前日に続き、中世(室町・戦国時代)から近世(幕末)まであった城で、関東にあっては地理的にも政治的にも要の城と云われ、戦国大名として関東に勢力を広げた「相模の獅子」こと北條氏康曰く「この城を手に入れることは一国を手に入れるに等しい」とも云わしめた城の埋門《ウズミモン》が移築されている千葉県野田市へ、令和5(2023)年の陽春の候で桜が満開だった先週末に行って来た 。
この城跡を攻めた六年前の時と同様に東武アーバンパークラインの川間駅北口からバスに乗って、野田市が管理している現存移築門を見てきた。
今回も用事はそれだけだったので、見終わったあとは再び川間駅まで戻ってきた。で駅前に着いたのがお昼ちょっと過ぎ。どうせなら何か食べてから、これからの長い帰路につこうかと思い、駅の南口あたりをうろうろしていると、「本日のランチ 飲物付き 840円」なる看板が出されていた喫茶店が目に入った 。
はじめ外からは店内を伺い見ることができなかったので別の店にしようかと思ったが、思い切ってドアを開けてみた :
ざっと店内を見回してみると先客は一組だけで、喫茶店によくあるソファ椅子はだいぶ余裕があったので、そのまま店の奥へ。椅子に座ると老年のマスターが無言で水を運んできた。ひとまず眼の前にあったメニューをざっと眺める。店の表にあった「ランチ」が何ものなのか不明であったが、常にカウンター裏で一人忙しくしているマスターを呼び止めるのもなんだったので、このメニューの中から「ポークジンジャー(ライス・みそ汁付き)」(1,000円)を注文した[a]このときもマスターは無言。でも、これが喫茶店の雰囲気である😁️。。
店内はごちゃごちゃしていて、なんとなく置物とか壁掛けなどはレトロ風。その昔よく通った札幌駅北口の、北大正門前にあった「喫茶マーヴィ」を思い出してしまった[b]たった今、インターネットで知ったが、昨年は令和3(2022)年に閉店していたのかぁ 😞️。。ここの喫茶飯(グリルチキンとチキンカツ定食)は安くて美味しかったっけ 。
で料理を待っていると、お昼どきだからか、あるいは常連が多いのか、いつのにかソファ椅子は一杯になっていた。それでも客が入ってくるようだと、マスターが丁寧にお断りしていたっけ。
そして生姜醤油の良い匂いと共に「ポークジンジャー」が運ばれてきた:
写真では分かりづらいが、みそ汁は沸騰直前の熱さだった 。平皿にのったライスは柔らかめ[c]最後は、お皿にへばりついた御飯をフォークでかき取る感じが 😄️。。あとフォークとナイフがナプキンできっちり包まれてきたのも Good だった。
肉と野菜がワンプレートなのも喫茶飯の王道スタイル:
肉にかかっているタレが美味い! やっぱり喫茶飯はいいねぇ 。
喫茶 Potos
千葉県野田市尾崎811-56
ここからはオマケ。
こちらが関宿城の三ノ丸にあったとされる埋門:
最寄りのバス停「工業団地入口」近くにあった「旧日光街道東往還関宿多功道」:
と云うことで、この時のフォト集はこちら:
関宿城攻め / 埋門 (フォト集)