先週末は平成30(2018)年の晩秋、信州上田にある城攻めに行って来た。この長野県上田市は自身二度目の訪問であるのだけれど、今回は4年前の前回よりも一ヶ月遅い季節ということで寒さについてはある程度は覚悟していた。でも実際のところ、最終日に至っては晴天で気温上昇ともあって、全般的に想像していたほど寒くはなく少し拍子抜けだった[a]もちろん関東地方よりは寒いけど :)。 。
今回のメインは真田氏ゆかりの城跡と上田原合戦場跡巡りではあったのだけど、実はその中で一番の目的は、前回はせっかくお寺まで行ったのに墓所の場所が分からずタイムアップしてしまった真田信綱公[b]真田幸綱の嫡男で、真田安房守の長兄、真田幸村にあっては伯父にあたる武将。長篠・設楽原の戦いで討ち死にした。の墓所を参拝すること。今となっては設楽原古戦場跡に遺る墓所の方は訪問済みであったので、是非とも菩提寺の方も参拝したかったという次第。
そして前回と同様にゆきむら夢工房で電動アシストサイクルをレンタル(無料)した。ここ「真田の郷」[c]長野県上田市真田町周辺。は高い山々に囲まれ、緩やかな傾斜を持つ谷にあると云うこともあって、徒歩にしても自転車にしても意外と起伏が気になる地形。そういうことで車体は重いけど、やはり電動アシストには今回も随分と助けられた 。
で、午前中は信綱寺訪問と真田氏本城攻めに時間を優先したため、お昼は前回の行列必至だけどなかなかに美味しいお蕎麦は諦めて[d]お店の前を通った時はまだ開店時間ではないのに、すでに駐車場が満車だったっけ。、矢沢城攻めへ向か途中、県道真田東部線R4沿いにあって古民家風の建物が目についた蕎麦屋でいただくことにした:
案内板によると囲炉裏があるお店のようだ:
時間はお昼を少し過ぎていたこともあり店内は空いていたので、好きなテーブル席に通された。周りを見ると店内はドラマ「真田丸」の余韻が未だに残っていたっけ。あと囲炉裏は囲炉裏でも囲炉裏に置いてあったのは電気ストーブだった :
このお店のおすすめは山菜の天ぷらがついた冷たい蕎麦だったけど、真田氏本城跡を歩き回っていたら急に雲が多くなって寒くなり体も冷えていたこともあって温かい蕎麦を選択した。
こちらが注文した鴨そば(大盛り)。プラスティック製の大きなおわん型の茶碗にてんこ盛りのお蕎麦、鴨肉はおそらく「ハム系の燻製」で、4切れほど:
鴨肉は正直なところ不味かったけど、蕎麦とお汁は良かった。確かに煮詰めていたので蕎麦自体はぶつぶつ切れていたけど平打麺で、薄味だけど奥が深い汁にネギとの相性も良かった。結局、最後はそば湯を入れてお汁を飲み干してきた。
元祖真田流手打そば 佐助
長野県上田市真田町本原3023
こからはオマケ。
この日は朝8時前のJR北陸新幹線はくたか553号で上田へ。ちなみに4年前の前回は長野新幹線あさま561号だった:
上田駅の改札口[e]ちなみに上田駅の在来線は「しなの鉄道」で、JRは北陸新幹線だけ。にはお決まりの六連銭ゆかりのものを見かけた:
他にも:
これがゆきむら夢工房で今回レンタルした電動自転車。料金は無料。返却時間は17:00まで:
このレンタサイクル、バッテリーの持ちは悪くないが、停車中は常に電源はOFFにしておいた方が良い。特に食事や買い物のために自転車から離れる場合はOFFにしておかないと、バッテリーの不意な減りに驚くことになる 。
ゆきむら夢工房から国道R144を上って行くと、ここにも六連銭が:
こちらが大柏山・信綱禅寺へ向かう参道。この先にある石段の上が境内で、そこからの紅葉もまた見事であった:
ついに参拝できた信綱公と彼の妻、そして弟の昌輝公の墓所。設楽原決戦で昌輝と共に討ち死にした真田源太左衛門信綱(さなだ・げんたざえもん・のぶつな)は、従者で家臣の白川兄弟が介錯し、彼の首級は陣羽織に包まれ鎧と共にこの寺の山門脇に建つ桜の木の下に葬られた:
信綱寺には、それでも朝10時すぎに到着したけど周囲には霜が降りていたっけ:
この山は松尾古城跡。当初は城攻め対象として計画していたのだけれど時間の都合で今回は断念。山頂付近の鉄塔あたりまで尾根道を2時間以上登る必要があるのだそうだ:
古城ではなく新城にあたるのが松尾城、その別名が真田氏本城を目指して県道R4の坂を登って行くと、ここ真田の郷を一望できる場所に到達した:
この眺めを堪能するために自転車を置いたところがリンゴ園前で、そこのご主人からリンゴを頂いた:
これは嬉しい頂き物だった 。銘柄は「サンふじ」。シナノスィートやジョナゴールドは一足早く出荷を終えたとのこと。たくさん写真を撮っていって云われたので沢山撮らせてもらいました
:
このりんご園の裏山が、ちょうど真田氏本城で、そこからの上田方面の眺めもよかった:
ということで、この時のフォト集はこちら:
ピンバック: 焼き鳥 つづらや − A TARE-Yakitori with Ueda style. | Mikeforce::Today