今年は令和5(2023)年のGW城攻めツアー2023は三泊四日で岐阜県を中心にいくつかの城攻めと古戦場跡巡りしてきた。
二日目は不破郡関ヶ原町で古戦場巡り。この日の関ヶ原町は、計画を立てた一週間前の予報どおりの晴天。むしろハズレだったのは気温の方で、さすがに天下分け目の戦いがあった関ヶ原盆地は暑かった〜 。真夏でなかったことと、移動をレンタサイクルにしたのが救いか[a]走っていると風が心地よい。それでも水分補給・塩分補給は必須だった 😆️。。
このときは駅前にある関ケ原駅前観光交流館で、事前に予約しておいた電動アシスト付き自転車を1日レンタル[b]レンタル時間は朝9時〜夕方4時半くらい。夕方5時には交流館が閉店する。して、観光協会推奨のモデルコース「関ケ原合戦・行軍コース」に、さらに陣所跡や史蹟などをいくつか追加してみたのだが、これが良くなかった。
当然ながら、そんなに楽なコースではなくなり時間も足りなくなってしまった。特に終盤の松尾山城跡・小早川秀秋陣跡は、散々走り回って疲れた体で片道50分近くの登山があり[c]特に登り下りで膝にきた感じ 😞️。、ひいひい云って登った先にある松尾山城跡に感動して、ついつい時間を忘れて巡ってしまったこともあって予定時間をだいぶズレ込んでしまった 。おかげで昼飯を食べている時間さえなく体力的にもキツイ状態でなんとか気力だけで巡りきったって感じ
[d]次はゆっくりと松尾山城や玉城跡を攻めたいし、島津豊久墓碑や奥平貞治の墓なんかも巡りたい。また来年に再訪か?😅️。
そう云うことでレンタサイクルを返却したあとの体力は empty でカラータイマーが点滅中だったので、あらかじめ調べておいた近くの老舗うなぎ屋へ直行:
近かったのは体力的に助かったが、まだ開店前だったので店前にあったベンチに座って待つことにしたら、女将さんが気にかけてくれて開店前だけど店に入れてもらえた。感謝 。
店の一階に焼き場があるので、店内はうなぎのタレの匂いが漂っていた。その一階は大小のテーブル席が複数あり、その中で二人用のテーブル席に案内された。注文するものは「うな重」で決めておいたが、残念ながら肝焼きは既に予約分で売り切れとのことだったので「うざく」に変更し、さらにビール大瓶(715円)も注文した。こちらのお店は注文してから焼きに入るそうなので、ビールを飲みながらこの日の「復習」をしながら待つことにした 。
待つこと30分近く、出てきたのはなんとも神々しい重箱に入ったうな重・松(4,070円):
重箱の蓋をあけたものが、こちら:
小鉢には金毘羅ごぼう、珍味は海藻とイカの酢の和え物、香の物は奈良漬だった。
肝心のうな重は、もう匂いだけで一杯頂いた感じなのだが、関東みたいに事前に蒸さずに、備長炭の直火で香ばしく焼き上げ、秘伝のタレにつけては焼くを繰り返しているようで、外はパリパリ、中はふっくら。久しぶりに脂がのった鰻を堪能した:
さらに御飯の中にもぶつ切りした鰻がまぶされていて、とても食べごたえがあった。ホント、食べ終わったら店に入る前の自分とは違う感じでエネルギーが満タンとなり、気力もアップしてきた[e]だからと云って、もう一回同じ古戦場巡りができるか?と云うと、若干は疑問だが 😊️。。
この肝吸い、関東風とは異なり、肝は焼きではなく茹でてある感じで、食感もプリッとしていた:
そして「うざく」を頂く:
酢きゅうりと、こちらもパリッと焼かれた短冊型の鰻の組み合わせは、重厚なうな重を食べて甘ったるくなった口の中のお口直しって感じ。さっぱりと、それでいて程よく脂がのった鰻は、それだけで十分な鰻料理だった。
こちらは2Fにあったトイレへ行く途中に見かけた手作り甲冑。店の中も戦場だった :
これで体力は復旧し、疲れた脳もリフレッシュできて満足した。そして足取りも軽やかに関ヶ原駅へ向かって宿泊先へ移動した[f]電車の時間が近づいていたので走る必要があったが、おかげで苦もなかった 😄️。。
魚しげ
岐阜県不破郡関ヶ原町大字関ヶ原3206-2
ここからはオマケ。
徳川家康最後陣跡。家康はここで首実検したらしい:
こちらは、この近くにある関ヶ原古戦場記念館。今回はまだ開館していなかった[g]立ち寄っている時間的余裕もなかったが 😑️:
この建物は他の陣所跡からも眺めることができるくらい目立っていたので、家康の陣所の位置を確認する際の目印にした。
黒田・竹中両氏の陣所からの眺めは良かった:
笹尾山麓に島左近陣所跡と竹矢来:
島津義弘陣所跡に建つ幟:
こちらは小西行長陣所跡あたりから各地の眺め:
旧中山道側の若宮八幡神社境内から大谷吉継陣所跡や墓所、そして眺望地へ向かった:
陣所跡近くにある眺望地では顔ハメに姿を変えた吉継が、小早川秀秋が布陣した松尾山を睨めつけるように建っていた:
このあと推奨コースをそれて旧中山道を西へ向かい:
「常盤御前の墓所」へ。常磐は牛若丸こと源義経の実母。常磐の墓と伝わるものは全国に多数ある。墓所の背後に建つのは松尾芭蕉の句碑:
あと同じくコースをそれて見てきた不破の関土塁跡(北限と南限):
こちらは宿泊地へ戻る際に乗車したJR東海の313系とその車窓から眺めた伊吹山
最後は宿泊地の最寄駅構内で見かけた焼き芋の自販機:
と云うことで、この時のフォト集はこちら:関ヶ原古戦場巡り (フォト集)