焼肉・冷麺 大同苑 − Just ate Morioka-Cold-Noodle Before go Home.

先週末は令和5(2023)年の秋分の日[a]昼と夜の時間の長さがほぼ同じ日になる日。彼岸の中日でもある。貴重な文化財を観に岩手県は盛岡まで行って来た。まだ外が真っ暗の時間帯に起きて東京駅へ向かい、朝7時すぎの新幹線はやぶさ203号・新青森行に乗車して、盛岡に着いたのが朝9時半。この日の東北地方は大雨の関東とは違い、やわらかい陽がさす晴天で、少し厚着して行ったのだけど予想外に暑かった :O[b]流石に夕方になるとひんやりしていたけど 😉️。

この人生初の盛岡入りは日帰りのプランではあったが、(可能ならばを含め)観たいものは全て観ることができた[c]観覧ポイントは意外とまとまっていたが、中には結構な移動距離を往復歩くことになりそうだったので 😮️。ので満足して帰宅の途へ。ただ、この日の昼はしっかり食べたのに、城攻めで歩き回ったあとはすっかりお腹が空いてしまった :D。そんな具合で駅へ徒歩で向かっていた時、ちょうど事前に調べておいた御食事処が近くにあることを思い出し、サクッと店まで行ってサクッと盛岡のソウルフードを食べることができた:

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焼肉・冷麺 大同苑

こちらも豚一家の胃袋を満足させたお店で焼肉屋。夕食どきながら焼肉ではなく冷麺だけ食べにきたのに、気持ち良くボックス席に通してもらえて嬉しかった[d]もちろん1時間だけという制限はあったが。 ;)

グラスビール(720円)も注文して、胃袋のウォーミングアップをしながら待つこと10分ほど。人生で数えるくらいしか食したことがない冷麺、それも本場物がこちら:

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盛岡冷麺(1,080円)

前沢牛+いわて牛をベースにしたスープの真ん中に盛られた麺は北海道産のジャガイモ(馬鈴薯)の粉を使っているのだとか。付け合せの大根キムチで辛さを調節するらしいが、ひとまず素の冷麺を頂く:

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盛岡冷麺

さらにテーブルにあった酢を軽くかけて頂いて、キムチをど〜んと入れて食べた:

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盛岡冷麺+キムチ+酢

中太で弾力がある麺と、見た目は薄いがしっかりとした旨味のある冷たい牛スープが、味変でさらに味が引き立てられ、最後の一滴までしっかりと飲み干せた。辛さの苦手な自分でも問題なくいけた:

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しっかり完食

これまで食した冷麺では見事一番。見た目はシンプルながら、スープが美味しいと、それだけで違いが出るものなんだなぁ8)

店を出ると、冷たいものを食べて若干涼しさが増した感じがしたが、そのまま菜園通り沿いを歩き、北上川を渡って駅へ向った:

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開運橋から見下ろした北上川

焼肉・冷麺 大同苑(盛岡総本店)
岩手県盛岡市菜園2-6-19


ここからはオマケ。 
 
今回のツアーの目的である貴重な工芸品の他、もりおか歴史文化館には南部家に関する史料(含むレプリカ)がいろいろ展示されていた:

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不動明王打出五枚胴具足

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白羅紗地日の出紋陣羽織

盛岡城の壮大なジオラマは、城攻めする前に観ておくと良いかも:
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盛岡城のジオラマ

他には、盛岡秋まつりで使われた明治時代と現代の山車(レプリカ)なんて物も展示されていた:

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明治時代の山車

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現代の山車

このツアーの目的を成就したあと、午後は東北随一の石垣を持つと評判の盛岡城跡(巖手公園)を巡ってきたのだが、城址北側にある三ノ丸跡の一部は石垣修復工事のため立ち入りできなかった。そんな情報はホームページには無かったが :|
さらに公園内に入ると、翌日(日曜日)にはなにやらこの街恒例の音楽祭が開催されるとのことで、いろいろな場所[e]会場となる台所屋敷跡の多目的広場だけではなく、三ノ丸跡の一部や石垣の前とか 🤬️。さらに国の史跡である石垣の前に平気で車と停めていた。石垣はお前のものではない 🤬️。に注意書きの看板やら柵がおかれていた。別に今日じゃなくても良いだろうにと思ったが、前夜祭として打ち上げ花火が開催されるとのことで、午後5時頃には(暗黙のうちに)公園から閉め出される羽目に :$。田舎の行政は余所者には斯くの如くキビシイものか :X
 
これが三ノ丸北西部の石垣修復工事現場。もちろん休日なので作業はしていない:
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三ノ丸虎口の瓦御門跡

解体された石垣は公園内で空いているいろいろなエリアに保管されていた。したがって当然ながらそこには立ち入りできない:

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台所屋敷跡(多目的広場)

こちらは公園北側の三ノ丸石垣の上に置かれていた烏帽子岩(兜岩)。築城時に神域から出土したらしく、南部盛岡藩の守り岩:

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烏帽子岩

今回の園内は残念な状態ではあったが、石垣はさすがに素晴らしく見どころはあった8)。たとえば本丸と二ノ丸の石垣と堀切とか:

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本丸北東隅石垣

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二ノ丸南東隅の石垣と堀切跡

こちらは二ノ丸跡から眺めた岩手山:

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岩手山

本丸跡には立派な「トマソン[f]まるで展示するかのように美しく保存されている無用の長物のこと。」があったが、これは盛岡藩南部家四十二代当主であり、日露戦争で戦死した南部利祥《ナンブ・トシナガ》公の騎馬像が建っていたが、先の大戦で供出された状態のままなのだとか:

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南部利祥中尉銅像台座

最後は、惣構え南端にあった穀丁惣門《コクチョウ・ソウモン》跡へ向かう途中に偶然見つけた新渡戸稲造生誕の地:

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新渡戸稲造生誕の地

文久2(1862)年に南部藩士・新渡戸十次郎の三男として、この地で生まれ、農学博士・法学博士となって北海道の札幌農学校や京都帝国大学、東京帝国大学などで教鞭をとった:

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新渡戸稲造像

第一次世界大戦後は国際連盟事務局でも活躍したというが、個人的にはやはり著書の「武士道」と云う日本の魂についての解釈が印象的である

と云うことで、この時のフォト集はこちら:
See Also2023年9月 もりおか歴史文化館 (フォト集)
See Also盛岡城攻め (フォト集)

参照

参照
a 昼と夜の時間の長さがほぼ同じ日になる日。彼岸の中日でもある。
b 流石に夕方になるとひんやりしていたけど 😉️。
c 観覧ポイントは意外とまとまっていたが、中には結構な移動距離を往復歩くことになりそうだったので 😮️。
d もちろん1時間だけという制限はあったが。
e 会場となる台所屋敷跡の多目的広場だけではなく、三ノ丸跡の一部や石垣の前とか 🤬️。さらに国の史跡である石垣の前に平気で車と停めていた。石垣はお前のものではない 🤬️。
f まるで展示するかのように美しく保存されている無用の長物のこと。

そば処 東屋 − Some of them recommend Katsudon instead of Wanko-Soba.

先週末は令和5(2023)年の秋分の日[a]昼と夜の時間の長さがほぼ同じ日になる日。彼岸の中日でもある。貴重な文化財を観に岩手県は盛岡まで行って来た。まだ外が真っ暗の時間帯に起きて東京駅へ向かい、朝7時すぎの新幹線はやぶさ203号・新青森行に乗車して、盛岡に着いたのが朝9時半。この日の東北地方は大雨の関東とは違い、やわらかい陽がさす晴天で、少し厚着して行ったのだけど予想外に暑かった :O[b]流石に夕方になるとひんやりしていたけど 😉️。

午前中はこの文化財を盛岡の地にもたらした御仁の墓所盛岡城の移築門などを巡ったが、いつのまにか予定のコースから大きくズレてしまい、目的の品を展示している博物館への道のりが遠のいてしまった上に、昼近くになったので、先にお昼を摂ってからゆっくりと博物館へ向かうことにした :)

我が人生初の盛岡入りと云うことで、事前にいくつか気になった御食事処を見繕っておいた中から、豚一家がオススメするわんこそばの老舗店を選択した[c]目的地まで徒歩で移動できることも理由の一つ 😉️。

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創業明治四拾年・そば処・東屋(本店)

昼11時ちょい過ぎに到着した店前に行列はできていなかったので、そのまま「丸に東」の暖簾をくぐって店内に入ってみると目の前に整理券の発券機があった。さらに左手奥の部屋には何組かの人たち座っているのを目撃して、これは意外と待つかなぁと不安がよぎったが、よく見るとこの発券機は「わんこそば」待ち用で、通常の御食事は店員に呼ばれるのを待つシステムのようだ。と云うことで、これと云って待つことなく正面奥にあるカウンター席にすんなり通してもらえた 8)

創業から百年以上の蕎麦屋であるが、だいぶ前に観た放送で豚一家がオススメしていたのは特製カツ丼(1,100円)だったので、こちらを注文し、冷たいお茶を飲みながらしばし待つ:

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丸に東の湯呑

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「おもさげながんすー」

ちなみにトイレ前には有名人らのサイン色紙が飾ってあったが[d]豚一家の色紙を探したが、残念ながら見つからず 😣️。、その中に「実は東屋さんはカツ丼がオススメ!」なんてメッセージが意外と多かったのに驚いたと同時に、すこし安堵した[e]流石に蕎麦屋にきて蕎麦を食べないのはねぇって後ろめたさが・・・😅️。;)

注文して15分くらいたって出てきた特製カツ丼がこちら:

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特製カツ丼(1,100円)

香の物の他に、わんこそばサイズのお椀がついていた。にくいねぇ東屋!:D

厚みのある肉と割り下で味がしっかり付いた柔らかい衣と卵をまとったトンカツは、火傷しそうな熱さだったけどパクパクいけた:

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カツ+タレ+卵の三位一体

こちら少量ながらも、温かくしっかりとした出汁つゆで頂く手打ちそばも美味しかった:

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わんこそば

朝から初めての土地でさんざん歩いてきた体にエネルギーを注入し、午後の城攻めに備えることが出来た感じ。

お店を出て「お椀ではない」限定公開の文化財を展示している博物館へ向かいながら、ふと「そう云えば早朝、東京駅でカツサンドを食べた」ことを思い出したが、特に後悔はなかった :P

そば処・東屋(本店)
岩手県盛岡市中ノ橋通1-8-3


ここからはオマケ。
 
東京から盛岡まで乗車した東北新幹線のはやぶさ:

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JR新幹線はやぶさ

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はやぶさ203号・新青森行

自宅で軽く朝食は摂ってきたが二時間半の乗車後にすぐ歩きまわる予定だったので車内で軽食を。最近のケースだとほぼ決まって「やわらか・ひれかつサンド」(750円)を選択している:

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やわらか・ひれかつサンド(750円)

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朝もトンカツ

こちらがJR盛岡駅(東口バスターミナル)。二階が東北新幹線のホーム:
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盛岡駅

盛岡城の城門(裏門)が移築されたと伝わる報恩寺は山門(三門)が素晴らしかった。この門の楼上には十一面観音が祀られているのだとか:

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報恩寺の山門「瑞鳩峰山」

東屋から博物館へ向かう途中、赤煉瓦の建物が目に入ってきた。明治時代に建てられ、今も現役の都市銀(国指定重要文化財)らしい:
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岩手銀行赤レンガ館

盛岡市内中央を流れる中津川。鮭が遡上するらしい:

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中津川

と云うことで、この時のフォト集はこちら:
See Also盛岡城攻め (フォト集)

参照

参照
a 昼と夜の時間の長さがほぼ同じ日になる日。彼岸の中日でもある。
b 流石に夕方になるとひんやりしていたけど 😉️。
c 目的地まで徒歩で移動できることも理由の一つ 😉️。
d 豚一家の色紙を探したが、残念ながら見つからず 😣️。
e 流石に蕎麦屋にきて蕎麦を食べないのはねぇって後ろめたさが・・・😅️。

黒田如水所用・銀白檀塗合子形兜 − You know, this is not a Bowl.

つい最近、十年前の懐かしい大河ドラマをイッキ観していたのだが、その主人公にちなんだ「物」のニュースを偶然インターネットで見かけた。実際のところ、そこに書かれているとおり、既に公開会期は終了していたのだが、よくよく見ていると「次回の公開は2023年9月12日〜25日になります」と追記されていたのに気づいた:)

会場は盛岡と云うことで少し躊躇したが、岩手県は自分にとって未開の地でもあったし、何よりもドラマの後押しもあって実物を観たいと云う気持ちが募って行くことにした。それも日帰りという強攻プランで :D。ただ博物館鑑賞だけではもったいないので、運良く近くにあった城跡も攻めてきた他、この「物」に大きく関与した御仁の墓所も参詣してきた。

先週末は令和5(2023)年の秋分の日[a]昼と夜の時間の長さがほぼ同じ日になる日。彼岸の中日でもある。、まだ外が真っ暗の時間帯に起きて東京駅へ向かい、朝7時すぎの新幹線はやぶさ203号・新青森行に乗車して、盛岡に着いたのが朝9時半。この日の東北地方は晴天で、少し厚着して行ったのだけど予想外に暑かった :O[b]流石に夕方になるとひんやりしていたけど 😉️。

午前中は墓所や南部家ゆかりの場所を巡り、豚一家の御用達でもある御食事屋でお昼を摂ったあと会場へ。垂れ幕も架かっていた:

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もりおか歴史文化館

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「これはお椀ではない」

常設展示室の一角に黒田如水(官兵衛)所用と伝わる「銀白檀塗合子形兜《ギンビャクダン・ヌリ・ゴウスナリ・カブト》」(県指定文化財)が展示されていた[c]常設展示室には他に盛岡藩南部氏の歴史やゆかりの品々、そして盛岡城のジオラマが展示されていた。これは城攻めする前に観ておくことをオススメする 😃️。

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銀白檀塗合子形兜(岩手県指定有形文化財)

この難読な名称はあくまでも価値ある工芸品としての現代の呼び名だが、江戸時代には「如水の赤合子[d]合子とは身と蓋からなる小さな器のこと。《アカゴウシ》」と呼ばれていたらしい。

お椀を臥せた形状で、前立など派手な装飾がなく質素で、いかにも如水にピッタリなデザイン。X線透過撮影の結果から、表面は赤みを帯びた漆を塗った(白檀塗《ビャクダン・ヌリ》[e]透明な漆を塗って、下地を浮かび上がらせる塗り方。)、まさに御椀そのもの :D

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銀白檀塗合子形兜

錣《シコロ》は割しころの三段下り。二段以下を三分割して素懸威《スガケ・オドシ》としているが、背面のみ裾板《スソイタ》の一段目が欠損し、二段の備えになっている:

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銀白檀塗合子形兜

一説に、如水の正妻・光《テル》(照福院殿)が実家の櫛橋《クシハシ》家から嫁いできた際の進物とされる。

平成の時代に、東北芸術工科大学・文化財保存修復研究センターがX線透過撮影を実施して内部構造や劣化状態を調査したらしい[f]平成26年度のセンター年報(PDF)を参照。

その結果、鋲で六枚の扇形鉄板を留めて鉢型に成形し、上部から下部にかけて椎形から裾広がりに鞣《ナメ》して、鉢の内部は眉を打ち出して表裏を朱漆塗りした内眉庇《マビザシ》が鋲留めされていることが分かった:

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銀白檀塗合子形兜

特徴的な頭頂部の高台部分は別造りになっており、4カ所でカラクリ留めして取り付けられている:

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銀白檀塗合子形兜

黒田如水は筑前国福岡藩の藩祖であり、なぜ公の兜が盛岡の地にあるのかを説明したチラシがおいてあった:

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「合子形兜」はなぜ盛岡に?(拡大版)

この兜は公の右腕であった栗山利安《クリヤマ・トシヤス》(善助)が如水から形見分けとして拝領した。善助の死後に、彼の嫡男で栗山大膳《クリヤマ・ダイゼン》こと利章《トシアキラ》は父に倣って黒田家を支えてきたが、黒田長政の子で二代藩主・黒田忠之《クロダ・タダユキ》は利章ら重臣と衝突し、多くの者が減封や改易の憂き目にあった。筆頭家老である栗山大膳は主人の暴走を幕府に訴え出たが、三代将軍・徳川家光は大膳の訴えを退けた[g]ちなみに忠之の母は徳川家康の養女。家光はスーパーが付くほどの家康フリークである 😑️。上に、陸奥国の南部家への「御預[h]事実上の流罪・追放 🤬️。」の沙汰を下した(いわゆる黒田騒動)。大膳は、栗山家の家宝であるこの兜を盛岡まで持参し、のちに盛岡藩士となった子孫から南部家に献上されたのだと云う。

大膳は盛岡では手厚く待遇され、盛岡城下の発展に寄与し、同地で死去した。公の亡骸は盛岡城を見下ろす愛宕山中腹の恩流寺に埋葬された[i]現在の恩流寺は山麓へ移設されたが、墓所はそのまま中腹にある。

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栗山大膳墓所

と云うことで、この時のフォト集はこちら:
See Also2023年9月 黒田官兵衛所用「銀白檀塗合子形兜」 (フォト集)
See Also栗山大膳利章公墓所 (フォト集)

栗山大膳の墓
岩手県盛岡市愛宕下

参照

参照
a 昼と夜の時間の長さがほぼ同じ日になる日。彼岸の中日でもある。
b 流石に夕方になるとひんやりしていたけど 😉️。
c 常設展示室には他に盛岡藩南部氏の歴史やゆかりの品々、そして盛岡城のジオラマが展示されていた。これは城攻めする前に観ておくことをオススメする 😃️。
d 合子とは身と蓋からなる小さな器のこと。
e 透明な漆を塗って、下地を浮かび上がらせる塗り方。
f 平成26年度のセンター年報(PDF)を参照。
g ちなみに忠之の母は徳川家康の養女。家光はスーパーが付くほどの家康フリークである 😑️。
h 事実上の流罪・追放 🤬️。
i 現在の恩流寺は山麓へ移設されたが、墓所はそのまま中腹にある。

うなぎの与助 − A Low-Price but Good Taste Eel Restaurant.

先週末[a]重陽の節句で、救急の日であり、自分の誕生日でもある。は令和5(2023)年の白露の候に名古屋にある城跡を攻めてきた。午前中は一宮市で六年前に攻めた城跡に関連する遺構を見たあと、次の目的地へ向かうために最寄り駅へ移動する途中、あらかじめ調べておいた鰻屋でお昼を摂ることにした。

炭焼き活うなぎの店

この日の名古屋は台風が通過した後ともあって天気は晴れ。そして日差しが強い上に気温も高く、だまって立っているだけでも汗が吹き出てくるほど :O。このあともさらに歩きまわる予定だったのでエネルギーを補充するために「うなぎ料理」は良い選択ではあったが、ちょうど昼時の到着になってしまい行列が気になった。しかしながら店先を見て安心した :)

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昼時だが混雑していなかった 😄️

暖簾は出ているので開店はしているようだが行列にはなっていなかった。ひとまず暖簾の間から店中を伺ってみると突然眼の前に店員が現れて驚いてしまった :D

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このあと、突然店員が出てきた 😃️

何はともあれ無事に店の中へ。店内は想像していたよりも新し目で、座敷上に置かれたテーブル席の他にL字型のカウンター席があった。カウンター席に通されたが、自分以外の客はカウンター席に居た二人だけ。

カウンター席の眼の前に束になって置かれていたカタログがお品書きとのこと。ここは、あらかじめ決めてきた「うな丼(しぶさん)」(1,700円)に加えて、お品書きを見て「ごはんまし」(100円)と肝吸い(200円)を注文した。「しぶさん」は身の量が 3/4 尾、「ごはんまし」は +100g で、合わせて350g の量になる。

リーズナブルな値段だったので、あまり期待はしていなかったが、カタログの写真を見る限り、それほど悪くはなさそう。さらにカタログを眺めていると、このような価格帯で提供できるのは、ちゃんとした理由があるらしいことが分かった。店に入った瞬間やお品書きを見た時の違和感は、そんなところにあったのかと。まぁ、美味しい鰻をお安くいただけるのであれば特に問題なし。客が少なかったのは、おそらく最近オープンした店舗なのだろう。

注文して10分位たって出てきたうな丼がこちら:

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うな丼(しぶさん)+ごはんまし+香の物+肝吸い

鰻はタレが焦げるくらいに焼かれていたが、この匂いが食欲をそそる。御飯にもしっかりタレが染みていて悪くない。鰻の身は若干固めで、骨も何本かあったが、気にするほどでもなかった:

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3/4尾ながら意外とボリュームがあった 😊️

噛むと脂がじんわりと出てきて、それがタレと合体してパクパク行けた。「ごはんまし」は必須かも:

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お手頃な値段で、全然悪くない

一尾と比較して500円安いが食べごたえはある。むしろ+200g の「ごはんましまし」(200円)でも良かったくらい。

食べていて気になったのだが、手の空いた店員は入口前に立って客が来るのを待っているようだった 。だから入店時に驚かされたのか :|

現金で会計し割引券を貰って、店をあとにした。

うなぎの与助 江南店
愛知県江南市布袋下山町西73


ここからはオマケ。
 
今回の城攻めツアーの一番の目的は、六年前に攻めた犬山城の移築門巡り。五つあると伝わるうち二つは既に見ているので、残りの三つを巡ってきた。全て名鉄犬山線沿線にある寺院で山門などに移築されていた。 
 
浄蓮寺(一宮市)の山門は松ノ丸門(表門):
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浄蓮寺山門は松ノ丸門

こちらは浄蓮寺の本堂と鐘楼:

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浄蓮寺の本堂

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浄蓮寺の鐘楼

山門周辺をうろうろしていた俺をずっと監視していた浄蓮寺の番犬 :D

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カメラを向けたらポーズを取ってくれた 😁️

専修院(丹羽郡扶桑町)の東門は矢来門:

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専修院の東門は矢来門

そして本堂と鐘楼:

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専修院の本堂

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専修院の鐘楼

専修院の境内:

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暑かったので大きな木の下で一休みした 😥️

専修院の山門も立派で、仁王立像が置かれていた:

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これも仁王門と呼ぶのだろうか?

最後は徳林寺(丹羽郡大口町)山門。見たままで犬山城の黒門:

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徳林寺の山門は黒門

徳林寺の本堂と鐘楼:

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徳林寺の本堂

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徳林寺の鐘楼

と云うことで、この時のフォト集はこちら:
See Also犬山城攻め – 移築門巡り (フォト集)

参照

参照
a 重陽の節句で、救急の日であり、自分の誕生日でもある。

Cafe Pappelburg − where provides the expensive Home-Roasted Coffee.

記憶は定かではないが、その昔、東京都八王子市の城攻めを終えて帰宅する途中、国道R16沿いで西欧の古風な居館を見かけたが、最近になってそこがカフェであることを知った。それも人気あるお店らしく、店前にある駐車場の空き具合でその時の混雑具合がわかるらしい :$

で、令和5(2023)年の処暑《ショショ》の週末のこの日[a]巨人軍の王貞治選手が通算756号ホームランを打ち、Major リーグのハンク・アーロン選手の世界記録を塗り替えた日。、 R16沿いにあったとされる殿丸城《トノマル・ジョウ》跡の下調べ[b]主に駐車スペースの有無。の帰り、店前をのぞいてみたら丁度一台分の空があったので一休みがてら立ち寄ってみることにした :)

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パペルブルグ

こちらは R16側からみたところ。カフェの HomePage によると「中世南ドイツ騎士の館」をモチーフにした建物なのだとか:

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中世南ドイツ騎士の館がモチーフ

ただ、この周囲にはダンプが行き交うような産廃系のリサイクル業者が多いようで、正直なところ欧風な気分にしたれるような場所ではないのだが :X、逆にそんな場所に建っているから目立つのかもしれない :D

駐車場は開いていたが(予想していたとおり)店前には数組の待ち客が居た。ひとまず木製の丈夫そうな扉を開けて名前を書いて待つことにした。その時、建物内を眺めてみたが、店内は意外と広かった。豆の他にプリンやクッキーのようなものも展示販売していた。

それから店前をうろうろしてみた:

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窓に描かれた営業時間

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特に騎士とは関係ないようだ

騎士の館と云うより、木と草が豊かなただの古い居館を演出しただけな感じもしたが、各所にあった扉は確かに欧風だった:

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店前の大扉

さらに建物の壁面には満月と魔女が描かれていた他、トンボも紐でつるされていたが、これと騎士館との関係は不明:

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トンボ(レプリカ)が居た

へぇ〜、駐車場は店前の他にもあるんだねぇ[c]店頭前に7台分、テニスコート側に6台分 😮️。 :O

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店頭前に7台、隣の6台分あるらしい

そのうち名前を呼ばれたので店内へ入り、一人客と云うことでカウンター席に通された[d]待ち時間は15分ほどだった 😑️。。くどいけど、店内には騎士(Knight)の武具や鎧の類の展示は一切なかった:O

The first time と云うことで、分厚いメニューの中から選択したのはブレンド珈琲(ドリップ)とアップルパイ。自分が座っていた席がめちゃちゃクーラがキツくて、温かいものが欲しがっていたのかも。

店内では WiFi (pappel 5G)を利用できた8)

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Free Wifi @ Pappel

こちらがドリップ珈琲で一番安価だった Burg (ブルグ)。ブラジル産+メキシコ産+コロンビア産のブレンド。苦味が強いが酸味は少なめ:

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BURG(720円)

一番安価なブレンドで720円。毎日飲んでいるペットボトルコーヒーの4.5倍の値段である:O。しかしながらドリップ式だけあって香りが違う。安い方だけど美味しい8) 。結局、二杯も飲んでしまった。あとでレシートを見たら、二杯目以降は50%引きだった8)

アップルパイと一緒に飲むので砂糖やミルクは不要。そして20分位かかってできたアップルパイがこちら:

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Apple Pie(1,350円)

値段がすごかったので期待していたが、アップルが少なくて、パイを食べているだけだった :!。パイ自体は焼き立てなので暖かく、皿上のカラメルと一緒に頂くのだけれど、上面に乗っていたアップルが味気のない物体で、中に数切れのアップルがあったのが救いかも:

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見た目も味も期待はずれ🤬️

どこぞのクチコミのレビューではアップルパイは美味いとあったが、どうだろう。ホント、職人は客に美味しいものを食べさせたいと思っているのか不思議だった。

あと自分が座ったカウンター席のすぐ近くがトイレだったので、終始、人がうろうろしていた感じがした[e]イヤフォンしていてよかった😕️。:(

最後はトイレにある手洗い場の写真。ペダルを踏むとヤカンから水が出る仕組み:

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これも騎士と関係があるのだろうか?

思っていたよりも値段も味も、居館の雰囲気もだいぶ違っていたので、正直なところ、もう来ることはないかも[f]また運良く駐車できそうだったら考えるかも知れないけど 😐️。珈琲は値段分は美味しく感じれたが、それ以上の値段の珈琲を注文するだろうか疑問なところ。

パペルブルグ
東京都八王子市遣水530-1

参照

参照
a 巨人軍の王貞治選手が通算756号ホームランを打ち、Major リーグのハンク・アーロン選手の世界記録を塗り替えた日。
b 主に駐車スペースの有無。
c 店頭前に7台分、テニスコート側に6台分 😮️。
d 待ち時間は15分ほどだった 😑️。
e イヤフォンしていてよかった😕️。
f また運良く駐車できそうだったら考えるかも知れないけど 😐️