先々週は令和4(2022)年の立冬の候少し前、一泊二日の予定で愛知県は名古屋市にある城跡をいくつか攻めてきた。太平洋側は小春日和になった初日は特別史跡の名古屋城。これぐらいの規模になると半日くらいかけないと巡りきれないだろうと思い、平日を利用した城攻めながら、いざ行ってみると観光客の多さに驚いたと共に、改めて名古屋城の存在感を実感できた 。
午前中の11時前から二之丸、本丸をくまなく巡った上に、二之丸の外濠も一周してきた[a]ちなみに、翌日は宿泊先から近かったので朝の散歩を兼ねて三之丸跡も巡ってきた😁️。。加えて、本丸隅櫓が特別公開されていたので行列しながら観覧してきた。
と云うことで、なんだかんだ閉園間近まで歩き回って足が棒になった状態で丸の内駅近くの宿泊先へ[b]名古屋城から徒歩でも戻れる場所ではあったが地下鉄に乗って遠回りで移動した。しかしながら駅から最寄りの出口までが遠くてキツかった〜😥️。。夕飯はあらかじめ決めておいた近くの鰻屋。予約はしていないので開店時間に合わせて店へ向かった:
ちょっと入口が分かりづらかったが、なんとか入店することができた[c]Google の Street View は古い画像だったので、真っ暗な中を反対側へ行ったり来たりしてしまった 😕️。。そして入口で少し待たされたあと広めの部屋のテーブル席に通された。
食べたいものは「うな重」で決まっていたが、出来上がるまで少し時間がかかるようだったので生ビール[d]お通しは400円。ただの枝豆だったけど。(650円)とネギマ串焼き(タレで照焼き)1本(650円)を追加で注文した。
こちらがタレで照焼きされたネギマ串焼き。竹串ではなく鉄串だった:
鶏肉は名古屋コーチンらしい。身が厚くジューシーで美味しかった:
そしてメインの「うな重」が登場。今回食べたのはお店の名物でもある「中黄金鰻重」(4,200円)。うなぎの隣にあるのが、これまた名古屋コーチンの玉子焼き:
鰻は身が厚く、外がパリパリ、中がふっくらで、甘めのタレとそのおこげでなかなかの満足 。箸休めの玉子もその味が濃厚で旨かった:
この日は、お昼もまともに食べず[e]正しくは名古屋城内の売店で食べた五平餅とソフトクリームだけ。に歩き回ったからか、ペロリと平らげて尚まだ食べれそうだったので濃厚梅酒のロック(530円)と自家製つくね(660円)を追加した:
こちらも名古屋コーチンの温泉卵にあらびき肉で出来たつくねをからめて美味しく頂けた。
最後はサービスで付けてくれた焼きプリン。冷たくて甘くて、ここに来てやっとお腹が落ち着いた感じ:
あとで知ったけど、このお店は老舗とかではなく、どちらかと云うと居酒屋グループ系に近いようだ[f]全体的に値段も割高だし。。コロナ渦の中、どこもかしこも大変だが、アイディア勝負で生き抜いて行くしか無いのだろうか。と云うことで満腹になったので宿泊先へ戻り、風呂に入って城攻めの疲れを癒やすことにした。
ひつまぶし登河 那古野本店
愛知県名古屋市西区那古屋1-2-11
ここからはオマケ。
店を出て真っ暗の中を宿泊先へ戻る途中に渡ったのは、五條橋と云う由緒ある橋だった:
傍にあった説明板によると、その昔、清州城下の五條川に架けられていた橋を清洲越えと呼ばれた町ぐるみの引っ越しの際に、ここ丸の内の地に移されたという。元は木橋だったが昭和の初めにコンクリート製に架け替えられたとのこと。
その引っ越しで活躍したのが堀川。天下普請の名古屋城築城時に合わせて福島正則によって開削されたのだとか:
今回の名古屋城攻めは、ここ市役所駅から始まった:
ちなみに、地下鉄駅構内で見かけたのだけど、来年から「市役所」駅は「名古屋城」駅に名称が変わるようだ:
どちらかと云うと市役所駅は「三之丸跡」だけどな 。
それから金シャチ横丁を通って二之丸東門へ向かったが、その途中でこんなものを見かけた:
名古屋城内にあった井戸ならぬマンホール蓋[g]汚水かも!?。:
本丸の内濠越しに眺めた本丸東南隅櫓(辰巳櫓)。特別公開中だった:
さらに平成30(2018)年に一般公開が始まった本丸御殿:
そして本丸跡の御土産屋兼甘味処で五平餅(300円)を食べてきた[h]注文してから焼き始めるので少し時間がかかるが、ホクホクして暖かくて美味い。:
これが外観復元の天守閣(大天守):
かれこれ14年ほど前に初めて名古屋城を巡った時は天守閣(大天守と小天守)に入れたが、今回は耐震性の問題とかで立ち入り不可だった。さらに巷では木造復元なんて云うプランが持ち上がっているのだとか。徳川御三家に数えられながら一人も将軍を輩出していないのだから、そこまで気張らなくてもよいと思うが [i]御三家とはそういうものであり、将軍継承がつづがなく進められたと云う意味で別に悪いことではないが。。今のご時世、もっと他に大金の使い途があるであろうに。
あと今回は金鯱をじっくり見る機会がなかったけど、それでも写真に収まっていたものから choice してみると:
これは本丸隅櫓の中で見た仕切りテープの中の金鯱:
個人的には金鯱よりも西之丸跡で開催されていた菊花展とか、御殿にあった杉戸絵[j]西の丸御蔵城宝館で見ることができた。よく大奥系ドラマで見かける例のあれ。初めて見たが素晴らしい。なんかの方が見ごたえがあった:
とはいえ、名古屋城で一番の見どころはやはり天守台石垣であろう:
熊本城天守台石垣と同様に、上部が外側に反りだしている「扇勾配《オオギノコウバイ》」は実用性と美しさを併せ持った建造物だ。
そして、天守台石垣と云えば加藤肥後守清正だ。だから名古屋城は尾張藩主よりも清正の方が有名。至る所で清正公と出会うことができる。例えば二之丸跡の「清正の石挽」像とか:
本丸搦手にある城内最大の清正石とか:
さらには三之丸跡の名古屋能楽堂前にある加藤清正像とか:
この像なんかは名古屋に本社があるカゴメ株式会社の創業八十周年を記念して作られ、のちに名古屋市に寄付されたものらしい。
他にも素晴らしい濠や石垣:
さらには重要文化財に指定された櫓なんかも見どころである:
最後は御深井丸《オフケマル》跡で見かけたオブジェ[k]詳細はすっかり忘れてしまったが、どこかの大学の美術科の作品?:
と云うことで、この時のフォト集はこちら:
こちらが今回の散策ルート:
活動時間は 05:38、距離は 9.2km、消費カロリーは 2,572Kcal。
参照
↑a | ちなみに、翌日は宿泊先から近かったので朝の散歩を兼ねて三之丸跡も巡ってきた😁️。 |
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↑b | 名古屋城から徒歩でも戻れる場所ではあったが地下鉄に乗って遠回りで移動した。しかしながら駅から最寄りの出口までが遠くてキツかった〜😥️。 |
↑c | Google の Street View は古い画像だったので、真っ暗な中を反対側へ行ったり来たりしてしまった 😕️。 |
↑d | お通しは400円。ただの枝豆だったけど。 |
↑e | 正しくは名古屋城内の売店で食べた五平餅とソフトクリームだけ。 |
↑f | 全体的に値段も割高だし。 |
↑g | 汚水かも!?。 |
↑h | 注文してから焼き始めるので少し時間がかかるが、ホクホクして暖かくて美味い。 |
↑i | 御三家とはそういうものであり、将軍継承がつづがなく進められたと云う意味で別に悪いことではないが。 |
↑j | 西の丸御蔵城宝館で見ることができた。よく大奥系ドラマで見かける例のあれ。初めて見たが素晴らしい。 |
↑k | 詳細はすっかり忘れてしまったが、どこかの大学の美術科の作品? |