先々週は、令和5(2023)年の大寒の候に埼玉県深谷市にある曹洞宗のお寺に行ってきた。そのお寺は、「深谷上杉氏」と云う古くにこの深谷の地を治めていた一族の菩提寺である。六年前に攻めてきた城(跡)を築城した御仁の供養塔があり、ちょうどその城跡の訪問記を書こうとしていろいろ調べている時に、この寺の存在を知り、せっかくなので墓所を参詣することにした。
この日はホント風が強く冷たかった〜 。流石に大寒の季節である。お寺まではJR高崎線・深谷駅の南口から徒歩で30分ほど。歩けば暖かくなるかと思ったが、さにあらず。手袋なしではカメラを持つのも難儀した
。そしてお寺をあとにして駅へ戻る途中、お昼近くでもあったので、何か暖かい物でも食べて行こうと歩いている時に見つけたのが、このラーメン屋の暖簾だった。
その暖簾には「西山ラーメン」の文字が。札幌の老舗の製麺屋である。となれば札幌ラーメンかと:
ここ最近、札幌ラーメン、特に味噌ラーメンはすっかりご無沙汰でもあったので、熱いスープを飲み干したくなり、そのまま暖簾をくぐって店内へ。
店内は、昼前だったからかカウンターに一人居るくらいで全く混んでいなかった。この時、ちょっと失敗したかなぁと思ったが体が冷え切りそうだったので、そのままカウンター席に腰をおろすことにした 。もう気持ちは決まっていたのでメニューの一番上にあった「味噌ラーメン」(700円)を注文。他にこの店人気No.1らしい「まろやかみそラーメン」にも惹かれたが、まずは基本の味噌で。さらにメニューを眺めていて、餃子を<あじと特製みそだれでどーぞ!!>って文句が気になったので餃子(350円)を追加した 。
先に味噌ラーメンが到着。御膳の上のラーメン以外のものは餃子用で、左上のボトルが特製みそだれ:
札幌ラーメンの特徴の一つであるモヤシが少ないのが残念。トッピングの基本であるワカメはのっていたが卵は無し。うーん、ワカメがあるのに海苔が付いているは関東のラーメンだからだろうか。
スープが火傷しそうに熱かったのは Good。ホントにちょっと火傷してしまったが 。味噌は赤白の合わせだと思う。甘みとコクがあって美味しいスープだった。でも、やっぱりモヤシが少ないなぁ。麺も西山製麺の卵麺で縮れ麺である。
こちらが餃子。これを普通なら醤油+酢+辣油で頂くが、今回は特製みそだれで:
これは美味い。味噌と酢とすりゴマなんかが入っていて、醤油系よりも餃子の餡の味をしっかり楽しめるって感じ。酢+胡椒よりも好きかも。それが良かったのか、ボリュームのある餃子そのものが美味しくいただけた。
で、すっかり体が暖かくなって、外はまだ冷たい風が強かったが、このまま駅北口にある城跡を巡ってくることができた。
らぁめん味斗
埼玉県深谷市上野台2542-1
ここからはオマケ。
こちらが深谷上杉氏の菩提寺である人見山・昌福寺の山門。仁王門である。奥に見える本堂裏手に累代の墓所がある:
そして昌福寺から陸上競技場がある仙元山公園を抜ける際に見かけた蒸気機関車D51 885号機(静態保存):
昭和19(1944)年に山口県の日立笠戸工場で製造され宮城県仙台鉄道局管内に配備、翌年に岩手県の盛岡機関区と一戸機関区を経て、兵庫県の姫路機関区、三重県の桑山機関区、奈良県の機関区に配置換えされたあと、昭和49(1974)年に廃車になった。約29年走り続け、地球を約40周する距離を走行したとのこと。
こちらが深谷市にあった城跡に造られた深谷城址公園:
城址公園と云っても模擬の石垣や堀があるだけで、城の遺構は全く無いけど。
なんか面白い自販機を見かけた。鶏卵の自販機で、色がなんとも特徴的:
こちらは城攻めを終えて駅へ向かう途中に立ち寄った和菓子屋。店の奥にあるカフェで一息ついてきた:
いただいたのは好きな上生菓子と煎茶のセット(600円)。店内にある和菓子から「ほほえみ苺大福」を選択した:
ジューシーで酸っぱい苺に甘い餡子が包んであり二口でいけてしまった。
最後もラーメン。実は翌週末も、ここ深谷まで来たのだけれど、その帰りに立ち寄ってきた:
いかにも地方都市にありそうなチェイン店。看板にあった「熟成醤油ラーメン」の文字が美味そうに見えたので(先週もお昼はラーメンを食べたのに今週も深谷でラーメンを)食べてしまったが、器が小さくて量が少ない、肉ダブルっていっても大した量でもないし[a]ダブルではない普通の肉そばって、どんだけなんだろうって、ついつい考えてしまうが 😕️。。それほど熟成感のあるスープではなく薄っすい味だった。こちらは評価対象外。
ということで、この時のフォト集はこちら:
深谷上杉家菩提寺 (フォト集)
深谷城攻め(2) (フォト集)
上杉憲賢公墓所と高臺院 (フォト集)
深谷城攻め(3) (フォト集)
参照
↑a | ダブルではない普通の肉そばって、どんだけなんだろうって、ついつい考えてしまうが 😕️。 |
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