先々週は令和元(2019)年の文化の日を含む三連休は久々に全国的な秋晴れだった。これぞ、まさに城攻めの季節到来である。
しかし今秋は残暑の代わりに天災が続き、特に関東周辺の被害が甚大であったので城攻めの予定を何回か変更せざるを得なかった 。そういうこともあって秋晴れの連休は溜まっていた予定を消化しようと、初日には遅ればせながら知る人ぞ知る茨城県の古城に片道3時間くらいかけて行ってきたのだが前週の大雨で倒木があったらしく立入り禁止という悲しい憂き目に
[a]事前に茨城町のホームページや観光協会の Twitter を確認したが、そんな情報は見当たらず 👿 。一応、当時撮った写真を Google Map に掲ておいた。。
なんだかなぁって感じて始まった連休だったけど、最終日は思い切って大阪まで足を伸ばして自身二度目の大坂城攻めに。と云うのも「重要文化財 大阪城の櫓YAGURA特別公開」が催されていたから。本年度は、この月末で終了してしまうイベントで、最近の天災やら人災を目の当たりにすると見られるときに見ておこうと思いたって行ってきた。連休最後のということで帰りの新幹線は大変な混みようだったけど 。
大阪へは前日の夕方入りして大阪城公園近くで一泊し、朝一番で券売所へ行けるようにした。但し販売が朝10:00〜だったので、その前の小一時間で公園を一周して天守閣をいろいろな角度から眺めることができる定番スポットを巡ってきた。
それから、がんばって来大した甲斐あって券売所は先頭に並ぶことができ、現存または復元された櫓の内部を観察することができた。
午後は帰京する前に四年前にも巡った真田丸跡を巡ってきた。そのため大阪城公園を出て谷町四丁目駅まで移動し、そこから OsakaMetro 谷町線・八尾南行に乗ってお隣の森ノ宮へ。
「真田丸攻め」は森ノ宮駅近くにある玉造稲荷神社からスタートする予定だったので、その前に駅近くで腹ごしらえ。ちょうど昼時で阪神高速R13号高架下の中央大通り沿いの食べ処は賑わっていたけど、客が出てきた隙を狙って事前に決めてきた、カレーうどんのチェイン店・得正(とくまさ)に入店した :
暖簾をくぐって、ちょうど目の前にいた店の人に一人だと告げるとすぐカウンター席に通してもらえた。厨房が目の前のカウンターだったので親爺さんがうどんを茹でたりカレーのルーをかけたり、奥ではおばさん方が揚げ物なんかを作っている風景を眺めることができた。
そんな昼時の一番忙しい風景をながめながらメニューを広げて悩んだ結果、とんかつカレー丼定食(870円)にした。うどんは冷温から選択できる。こちらは店の前に建っていたメニュー:
出てきたセットがこちら。今日の大阪は20℃を超えていたので、うどんは冷にした。手前にある小鉢は白菜のサラダ:
カレーは辛いのが苦手な自分でも美味しく頂けた。というか今まで食べた「お子様系カレー」の中ではダントツの旨さ。濃くがあって旨みがあるとても味わい深いルー。大盛りにしておけばよかった:
但し、うどんはあまりコシがなかったけど 。こっちは、ちょっと残念。しかしながら、これでまた大阪で美味しいものを見つけることができた
。
名物カレーうどん 得正 森ノ宮店
大阪市中央区森ノ宮中央1丁目16番22号
ここからはオマケ。
宿泊先をチェックアウトして今回の第一の目的であった「大坂城の櫓特別公開」のチケット販売開始までの小一時間を四年ぶりに大阪城公園をぐるりと一周しつつ撮影スポットを巡りながら、いろいろな角度から天守閣を眺めてきた。結構な数の撮影スポットがあるもんで意外と楽しめた[b]但し、厳密に云うと撮影スポットごとに適正な時間帯(午前や午後)が異なるようで、必ずしも公園を一周しながら撮影できるものではないようだ。。
まずは京橋口から公園に入城し本丸の内濠ごしに眺めた天守閣:
極楽橋前から眺めた天守閣:
城内で一番高い本丸東側の高石垣。まさに鉄壁である:
玉造口へ向かう際に眺めた東外濠と本丸石垣。正面に見える高いビルは大阪ビジネスパークのクリスタルタワー(地上37階):
四年前に初めて大坂城を攻めた際はクリスタルタワー21Fにある「キャッスルカフェ」なるレストランから縄張を眺めようと行って来たがお盆休みで閉店していたんだっけ 。
公園を歩いている際に見かけたオブジェ。スズメがとまっていた車止めの柵[c]あとで調べてみたら、これは「ピコリーノ」っていう名前がついたれっきとした製品らしい。別に大阪城公園向けではないようで関東にもあるようだ。:
こちらは桜門の中に蛸石と天守閣を入れるという撮影スポット。正直なところ午前09:30位で既に大勢の観光客が出入りしているため難易度が超高い。オマケに普通に車の出入りもあったりして:
予想していたことではあるが、連休最終日でもあるこの日は天気も良くて観光客が非常に多かった。特に大陸系が。
そして西の丸庭園の中から眺めた天守閣[d]西の丸庭園は別途入場料が必要。今回は「櫓特別公開」に含まれていた。。ちなみに西の丸跡は。四年前は西の丸跡には時間が無くて入らなかったので自身初である。結構な広さだった:
これは西の丸庭園の中にある大阪西の丸庭園迎賓館の中で展示されていた太閤秀吉の黄金の茶室(レプリカ):
次は西の丸仕切りの石段の上から見上げた天守閣:
さらに西の丸東端から空堀ごしに眺めた天守閣。内濠(水濠)を20分ほど観覧できる「大坂城御座舟」なるやかた舟を目撃した:
今回の櫓特別公開で内部に入れた建物は大手口多聞櫓(渡櫓と続櫓からなる複合建築物)と千貫櫓(せんがんやぐら)、そして焔硝蔵(えんしょうぐら)の四棟。
まずは大手門枡形を構成する多聞櫓と続櫓。多聞櫓は天明3(1783)年に落雷で焼失したのち嘉永元(1848)年に再建された重要文化財:
そして多門櫓とともに大手口を守備する隅櫓の千貫櫓。二層二階本瓦葺の重要文化財:
最後の焔硝蔵はまさに火薬庫。鉄砲や大砲で使用する弾薬を保管していた蔵で、壁・床・天井がすべて硬い花崗岩で作られている:
こちらは六番櫓から屏風折れの石垣と南外濠を望んだところ。六番櫓も現存であるが非公開:
大阪城公園の中では乗り物を見かける機会が多かった。園内は本来なら歩行者が優先であるべきなのになぜか車両(ロードトレイン)が優先されていた 。濠を巡るやかた舟なんていかにも大阪人らしい発想だよ
[e]江戸城で濠に降りてよいのは白鳥か警視庁機動隊くらいなものだよ。:
こちらはOsaka Metroの谷町四丁目駅構内で見かけたもの。太閤秀吉直筆の辞世の句が残っているらしい:
これも同じく構内で見かけたもの。個人的に非常に観たかったが美術館の場所が神戸だった。残念:
最後は城攻めとは全く関係はないが気になった現代建築物(大阪府警察本部):
この時のフォト集はこちら:
大坂城攻め(2) (フォト集)
参照
↑a | 事前に茨城町のホームページや観光協会の Twitter を確認したが、そんな情報は見当たらず 👿 。一応、当時撮った写真を Google Map に掲ておいた。 |
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↑b | 但し、厳密に云うと撮影スポットごとに適正な時間帯(午前や午後)が異なるようで、必ずしも公園を一周しながら撮影できるものではないようだ。 |
↑c | あとで調べてみたら、これは「ピコリーノ」っていう名前がついたれっきとした製品らしい。別に大阪城公園向けではないようで関東にもあるようだ。 |
↑d | 西の丸庭園は別途入場料が必要。今回は「櫓特別公開」に含まれていた。 |
↑e | 江戸城で濠に降りてよいのは白鳥か警視庁機動隊くらいなものだよ。 |