中世(室町・戦国時代)から近世(幕末)まであった城で、関東にあっては地理的にも政治的にも要の城と云われ、戦国大名として関東に勢力を広げた「相模の獅子」こと北條氏康曰く「この城を手に入れることは一国を手に入れるに等しい」とも云わしめた城の大手門が移築されているとのことで、令和5(2023)年の陽春の候で桜が満開だった先週末に、ただその門を観るだけのために早起きして栃木県下野市まで行って来た 。
この門は、幕末の戊辰戦争で資金調達のために近くの村に売り払われたものらしい[a]この藩は江戸城が近かかったので、自分たちの城を犠牲にしてまで江戸城を守れと命令されていたらしい 😑️。。それが巡り巡って、現在はとんかつ屋の敷地に再建されている 。
ということで意外と良好な状態の大手門を堪能したあとは、とんかつの方もしっかりと堪能してきた :
店の建物ものそれなりに歴史を感じるもの。店内に入ればそれがわかる :
開店まもない時間で既に数組の先客が居たが、一階だけでもテーブル数は多めだったので行列も待ちも無し[b]現在は一階しか使っていなかったようだが 😥️。。
一応は事前に調べて注文するものは決めていたが、メニューを眺めて、この店押しの黒豚とんかつ膳(200g)(2,190円)に変更した[c]と云うか、決めていた品(和豚もちぶたトンテキ)は平日ランチメニューでしかないものだった 😉️。さらに、この日は駅から30分ほど歩いてきたので、喉を潤し直すためにグラスビール(420円)も注文した。
ビールをクゥっと飲み終えたら、席を立ってクラッシックな雰囲気の店内を眺めるためにウロウロしたり:
そうこうしていると御膳が出てきた:
御飯と豚汁はおかわり自由 。箸休めの冷奴の他に、熱々の茶碗蒸しがついていた。
独特の脂身を岩塩をつけて頂いた方が旨かった。口の中で解けて、嫌味のない脂ぽさが口いっぱいに広がるので。肉の方はゴマ入りの特製ソースで頂く。これで御飯をパクパクいけた 。さすがにカロリーが気になって、後半は豚汁と一緒に頂いたが。この豚汁がまたまた美味い:
なんだか最後は、大手門よりもトンカツの方が堪能した感が大きかった 。
黒豚とんかつ合掌
栃木県下野市下石橋134-1
ここからはオマケ。
こちらが、満開の桜越しに眺めた大手門。その奥にあるのがトンカツ屋。右手奥はとんかつ屋のだだっ広い駐車場:
大手門の梁に残っていた破壊済みのスズメ蜂の巣:
駐車場脇には桜が満開だった:
来るときは宇都宮線の石橋駅から歩いてきたが、その時に見かけた模型屋の建物:
帰りは同じく宇都宮線の自治医大駅まで歩いたが、とんかつ屋と国道を挟んで向かいには丸大食品の工場があり、その入場門の前にそびえていたのがこの慈母観音像:
国道R4を自治医大駅方面へ南下して行くとアカマツと桜がたつ松原があった:
アカマツの松原:
と云うことで、この時のフォト集はこちら:
関宿城攻め / 伝・大手門と薬医門 (フォト集)