日別アーカイブ: 2022年9月9日

泰巖歴史美術館 − A Legendary Castle in the Tokyo MACHIDA City.

先週末は、令和4(2022)年の処暑の候の週末、天気が優れないとの予報により城攻めは諦めて溜まっている訪問記でも書こうかと思っていたが、どうやら予報は外れだったらしく[a]このところ天気予報の外れっぷりはすごい。前日の予報さえも当てにならない 😐️。、外出したいが、どうせなら今読んでいるに関係ありそうな史料探しに博物館に行くことにした。

そこで思い出したのが二年前の令和2(2020)年にオープンしてから、いつか観に行こうと頭の隅っこに置いておいた東京都町田市の泰巖《タイガン》歴史美術館。館名は信長の戒名である「総見院殿贈大相国一品泰巌大居士」からとっているらしい。

小田急町田駅から歩いていくと外観が少し変わった建物が見えてくるのですぐに分かる:

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泰巖歴史美術館

展示室は1階から5階まで。入場料は大人1,500円(当時)。

原則的に写真撮影は不可だが1階と2階で鑑賞できる安土城天主櫓は可能だった[b]しかしながら撮影エリアが狭く被写体が巨大なのでスマフォカメラでは限界があった 😕️。

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織田信長の居城・安土城の天主

てっきり縮小模型くらいと勝手に思っていたが、博物館の建物の1階と2階の吹き抜けに、推定ながらも実物大の建築物が置かれているとは正直なところ全く想像していなかった:D

通説では、天正4(1576)年に信長が築城を命じ三年後の同7(1579)年に完成した安土城には、望楼型地上6階地下1階の規模を誇る天主が建っていたと云う。

博物館1Fでは、この天主の5階部分の復元を観覧できる:

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復元された天主の5階部分

今思うとスケールの大きさに驚き、外観ばかりに目がいって内陣や外陣はほとんど写真に収めていなかった:O

この5階は「八角の段」と呼ばれるとおり八角形をした大変特徴的な部屋で、天界をイメージしているらしい。正面に見えるのは狩野永徳による釈迦説法図(レプリカ)。

最上階6階は正方形で「四角の段」と呼ばれ、外観は金箔で仕上げられていた:

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天主最上階を見上げる

但し、しっかり観ると細部が省略されている部分があるようだ[c]あくまでも推定図と比較するとだが。

1階には他に、二年前に自分も京都の大徳寺・総見院で拝見した位牌のレプリカや肖像画や年譜なども展示されていた。

博物館2階では自分の目線から最上階を眺めることができる:

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博物館2階から天主最上階を観る

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2階は近写はできない

いかせん展示室の規模から天主全景を写真に納めることができないのは1階と同じだが、被写体との距離が取れる分だけ斜めからの撮影ができた。但し、1階のように近くには寄れない。

八角の段を垣間見れる瓦屋根:

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七層の屋根は瓦葺

あと松図なんてのも撮影可だったが、かって京都・大徳寺にあった天瑞寺の障壁画らしい。現存する縮図をもとに推定で復元したもの:

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縮図から復元した松図

かって天瑞寺は信長の菩提寺である総見院の横に建ち、明治維新の廃仏毀釈で衰退し廃寺したと云う。

それから博物館3階にある信長の時代の古文書の展示を見てきた。原文の他、現代語訳も併記されているのでじっくり読んできた。ここに展示されている古文書は読み応えあり、信長の他にも信玄や謙信といった同時代の英傑らの肖像画もあった。気づいたら入館して既に1時間以上たっていたっけ :D

博物館4階には刀剣や甲冑、火縄銃が展示さていた。残念ながら、これらの類は近世のものが多かった。そんな中で、「フル装備」の加藤清正が片鎌の槍を持って虎退治しているジオラマは必見。よくできている :)

博物館4階は茶の湯の世界観一杯だった。茶器はもちろん茶室を実物大で再現していた。ここでは千利休の門弟らの茶道具なんかもあり、蒲生飛騨守氏郷と細川越中守忠興の茶筅(実物)は必見かも :)

なんだかんだで、大変有意義な時間を過ごすことができた。なぜか観覧者は自分以外に一、二組ほどで、渋滞することも迂回することもなく、ゆっくり観覧できたのも良かった :)

ということで、この時のフォト集はこちら:

See Also2022年9月 泰巖歴史美術館 (フォト集)

泰巖歴史美術館
東京都町田市中町1丁目4-10

参照

参照
a このところ天気予報の外れっぷりはすごい。前日の予報さえも当てにならない 😐️。
b しかしながら撮影エリアが狭く被写体が巨大なのでスマフォカメラでは限界があった 😕️。
c あくまでも推定図と比較するとだが。