月別アーカイブ: 2020年1月

小諸駅前から飯縄山公園への行き方 − Take a bike ride from Komoro Sta. to Iidunayama Park.

先々週は令和二(2020)年の正月明けに長野県小諸市の高原にある城跡を攻めてきた。
現在、この跡地は市が整備する都市公園の一つである飯綱山公園(いいづなやま・こうえん)になっており、その標高830mほどの飯縄山の山頂には平成10(1998)年に小諸高原美術館・白鳥映雪館なる特異な形をした施設が完成した他、1.8万㎡の敷地にはエントランス広場・野鳥の森・ドッグラン競技場などが整備され市民に開放されている(リンクはPDF)とのこと。

今回の目的は、この公園の西側に残る富士見城跡であったので、小諸駅前から公園へ行く手段を事前に調べてみたが適当な公共機関は無かった :O (当時)。そのため行き着いた手段は観光案内所で電動アシスト型サイクルを借りるというもの。観光案内所のHPにある「電動アシストレンタサイクルで楽ちん小諸めぐり」で紹介されていて参考になるが、料金が違った。

そして小諸駅から飯縄山公園までの道のりを調べてみると大体が車を使うルートが紹介されていたが、こちらのサイトでは自分と同じレンタサイクルに乗って公園へ向かうと云うルートを写真を使ってとても親切に紹介してくれていたので参考にさせてもらった 8)。とても有り難い情報であった。
ただ少しだけ違う箇所があったので、それを補足しつつ自分用の備忘録として、ここに残しておくことにした。

① 小諸駅前から出発する

IMG_7594.resized

JRと「しなてつ」が乗り入れしている

写真奥に橙色のタクシーが止まっているが、その目の前が小諸市の観光案内所。ここで電動アシスト型のサイクルをレンタルした。基本は3時間の使用で1,000円(当時)で、1時間延長ごとに500円となる。

自分がレンタルしたサイクルがこちら。電動アシストがないとかなり重いタイプ :$。あと、この季節はバッテリーの減りが早いので遠距離で心配なら予備バッテリーを借りることも可能だった。ただ今回はその心配は不要であった:

IMG_7552.resized

電動アシスト型レンタサイクル

観光案内所を出発したら、まずは小諸駅前交番の前を通って国道R141へ向かう:

IMG_7595.resized

小諸駅前交番の前を通る


② 国道R141の「大手」交差点を左折する

国道R141に出たら、この「大手」交差点を左折し、しばらくは道なりに進む:

IMG_7593.resized

「大手」交差点を左折する

「本町」交差点も通過する。ちなみに、写真にあるように右側に寄っていたほうが良い:

IMG_7592.resized

「本町」交差点も通過する

しばらくR141沿いを進み、小川を渡って緩い坂を登って行くと右手に「長野県小諸商業高等学校」の案内板が見えてくる:

IMG_7590.resized

「長野県小諸商業高等学校」の案内板


③ 長野県小諸商業高等学校の側道へ進む

案内板を過ぎると、すぐ右手に入る側道が見えてくるので、こちら右折してR141から県道R79(小諸上田線)に入る:

IMG_7589.resized

国道R141から側道に入る

再び小川と橋が見えてくる:

IMG_7588.resized

小川を渡って直進する


④ 小諸バイパスを渡る

すると小諸バイパス(北国街道)こと国道R18にぶつかる:

IMG_7587.resized

「諸入口」の交差点 (右手奥にみえる丘陵が飯縄山公園)

この「諸入口」の交差点の向こうへ渡りたいが横断歩道がない。歩道橋も見当たらないので、どうしようかと思ったがすぐ目の前に地下歩道の入口があった:

IMG_7586.resized

地下歩道入口

小諸バイパスは交通量も多いので無理に横断せずに地下道を通ることにした。しかしレンタサイクルが重い :$。出口は二カ所あるが、手前の階段を上がる:

IMG_7585.resized

出口は二つあるが手前から

R18を渡った先のR79を更に北上する:

IMG_7584.resized

再び県道R79へ


⑤「水明小学校前」交差点を渡り東へ

しばらく走ると歩道橋が見えてくる。実は、この歩道橋の上から飯縄山公園や富士見城跡の眺めが良かった:

IMGP0426

飯縄山公園と小諸高原美術館(拡大版)

この歩道橋の先でR79が二股に分かれているが、直進してR79ではない方へ進む。どちらでもいいけど:

IMG_7583.resized

歩道橋脇を直進して交通量の少ない道へ

一本目の十字路を右折するとR79と合流する:

IMG_7582.resized

ここを右折する

ここが「水明小学校前」交差点で、目の前の通りがR79:

IMG_7580.resized

「水明小学校前」交差点を渡って東へ


⑥すこしキツイ坂を登って飯縄山公園入口へ

R79を渡ってガソリンスタンド脇の坂を登る。ここが最後の難関。電動アシストをフル活用すると楽ちん:

IMG_7579.resized

少しキツイ坂

しばらく坂を登るとT字路に差し掛かる:

IMG_7578.resized

T字路にある案内板

案内板が示す通り、このT字路を左折すると公園入口の案内板が見えてくる:

IMG_7575.resized

飯縄山公園南側入口

ここを左折して公園の中に入り、少しキツイ坂を登った先が駐車場である:

IMG_7572.resized

公園南側駐車場

無料の駐車場と案内板の上にあるのがドッグラン競技場。自分が到着した頃は数台の車が駐車していたが、全員がドッグラン参加か、犬を散歩させる人たちだった。
自分も駐車場にレンタサイクルを停めて城攻めへ向かった:

IMG_7571.resized

駐車場にレンタサイクルを停めて城攻めへ

こちらが公園から駐車場を見下ろしたところ:

IMGP0454

公園からドッグラン競技場や駐車場を見下ろす(拡大版)

そして、こちらが小諸高原美術館:

20200111-富士見城攻め-020.resized

小諸高原美術館

富士見城跡は美術館のさらに奥にある。

そういえば観光案内所で美術館の市民優待券を貰ったんだっけ。結局、時間がなかったので美術館には入らなかったが :X

飯縄山公園
長野県小諸市諸東房151-1

三月九日 青春食堂 − An Old Folk House Style Restaurant at IWAMURADA.

先々週は令和二(2020)年の正月明けに長野県佐久市と小諸市にある城を攻めてきたが、最終日の二日目は晴天に恵まれた。そして最も気になっていたのが前日よりも暖かくなるとの予報 :)。そういうことで早々に宿泊先をチェックアウトして佐久平駅へ。まずは北斗の拳デザインマンホールを見物し、この日最初の城攻めのためJR小海線・小諸駅へ移動した。

小諸駅隣にある観光案内所へ直行し、レンタサイクルを借りて飯縄山公園(いいづなやま・こうえん)へ向かい、その山頂付近の富士見城跡こと「歴史の広場」へ。自転車での移動と云うことで道路の凍結が気になっていたが、結果的には心配するほどのことはなかった =)。標高830mの富士見城跡は関東の富士見百景に選定されるくらい360度のパノラマが素晴らしいもので、富士山はもちろん浅間山や北アルプス、そして八ヶ岳連峰など拝むことができた。一方の富士見城跡だけれども、こちらもパノラマ眺望に負けず劣らずたくさんの石垣と連続した段郭跡で攻めごたえ十分だった 8)

城攻めを終えて飯縄山公園をあとにして観光案内所へ戻りレンタサイクルを返却して、次の目的地である岩村田(いわむらだ)行きのJR小海線がくるまでの間、今から六年前に攻めた小諸城が懐かしいので大手門を見に行ってきた。

そして本日の最後の目的地である岩村田駅に到着したのがお昼の01:30過ぎ。
ひとまず腹ごしらえするため、駅から10分ほどの岩村田商店街が直営する「築百年の古民家」をモダンに改装した御食事処へ:

IMG_7603.resized

三月九日 青春食堂

お昼(11:30〜14:00)は、その名のとおり「三月九日 青春食堂[a]「三」と「九」は佐久を、そして心はいつも感謝の「サンキュー」で、いつまでも若々しい気持ちで愛される食堂でありたいと云う気持ちが店の名前になっているらしい。としてお手頃なランチを提供し、夜(18:00〜22:00)になると「九月九日 ふくろう亭」と云うおしゃれな居酒屋に変わるのだそうだ:

IMG_7604.resized

昼の部の三月九日 青春食堂

お昼の部が昼02:00までとのことで店に着いたのが40分前くらい。そういうことで店内は閑散としていたが気持よくカウンターに通してもらえた。おまけに、この席からは厨房と作っているところを観ることができた。

メニューにはとにかく美味しいそうな定食が並んでいたが、ここはお店オススメであった「信州豚のしょうが焼き定食」(1,000円)を注文した。ご飯は大盛り無料とのことで、これもまた感謝である:

IMG_7602.resized

信州豚のしょうが焼き定食(1,000円)

豚肉がやわらかくジューシー。そこに大盛りの醤油味ジンジャーソースがかかっていて、ご飯がパクパクいけた。意外と具だくさんのお味噌汁も旨かった。大満足だった :)

実は他にもうどんやカレーライスなど気になるメニューがあって時間がなかったので諦めたが、また次回きたらいろいろと食べてみたいお店。

三月九日 青春食堂
長野県佐久市762-5


ここからはオマケ。

まずは、こちらが小諸市観光案内所でレンタルした電動アシスト型サイクル[b]当時は、3時間で1,000円だった。

IMG_7552.resized

電動アシスト付きのレンタサイクル

小諸駅前から飯縄山公園南側駐車場までは30分もかからなかった。途中、交差点を渡るために地下通路を通ることになったけど :$。あとちょっとキツイ坂があったが電動アシストで十分に楽できた。
公園駐車場に着いたらレンタサクルを停め、そこからドッグラン競技場を横目に小諸高原美術館裏の歴史の広場へ登った。

こちらは、その途中に眺めた浅間山:

IMGP0468

飯縄山公園の駐車場からの眺め(拡大版)

IMGP0469.resized

浅間山

とにかく360度、眺めがとても良かった。空気も澄んでいた:

IMG_7563

飯縄山公園から佐久市の眺望(パノラマ)

高原美術館の裏にある歴史の広場が富士見城跡:

IMGP0473.resized

富士見城跡

この城の主郭跡には展望台施設があって、ここが富士見百景に指定されていた:

IMGP0603.resized

主郭跡

この日は少し靄がかかって分かりづらかったが、なんとか富士山を眺めることができた :)

IMGP0556.resized

富士見百景から眺めた富士山

他にも浅間山と棚田の風景とか:

IMGP0506

旗塚跡あたりから眺めた浅間山と棚田(拡大版)

IMGP0507.resized

棚田

松本方面の北アルプスの眺め:

IMGP0596

長野県松本方面の眺望(拡大版)

IMGP0598

北アルプスの眺め(拡大版)

見所はこれだけではなく、見事な石積み・石垣がたくさん残っていた:

IMGP0602.resized

主郭・ニの郭の石垣

IMGP0614

富士見城の石垣(拡大版)

IMGP0493

富士見城の石垣(拡大版)

こちらは小諸観光案内所へ戻り、次の電車までの合間に立ち寄った大手門公園の一角にある小諸城大手門:

20200111-小諸城攻め-大手門-001

仙石権兵衛秀久が城を築いた時代の建築物(拡大版)

20200111-小諸城攻め-大手門-003.resized

左右の石垣の間に櫓を載せた門

EFFECTS.resized

左右の石垣の間に櫓を載せた門

佐久平駅の待合室には中山道と宿場の一覧が紹介されていた。この日の目的地である岩村田もかっての宿場町で、江戸から数えて二十二次にあたる:

IMG_7551

目的の岩村田宿へ(拡大版)

こちらは小諸城主だった仙石権兵衛秀久の菩提寺である西念寺の本堂棟。左から内藤家の下り藤紋、松平家の葵紋、仙石家の永楽通宝紋が掲げられていた:

IMGP0646

西念寺本堂の屋根(拡大版)

こちらは岩村田城跡。岩村田藩の最後の藩主が築いた城だったが完成間もなく明治時代となり廃城となった:

IMGP0662.resized

岩村田城跡

昨年の台風の被害が浮き彫りになっていた:

IMGP0673.resized

台風被害だろうか?

IMGP0686.resized

台風被害だろうか?

この日の最後の城攻めは大井城跡で、現在は公園であったが、その敷地には長野県指定天然記念物・王城のケヤキがたっていた:

20200111-大井城攻め-008

王城のケヤキ(拡大版)

もちろん遊具もあった:

IMGP0713.resized

大井城跡にあった遊具

さらに高台の公園から真っ赤な鼻顔稲荷神社が見えた:

IMGP0700.resized

鼻顔稲荷神社

一泊二日の長野県佐久市周辺の城攻めを終えて、帰宅するために佐久平駅へ戻り新幹線を待つまでのあいだ、駅に隣接したプラザ佐久でお土産を買ったり一休みしたり:

IMG_7605.resized

おつまみセット(900円)

佐久平駅の新幹線ホーム:

IMG_7608.resized

佐久平駅

昨年は台風の被害を受けた北陸新幹線も区間を限定して走行していた:

IMG_7607.resized

北陸新幹線

IMG_7606.resized

北陸新幹線

ということで、この時のフォト集はこちら:

See Also富士見城攻め (フォト集)
See Also小諸城攻め(大手門) (フォト集)
See Also仙石権兵衛秀久公の墓所と西念寺 (フォト集)
See Also岩村田城攻め (フォト集)
See Also大井城攻め (フォト集)

参照

参照
a 「三」と「九」は佐久を、そして心はいつも感謝の「サンキュー」で、いつまでも若々しい気持ちで愛される食堂でありたいと云う気持ちが店の名前になっているらしい。
b 当時は、3時間で1,000円だった。

北斗の拳デザインマンホール − SAKU City Collaboration MC.

先々週は令和二(2020)年の正月明けに長野県佐久市と小諸市にある城を攻めてきたが、宿泊地の最寄り駅である佐久平(さくだいら)駅前には、漫画『北斗の拳』の原作者である武論尊が佐久市出身ということで、市とのコラボレーションの一つとして北斗の拳の登場人物をプリントしたデザインマンホールが昨年は令和元(2019)年9月にお披露目されたらしい。そんな情報を偶然知って、城攻めで移動する合間に観てきた 8)

まずは佐久平駅。JR北陸新幹線と在来線であるJR小海線が乗入れされており、駅ビルである佐久平駅プラザ佐久には武論尊ら漫画家たちの交流会の情報や貴重な品々が展示されていた:

IMG_7547.resized

JR佐久平駅

佐久平駅の南口前には「北斗の拳・デザインマンホール案内図」が立っていた:

IMG_7546.resized

「北斗の拳・デザインマンホール案内図」

昭和58(1983)年から少年ジャンプに連載された『北斗の拳』で、35周年を記念してコラボレーションによるデザインマンホールが作成され、主人公であるケンシロウの胸の7つの傷の形にちなんで北斗七星の形に主要なキャラクターが印刷されたマンホールの蓋が配置されている。

案内図に従って順番に並べてみる:

IMG_7545.resized

①ラオウ

IMG_7543.resized

②トキ

IMG_7544.resized

③ユリア

IMG_7542.resized

④ジャギ

IMG_7539.resized

⑤ケンシロウ

IMG_7540.resized

⑥サウザー

IMG_7541.resized

⑦レイ

こちらは駅に隣接したプラザ佐久内で展示されていたものの中から:

IMG_7548.resized

プラザ佐久内の展示コーナー

まずは「武論尊」先生の肖像画:

IMG_7550.resized

佐久市出身の武論尊

そして劇中でも有名なシーンである「わが生涯に一片の悔いなし!!」のサイン付き原画:

IMG_7549.resized

ラオウ死す

こちらはJR佐久平駅の改札前エントランスに建っていたもの。佐久市は『北斗の拳』を全面押しだった:

IMG_7537.resized

「佐久市に来い!」

こちらはオマケ。小諸市のマンホール蓋:

IMG_7570.resized

小諸城大手門

蕎麦いざか家 田衛門 − A Pub with Nagano Local Foods.

先々週は令和二(2020)年の正月明けに有休を使って長野県佐久市と小諸市へ一泊二日の城攻めに行って来た。

時期的に積雪が気になったけど、あえて休みをとって天気が良く、日中の気温が高めになるであろう日を狙って行って来た。
平日の移動なので通勤ラッシュを回避するためかなり頑張って早起きし、東京駅を朝06:52発の北陸新幹線あさま601号長野行きに乗車した。自由席が1〜5号車ということで余裕で座ることができたけど、上野駅や大宮駅で大勢の通勤・通学者らが乗り込んできたことで「今日は平日だったんだ」とあらためて思ったり :O。これらの人たちは高崎駅で大部分が下車したので再び静寂な空間に戻り、「やっぱり今日は平日だったんだ」と逆に感慨深くなってしまった :D。軽井沢を過ぎたところでスキー場や家の屋根に雪が残っていたのが目についたが、城攻めには特には問題なさそうだった。

そして佐久平駅に着いたのが朝08:15過ぎ。コインロッカーに荷物を預けてJR小海(こうみ)線に乗り換え、本日最初の目的地である龍岡城駅へ[a]無人駅で、ICカードを利用できないので佐久平駅からは切符を購入する必要あり。。初日は田口城跡と龍岡城跡、そして依田信蕃公の菩提寺である蕃松院(ばんしょういん)を訪問し、最後は同じくJR小海線の中込駅が最寄りである伴野氏館跡へ。さすがに夕方16:00を過ぎると暗くなってくるが、夕焼けが反射した浅間山の眺めは綺麗だった。

それから宿泊先がある佐久平駅へ再び戻り、コインロッカーから荷物を受け取ってチェックインした。駅前には佐久市出身で「北斗の拳」の原作者である武論尊の協力で実現した北斗の拳デザインマンホールなるものを見ようと探してみたが既に暗くなってしまってよく分からなかった。翌日にあらためて探してみることに :)

ということで、この日の城攻めは山を登り降りし、田口集落・龍岡藩城下町を散策したので、かなりのエネルギーを消費した。明日はレンタサイクルを利用する予定だったので、ここでしっかりとエネルギーを補給しておくため宿泊先の目の前にあり、ホテルの人にもオススメと云われた蕎麦いざか家・田衛門(でんえもん)へ。普通の居酒屋かと思ったら、蕎麦はもちろん鯉料理といった長野県の特産物をいただけるお店だった。

まずは生ビール中(600円)。お通し(300円)は小魚のマリネ。魚の名前は忘れた。居酒屋はお通しで決まると云うが、小魚を丸ごと食べることができるマリネは、この店の料理に期待をもたせてくれるのに十分に美味だった:

IMG_7527.resized

お通し(300円)とキリン生中(600円)

IMG_7528.resized

小魚のマリネ

こちらは佐久の鯉料理でお造り(あらい)(800円)。これが川魚とは思えないほどホント美味しかった〜 =)

IMG_7529.resized

佐久鯉お造り(800円)

IMG_7531.resized

とても美味

「佐久鯉」は江戸時代から養殖が始まり昭和初期には全国一の生産量を誇り、鯉の博覧会や品評会でもその品質で日本一の称号が与えられたのだとか。特に冷たい流水で飼育されるため成長が遅く飼育日数がかかるが、それだけに臭みがなく身が引き締まり、脂が適度にのった美味しい肉質になるらしい。

こちらは本日のオススメ品から白子ポン酢(850円):

IMG_7530.resized

白子のポン酢あえ(850円)

その昔、新潟県長岡市栃尾へ行ってから大好物になった油揚げ。これは大きいのでハーフにしてもらった(300円):

IMG_7532.resized

栃尾油揚(300円)

生中を二杯飲んだあとは翌日の体調を考慮して梅酒ロック(450円)を:

IMG_7533.resized

梅酒グラス(450円)

やはり肉は頂きたいので若鶏からあげ(750円)。ほくほくして美味しかった:

IMG_7534.resized

若鶏からあげ(750円)

締めはやはり信州そばだろう…と思って注文したざるそば(750円)。でもよく見たら北海道産のそば粉を使っていた。冷たくて酔いが少し覚めた:

IMG_7535.resized

ざるそば(750円)

長野県の特産物をしっかりと堪能できただけでなく、ホント美味しかった。また食べにきたいお店が見つかった :)

蕎麦いざか家・田衛門
長野県佐久市佐久平駅北24-2


ここからはオマケ。

こちらはJR小海線のキハ110系:

IMG_7512.resized

龍岡城駅にて

JR小海線は山梨県の小淵沢駅から長野県の小諸駅までを結ぶ単線で、八ヶ岳東麓の野辺山高原から千曲川の上流に沿って佐久盆地まで走る高原鉄道であることから「八ヶ岳高原線」とも呼ばれている:

IMG_7511

車内にあったJR小海線沿案内図(拡大版)

龍岡城駅で下車して新海三社神社日本で一番海から遠い地点なる方角へ進んでいく:

IMGP0037.resized

原交差点あたり

さらに進んでいくと、土蔵や見事な大木が生えた庭を持つ、昔ながらに情緒深い田口集落に入る:

IMGP0054.resized

土蔵と大けやき

IMGP0248.resized

見事な松

IMGP0249.resized

土蔵のある邸宅

IMGP0251.resized

見事な松

IMGP0253.resized

土蔵のある邸宅

IMGP0254.resized

コウヤマキの大木

IMGP0255.resized

小林の土蔵

土蔵が建つ家では古くから何かしらの生業を持っていたことが分かる:

IMGP0258.resized

土蔵のある邸宅

こちらが蕃松院と、その背後の山頂が田口城跡。この城跡への登城道はいくつかあるようだけど、昨年は令和元(2019)年の台風10号の被害から回復していないようで、この蕃松院裏から登るルートは封鎖されていた。:

20200110-依田信蕃公墓所と蕃松院-033

蕃松院と田口城址(拡大版)

標高881mの城跡には展望台があり、龍岡城五稜郭のその星形を上から眺めることができた:

IMGP0182

五稜郭展望台からの眺め(拡大版)

こちらは龍岡城跡の近くにある五稜郭であいの館に展示されていた「龍岡城五稜郭俯瞰図」:

IMGP0269

「龍岡城五稜郭俯瞰図」(拡大版)

北海道は函館にある五稜郭と共に日本に二つしかない貴重な星型洋式城郭とのことであるが、函館のものとは規模や造りに雲泥の差があるのが一目瞭然だった:

IMGP0314.resized

石垣が低くて防御できるのか不思議だった

石垣や土塁が低くて、水堀も一部だけである。更に云うと、山に囲まれたこの場所に稜堡式の城なんて、山の上に大砲を備え付けられて砲弾の雨が降ってきたらすぐにでも落城してしまうような気がするが :/

これは新海神社鳥居。佐久地方の開拓の祖神である興波岐命(おきはぎのみこと)ら四神を祀る佐久三庄三十六郷の総社が、この先にある:

IMGP0264

新海神社鳥居(拡大版)

田口城と龍岡城を攻めて蕃松院を訪問したあと、JR小海線で中込駅まで移動し、本日最後の城(居館)攻めへ。

駅から徒歩で20分ほどのところにある城山公園(伴野氏館跡)へ向かう途中、千曲川の橋から眺めた浅間山:

IMGP0418

千曲川と浅間山(拡大版)

IMGP0423.resized

雪化粧の浅間山

伴野氏館の水堀跡はカルガモのすみかになっていた :D

IMGP0401.resized

カルガモ

IMGP0402.resized

伴野氏館の水堀跡

さらに公園の近くにはぴんころ地蔵なるお地蔵様がある。佐久市は全国でも有数の健康長者の街なのだとか:

IMG_7522.resized

長寿地蔵尊こと「ぴんころ地蔵」

IMG_7524.resized

成田山薬師寺の総門

健康で元気に長生きし(ピンピン)、寝込まずに大往生する(コロッと)ことを祈願して名付けられた長寿地蔵尊。

ということで、この時のフォト集はこちら:

See Also田口城攻め (フォト集)
See Also依田信蕃公墓所と蕃松院 (フォト集)
See Also龍岡城攻め (フォト集)
See Also伴野氏館攻め (フォト集)

参照

参照
a 無人駅で、ICカードを利用できないので佐久平駅からは切符を購入する必要あり。

大黒家天麩羅 − The first Asakusa visit in 2020, and second time.

今年は令和2(2020)年の初詣は例年と同様に浅草寺[a]これに対し、今年は皇居での新年一般参賀には参加しなかった。令和時代初となる徳仁天皇からのお言葉はテレビで頂いた。。ということで初詣の行動パタンはブログのタイトルにあるとおり昨年とほぼ同じ:

朝9:00浅草駅に到着 → 浅草観音・浅草寺で参拝 → 家内安全祈願御札購入 → 御籤をひく → 被官稲荷神社参拝 → 浅草寺周辺散策 → 大黒家で天丼食べる

初詣を終えた午後は毎年違うが、今年は仙台藩上屋敷跡がある新橋を散策し、箱根駅伝を横目に見つつ太田道灌城なる出郭[b]本当に太田道灌が築いたものかどうか個人的に疑問ではある。跡を攻めてきた[c]毎年、この時期にボヤいているが、本当は常磐御門へ行きたかったのだが、未だ復興工事が完了していないようなので。

前年の御籤は「凶」であったが、今年はすべてに良し[d]上手くいく、出てくる、治る、出会いある、と言った感じ。の「吉」だった 8)。気分が良かったので浅草神社の奥にある被官稲荷神社にもお参りしてから、お昼を食べに「公園通り」と「伝法院通り」を経由して大黒家天麩羅の本店へ:

大黒家天麩羅(本店)

開店40分前ぐらいに店の前に行ってみたら既に行列ができており、自分が並んだ場所も昨年とほぼ変わらず。そして11:00の開店で入店した:

開店して店内へ

さらに店内で座った席も昨年と同じだった :D
そしてオーダーも連年どおり。先にビールと「らくきょう」をつまんで、天丼が出てくるまでしばし待つ:

20200103-浅草寺参拝-059.resized

今年は瓶ビール中(650円)

20200103-浅草寺参拝-060.resized

らくきょう(300円)

ただ残念なことに辣韮が「痩せていた」ので、楽しみにしていた噛みごたえを堪能できず :O。値段が30円安かったけど、これはその影響なんだろうか!? :/

そしてお待ちかねの天丼(えび2、かき揚げ1、ししとう1)の登場:

20200103-浅草寺参拝-062.resized

天丼(えび2本、かき揚げ1本)(1750円)

今回はビールとらくきょうが出てくるのが遅かったため、ゆっくりビールを飲んでいる間もなく天丼が出てきた。

おまけに冷たいし。ご飯も少なめで海老も小さいし :$。うーm。なんか正月の大黒家はハズレが多い感じがする。ただ、いつものごま油の味で変わらぬ美味しさではあったが :D

20200103-浅草寺参拝-063.resized

ご飯少なく天麩羅冷たい、海老も小さめ

正月に並んででも大黒家の天丼を食べたいと云う思いが年を越すごとに小さくなってきている :X。なんかこう20年以上前に初めて食べた時の感動とは雲泥の差なのである


ここで、正月に食べた大黒家の天丼が今ひとつであるかどうかを改めて確かめるべく、実は本日は令和2(2020)年1月中旬の週末に浅草寺でお焚き上げしてきたついでに寄ってみた。

前日は都内でも雪がちらほら降るほどの寒さであったが、この日は一転して晴天で暖かかったもので、ホント『超』が付くぐらい大勢の観光客でごった返していた浅草寺界隈。おかげで境内へ向かうだけでも一苦労だった。そのため今回は本店ではなく別館へ直行した。昼2:00過ぎではあったが行列はできておらず、すぐに席へ通してもらえた :)

IMG_7616.resized

大黒家別館(午後2:00過ぎ)

まずはビール中瓶と「らくきょう」が出てきた。こちらは残念ながら正月に食べたものと変わらず「痩せた」辣韮だった :|

IMG_7611.resized

「痩せた」らくきょう(300円)

そしてお待ちかねの天丼(えび2、かき揚げ1、ししとう1)の登場:

IMG_7612.resized

天丼(えび2本、かき揚げ1本)(1750円)

今日の天丼はご飯も普通の盛りで、かき揚げにもプリプリした小エビが多くて食べ応えがあった :)。それに海老天の海老が大きくて、何よりも天麩羅が温かかったぞ[e]もちろん初めて食べた時ほどの満足度まではいかないけど  😥 。

IMG_7613.resized

ごま油の風味と衣の色が良い感じ

IMG_7614.resized

正月の時よりも美味しかった

こんな感じで食べ比べして分かったことは、正月の大黒家の天丼には期待してはいけないということだ :X。ということで来年は釜飯とかロシア料理とか洋食とか別のものにした方が良いかも :|。浅草界隈はまだまだ他にも美味しいものがあるはずなんで。

大黒家天麩羅本館
東京都台東区浅草1-38-10


ここからはオマケ。と云っても浅草寺界隈は昨年と殆ど変わらない風景だけど :P

まずは門の左右に奉安されている風神と雷神が守護する浅草寺の総門で、「雷門」こと風雷神門(ふうらいじんもん)。トレードマークの赤い大提灯は平成25(2013)年に新調された五代目で、高さ3.9m、幅3.3m、重さ約700㎏:

20200103-浅草寺参拝-002.resized

朝09:00過ぎの光景

20200103-浅草寺参拝-003.resized

五代目の大提灯

こちらは朝09:00過ぎの仲見世。まだ人はまばらなのは店が開いていないから。一時間後には大変なことになっている:

20200103-浅草寺参拝-004.resized

仲見世

こちらも例年通り仲見世は通らずに、その側道を使って境内へ向かった。正面に見えるのが安政元(1854)年創業の甘味処の老舗・浅草梅園:

20200103-浅草寺参拝-005.resized

朝09:00頃の様子

仲見世を抜けて「宝蔵門」こと仁王門までくると流石に人が多くなってきた。トレードマークの赤い大提灯は平成26(2014)年に新調された四代目で、高さ3.75m、幅2.7m、重さ約450㎏:

20200103-浅草寺参拝-009.resized

朝09:15頃の宝蔵門前

20200103-浅草寺参拝-010.resized

四代目の大提灯

この辺りまで来ると恒例の出店もあってか、いかにも下町を思い起こさせるの「食べ物」の匂いが漂っていた :D

そして「観音堂」である本堂。御本尊聖観世音菩薩(ごほんぞん・せいかんぜおんぼさつ)を祀る中心堂宇である:

20200103-浅草寺参拝-012

朝09:20頃の本堂前(拡大版)

こちらは本堂前にある常香炉(じょうこうろ)とお水舎(おみずや)。本年は初めて線香を購入(100円)した:

20200103-浅草寺参拝-013.resized

常香炉

20200103-浅草寺参拝-014.resized

お水舎

そして本堂内部へ。正面に掛かる新橋大提灯は平成16(2004)年に新調された八代目。高さは4.5m、重さは約600kg。本堂外陣(ほんどう・げじん)と奥にあるのが御宮殿。お賽銭を投げて今年の健康無事を祈った:

20200103-浅草寺参拝-015.resized

大提灯と向拝の聯

20200103-浅草寺参拝-016.resized

上にある正面額は「施無畏」

このあとは「家内安全祈願」の御札を購入(1,000円/枚)した。朝09:30頃の本堂前は、こんな感じ:

20200103-浅草寺参拝-019.resized

本堂外陣からの眺め

そして御籤をひいてから浅草寺界隈を散策しながら大黒家へ向かった。こちらは境内から眺めた五重塔とスカイツリー:

20200103-浅草寺参拝-021

五重塔(拡大版)

20200103-浅草寺参拝-022

東京スカイツリー(拡大版)

浅草神社はかなり行列だったので、その奥にある江戸の火消し一番組の新門辰五郎で有名な被官稲荷神社でお賽銭(100円)をなげて祈願した:

20200103-浅草寺参拝-028.resized

朝10:00少し前

このあとは浅草花やしきの前を通って六区ブロードウェーに向かい、演芸ホールから伝法院通りを通って大黒家へ向かいお昼を摂った。

午後は仙台藩守屋敷跡がある新橋へ向かうため、来た時と同じ都営浅草線に乗るために浅草駅へ。雷門通りは歩行者天国になっていたが、既に規制線が設けられて大変な人混みになっていた:

20200103-浅草寺参拝-047.resized

朝11:30頃の雷門通り

昼近くには来たくない浅草寺である :X

20200103-浅草寺参拝-049.resized

歩行者天国になっていた雷門通り

20200103-浅草寺参拝-050.resized

雷門の前もこんな感じ

こんな光景を見るたびに早起きしてよかったと思う新年である 0:)

20200103-浅草寺参拝-051.resized

朝11:40頃の雷門前

新橋へ向かう前に久しぶりに吾妻橋上から首都高6号線向島線、アサヒビールタワー、そして東京スカイツリーを眺めてきた:

20200103-浅草寺参拝-053

吾妻橋上からの眺め(拡大版)

こちらは江戸時代に仙台藩の上屋敷があったとされる新橋駅東口の日テレタワー近辺:

IMGP9991

日テレタワー・汐留シティ・センター・カレッタ汐留(拡大版)

IMGP9950.resized

日本テレビの敷地

それから新橋の西側の神谷町辺りにあったとされる太田道灌城跡へ向かう途中、日比谷通りでは箱根駅伝2020の10区の走りを見かけることができた:

IMGP0001.resized

二位から五位の走り

IMGP0010

御成駅前の日比谷通り(拡大版)

最後は、本日浅草寺から秋葉原まで歩いた際、昨年の柳河藩立花家の江戸屋敷跡巡りでも立ち寄った宋雲院の総門に掲げられていた今日の一言。なんとも複雑な感じ =)

IMG_7618.resized

立花宗茂公の御母堂を祀っている

IMG_7617.resized

テレビの見過ぎだろ

ということで、この時のフォト集はこちら:

See Also浅草寺参拝と散策 2020 (フォト集)
See Also仙台藩上屋敷跡巡り (フォト集)
See Also太田道灌城攻め (フォト集)

参照

参照
a これに対し、今年は皇居での新年一般参賀には参加しなかった。令和時代初となる徳仁天皇からのお言葉はテレビで頂いた。
b 本当に太田道灌が築いたものかどうか個人的に疑問ではある。
c 毎年、この時期にボヤいているが、本当は常磐御門へ行きたかったのだが、未だ復興工事が完了していないようなので。
d 上手くいく、出てくる、治る、出会いある、と言った感じ。
e もちろん初めて食べた時ほどの満足度まではいかないけど  😥 。