今年は平成30(2018)年の文化の日は、このところ自身の恒例行事となっしまった東京都文化財ウィークの一環として公開されている「東京都文化財めぐり」で紹介されていた城跡を攻めてきた。
今回は通年公開[a]文化の日にちなんだ11月の期間限定で公開される文化財の方ではなく、年間を通して楽しめる文化財や企画もののこと。なので別に文化の日でなくても大丈夫。になっている青梅市の勝沼城跡へ。このページに記載されていた『健脚な方に限ります。』って云う注意書きが少し気になったけど、そんなに堅固な城ではなかった 。
行き先が都内[b]本当は「都下」だけど。ということで普段より遅めの出発にしてみたら、晴天の行楽日和ともあってJR南武線はめちゃくちゃ混んでいた[c]そもそも六両編成なので仕方がないのだけれど。。そして終点立川までラッシュアワー並の混雑と、降りた先のこちらも大渋滞の連絡橋を乗り越え、R青梅線で東青梅駅へ。駅から徒歩10分ほどで城跡の麓に建つ曹洞宗・光明寺前に到着。ちょうど、この寺の裏山が城跡になっているって感じ。
そこからたっぷり3時間かけて攻めてきた。文化財ウィークともあってか遊歩道[d]ただの山道だけど。とか主郭跡なんかは少しきれいに整備されていた感じを受けた 。ただし本当に細かく城の遺構を見たいのであれば遊歩道から外れた獣道を藪をかき分けながら進んで行くことになるけど
。しかしながら期待していた以上に空堀や土塁が残っていて大収穫だった。
そんなこんなで終わってみると1時間ほど早く切り上げることができたので、そのままお昼へ。今回は東青梅駅の南口近くにあるうどん屋の根岸屋へ。早く切り上がったため、ランチタイム間只中だったから、ちょっと心配しながらお店へ:
このお店はカレーうどんが有名だそうで、行ってみると案の定、店の前にちらほら居たが、幸いにもこの家族だけだったので、すぐにありつけるだろうと安易に考えながら店の扉の前で待つことにした:
で15分くらい待って後ろを見ると既に長い行列になっていた。さらに不思議なことに食べ終えたお客がなかなか出てこない
。結局30分近く待ってやっと店内へ。ここは普通のうどん屋なので普通のうどんやせいろなんかもあるけど、やっぱり『ご当地グルメ』ということでTOKYO-Xなる青梅生まれのブランド豚肉を使用したカレー南ばんの並(1,000円)を注文した:
ひとまず一段落して周りを見てみると、あれぇ?俺より先に入ったカップルは未だ料理が出てきていないぞ。うーむ、注文やら配膳はおばあちゃん一人でやっているみたいで、もしかして料理ができるのに更に時間がかかるってケースか 。
なんだかんだ待たされること20分で、やっと自分のカレーうどんが出てきた:
おおぉ、この絵を見て見事に待ち疲れ感が吹き飛んでしまった 。どうでもいいことだけど、見事なのはカレーが一滴もトレイにこぼれていないこと
。
レンゲでカレーのルーを一口。まったく辛くない。辛いのがダメな自分でもパクパクいけた。うどんは手打ちの平麺で「きしめん」みたいで噛みごたえ有り:
器にぎっしりの豚肉の味はカレーに負けてしまって良くわからなかったが、ホント柔らかかった:
店に来てから食べ終わるまで1時間くらいかかったけど完食した。大量のカレーを飲み干しても具合悪くはならなかった[e]カレーがダメな俺の話。 :
おかげで夕飯は軽食で問題なかった。
手打ちうどん 根岸屋
東京都青梅市勝沼1-40-4
ここからはオマケ。
勝沼城址の麓にある曹洞宗・光明寺。城と関係があるかどうかは不明:
本堂と大額:
本堂の棟に掲げられていた家紋は光琳梅鉢紋:
光明寺のお隣にあったのが師岡神社:
勝沼城は平将門の末裔と称した三田氏の居城であったが小田原北条氏との戦いに敗れて滅亡したあとは、北条家の師岡山城守将景が城主となって師岡城と改名したらしい。これはその時の守護神を祀っていたのかも知れない。
師岡神社の拝殿脇には巨大なシイノキが二本立っていた:
さらに雷電様とお稲荷様:
こちらは光明寺の墓地の裏に残る勝沼城の主郭(本丸)跡:
主郭跡に立つアカマツ:
この日は晴天で青空がすばらしかった:
こちらは展望台から青梅市街の眺望:
こちらは枯れたのか落雷か:
ということで、この時のフォト集はこちら:
勝沼城攻め (フォト集)
参照
a. | ↑ | 文化の日にちなんだ11月の期間限定で公開される文化財の方ではなく、年間を通して楽しめる文化財や企画もののこと。なので別に文化の日でなくても大丈夫。 |
b. | ↑ | 本当は「都下」だけど。 |
c. | ↑ | そもそも六両編成なので仕方がないのだけれど。 |
d. | ↑ | ただの山道だけど。 |
e. | ↑ | カレーがダメな俺の話。 |
勝沼城の主郭跡で、同じく城攻めしていた年配の方から、青梅にはここ以外にも八高線金子駅との間に藤橋城と今井城なる城跡があるとのこと。機会があれば攻めてみたい。