今年は平成30(2018)年、最後の映画の日に観に行って来た:
3年前にアカデミー賞3部門にノミネートされた前作「SICARIO(ボーダライン)」の続編ながら、ストーリーは新たに起こされたもの。舞台は同じく、最近最も「きな臭い」アメリカとメキシコの国境。ちなみにタイトルのスペイン語「Scicario」は日本語で「殺し屋」と云う意味。
まず公開して一ヶ月も経っていなのに上映している劇場が少ない。おかげで最寄りの映画館ではなく遠出する羽目に。映画の日が混むのは仕方がないとしてポイントがつかない観賞は避けたかったが、今回選択した[a]選択せざるを得なかった、が正しい。劇場は人生で3度目の新宿ピカデリー。最後に行ったのは十年以上前だけど、いやぁー、ずいぶんと綺麗な映画館になっていた 。
で作品の方はと云うと、前作よりはメキシコ風グロさは抑えられ、今風(イスラム風)の味付けがされていたけどストーリーは正直なところ在り来り。二つのストーリーが後半で交差し、オマケにちょっと意味不明な終り方。なんと云っても、Del Toro があんな風になってよく生きていたなぁと驚いた。ちょっと強引すぎた感じは否めない 。
しかし Del Toro はいい演技していた。ホントかっこいい:
もちろん前作同様に濁声の英語が耳に心地よいBlolinも良かった:
続編ともあって兵器はグレードアップしていたし、ヒロインのIzabera Monerや脇役のメキシコ人俳優らが良い味だしていたのが後押しとなって、マンネリなストーリ抜きで面白い仕上がり。ということで、限りなく★4つに近い評価。個人的には前作の方が好きだけど。
これが今年最後の映画かも 。
My Rating: ★★★☆☆ (3.99点)
参照
↑a | 選択せざるを得なかった、が正しい。 |
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