Yokota Friendship Festival 2023.

先月は、令和5(2023)年5月中旬の週末に恒例の友好祭に行って来た:)

昨年から、どうやらそれまでの9月開催[a]COVID-19 感染拡大前。例えば四年前の開催とか。から5月開催が通例になってしまった模様。近年、5月は予想外に暑い日が多いが、今回はと云うと二日間のうち初日が雨で、最終日は雨はあがるものの曇りで陽は出ないと云う予報だった。

天気予報に加えて、今回は展示機のラインアップが昨年と同様かそれ以下って感じの記事も見ていたので、最後まで行くかどうか悩んだが結局、最終日に朝一番で行って来た:D。実際、曇りであったが基地内を半日ほど歩き回ったら、あとで皮が剥けるほど日焼けしていたけど :$

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横田基地友好祭2023のポスター

昨年は開場の一時間前に行列に並ぶ感じ[b]例えば四年前の開催までは、こんなペースでも開場時刻には間に合っていた 😁️。で現地にへ向かったものの、予想以上の行列が既にできあがっていたため、行列の終端まで移動するのが大変だったので、今回は一時間ほど早めに行動を開始して八高線の東福生駅で下車し、駅から目と鼻の先にある国道R16へ出ると云うプランで現地にへ向かったところ、長蛇になる前の行列に加わることができた;)

自分が行列に加わったのはちょうど第二ゲート前あたり。これが 07:55am:

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横田基地#2ゲート前

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国道R16に出来ていた行列(07:55)

この時点で行列はほぼ停止状態。簡易椅子やレジャーシートを広げて座っている人がポツポツ[c]道路不正使用などの道路交通違反とも取れる行為だが 🤬️。あとで警視庁の警官に注意されていたっけ 🤭️。。そのあと、例年どおり(混雑を見越して)基地内への移動が30分ほど繰り上がって開始され、自分も開場時間09:00am前に第五ゲート前の交差点へ移動することができた:

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第五ゲート前の交差点を渡る(08:10)

今回は、行列の待ち時間も無駄な移動時間もなくスムースに会場入りできた。それでも行列に加わってからここまで60分以上かかったが、昨年より全然いい感じだった 8)

しかしながら、第五ゲートをくぐって基地内へ向かうまでにある Security Checks (ID確認や荷物検査)の行列を選択することになるのだが、ここで運悪く一番長い行列に並んでしまった・・・[d]一重の行列かと思って並んだら、見えない奥にもう一重の行列があった 😥️。 :(

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第五ゲート前

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ID+荷物検査までの行列(08:51)

ちなみに ID確認は米軍の Security が、荷物検査は日本の自衛隊がそれぞれ担当していて、今回はしっかりと iD 確認を強制された[e]自分は運転免許証を提示したが、マイナンバーカードでも良いらしい。米軍側は認識できるのだろうか疑問だが 😐️。

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この先が手荷物検査(09:06)

そしてSecurity Checksを終えてMcGuire通りに沿って会場へ向かった:

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会場へ続く McGuire Ave.

今回のMy GPS Activityがこちら。総移動距離は13.62kmであるが、消費カロリーは1,543C で、気温は最高20℃。帰りは牛浜駅を利用:

MyGPSActivity

My GPS Activity on Yokoto AB

昨年の行列開始点には印を付けておいた。今回とそれほど開始点は違わないように見えるが、昨年は牛浜駅がスタートだったので、開始点へ向かうまでの移動分がかなり違う :(

会場入口前の格納庫脇は日本の自衛隊ブースで、航空自衛隊のペトリオット(PAC-3) や陸上自衛隊の車両展示が恒例だが今回は無し。代わりにマスコットらが出迎えてくれた:

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「はやてくん」

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「トウチくん」と「サクラちゃん」

自分が今回初めて遭遇した「はやてくん」は、最新鋭機F-35や航空自衛隊の迷彩色を模したキャラクターで、非常に激しく吹く「疾風《ハヤテ》」が由来らしい。翼に日の丸が付いていた。

会場に入ると、まずはフード系ブースで、その真ん中には、こちらも恒例の「待ち合わせ場所」として横田基地所属C-130J 輸送機(14-5810)が展示されていた:

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米空軍C-130J-30ハーキュリーズ

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YJ = Yokota Japan

今回もまずはブースエリアから航空機地上展示エリアへ向かい、反時計回りで展示機を見てきた。その途中、基地内のK-9部隊の隊員に遭遇。軍用犬はゴーグルを装着していた8) :

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K-9部隊の隊員と軍用犬

さらに進んだ先では米空軍のCV-22Bオスプレイ(13-0071)で既に行列ができていた:

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CV-22Bオスプレイ(13-0075)

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CV-22Bオスプレイ(13-0075)

オスプレイ近くに展示されていたATV(全地形対応車)のMRZR-4 の他、 C-130J 輸送機など、このあたりは昨年と同じ展示で、特に目新しさはなし。

そして航空自衛隊の小松基地所属のC-130H輸送機(95-0182)。ターボプロップエンジン(アリソンT56-A-15)搭載:

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航空自衛隊C-130H輸送機

航空自衛隊・千歳基地所属のF-15J(02-8917):

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航空自衛隊F-15J(02-8917)

米空軍・三沢基地所属のF-16CM(90-0817):

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在日米空軍の F-16CM(90-0817)

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F-16CM(90-0817)

そのお隣には米空軍のF-35A(19–5482)が二機展示されていた。昨年は航空自衛隊のF-35Aだったっけ:

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F-35A(19-5482)

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F-35A(19-5482)

アラスカ州イールソン基地から飛来したF-35AライトニングⅡ:

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F-35A(19-5482)

もう一機のF-35A(19-5494):

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F-35A(19-5494)

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F-35A(19-5494)

大型機の展示では’、まずはカルフォルニア州トラビス基地所属の大型空中給油機KC-10A(84-0185):

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KC-10A(84-0185)

給油オペレータ席がある機体下部:

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KC-10A(84-0185)

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給油オペレータ席

機体後部にある給油ブーム(フライングブーム式の給油ケーブル):

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フライングブーム方式の給油ケーブル

KC-10Aは給油機でありながら輸送機能も持ち、複合任務を遂行できる。こちらは側面にある貨物用カーゴハッチ:

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KC-10Aのカーゴハッチ

ちなみに同じ空中空輸機・輸送機のKC-135Rストラトタンカー(62-3559)が、こことは反対側の展示エリアにあった:

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米空軍KC-135R(62-3559)

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嘉手納基地から

そして、お隣はハワイ州パールハーバー・ヒッカム統合基地からの大型輸送機C-17AグローブマスターIII(05-5147):

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C-17A(05-5147)

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C-17A(05-5147)

C-17A(05-5147) の機体下部。スポンソン部に計12個の車輪が収まる:

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C-17A(05-5147)

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C-17A(05-5147)

ペイロードは最大76tを誇るC-17Aの機体後部の格納部。60tクラスの自走砲を積載可能:

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C-17Aの格納部

そして友好祭でお馴染みで、展示機中最大の大きさを誇る米空軍の大型長距離輸送機C-5Mスーパーギャラクシー(87-0028)。毎回、同じアングルからの写真になっているが・・・:D

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米空軍C-5M(87-0028)

現役最大のペイロードを持ち、主力戦車2両分に相当する122トンもの貨物を搭載可能。機首と機体後部の両方に搭載口を持つ前後貫通式:

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機首側

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後部側

カーゴ内部。米陸軍の主力戦車であるM1A1なら二両、M2A2歩兵戦闘車やAH-64アパッチヘリコプターは六両も、そのままの状態で搭載が可能:

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カーゴ内部

ひとまず地上展示エリア北端まで見学。ここにPJ個人装備の展示ブースがあった:

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PJ特殊部隊の装備品コーナー

今回は遠目からの見学で、実際に持って触ることはできなかった。そこで確認できたものとしてはM4、M9、M17、M870など。ブース脇にはマウンテンバイクとM1151ハンビーが展示されていた:

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個人装備品の展示

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M1151ハンビー

こちらは地上展示北限からの眺め。この先は実働部隊が待機しているエプロンで、立入禁止のため横田基地Security Forcesが常に巡回していた:

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地上展示機北限のエプロン

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地上展示機北限のエプロン

ここには今回のDemo機も駐機していたが、そんな中でパラシュート降下Demoのために離陸準備に入る横田基地所属の C-130J-30:

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CV-22B

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駐機場を離れる C-130J-30

こちらがその動画:

そしてローパスから無事に離陸。おそらく相模湾と群馬県方面を飛び回ってパラシュート降下準備を行い、横田基地へ戻ってくるのだろう:

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離陸する C-130J-30

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離陸する C-130J-30(16-5838、15-5813)

このあとは折返しで、地上展示エリアのもう片側を見学した。こちらも友好祭ではお馴染みになった無人航空機(UAV)の RQ-4B(10-2044)。ノースダコタ州グランドフォークス基地所属:

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米空軍RQ-4B(10-2044)

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米空軍RQ-4B(10-2044)

見学中にけたたましい爆音に振り返えてみると、太平洋航空団(PACAF)三沢基地所属の F-16CM二機によDemo Flightだった。あまりに突然だったので、残念ながら動画は小さめ;(

こちらが Demo を終えて着陸してきたF-16CM:

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Demo Flight から帰投したF-16CM

ちなみに地上展示エリアにあった同型機がこちら。但し、こちらは在韓米軍・オーサン基地所属のF-16CM(89-2156):

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米空軍F-16CM(89-2156)

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米空軍F-16CM(89-2156)

再び見学を再開。目についたものを紹介すると、まずは、友好祭は初お披露目となるニセコ・アビエーション XCub(JA42XX):

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ニセコ・アビエーション XCub

航空自衛隊・百里基地所属のF-2A(03-8503):

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航空自衛隊F-2A(03-8503)

そして、日本人にはブルーインパルスとして知られている航空自衛隊のT-4(265692):

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航空自衛隊T-4(265692)

国産大型輸送機のC-2(18-1213)は航空自衛隊・入間基地所属:

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航空自衛隊C-2(18-1213)

今年は、令和5(2023)年4月にスーダン共和国で在留邦人らの避難・輸送で使われたものと同型機:

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航空自衛隊C-2(18-1213)

実際には美保基地所属のC-2がスーダンの隣国であるジブチ共和国へ向かったらしいが、その際も45名の邦人関係者は、こんな感じで後部ハッチから搭乗したのだろうか:

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航空自衛隊C-2(18-1213)

地上展示エリアをおおおむね見終わったあと、屋外ステージの演奏を聞きながらフードブースでTake Out したステーキ・セットでエネルギーを補充。

そうしているうちに、パラシュート降下DemoのためにC-130J-30二機が戻ってきたとの会場のアナウンスがあり、地上展示エリアあたりへ向かって観覧することにした。

そして友好祭恒例のパラシュート降下Demo:

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恒例のパラシュート降下

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陸上自衛隊・第1空挺団の降下

こんな感じで陸上自衛隊・第一空挺団のパラシュータが降下してきた:

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おなじみの空中降下Demo

他にも米空軍のUH-1N救難ヘリコプターのDemo Flightも毎年恒例である:

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救難・救助Demo

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米空軍UH-1N

この日、自分が最後に観たDemo Flightが横田基地所属CV-22Bオスプレイ(14-0075)のTouch and Go のDemo:

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米空軍CV-22B(14-0075)

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CV-22B(14-0075)

こちらがその動画:

以上で地上展示エリアの紹介は終了。今年も大勢の観覧客で大賑いだった:

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友好祭の風景(拡大版)

あと、こちらはそんな中で目撃した車両:

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POLARIS バギー

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ユーティリティ・ビークル

最後は、この日に飲み食いしたAmerican Foodsなど。フード系ブースも大賑いで、長い長い行列ができていた :O

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フード系ブース

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フード系ブース

チリソースが掛かったステーキセット(1,500円)。ステーキをチリソースで食べたのは初めてかも。ちゃんと暖かいし、味もまぁまぁ:

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ステーキセット($10.79)

今回は食べたいブースが大抵は長蛇の行列だったので、Foods 系はコレだけ。Drinks 系はYuengling Lager(800円) と Miller Lite(500円):

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Yuengling Lager($5.75)

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Miller Lite($3.59)

あと酔い覚ましに GATORRADEボトル(200円)。フルーツポンチ味:

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GATORADE THIRST QUENCHER($1)

今回は、G7広島サミット2023もあったため、Airforce One に随行したであろう貨物機なんかも横田基地に駐機していて少しは見どころはあったが、冒頭で紹介したとおり、地上展示の航空機やDemoなんかはほとんど前年と同じレベルで、特段にワクワクするようなシーンは少なかったと云うのが総括 :|。と云うことで来年は訪問するかどうかは微妙なところ :X

See Also 横田友好祭2023    (フォト集)
See Also Yokota Friendship Festival 2022.  (前回のブログ)
See Also Yokota Friendship Festival 2019.  (横田友好祭2019のブログ)
See Also Yokota Friendship Festival 2018.  (横田友好祭2018のブログ)
See Also Yokota Friendship Festival 2017.  (横田友好祭2017のブログ)
See Also Yokota Friendship Festival 2015.  (横田友好祭2015のブログ)
See Also Yokota Friendship Festival 2014.  (横田友好祭2014のブログ)
See Also Yokota Friendship Festival 2009.  (横田友好祭2009のブログ)
See Also Yokota Friendship Festival 2007.  (横田友好祭2007のブログ)

参照

参照
a COVID-19 感染拡大前。例えば四年前の開催とか。
b 例えば四年前の開催までは、こんなペースでも開場時刻には間に合っていた 😁️。
c 道路不正使用などの道路交通違反とも取れる行為だが 🤬️。あとで警視庁の警官に注意されていたっけ 🤭️。
d 一重の行列かと思って並んだら、見えない奥にもう一重の行列があった 😥️。
e 自分は運転免許証を提示したが、マイナンバーカードでも良いらしい。米軍側は認識できるのだろうか疑問だが 😐️。

つぼ焼きいも・幸神 − This sweet is Hot? or Cold?

今年は令和5(2023)年のGW城攻めツアー2023は三泊四日で岐阜県を中心にいくつかの城攻めと古戦場跡巡りしてきた。

最終日の四日目は帰宅する前に岐阜市周辺にある城跡をいくつか攻めてきた。お昼を食べたあと、次の目的地である墨俣城跡へ。まず名鉄岐阜駅へ向かい、駅前のバス乗り場1から岐阜バスのおぶさ墨俣線(墨俣−おぶさ)・墨俣行へ乗車して、終点の墨俣で下車。ここから墨俣城跡までは、かって美濃路[a]江戸時代に東海道の宮宿と中山道の垂井宿を結んだ脇往還。の宿場町であった墨俣宿跡を通って徒歩15分ほど。

但し、そこは城跡と云うほどの場所ではなく、豊臣秀吉が木下藤吉郎と呼ばれていた頃に織田信長の命で築いたと云う伝説[b]実際のところ『信長公記』《シンチョウコウキ》などの有力な史料には全く記述されていない 😮️。を、古文書を元に後世に伝えるために鉄筋コンクリート製の歴史資料館が建っているだけである。その資料館が城郭をイメージさせる天守閣を模していることから城跡と間違える人が多い :$一応、自分は資料館を観に行くと云う目的で行って来た次第[c]ただの時間つぶしとも云えるかも知れないが 😁️。せっかく岐阜へ来たので。 :P

資料館を堪能したあとは、最後の城攻めに向かうため墨俣のバス停へ移動。このバス停でただ待っているのもなんなので、偶然見つけた焼き芋屋へ:

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岐阜元祖・つぼ焼きいも・幸神

この日も暑かったので初めは焼き芋のペーストが載ったソフトクリームと思ったが、「つぼ焼き」と「焼き芋」の関係がよくわからなかったので、お店の人に話を聞いていたら「つぼ焼き芋」の冷製があるとのことで、そちらを購入した(350円)。あるいは、一昨日の関ヶ原古戦場巡りの帰りに見た焼き芋の自販機のことが頭の中に残っていたからかも :D

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冷やし・つぼ焼き芋(350円)

こんな感じでセロファンに包まれた冷たい焼き芋ながら、持っているだけでも皮の下の柔らかさが指に伝わってきた。セロファン半分を引っ張ってとってから頂く。皮をムクのは面倒なので、そのままパクついた:

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甘くて美味しい芋

柔らかくて、ねっとりとして、甘みがあって、冷たくて、意外といけると思った。皮の苦味は全く気にならず、むしろあった方が食べやすいかも。片手で食べれるのもいい。ベタつかないし。

壺の中にある芋が炭の熱で時間をかけて焼かれることでデンプンから糖質にゆっくりと変化していくところが、このつぼ焼きの原理らしい。電気釜より炭火の釜の方がお米が美味しくなるのと似たようなものだろうか:

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「つぼ焼き」方式

つぼ焼きいも・岐阜総本舗・幸神(中乃神本店)
岐阜県大垣市墨俣町墨俣472


ここからはオマケ。

まずは、現代の「墨俣一夜城」こと大垣市墨俣歴史資料館を犀川ごしに眺めたところ:

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大垣市墨俣歴史資料館と犀川

「太閤出世橋」なる橋を渡って資料館へ。欄干には秀吉の馬印にも使われた瓢箪のオブジェが:

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大垣市墨俣歴史資料館と瓢箪

さらに木下藤吉郎秀吉の像がお出迎え:

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木下藤吉郎秀吉の像

資料館は有料(大人200円/当時)で、最上階は展望台になっていたが、それほど眺めが良いわけではなかった :X

今回のツアーでは、いろいろな方角から岐阜城を眺めることができた:

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今回のツアーではお馴染みの構図

バス停はこちらの方向。バス停と資料館との間に墨俣宿跡がある:

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展望台から眺めた墨俣宿跡あたり

資料館に展示されていた墨俣宿のジオラマ。右手下がこの資料館が建つ場所で、さらに奥には伊吹山がそびえる:

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墨俣宿周辺のジオラマ

ここが墨俣宿跡。右隣の矢倉風の建物はトイレ:

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墨俣宿跡

墨俣宿本陣跡近くには、美濃路墨俣宿渡船常夜燈が復元されていた:

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渡船常夜燈(復元)

墨俣宿跡からバス停へ行く間は寺町界隈と呼ばれ、めちゃくちゃ寺院が隣接しているエリア:

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寺町界隈

たとえば廣専寺。右手上が鐘楼:

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廣専寺

その目の前が本正寺。これは脇本陣の門が山門になっていた:

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本正寺の山門は墨俣脇本陣の門

門のすぐ脇に立派な鐘楼:

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本正寺の鐘楼

光受寺。左上が鐘楼:

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光受寺

満福寺。右手が鐘楼:

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満福寺

といった具合に鐘楼持ちの寺院が密集している。これって除夜の鐘の時は大合唱ならぬ大梵鐘つきなのだろうか。もしかしたら108回を毎年分担するとか、あるいは27回ずつ順番に鐘くとか? :D

最後は、愛知県犬山にある楽田城跡。こちらは城址の碑と説明板が建っていた:

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楽田城址の碑

以上でGW城攻めツアー2023は終了で、無事に帰宅。三週間ほど経過しているが特に体調不良はなし。

と云うことで、この時のフォト集はこちら:
See Also墨俣城攻め (フォト集)
See Also楽田城攻め (フォト集)

参照

参照
a 江戸時代に東海道の宮宿と中山道の垂井宿を結んだ脇往還。
b 実際のところ『信長公記』《シンチョウコウキ》などの有力な史料には全く記述されていない 😮️。
c ただの時間つぶしとも云えるかも知れないが 😁️。せっかく岐阜へ来たので。

鴨麺処・和 − A Tuke-Soba with a lot of Japanese Yam.

今年は令和5(2023)年のGW城攻めツアー2023は三泊四日で岐阜県を中心にいくつかの城攻めと古戦場跡巡りしてきた。

最終日の四日目は帰宅する前に岐阜市周辺にある城跡をいくつか攻めてきた。午前中は加納城跡とその近くにある革手城跡。最寄り駅はともに加納駅で、二つの城跡の間は徒歩10分圏内。さらに駅周辺は、江戸時代には加納藩が治める地であり、中山道の加納宿があったと云うことで城跡の他にもその名残があった。

城址の碑しか残っていない革手城跡をあとにして、次の城跡へ向かうために徒歩15分ほどのところにある加納駅へ向かった。予想外に午前中から歩き回った[a]すなわち、予想外に加納城跡に見どころがあったので、ついつい歩き回り過ぎた感じ 😅️。ので、お昼は駅へ向かう途中で店を見つけようと国道R22沿いを歩いていたが、GW 中ということもあり開いている店はファミレスくらい :$

そんな時、自分の目の前を横切ったチャリが停まったところが「一生懸命営業中」の札が掛かっていた「鴨麺処・和」なるお店の前:

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鴨麺処・和

はじめ何屋?と思ったが、店前にあった立て看板を見たらラーメンのメニューだった。「ラーメンかぁ・・・」と思いつつ、どうしようか悩んでいると、今度は目の前に車が駐車してきた。これは人気店だろうと直感で判断して、そのまま入店した。店内のレイアウトは、厨房と対面のカウンター席が5ないし6席あったと記憶している。既に埋まりそうだったが、自分と車できた二人がそのあと案内されて満席 :0。自分が食べている最中に客が入ってきたが、たしかカウンター席背後のベンチに座っていた気がする。

席について水を飲みつつ、メニューを改めて眺めていると、自分の両サイドの客は皆「期間限定つけそば」を注文していたので、自分もそれに倣い、注文したのは「鰹出汁の山かけ冷甘つけそば・大盛り(1,050円)」。

こちらがそのつけそば:

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鰹出汁の山かけ冷甘つけそば・大盛り(1,050円)

麺の皿には大量の山芋とろろに包まれた中太麺が入っており、とろろにも味がついていた。付け合せはシンブルにカイワレと刻み海苔(極細)、そしてローストビーフ二枚。つけ汁は鰹出汁の醤油ベースながら、甘い。単体では甘みがすこし強い感じがするが、とろろに包まった麺と一緒に食べると甘みが薄らいで、鰹出汁をよく味わうことができた :)。直感的に、美味い不味いと云うよりは、初めての味と食感だったので新鮮さの方が大きかった感じ。あと、大盛りすると味に飽きるかなと思ったが、そんなことはなく、一気に食べきることができた[b]逆に足りない感じもしたのは甘めの味だったから?😮️。

鴨麺処・和《NAGOMI》
岐阜県岐阜市城東通1丁目14-2 コーポフセヤ 103


ここからはオマケ。
 
こちら加納城の大手門跡。中山道前にあった門[c]ちなみに交差点を通る奥の道路は中山道ではなく、手前にある写っていない道路。
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かって中山道前にあった大手門

大手門跡の交差点を渡ってしばらく南下したところに加納公園があり、ここには本丸の高石垣が残っていた。石垣前の公園部は、かっての水濠:

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本丸高石垣と濠跡

「城址」ではない市民公園ながら残っている石垣は意外と見ごたえがあった:

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本丸高石垣(北東隅)

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本丸高石垣(北西隅)

本丸石垣前(濠跡)で野球できるスペースもあった :D

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本丸高石垣(南東隅)

石垣に囲まれた本丸内部こそは、木々が立つ普通の市民公園だった:

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本丸跡

城跡は公園だけではなく、周辺の小学校や岐阜地方気象台なんかの敷地にも残っていた。

他にも中山道沿いには加納宿高札場跡なんかの説明板が建っていたりする(高札場そのものは無い):

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加納宿高札場跡

加納城の外濠だった新荒田川から眺めた岐阜城

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新荒田川と岐阜城(拡大版)

廃城となった岐阜城から天守を解体して移築したものが、加納城で御三階櫓として利用されたり、石垣や御殿も再利用された。他に、近くの革手城(こちらも往時は廃城)から土塁の土などが再利用されているのだとか。

こちらが、その革手城跡に建つ城址の碑。廃城後に土砂が加納城へ持っていかれたこともあり、さらに遺構が無くなっている:

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革手(川手)城址の碑

と云うことで、この時のフォト集はこちら:
See Also加納城攻め (フォト集)
See Also革手(川手)城攻め (フォト集)

参照

参照
a すなわち、予想外に加納城跡に見どころがあったので、ついつい歩き回り過ぎた感じ 😅️。
b 逆に足りない感じもしたのは甘めの味だったから?😮️。
c ちなみに交差点を通る奥の道路は中山道ではなく、手前にある写っていない道路。

郡上八幡の城下町散策 − Waterways, Gujō Odori and Old townspace.

今年は令和5(2023)年のGW城攻めツアー2023は三泊四日で岐阜県を中心にいくつかの城攻めと古戦場跡巡りしてきた。

その三日目は、長良川と吉田川を天然の外堀とした郡上八幡城、城下町を流れる用水路、そして郡上おどりでも有名な郡上市八幡町へ。かって奥美濃の小京都とも呼ばれたこの古い町並みは、一部が国の重要伝統的建築物群保存地区にも指定されている。

午前中に城攻めを終えて、老舗の鰻屋でお昼を摂ったあと、城下町を散策してきた。

こちらは大手門跡あたりから見上げた城山(郡上八幡城)方面。城下町と云うことで直線のラインが多い。さらに、ここは大手道だったので幅も広い:

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郡上八幡城下町プラザの横あたり

左上には、つい三日前にリニューアルオープンした模擬天守が見える。町のどこからでも城のシンボルが見えるのは、さすが城下町。

こちらは郡上八幡博物館。「郡上おどり実演中」の幟があったが、夏になると一日中踊り明かすことで有名な郡上おどり。ユネスコの無形文化遺産に指定されているのだとか:

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郡上八幡博覧館

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流響の里にて

毎年8月13日から16日の4日間、徹夜で踊り明かす郡上おどりは「徹夜おどり」とも:

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郡上おどりの像

この銅像が建つ八幡町職人町通りの古い町並み。建ち並ぶ家の前には用水路がある。流れている水も清らかであるが、これは二度の大きな火事による教訓でもあるらしい:

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八幡町職人町本町通り

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用水路

細い脇路地にも用水路があり、町中には宗祇水《ソウギスイ》と呼ばれる湧水がある:

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脇路地の用水路

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この先に宗祇水がある

郡上市のマンホール蓋。清流を泳ぐアマゴ(川魚)を描いたデザイン:

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清流を泳ぐアマゴ

城下町からはどこからでも天守を眺めることができる:

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城下町と城山

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城山に建つ天守

小駄良川《コダラガワ》は吉田川の支流で一級河川。城下町の風景に溶け込む清流である:

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小駄良川

この川沿いにある大乗寺《ダイジョウジ》の山門は江戸時代後期の享和3(1803)年の建立で市指定重要文化財。門の上が鐘楼になっている鐘楼門型式。藤の花も見頃だった:

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大乗寺の山門

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藤の花も見頃

このあとは吉田川方面へ。城跡南側の崖沿いにはいくつかのオブジェがあった。

商売繁盛の神様を祀る神農薬師さま、そして学者・歌人と知られる折口信夫《オリグチ・シノブ》の歌碑。氏が郡上へ来遊した大正8(1919)年には大火に遭遇し、焼け跡の情景を歌に詠んだもの:

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神農薬師さま

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焼け原の 町のもなかを行く水の せせらぎ澄みて秋近つけり” (冒頭の一首)

郡上はこれまでに二度の大火に遭遇し、そのたびに水路を増やしたり整備が行われて、現在見るような用水路網ができあがったらしい。

こちらは吉田川にかかる新橋。この橋の欄干から12mほど下の吉田川に飛び込む人もいるようで、「不慣れな人」向けに警告が出ていた[a]実際、死亡事故が発生しているのだそうだが 😞️。

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吉田川に架かる新橋

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不慣れな人は駄目

この先は高山・下呂方面。ここから渓谷の間を流れる吉田川の眺めがすこぶるいい。右上は稚児山(標高817m)真ん中奥は京塚山(862m):

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吉田川と稚児山(拡大版)

こんな色の川なら飛び込んでみたくなる気持ちもわからなくもない:X。春先は観光客を迎えるために町内あげて川や用水路の清掃を行っているらしい:

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吉田川の水の色

もちろん川と渓谷の絵もいいが、こんな風景もなかなか:

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断崖上にへばりつく建物

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吉田川が運ぶ大量の水

橋を渡った先に建っていた郡上八幡旧庁舎記念館。その昔、この中にある食堂で豚一家がカレーを食べたらしい[b]中で観たメニューには、そんなカレーは無かったけど😞️。

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郡上八幡旧庁舎記念館

吉田川対岸から振り返って観たところ。この崖面上が城山こと郡上八幡城跡:

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吉田川に架かる新橋

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新橋と城山南の崖面

旧庁舎記念館脇の側道に置かれた椅子に座りながら、この渓流と周囲の景観を眺めてゆったりできるようになっていた :)

 

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吉田川に架かる新橋

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意外と巨岩が多い

旧庁舎記念館の駐車場脇には「いがわ小径」と云う用水路を利用した生活用道路への降り口がある:

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いがわ小径(降り口)

民家の用水路沿いに、幅1mほどの生活用道路が120mほど続く:

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いがわ小径

この町では古くから、生活に利用する小さい川や用水路などを総称して「いがわ」と呼んでいたらしい。生活用の水路とはいえ、きれいな水なので大きな鯉がたくさんいた:

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周囲は民家

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大きな鯉

小径の終点近くから吉田川の河原へ降りることができた:

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吉田川

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意外と巨岩が多い

河川敷を上がり、また城下町へ戻る:

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路地裏

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八幡町あたり

こちらは吉田川に注ぐ支流の一つである乙姫川(名広川):

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乙姫川

この川周辺は個性的で、どことなく懐かしさのあるお店が多かった :)

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靴・履物屋の「わだてつ」

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帽子屋の「宮田」

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魚屋の「ひらくす」

こちらは願蓮寺の山門。その昔、城主からの援軍要請で、この寺の住職らも僧兵として参陣し討ち死した記録が残るのだとか:

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願蓮寺の山門

このあたりから再び吉田川方面へ向ったが、そのとき笛(ホイッスル)の音が聞こえたので、振り返ってみると小学生が集団で下校する風景だった 8)。こんなのどかな風景を観て、ああ今日が平日だったことを思い出した ;)[c]ここで小学生らから挨拶の連続攻撃を受けることになる 😁️。もちんろん挨拶で迎え撃ったが 😆️。

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なんか懐かしい集団下校の風景😊️

吉田川に架かる宮ケ瀬橋からの眺めもよかった。吉田川がこの先で小駄良川と合流、さらにその奥で長良側へ合流するところの眺め:

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吉田川と小駄良川の合流点(拡大版)

さらに振り返って、先程の新橋方面の眺め。ここからも城のシンボルが見えた:

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宮ケ瀬橋上から新橋方面の眺め(拡大版)

橋を渡った先が八幡本町で、そのままバス乗り場がある城下町プラザへ戻った。

こちらは、その途中、酒屋の店先で目に入った「ゴジラフライ」なる食品サンプル:

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ゴジラの他にモスラも😄️

近くにあった貼り紙によると、この食品サンプルが作られたのは約35年前。この作者さんをず〜っと探しているようだが、まだ見つかっていない模様。

こちらは城下町プラザの眼の前にあった創作カフェで買った「新食感・冷やしわらび串(250円0」の黒蜜きなこ味。少し溶けてから食べるように云われたが、そんな暇無かったのでそのまま食べたら、新食感もなにも普通のアイスの食感だった :P

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小物屋を兼ねたカフェ・花籠

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冷やしわらび串

以上で城攻めと城下町散策を終え、人生初の郡上八幡をあとにした 0:)

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岐阜バス往復乗車券

と云うことで、この時のフォト集はこちら:
See Also2023年5月 郡上八幡城下町 (フォト集)


ここからはオマケ。

この日は宿泊先最寄りの名鉄新羽島駅からスタート。この名鉄6800系に乗車して笠松経由で名鉄岐阜へ:

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新羽島から笠松経由で岐阜へ

そして、この日の帰りは大失敗した 。名鉄岐阜から笠松経由で宿泊先へ向かったのだが、笠松で下車せずにうっかりと乗り過ごしてしまった。なので、次の駅で下車し「連絡通路」を使って反対方面のホームから乗り換えようと思ったのだが、その「連絡通路」がどこにもない :0 。仕方なく一度改札を出て、線路を渡った先にあるもう一つの改札口から改めにて乗車するハメに :(:(:(

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絶対に忘れない駅名

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もう絶対に降りない駅

関東人的には「連絡通路」があって無料で乗り換えできると期待するのが普通なのだが、中京地区ではそれは普通ではないようだ :X

参照

参照
a 実際、死亡事故が発生しているのだそうだが 😞️。
b 中で観たメニューには、そんなカレーは無かったけど😞️。
c ここで小学生らから挨拶の連続攻撃を受けることになる 😁️。もちんろん挨拶で迎え撃ったが 😆️。

吉田屋・美濃錦 − An Eel Restaurant in the Pristine Castle Town.

今年は令和5(2023)年のGW城攻めツアー2023は三泊四日で岐阜県を中心にいくつかの城攻めと古戦場跡巡りしてきた。

三日目は郡上市八幡町にある郡上八幡城攻め。このときは名鉄岐阜バスターミナルから岐阜バスの高速岐阜八幡線で移動し、郡上八幡城下町プラザで下車[a]時間は80分ほど。大人片道(往路)1,550円、(復路)1,240円。。高速バスは岐阜駅を南下して岐阜各務原ICから東海北陸自動車道で北上し、郡上八幡iCで一般道に降りて、長良川を渡って八幡町へ向かうルート。

この日の八幡町は晴天で、GWともあって多くの観光客で城跡も城下町も大賑いだった[b]あとで知ったが、この三日前に城の模擬天守が耐震工事を経てリニューアルオープンしたこともその理由かも。 :)。城跡を歩き回り、昼ちょっと過ぎに城山公園を下山、お昼はあらかじめ調べておいた鰻屋。前日に続いての鰻である。今年のGWは鰻で乗り切ろうと思う :D。ここ郡上市はB級グルメの「鶏ちゃん」も名物らしいが、美味しい店が分からなかったので鰻を選択したのだが、時間も時間だったのでお店は案の定の空席待ち。結局 40分くらい待つことになった :|

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吉田屋・美濃錦

GW明けには全国的に COVID-19 対応が変わる予定だったし、自分も含めて行き交う観光客のほとんどはマスク無しだったなぁ。さらに店の方も昨年までの度が過ぎた感染対策はしていなかったし、客もゆっくり食事しすぎって感じに見えた[c]COVID-19蔓延全盛期のような、どことなくせわしなく落ち着きのない食事、そして微妙な距離をおく風景ではなかった 😎️。

名前を書いて店の中にある椅子に座って待っても良かったが、他人が食べているの見ていたら、余計にお腹が空いてきそうだったので、店周辺の城下町を軽く歩くことにした[d]待ち時間が分からないので10分くらいの間隔で待ち人数を確認しに店に戻ってくる羽目になったが 😕️。

そして店前に居た時にタイミングよく名前を呼ばれたので店内へ入ると、一人なのに座敷のテーブルに案内された。これもタイミングなんだろうな :0

注文したのは鰻一本半が入ったうな重(3,850円)。そしてグラスビール(600円)。今回も肝焼きは売り切れ。しばらくはお茶で喉を潤す:

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水が美味しいのか、お茶も美味しかった

まだまだ料理は出てこなかったので、城巡りした体をアルコールで癒やした :D

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これぞ黄金比(7:3)

ちょうど飲み干したタイミングでうな重の登場。肝吸いと香の物も一緒に。あとでデザートがでてくる:

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うな重(3,850円)

パンパンの御飯の上に一本分の鰻が載っていた:

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上面は鰻一本、そして御飯の下にも・・・

創業以来、120年以上継ぎ足してきたタレは濃いめ。鰻は備長炭で、やはり蒸さずに直火で焼き上げていて、外側はパリパリ:

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一本分の鰻がのったうな重

御飯の上の鰻を食べて、さらに御飯を掘り進んでいくと、鰻半分が出現した :)。上にのっている鰻とは異なり、こちらは御飯で暖められているのでふんわり:

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うな重は何度食べても・・・

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美味い!

今日の肝吸いは、関東風に焼きが入っていた:

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肝吸い

最後は、お口直しのデザート(ぶどう入のゼリー):

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ゼリーで口直し

と云うことで、連日の鰻でもぜんぜん飽きはなく、今日も美味しく頂いて、エネルギーを補充することができた :)。あと、メニューにあった「ししなべ定食」が気になったが冬季のみ。

吉田屋・美濃錦
岐阜県郡上市八幡町殿町160


ここからはオマケ。

こちらが郡上八幡城下町プラザ。岐阜からの高速バスは、ここで乗り降りした。トイレ・休憩所あり。裏手は有料駐車場:

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郡上八幡八幡城下町プラザ

ここから郡上八幡城跡へ向かて坂を登っていくと駐車場に至るが、ここに山内一豊と妻・千代の像が建っていた。なにやら千代の父が郡上八幡城の初代城主であった遠藤盛数らしいことで建立されたものらしい。ただしこの城と山内一豊は全く関係はない[e]多分、多くの人が山内一豊が城主だったと勘違いしているのでは? 🤭️。

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山内一豊の妻千代と模擬天守

大手虎口と石垣。大手道は鈎の字に折れている:

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本丸石垣と大手虎口跡

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大手道

大手道を本丸方面へ向かって登って行くと、城山山頂に建つ模擬天守(町重要文化財)が見えてくる:

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日本最古の木造模擬天守

このあたりからがビューポイント。ちなみに(これまでの史料から)この城には天守は無かった:

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模擬天守と隅櫓

天守、櫓、門、そして築地塀は模擬による復原であるが、石垣(の石材)は往時のもの。ちなみに、この城門から先は有料:

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本丸の模擬城門と築地塀

天守台石垣の上に立つ模擬天守は昭和の時代に大垣城の天守を参考に建てられたが、木造模擬天守としては国内最古のもの:

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大垣城の天守を参考にした木造の模擬天守

しかしながら、近年の大地震状況により、再建90周辺を機に耐震補強工事が施工されて、なんとあ三日前にリニューアルオープンしたばかりだった 8)

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耐震補強工事された模擬天守

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耐震補強工事済

四層五階の模擬天守からの城下町の眺め:

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城下の眺め(拡大版)

山間部に建つ城からの眺め:

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城下の眺め(拡大版)

初夏の城山公園:

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初夏の風景1

戦国時代から残る石垣と初夏の風景:

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初夏の風景2

山頂にある駐車場の奥が搦手。こちらを進んでいくと搦手口跡あり、堀切が残っていた:

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土橋と堀切

最後は、本丸跡の茶屋で買った飛騨牛コロッケ(150円)。衣に味がついていた:

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飛騨牛のコロッケ

と云うことで、この時のフォト集はこちら:
See Also郡上八幡城攻め (フォト集)
See Also長敬寺と遠藤慶隆公墓所 (フォト集)

参照

参照
a 時間は80分ほど。大人片道(往路)1,550円、(復路)1,240円。
b あとで知ったが、この三日前に城の模擬天守が耐震工事を経てリニューアルオープンしたこともその理由かも。
c COVID-19蔓延全盛期のような、どことなくせわしなく落ち着きのない食事、そして微妙な距離をおく風景ではなかった 😎️。
d 待ち時間が分からないので10分くらいの間隔で待ち人数を確認しに店に戻ってくる羽目になったが 😕️。
e 多分、多くの人が山内一豊が城主だったと勘違いしているのでは? 🤭️。