一昨々年(さきおととし)は平成27(2015)年の初秋に自身初の「奥州攻め」として、シルバーウィークを三日間の日程で福島県内に残る城跡を巡ってきた。
初日は上野からJR特急ひたち3号・いわき行で水戸まで移動し、水戸からJR水郡線に乗り換えて磐城棚倉(いわきたなくら)へ。ここ福島県東白川郡の棚倉(たなぐら)は、この前の月の出張の合間に攻めてきた福岡県柳川城を居城とする戦国大名・立花宗茂公ゆかりの場所だということで、今回は是非とも訪問したかった町だった。午前中は公が大名に復帰し初代棚倉藩主の居城となった赤館跡、午後はその赤館を廃城にして新たに棚倉藩の居城として築城された棚倉城跡である。共に規模的にはそれほど大きくないこともあり、予定通りに城攻めを終えて宿泊地の郡山へ移動できた。そして、こちらも自身初の郡山へ到着したのが6:30pm。ホテルにチェックインするやいなや荷物を置いて早速に夕食へ。
この日に攻めた城の規模は大したことはないが、北へ南へ歩きに歩き周ったおかげでお腹はペコペコ 。おまけに、次のは早朝から会津若松へ移動して、今回の城攻めの目玉である鶴ヶ城(会津若松城)を攻める予定だったので量と質を満足してくれそうなお店を選ぶことにした。そして事前に調べた結果、三松会館(さんまつ・かいかん)と云う郡山では知らない人はいないくらいポピュラーな定食屋を見つけた:
入口のショーケースに並ぶ食品サンプルと、暖簾に書かれた「総合食堂」の文字がかなり気になったが、このお店の「ウリ」は和・洋・中あわせて100種類以上のメニューだそうで、お店のホームページには代表的(で、人気の高い)メニューが紹介されていた。そういうことで、この中にあった「鉄板ハンバーグ定食」を食べてみることにした。
で、店に向かう時、時間も時間なので行列を覚悟してきたのだけれど、まったくそんな気配はなかった。ちょっと拍子抜けのまま暖簾をくぐってドアを開けてみたら、大勢のお客で賑わう声が。店内はほぼ満席。家族連れはもちろん、サラリーマン風の人達が大勢食べていた。一瞬、今宵は別の店にしようかと思ったけど、運良く空いていた一人用のテーブル席に通してもらえた 。ということで生ビール中(460円)と鉄板ハンバーグ定食(910円)を注文した。
そして、しばらくして出てきたのがこちら:
鉄板の上にはハンバーグの他に、エッグカッターでスライスされたであろう茹で卵がまるまる1個、ケチャップ味のナポリタン、そしてフライドポテトといんげん。別皿としてポテサラとレタス、冷奴にたくあん。ライスは洋風でお皿にのっていた。だけど味噌汁付きという無国籍料理状態が良かった。
このデミグラスソースがかかったハンバーグは手捏ねで、予想外のボリュームの「定食」:
食べてみると、ハンバーグはソースハンバーグっぽく、中まで味がしみていて美味しかった :
ホント、美味しくてボリュームがあって、これぞまさにハンバーグ「定食」。
三松会館
福島県郡山市大町1-3-13
ここからはオマケ。
こちらは始発の上野駅から水戸駅まで乗車したJR特急ひたち3号。現在の「上野東京ライン」は未だ登場していない頃。全車指定なので事前に指定席特急券の購入が必要:
こちらは水戸駅から磐城棚倉駅まで乗車したJR水郡線:
こちらは赤館公園へ向かう県道R25で目撃した「たまご」の販売所。自販機で24時間営業らしい:
覗いてみたところ、みな卵が大きかった :
最後は、磐城棚倉駅近くの和菓子屋・甘盛堂のいちご大福(150円)。大福がよもぎ餅だった:
ということで、この時のフォト集はこちら: