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海上保安資料館横浜館 − Exhibited of North Korea Spy Ships.

先月末は令和3(2021)年立冬前の週末、重い雲で覆われて今一つはっきりない天気の中を、神奈川県立歴史博物館特別展を鑑賞してきたが、まだ雨が降り出していなかったその帰り道に、少し寄り道して横浜レンガ倉庫街へ行ってみた[a]その昔、横浜ワールドポーターズ周辺は何度か行ったけどレンガ倉庫は初めて。

COVID-19 による緊急事態宣言が開けたこともあり、なかなかの人混みだったので、あまり立ち止まらずに軽く見て回るだけのつもりだったのだけど、その先に停泊中の海上保安庁の巡視船が目に入ったので、もう少し近くまで行って眺めてみることにした。

こちらは新港ふ頭に係留中の海上保安庁・第三管区海上保安部所属の巡視船あきつしま(約6,500トン)。世界最大級の巡視船らしい:

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巡視船あきつしま PLH32

巡視船が係留されている埠頭までさらに近づいてみると、その横に海上保安資料館横浜館なる建物があった。そして「北朝鮮工作船」の文字が。:

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この資料館は、日本国周辺海域の現状と海上警備の重要性を国民に広く知ってもらうためにいろいろな資料を展示している[b]といっても、ほぼ全てが北朝鮮工作船のものだけど  😛 とのこと。興味深そうなテーマだし入場料は無料とのことで、検温と手の消毒を行って鑑賞することにした。

こちらが北朝鮮工作船の要目を説明するためのジオラマ。これは、今から20年前の平成13(2001)年に九州の南西海域で発生した北朝鮮の不審船追跡事件に関するもの:

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「工作船の要目」

日本の漁船に偽装した母船(工作船)はブリッジ後方に14.5ミリ二連装対空機銃が格納され、後部ハッチには小型舟艇が収納されている。またいざとなったら高速で離脱するために推進機が4基搭載されている。

実際の不審船は海上保安庁の追跡中に巡視船と死闘を繰り広げ、最後は自爆・沈没しており、あとで引き上げたため、こんなに綺麗ではなかったけど :|

眼の前に置かれているのが工作船の母船「長漁3705」:

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右舷船首部

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工作船の母船「長漁3705」

巡視船からの警告射撃(20ミリ機関砲)を受けながら逃亡の末に、最後は自爆して沈没しているので外も中もボロボロ。

外装からは普通の漁船であるが、主機が4基搭載していることを気付かれないようにするため余分な排気口はカムフラージュされていた。

船舶を証明するブリッジ側板や船尾の鉄枠には「MZ2-23・・・」と印字されている。これは宮崎県で登録された船であることを偽装するためのもの:

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ブリッジ側板

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船尾

そして母船の背後へまわると:

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船尾(パノラマ)

船尾外板は観音開きできるようになっており、その中は小型舟艇の格納区画だった。

そして母船は上からも眺めることができるようにデッキが用意されていた:

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後部船上

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前部船上

自爆しているため船上のデッキやブリッジは、ほとんど残っていなかったが、後部には14.5ミリ対空機関銃の格納区画で銃座を移動させるレールが残っていた。また前部はブリッジと居住区があったらしい。

これが14.5ミリ二連装の対空機関銃ZPU-2:

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二連装機銃ZPU-2

こちらが小型舟艇。船外機はVOLVO製:

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小型舟艇

乗組員が保持していた小火器類も引き上げられた。こちらは携行型地対空ミサイル発射機や82ミリ無反動砲:

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地対空ミサイルの発射機など

5.45ミリ自動小銃 AKS-74など当時では最新鋭の装備だった:

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北朝鮮製のAKS-74自動小銃

RPG-7や7.62ミリPK系軽機関銃:

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RPG-7など

小火器以外の遺留品の中には日本製のプリペイド式携帯電話、GPSプロッタ、カシオ製ポケコン、さらには英語とハングル語の辞書などがあった:

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遺留品の一部

こちらが自爆用スイッチの類:

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自爆用スイッチなど

水中スクーター:

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三枚翼の水中スクーター

展示品の他には、この事件の詳細な説明板があり、また実際に海上保安官や自衛隊が撮影した生々しい映像がリアルな音声とともに流れていたのはすごかった :O。ホント戦場だったのがよく分かる[c]のちに海上保安官らの行動について批判していた平和主義者が居たようだが、海保の人達の命がけの行動があって現在の状況が維持されているのに、その上でのうのうと理想論だけで批判していた奴輩こそ批判されるべきと思ったよ  😈 。

予想外にいろいろ知ることができたので、帰りがけに寄付として JAPAN COAST GUARD のロゴ付きマグカップを購入してきた :)

ということで、この時のフォト集はこちら:

See Also海上保安資料館横浜館 (フォト集)

海上保安資料館横浜館
神奈川県横浜市中区新港1-2-1(赤レンガパーク隣)


ここからはオマケ。

平成14(2002)年に出来た横浜赤レンガ倉庫

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明治末期から大正初期に建設された倉庫

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当時の面影を残している

横浜駅東口とみなとみらい、赤レンガ倉庫、そして山下公園を結ぶ横浜クルージングのシーバス:

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シーバス

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カフェ・クルーズ

参照

参照
a その昔、横浜ワールドポーターズ周辺は何度か行ったけどレンガ倉庫は初めて。
b といっても、ほぼ全てが北朝鮮工作船のものだけど  😛
c のちに海上保安官らの行動について批判していた平和主義者が居たようだが、海保の人達の命がけの行動があって現在の状況が維持されているのに、その上でのうのうと理想論だけで批判していた奴輩こそ批判されるべきと思ったよ  😈 。

喫茶ともしび − A Cafe at Kanagawa Prefectural Museum of Cultural History.

先月末は令和3(2021)年は立冬前の週末、朝から曇り空で時間が経ったら確実に雨が降りそうな天気だったこの日は神奈川県立歴史博物館で開催されていた『開基500年記念 早雲寺−戦国大名北條氏の遺産と系譜−』なる特別展を鑑賞してきた。

小田原北條氏五代の墓所があることで知られている早雲寺(神奈川県足柄郡箱根町)は毎年文化の日の前後に寺宝である北條氏ゆかりの品々や複数ある当主の肖像画などを鑑賞できるらしいのだが、結局のところ昨年に続いて今年も COVID-19 感染防止(緊急事態宣言下)のため開催されなかった[a]墓所参詣は通年できるらしいことを、あとで知ったので後日参拝してきたが。

その代わりなのかどうかは分からないが、早雲寺所蔵の寺宝に加えて県内にある寺社から小田原北條氏と歴史的に関連のある[b]もちろん敵対勢力に関するものも含まれる。文化財[c]この中には重要文化財、重要美術品、神奈川県指定文化財、市区町村指定文化財が含まれている。が集合した展示会と云うことで興味津々だった:

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特別展・開基500年記念「早雲寺」

ちょうど自分が行く直前に緊急事態宣言が開けたので、それまで予約制だったのが特に予約せず人数制限もなしで鑑賞できるたのは良かった8)。あと、出品数は想像していたよりも多くは無かったが、美術品の域を越えて歴史的背景なども併せて知ることが出来て有意義だった。そういえば JAF の優待割引もあったっけ。

で、自分が鑑賞した頃は、この特別展と県内の観光協会とがタイアップして「巡礼!戦国北條カード」なるものを配布していて、特別展を鑑賞したら小田原北條氏初代の「伊勢宗瑞(北條早雲)」のカードを貰った。詳しくみてみると、このカードは全七種類もあるらしく、この館内でも他のカードを入手できるらしい。

その一つがこちらの喫茶店。ここで食事すると貰えるとのこと。この日は大勢の人が来る前に退散する心算で朝一に入館したこともあり、鑑賞し終わったらお腹も空いてきたので、カード入手がてら早めのお昼を摂ることにした:

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博物館の片隅にある喫茶コーナ的なお店だった

感染対策しながら食べたのが、こちらの「懐かしのナポリタン」。定価は 790円だけど、鑑賞券の半券で50円引き ;)

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懐かしのナポリタン(790円 – 50円)

ケチャップの香りと味が絶妙の細めのスパゲティで美味しかった。店内にはお土産物もあり、せっかくなので「手羽元カレー(レトルト)」(420円)を購入。

初めはなんてことは無かったが二枚目のカードを入手したら、残りの五枚も集めたくなってきて、その後はカードを手に入れるために小田原城天守閣や箱根神社の宝物殿、さらに箱根町の郷土資料館という所まで足を伸ばす羽目になってしまった:D

ちなみに、こちらが集めたコレクション・カード全七種。そのうち白で塗りつぶされていないのがこの日に入手できたもの:

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本日入手した「巡礼!戦国北条カード」

喫茶ともしび
神奈川県横浜市中区南仲通5-60


ここからはオマケ。

これが博物館の建物。明治37(1904)年に建てられた横浜正金銀行《よこはま・しょうきん・ぎんこう》本店で、国の重要文化財・史跡に指定されている:

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元は銀行の本店

特別展のパネルの他に、明治地代に横浜の港を守るために備えられていたとされる帝政ロシア製の32ポンド砲:

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「早雲寺-戦国大名北条氏の遺産と系譜-」

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旧居留地から出土した大砲

参照

参照
a 墓所参詣は通年できるらしいことを、あとで知ったので後日参拝してきたが。
b もちろん敵対勢力に関するものも含まれる。
c この中には重要文化財、重要美術品、神奈川県指定文化財、市区町村指定文化財が含まれている。

“6 Command Line Tools for Productive Programmers” の翻訳.

今回読んだのは Earthly なるビルドツールを開発しているデベロッパの一人が開発者向けに有用なコマンドライン・ツールを紹介していたブログの投稿『6 Command Line Tools for Productive Programmers』。

個人的には、読んでみたけど「普段はあまり使わないかも」的なツールが紹介されていた。この6つの中では FZF だけインストールしている。CPU パワーとメモリを消費するのでホントたまに覚えていたら使う程度。ただアイディアは悪くないのでもっと連携できるツールが増えると嬉しいかも :|

See Also プログラマが生産性を上げるのに役立つ6つのコマンドライン・ツール