先週は、令和元(2019)年9月最初の三連休は恒例の友好祭。但し、今回は台風15号来襲と同じ時に風邪をひいてしまい、当時の体調は小康状態であったけど悪化するのが気になって前日までは行かないつもりであった。それが、当日は咳に悩まされることなく清々しく起床できた上に、この三連休は中日だけ天候が恵まれるとの予報もあって急遽、昨年と同様に最終日に行くことにしたという次第
:

横田基地友好祭2019のポスター
行きは例年どおりに開場の一時間前に到着するといったスケジュールで移動した。ここで毎年の難関が横田基地第五ゲート前にできている行列の向きである。昨年は県道R7(五日市街道)沿いだったので、行列は長くなく体力を温存できたのだが、今年は残念ながら国道R16(東京環状通)沿いに長蛇の列ができていた。風邪気味の体をおしてきた自分には遠回りする分だけキツイ
:

国道R16に出来ていた行列
この時はJR青梅線・牛浜駅の東口から五日市街道へ向かい、八高線の踏切を越えて国道R16の「第五ゲート前」交差点へ向かったけど、行列が国道沿いに続いているのを見てがっかりし、急いで行列の終端へ移動した。これが08:06am。
それから約30分かけてゆっくりと「第五ゲート前」の交差点へ。これが08:31am:

第五ゲート前の交差点を渡る
こちらはゲートに入ってすぐのところで見かけた車両の逆走防止装置。中から「ジャキーン」と爪がでてくる仕掛けだ:

車両逆走防止装置
そして横田ABのゲートをくぐって手荷物検査場へ向かったのだけれど、今年はその前に何人かMPが並んでいてID提示を要求された。自分はこれが初めて:

手荷物検査場へ

この先が手荷物検査場
ちなみに今回のMy GPS Activity がこちら。JR牛浜駅から横田ABへ移動し、基地内を3時間近く歩き回り、最後は牛浜駅へ戻って終了。総移動距離は9.26km、カロリーは912C。お昼には陽も照って気温は最高27℃。真ん中下あたりのR16沿いに南北に引かれた軌跡が開場前の行列である:

My GPS Activity on Yokoto AB
荷物検査場を通過して滑走路前あたりで開場時刻の09:00amまで待機させれたのは昨年と同じ:

開場まで再び待機する
そして09:00amを過ぎて行列が動き出すのだけど、今年は嫌にゆっくりしている。滑走路に入る前で人だかりが出来ていたので迂回してみると横田AB所属のSecurity Forces(SF)が装備品を展示していた:

こんなところで足止め
でも立ち止まりたい気持ちも分かる;

基地内のパトカーは TOYOTA ALLION

基地内のパトカーは TOYOTA ALLION
SFが装備する小銃や機関銃も展示されていて、こちらはかなりの日本人が食いつくように観ていた:

Do Not Touch Weapons(拡大版)
ということで少し足止めを喰らったが、なんとか会場へ到着。昨年と同様に、米空軍C-130J-30ハーキュリーズがお出迎えしてくれた:

今回もC-130Jがお出迎え
目立つ目印として「待ち合わせ場所」も兼ねていたのも昨年と同じ。横田基地所属のC-130J-30輸送機(14-5807):

米空軍C-130J-30ハーキュリーズ(拡大版)

YJ = Yokota Japan
今年は、この脇で第374空輸航空団のパイロットが装備品を展示していた。その際に使用していたのがポラリス製RANGER XP オフロードバギー車:

第374空輸航空団のパイロットによる展示

第374空輸航空団のオフロードバギー車
こちらは毎度おなじみの格納庫15(Hangar #15)。朝いち(09:00am頃)と昼いち(12:30pm頃)とでは混雑具合が全く違う。この日は昼に近づくにつれ強い陽がさす晴天になったことも影響しているかも:

朝いちの Hangar #15

昼いちの Hangar #15
こちらが会場の風景。朝いちともあって人は疎らだけど、人気のあるCV-22オスプレイには既に長蛇の行列ができていた(写真の左手ずっと奥)
:

朝いちの会場の風景(拡大版)
友好祭名物であるフード系ブースのレイアウトも昨年と同じ。こちらも二時間後には長蛇の列が何本もできていた:

フードブース
フードブースを横目に屋外ステージを越えたところから航空機地上展示エリアとなる。
まずは展示機として「常連」であり、先程も出迎えてくれた米空軍横田基地所属のC-130J-30輸送機(15-5817):

米空軍C-130J-30(拡大版)
次は米空軍CV-22B(13-0071)オスプレイ。背面カーゴの中を見学できるということで開場から15分もたっていないのに既に行列ができていた:

米空軍CV-22B(拡大版)

横田AB所属
カーゴ前では、後部ランプの銃架に取り付けら得れたM240機関銃と共に、横田基地所属の第21特殊作戦支援中隊の隊員がマルチカム迷彩を着てフル装備で記念撮影に強力してくれた:

CV-22B

第21特殊作戦支援中隊隊員
こちらは同じく空軍特殊作戦支援隊が使用するATV(全地形対応車)のMRZR-4。ここ最近の友好祭ではよく見かけるもうおなじみの車両の一つ:

第21特殊作戦支援中隊のMRZR-4
この先はヘリコプター系の展示が続く。
まずは航空自衛隊のUH-60J救難ヘリ(58-4594)。静岡県浜松基地から:

UH-60J

UH-60J
そして陸上自衛隊UH-60JA輸送ヘリ(41117)。栃木県北宇都宮駐屯地から。奥に見えるのはCH-47Jチヌーク大型輸送ヘリ(52930)で群馬県相馬原駐屯地から:

UH-60JA(拡大版)
こちらは初披露の米海兵隊のAH-1Zヴァイパー強襲用攻撃ヘリ(168400)。沖縄県普天間基地から:

米海兵隊AH-1Z(拡大版)

米海兵隊AH-1Z
海兵隊御用達であるAH-1Wスーパーコブラの発展型で、後継機開発と平行して従来機の性能向上改修が行われた結果、コストダウンも図られているとのこと:

米海兵隊AH-1Z
大型化されたスタブウィングには対地ロケット弾と空対空ミサイルのポッドが、そして機首には可変モードの機首ターレットにM197 20mm機関砲がそれぞれ装備されていた:

各種ミサイルのポッド

M197 20mm機関砲
次も初のお披露目で、米海兵隊のUH-1Yヴェノム強襲用汎用ヘリ(168407)。こちらも改修版でUH-1Nツインヒューイの発展型。沖縄県普天間基地から:

米海兵隊UH-1Yヴェノム(拡大版)

米海兵隊UH-1Yヴェノム
こちらは昨年も展示されていた米海軍MH-60R輸送・救難・特殊作戦用ヘリ(TA04)。神奈川県厚木基地から:

米海軍MH-60R
こちらは米海兵隊のCH-53Eスーパースタリオン強襲用大型輸送ヘリ(YF03/YF16)。一昨年の友好祭で初めて見た。沖縄県普天間基地から:

米海兵隊のCH-53E

米海兵隊のCH-53E(拡大版)
二年前には窓が外れて普天間小学校の校庭に落下するなど、沖縄ではいろいろ事故を起こしており、日本人としては問題機のイメージが強い
。現在のところ米国と日本しか採用していない希少な機種:

米海兵隊のCH-53E
個人的に機体としてはカッコいい方だと思うけど
:

吊り下げ用のケーブル巻上機

燃料タンク
ここからは大型機が展示されていた。
まずは航空自衛隊のC-1輸送機(78-1026)。埼玉県入間基地から:

航空自衛隊C-1(拡大版)

航空自衛隊C-1
航続距離は2.6t積載で約1.700km。国産開発機ということもあり、エンジンの吸気口には『KABUKI PAINT』が施されていた。 So Cool
:

航空自衛隊C-1のエンジン部
そしてC-1の後継機であるC-2大型輸送機(88-1207)。C-1と比較して約4倍の航続距離で約3倍の積載量を誇る。鳥取県美保基地から:

航空自衛隊C-2(拡大版)

航空自衛隊C-2
個人的に国産機で一番好きな機体である
。スカイブルー地に日の丸ってとっても似合うと思う:

C-2と日の丸
カーゴ内も観覧してきた。こうしてみると米軍のデカさには敵わないが。最大積載量は35.970kg、最大人員数は110名で、なかなかのものである:

後部ハッチ

カーゴ内部
こちらは米空軍のKC-10Aエクステンダー大型空中給油機(79-1946)。カルフォルニア州トラビス基地から:

米空軍KC-10A(拡大版)

米空軍KC-10A
そうこうする間に、この辺りが地上展示の北限。この先は実働部隊が待機しているエプロンであり、デモ機が飛行前に停止しているエリア。立入禁止のため横田基地Security Forcesが常に巡回していた。
ということでズームで眺めてみた。
まずはCV-22Bオスプレイ。昨年同様に夕方近くにデモフライトしてくれたようだ:

デモ機のCV-22Bオスプレイ
こちらは陸上自衛隊の第1空挺団の空挺降下のデモで使われるC-130J。ちょうど空挺隊員が乗り込んでいた:

C-130Jと第1空挺団隊員(拡大版)
そして、今回のサプライズが(初日と同様に)A-10CとF-16CMのデモフライト:

A-10CとF-16CM
そして格納庫やフードブースがある方向へ折り返しながら、今までと反対側の展示機を観てきた。
まずは米海軍のP-8A対潜哨戒機(168439)。フロリダ州ジャクソンビル基地から:

米海軍P-8A(拡大版)

米海軍P-8Aのアンテナ
その時、米空軍C-130J二機が離陸するので東側滑走路を注目しろ!とのアナウンスが流れた:

離陸ポイントへ向かう二機の米空軍C-130J-30(拡大版)
こちらはエプロンを移動するC-130Jの動画(00:40秒):
そして滑走路から離陸するC-130Jの動画(00:52秒):
それから20分くらい経ったところで再びアナウンスが入った。上空を見上げると先ほど離陸した二機のC-130Jがk友好祭会場へ戻ってきた:

このあとに陸自空挺降下デモが始まる
そして滑走路の上空あたりで順番に陸自第1空挺団32名(二機で延べ64名)による空挺降下のデモが始まった(00:54秒):
降下中の様子がこちら:

陸自第1空挺団による空挺降下(拡大版)
無事に着地した第1空挺団の隊員:

陸自の第1空挺団隊員による空中降下デモ(拡大版)

無事着地した隊員
その一方で、無事に降下を終えて帰投する米空軍のC-130J。旋回するときのスタイルがかっこいい:

米空軍C-130J-30

米空軍C-130J-30
このあとは昼の時間には少し早いが、このままフードブースへ直行してBeer&軽食し、屋外ステージでカントリーを聞いてから再び展示エリアへ戻った。
まずは友好祭三年連続で展示されていた米空軍の無人航空機(UAV)であるRQ-4Bグローバルホーク無人偵察機(09-2038)。カルフォルニア州ビール基地から:

米空軍RQ-4B(拡大版)

米空軍RQ-4B
それから、これも友好祭展示機の常連であり、沖縄県嘉手納基地から飛来した米空軍KC-135R大型空中給油機(59-1459)を見て、そして隣に駐機していた米空軍のMC-130JコマンドーII特殊作戦機(12-5763)へ。こちらも沖縄県嘉手納基地から:

米空軍MC-130J(拡大版)

米空軍MC-130J
ここで空軍PJのきさくな隊員がガイドしてくれた。隊員の一人が自分と同じSALOMON サロモン Forces XA Proを履いていたっけ
:

第21特殊作戦支援中隊の隊員

俺と同じブーツを履いていた隊員
これも初のお披露目。航空自衛隊のYS-11FC飛行点検機(12-1160)。埼玉県入間基地から。そもそも飛行点検する機体があったとは露知らず。しかしながら現役のYS-11なんてすごい
:

航空自衛隊YS-11FC(拡大版)
そして、こちらは航空自衛隊のRF-4E偵察機(57-6906)。茨城県百里基地から:

航空自衛隊RF-4E(拡大版)

航空自衛隊RF-4E
米空軍のF-16CM戦闘機(89-2055/92-3887)。韓国クンサン基地と青森県三沢基地から:

米空軍F-16CM(拡大版)

米空軍F-16CM
さらに米空軍のF-15C戦闘機(84-0025)。イラク戦争に派遣された機体だそうで、イラク空軍のMiG-23を二機撃墜している機体。沖縄県嘉手納基地から:

米空軍のF-15C(拡大版)

イラク戦争の時の撃墜マーク
こちらは最も人気のあった機体である米空軍のA-10C地上攻撃機(81-0967)。機体全体の写真が撮れないくらい人だかりになっていた。韓国のオーサン基地から:

米空軍A-10C

米空軍A-10C
こちらも今回が初お披露目の米海軍のEA-18Gグラウラー電子戦戦闘攻撃機(NL540)。F/A-18スーパーホーネットとベースに開発された戦闘機兼電子戦機。ワシントン州ウィトビーアイランド基地から:

米海軍EA-18G(拡大版)

米海軍EA-18G
こちらは航空自衛隊第8航空団・第6戦術戦闘飛行隊所属のF-2A戦闘機(33-8523)。福岡県築城基地から:

航空自衛隊F-2A(拡大版)
この時、またまたアナウンスがあり、今度はA-10Cのデモ飛行とのこと。会場東のエプロンを眺めるとA-10Cが滑走路へ向かっていた:

米空軍A-10C

滑走路へ向かう米空軍A-10C
こちらがその動画(00:31秒):
ここからは、この日に飲み食いしたAmerican Foodsなど。
昼近くなると陽がさして汗ばんできたので、飲み物は勿論ビール。12オンスのオランダビール($7.5):

オランダ黒ビール($7.5)
そして友好祭では定番のホットチリドッグ($5)。サワーチーズがポイント。全く野菜っけが無いし、パンズがぼそぼそだったがアメリカン的に旨かった:

ホットチリドッグ($5)

ホットチリドッグ($5)

ホットチリドッグ($5)
もう一つはハンバーガー($5)。こちらは肉がアメリカンで美味しかった:

ビーフバーガー($5)

ビーフバーガー($5)

ビーフバーガー($5)
上のバーガー系を2つ買ったらオマケにチップスを二袋貰った
。そしてアメリカンなナプキン(Free):

ナプキン(Free)
他にはDietコークとミネラルウォーターも購入(各$1):

Diet Coke($1)

ミネラルウォーター($1)
もぐもぐとアメリカンテイストを味わいながら、横田基地にある鳥居や日本庭園を眺めたり、屋外ステージで熱唱していたカントリーはなかなか良かった:

2019 Yokota AB イルミ

なかなか聴き応えのあった本場カントリー
最後は陸上自衛隊・東京地方隊のマスコットである「トウチ君」:

トウチ君
横田友好祭2019 (フォト集)
Yokota Friendship Festival 2018. (昨年のブログ)
Yokota Friendship Festival 2017. (横田友好祭2017のブログ)
Yokota Friendship Festival 2015. (横田友好祭2015のブログ)
Yokota Friendship Festival 2014. (横田友好祭2014のブログ)
Yokota Friendship Festival 2009. (横田友好祭2009のブログ)
Yokota Friendship Festival 2007. (横田友好祭2007のブログ)