外出自粛中のGWに Amazon Prime 経由で観た。
この大変な時期に期間限定で有料ストリーミング(1,900円)で配信されていた作品を自宅の42inモニタで。評価も★4つとかで好評ぽく見えたのだけど、見終わった感想はなんかTVドラマ2時間モノ的な出来だったので残念だった
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Fukushima50
まず何を言いたかったのか。何を訴えたいのか。ドキュメンタリーにしては割愛しすぎと思うし、人間ドラマにしては登場人物の描き方がが荒すぎる。さらに、この事件の惨事や人々の悲しみを後世に伝えるという意味では「想定外の津波」が結論ではまったく論外な内容だった。
この作品を作った人達自身が訴えたいテーマを判っていないのではないか
。どこかの記事でこの映画を観て最初から最後まで泣きっぱなしだったという著名人のコメントを観たが、その心情を全く理解できなかった。
昔観た NHK スペシャル『被曝治療83日間の記録~東海村臨界事故』というドキュメンタリーの方が断然、原発事故や放射能の怖さを理解でき、考えさせられる、というか考えないといけないなぁと思う内容だった。あと最近では HBO作『チェルノブイリ』とか。
個人的に「いちえふ」所長役の渡辺謙の演技もただ怒りまくっているイメージが強すぎて、故人にちょっと失礼だなぁとしか受け取れなかった。
本来なら★がつくかどうかの評価だけど、実際に「戦い抜いた」当事者の方々に感謝すると云う気持ちを込めて。
My Rating: ★★☆☆☆ (1.5点)