今から二年前の平成29(2017)年末に、自身初めて Kickstarter プロジェクトで pledge した品物が二つあり、そのうち既に入手しお気に入りになった「カメラバッグ」は3ヶ月ほどで手元に届いたのだけれど、もう一つの「簡易椅子」の方は遅れに遅れて二年目に突入し 、当初に思い描いていた「利用シーン」[a]もちろん「城攻め」旅行で使うシーン。なんかが忘却の彼方に消えそうになっていた、そんな矢先の令和元(2019)年8月やっと入手することができた。ホント「遂に来たか」って感じ
。
一応はこのプロジェクトは毎月1回は Progress Report を送ってくれていたのだけど、生産ラインに乗るまで何回かスケジュールが押してきた系の Negative な報告が入ってくるようになり、サポーターのコメント欄でもやり玉に上がっていたりして、それに対してプロジェクト側は “KS is not a store” (Kickstarter は物売りする「お店」じゃないよ。)なんて返したりして、開発や仕様変更に伴う遅延が酷かった。まぁ、前作(Sitpack 2.0)では品質が悪すぎて返品が多かったらしいので、プロジェクト側もかなり神経質になっていたのかもしれないけど。
そして一年が過ぎた今年の始めあたりに2タイプあるファウンド品のうち X-I なるタイプ(重い方)の出荷がやっと始まったと云う報せがあって、おおぉっと期待したのもの、自分が pledge した X-II タイプ(軽い方)は材料となるカーボンの生産が遅延するとかの報せがあって一喜一憂していたのが今年は令和元(2019)年5月初め。
もう待ち疲れして、当初あった期待感がすっかり消えてしまっていた先月中頃に
“Your items for Sitpack ZEN the world’s most compact chair + perfect posture have shipped!”
なるトラッカー付きメールを受け取った 。それからトラッカーをチェックしながら待つこと半月(!?)、その間に
“いよいよ本日7月26日午前9:00より、MakuakeにてSitpack Zenプロジェクトがスタートしたしました!!!”
なんて Subject が日本語のメールを受け取ったりしもしたが、ついに再配達で先週末に受け取った。ちなみに受け取った時一番の感想が想像以上に「軽るかった」ってこと:
工場は中国の深圳(しんせん)だったと記憶しているけど、差出国は香港だった。こちらが外箱:
そして内箱とラベルがこちら:
ちょっと底部が凹んでいたけど内容物には影響なし:
同梱されていたカタログと免責事項をさらっと眺め、まずは同社が Dropbox 経由で公開している使い方の動画をじっくりと観た[b]自分は未だ「禅マスター」ではないけど 。
まず「第一形態」。ポイントは、タクテイックメッシュ製のシートの両端に付いているフックがそれぞれのウィングにハマるように広げる。最初は動画みたいにはかっこよくいかないけど :
ボディ部にあるリングでシートに付いているケプラー製の紐のテンションを固定してから、カーボンファイバー製のチューブを伸ばす:
そして出来上がりの「第二形態」。これはチューブを一番長く伸ばした状態。但し、自分の身長だとこの高さでは座わることができなかったので3段階ある中の1段階目までチューブを縮めて使用するとフィットした:
これからアウトドアで使用してみないと実際は分からないけど、ちょっと気づいた難点が、収納する際に二つあるウィングを完全に閉じることができず浮いた感じになること。ちょっと持ち方がおかしいと収納サイズでなくなるって感じ。
まぁ、それでも無事に入手できてよかった。ホント軽い。
2回使っただけで石突(いしづき)のゴムを内部で止めているプラスチック製の棒が折れた。Web で似たような現象が多く発生しているのを見てゲンナリ。そもそも取り外ししないし、ここを中心に回転することもないので強力接着剤で完全に着けてしまった。
そうそう Makuake で発売とのことでページ [1]を見たら、こちらも遅延・遅延・遅延の文字が。
どうしょうもない provider でした。
[1] https://www.makuake.com/project/sitpackzenx/