、蕎麦つゆに似たソースが御飯までかかっているだけ。しかし、それがとても美味しかった。とにかく豚カツが旨い。というのもラードでじっくり揚げていたからだけど。今時ラードで揚げた豚カツはそう食べれないよ:D。さらに味噌汁ではなく中華スープ付き。これもいい味だった。ということで、いつもながら城址を歩き周ってお腹ペコペコ、そこから15分も歩いてさらにお腹ペコペコだったのもあるけど、ホントに体が温まった。値段も田舎価格で良かったし:P。くどいけど、ココは中華料理店。老年の親父さんは大きな中華鍋でラーメンを作っていた。

きらく 金屋店
埼玉県本庄市児玉町金星1204-2


ここからはオマケ。
こちらは雉ヶ岡城址の堀の中にあった「夜泣き石」。この石にまつわる伝説として、その昔、殿様の夕餉(ゆうげ)に針が入っていて、それを女中のお小夜の仕業と考えた奥方はろくに取調べもせずに彼女を井戸に落として殺してしまった。お小夜は子を孕んでいたが、後で遺体を引き上げてみると、お小夜も赤ん坊も石になっていたと云う。それがこれらの石で、それ以来、夜になると泣き声が聞こえるのだとか。あとで調べてみたけど、夜泣き石って云う伝説は日本のあちらこちらで残っているらしい:|

夜泣き石の伝説

堀の底で眠る夜泣き石

そして、こちらは城址の二ノ丸あたりに建っていた金比羅神社の鬼瓦。天狗の面だった。当時、拝殿の扉が半ば開いていたので近寄ってみてみると、何と「賽銭泥棒」がこじ開けた後だった。うーむ。罰当たりは何処にでもいるんだなぁ:(。でも、しっかりと天狗に見られていたはず。天罰を!:

金比羅神社の鬼瓦

最後に、これも城址で見かけた山茶花(さざんか)。とても綺麗だった:

寒椿ではなく山茶花

山茶花と書いて「さざんか」

ということで、今回の旅のフォト集はこちら:

See Also雉ヶ岡城攻め (フォト集)

居酒屋ひょうたんや − Shizuoka Oden at Hyoutan-Ya.

昨年は平成27(2015)年の早春に静岡県静岡市にある臨済寺と云う国指定の重要文化財がある有名な禅寺に行ってきた。ここは拝観謝絶なので境内の一部をうろうろしただけ。もちろんいつもの城つながりで、さらには徳川家康つながりだけれど。その後は静岡浅間神社(しずおか・せんげんじんじゃ)にも立ち寄って、こちらも重要文化財の拝殿などを見物してきた。城攻めしていた時間帯は本当に寒かったけど、夕方からは幾分やわらいだようで、大勢の静岡市民に出会った。
それからJR静岡駅方面へ向かい、県庁の南側にある呉服町とか云う繁華街まで足を運んで、商店街にあった御茶屋でお土産を購入、それから静岡名物のおでんでも食べて帰ろうかと、静岡では知る人ぞ知る三河屋[a]豚一家が飲み食いしたお店まで行ってみたら未だ開いていなかった:$。ということで、この界隈でおでんが美味しそうな店を探したけど、静岡素人にはよく分からず;(。大分歩きまわってお腹も喉も「煩く」なってきたので、目の前にあったひょうたんやと云う居酒屋へ。ビールと、そのおつまみになりそうな静岡B級グルメのいくつかを注文した。

まずはお昼でも頂いた生の桜えび:

生桜えび

続いて、マグロカツ:

まぐろカツ

そして、お目当ての静岡おでん。ホントに黒かった。ダシ粉がコレ又いい味していた。大根なんかホントに真っ黒:

静岡おでん

真っ黒に染みた大根

真っ黒に染みたちくわ

そして、その日の焼津であがったハマチの刺身:

はまちの刺身

そんなこんなで飲みの方も本気モードで、梅酒ロック:

梅酒ロックで締める

ということで、そろそろ電車の時間になったのでJR静岡駅へ。なんとなく静岡おでんが気に入ったので、お土産に買ってしまった。そして7:30pm過ぎのJR新幹線ひかり478号に乗り、品川着が8:30pmだった。

静岡県静岡市葵区呉服町2丁目5-21
ひょうたんや


ここからはオマケ。
臨済寺は修行道場のため一般日は拝観謝絶。とはいえ、山門と本堂の間は見学できる:

問答無用に拝観謝絶・・・ではなかった

そして、静岡浅間神社には七つの神社があり、いろいろとご利益が異なるようだ:

七社参りで大願成就

臨済寺と浅間神社は共に賤機山(しずはたやま)の麓にあるが、この賤機山の「シズ」が静岡の名前の由来だとか:

県庁前にあった静岡の由来

そして、到着した品川駅ホームで見かけた長野新幹線→北陸新幹線の開業ポスター(当時):

2015.3.14開業予定の北陸新幹線(当時)

ということで、今回の旅のフォト集はこちら:

See Also臨済寺と浅間神社 (フォト集)

参照   [ + ]

天文本店 − Kakiage Bowl of Fry Shrimps.

昨年は平成27(2015)年の早春に静岡県静岡市にある駿府城を攻めてきた。自身としては、新幹線で静岡で降りるのは初めて。JR品川駅から7:40am位の新幹線ひかり463号に乗り、静岡駅についたのが9:00amちょっと過ぎ。城は駅から徒歩でも10数分の所にあり、晴れて青く澄んだ中をゆっくり城攻めしてきた。こんな天気なので県庁別館展望ロビーからの眺めに期待していていのだけれど、これがまた運が悪く、この日は休館日だった:$。それに追い打ちをかけるかのように、この日の気温は低かった :$。東京より寒いんじゃないかと思ったくらい。

10:00am位から始めた城攻めは、展望ロビーへ行かない分だけ早めに終了し、1:00pm位にはお昼を摂ることが出きた。それで今回は、静岡の郷土料理の一つ、桜えびのかき揚げ丼を天文本店という創業130年を誇る老舗店で頂いてきた。昼時としては結構いい時間なので混んでいたら別の店にしようかと思って行ってみたら、客は自分一人だけだった:O。で、桜えびかき揚げ丼を注文し、目の前で揚げてもたっている間、ビールを飲みつつ鰻の肝焼きを頂いた:

肝焼き(600円)

タレが絶妙で、寒い日だったけどビールが美味かった。城攻めで消耗したエネルギーを補給できた:

お酒の供として鰻の肝焼きは絶品

お酒が入って体も少し温まった頃、桜えびのかき揚げ丼セット(香の物と味噌汁付き)が出てきた:

桜えびのかき揚げ丼(1500円)

香ばしいい香りに、カリカリのサクサクの衣、さらには想像していたよりも大きな桜えびで、噛んだ後の苦苦さはなかった。そして、こちらも御飯一杯にしたったタレが絶妙だった:

サクサクのかき揚げ丼

お店を出る時に、女将さんに「静岡は想像していたより寒いですね〜」と聞いたら、その日はホントに寒い日だったようで、静岡市民は気温が10度を切ると家から出ないのだとか :D。 だからお店も空いていたのかと納得した :P

静岡県静岡市葵区七間町14-3
天文本店


ここからはオマケ。
こちらは品川駅で見かけた新幹線N700系と、今回の移動で乗車した700系:

N700系のぞみ

N700系のぞみ

700系ひかり

そして駿府城公園で見かけたモニュメントたち。まずは「府中弥次喜多像」。東海道中膝栗毛の弥次さん(左)と喜多さん(右)の銅像:

府中弥次喜多像

こちらは「わさび」のモニュメント:

静岡産わさびのモニュメント

水堀のある城址公園ともあって、いろいろな生き物を見かけた:

カルガモ

錦鯉

カワウ

あと、これは城址公園の自販機にあった「お好み焼きバー」。この手の食べ物は自販機の写真に騙されるもので、ソースがかかっていなかったけど暖かかったので最後まで残さず食べることができた。味は微妙だった :$

お好み焼きバー

こちらは城址公園に新たに建造された坤櫓(ひつじさる・やぐら)の中で売られていた記念クッキー。この2015年が、徳川家康公が誕生して400年の節目の年だった:

家康公顕彰記念クッキー

ということで、今回の城攻めのフォト集はこちら:

See Also駿府城攻め (フォト集)

蛭ヶ島茶屋 − Hirugashima CHAYA.

急に寒くなったと思ったら週末には気温が上がったりして、なかなか体調を整えるのが難しい今年は2016年の11月初旬、静岡県伊豆の国市韮山韮山[a]これは誤植ではなく「韮山」が二回づづく実際の地名。にある韮山城を攻めてきた。JR東海道本線の三島駅から伊豆箱根鉄道駿豆(すんず)線・修善寺行きに乗り継いで韮山駅で下車。本来はこのまま田園風景を眺めながら15分程歩いて城址へ行く予定だったのが、駅を下りると何やら大勢の人達が。どうやらこの日は伊豆の国市のイベント開催日だったようだ :)

伊豆の国時代まつり (平成28年11月6日)

市内の小学生らによるステージイベントの他、ストリートダンスや時代物のパレード、そして近隣市内の美味しいもののお店が出店していた。こちらは城攻めの後に楽しもうと、とりあえず韮山城址方面へ移動した。

ここ「韮山」は城址の他にも観光名所がいくつかあり、例えば今回は訪問しなかった世界文化遺産の韮山反射炉とか、今から850年以上も前の平治の乱で敗れ、その後に鎌倉幕府征夷大将軍となった源頼朝の配流地である蛭ヶ島(ひるがしま)跡がある。なお、現在この跡には蛭ヶ島茶屋が建って憩いの場になっており、その昔に14歳で流されてきた頼朝は、北条時政の娘・北条政子と結ばれたのち34歳で旗揚げするまでの約17年間を、ここ蛭ヶ島で過ごしたと云う:|

蛭ヶ小島(源頼朝配流の地跡)

ちなみに「蛭ヶ小島」とは、当時の蛭ヶ島が川の中洲、あるいは湿田の中の微高地にあり、他にも蛭ヶ小島と称する中洲がある中で一番小さかったことから後年そう呼ばれるようになったとか。そして、こちらが富士山に向かって二人寄り添う頼朝と政子のブロンズ像で、「蛭ヶ島の夫婦(ふたり)」と云うらしい:

「蛭ヶ島の夫婦(ふたり)」

これは敷地の一角に展示された伊豆の国市・歴史民俗資料館(県指定有形文化財)で、江戸初期から続く旧上野家住宅で、記録にはないが十八世紀中頃以前に建造されたものとされている:

伊豆の国市・歴史民俗資料館

そして頼朝夫婦も眺めたであろう富士山。この韮山からの富士山の眺めもなかなか良かった:

伊豆の国市から眺めた11月初旬の富士山

先ほど韮山駅前で大賑わいだったイベントの一環で、ここ蛭ヶ島茶屋では自衛隊の方々が炊き出しとして豚汁を作ってくれていた。さらに自衛隊車両なども展示されていた:

73式大型トラック「3 1/2t」 (ISUZU)

高機動車HMV(TOYOTA)

高機動車HMVの運転席

軽装甲機動車(KOMATSU)

KLX250 (KAWASAKI)

KLX250 (KAWASAKI)

そして、こちらが本日の主役(?)の野外炊具。3 1/2tトラックに牽引されてきたと思われる。搭載されている釜は6つで、一度に600人分の炊飯ができるのだとか。

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この野外炊具で温かい豚汁を作ってくれた

といった感じで茶屋を見て回ったあとに韮山城を攻め、豚汁ができあがった頃を見計らって:P 城攻めが終わったら、再び蛭ヶ小茶屋へ戻ってきた。炊き出しで頂いた具だくさんの豚汁と、予め買っておいたコンビニのおにぎりでお昼にした:

陸上自衛隊謹製豚汁(無料)

この日の韮山は晴天ながら冷たい風が吹いていたので、温かい豚汁は最高だった 8)。それから茶屋に入って無料で温かい御茶を頂いた。やはり静岡はお茶の郷だ。貰ってばかりでは何なので、茶屋で冷たい甘酒を注文した。甘酒はいわゆる病院の点滴くらい栄養が高い飲み物だとか:

冷たい甘酒と、きゃらぶき(250円)

蛭ヶ島茶屋
静岡県伊豆の国市四日町17-1 蛭ヶ島公園


ここからはオマケ。

城攻めも終わり、お腹も一杯になったところで、帰りの時間までイベントやお店をいろいろ見て回ってきた。そこでは「楽市楽座」と題して伊豆の国のブランド認定商品や市内・近隣市町の「うまいもの!」が大集合していて、どこも行列だった。

で、ついつい並んで買ったのが美味しいカスタードクリームが入った鯛焼き:

カスタードクリームの鯛焼き(150円)

こちらは、本イベント一番の出し物「時代パレード」。伊豆の国の郷土の偉人たち(源頼朝、北条政子、北条早雲、江川英龍(坦庵)など)と共に仮装してパレードしていた。やはり戦国物が一番の人気だった模様:

時代パレード(北条早雲武将隊)

時代パレード(北条早雲武将隊)

時代パレード(北条氏照武将隊)

時代パレード(武州八王子三ツ鱗会)

時代パレード(北条氏規武将隊)

最後は、ちょっとボケちゃったけど伊豆箱根鉄道駿豆線(韮山駅にて)の3000系:

伊豆箱根鉄道駿豆線(三島 – 修善寺)で使用されていた3000系

今回攻めきた城はこちら:

See Also韮山城攻め (フォト集)

参照   [ + ]

a. これは誤植ではなく「韮山」が二回づづく実際の地名。

手打ち 佐野ラーメン 417 − SANO Ramen Sheena.

例年になく寒い今秋、先月についで再び栃木県にある城攻めに行ってきた。午前中は佐野にある未完の城・佐野城址(佐野市城山公園)、午後は足利市の足利氏館こと鑁阿寺と、日本最古の学校で日本遺産にも認定された足利学校へ。足利学校では丁度、国宝に認定された宋書なるものが期間限定で展示されていると云うことで帰りの時間をぬって見てきた。

午前中の佐野城は、広島の三原城のように、JR/東武線の佐野駅から三ノ丸に直結している。そして、この城の大手門が佐野厄除大師の山門に移築されていると云うことで十数分かけて行ってきた。この大師はもともとは佐野城近くにあったものらしく、現在地へ移転する際に一緒に移築されたらしい。総けやき造りの堂々たる風格を誇る山門であった。

それから午後の部として足利へ移動する前に、大師脇を流れる秋山川を渡ってすぐのところにある手打ち・佐野ラーメン497(しいな)でお昼にした:

栃木県佐野市大橋町2191-7 「手打ち・佐野ラーメン417」

佐野へ来たら佐野ラーメンということで、このお店のメニューはラーメン(とその大盛り)とチャーシュー麺(とその大盛り)のみ。他に手作り餃子がある。この日は、前日にトマホークステーキ776gを頂いてきたこともあり朝は軽めだったのでラーメンに餃子を追加で注文した。

そして来たのがスープがなみなみの佐野ラーメン。見た目は具材も含めてとてもシンプル:

佐野ラーメン(600円)

これが佐野ラーメンの正統派というべき醤油味で、どちらか言うと昔ながらの支那そばに近い。麺は手打ちでちぢれ。スープは気持ち薄い感じがしたけど、食べ続けても嫌味にならない。煮豚にもしっかりと味が付いて、いい具合のアクセントになっていた。支那竹もうまかった。最後の一滴までスープを飲み干すことができた。

そして、こちらはオススメの餃子。ニンニクがしっかり入っていて、肌寒いこの日の城攻めには必要な栄養分を摂ることができた:

IMG_4811.resized

ぎょうざ(300円)

手打ち佐野ラーメン417
栃木県佐野市大橋町2191-7

 


ここからはオマケ。

佐野城の大手門が山門になっている佐野厄除大師こと惣宗寺(そうしゅうじ)で菊花展が開かれていた:

惣宗寺(佐野厄除大師)で開かれていた菊展

佐野からJR両毛線で足利へ移動し、駅前に展示されていたEF60 123形直流電気機関車。国鉄(日本国有鉄道)が1960年に開発した平坦路線向けの電気機関車。かっては両毛線の貨物列車牽引で活躍し、現在でも完全系で静態保存されている貴重なものらしい:

国鉄 EF60 123形直流電気機関車

最後に、征夷大将軍・足利尊氏公の像をなかなか微妙なアングルで:

室町幕府の初代征夷大将軍で足利将軍家の祖である足利尊氏公

今回攻めきた城はこちら:

See Also佐野城攻め (フォト集)
See Also足利氏館と足利学校 (フォト集)