先週末は平成30(2018)年2月初めに静岡県浜松市で城攻めしてきた。その日は、先月末の大雪の名残が未だに残る関東地方とは異なり、それなりに暖かいだろうなんて期待して行ってみたら関東よりも寒かった。今回は昨年の大河ドラマの舞台ともなった井伊谷[a]正確には静岡県浜松市北区引佐(いなさ)町井伊谷。にある城と井伊家の墓所を巡ってきたのだけれど、特に小高い山の上にある城跡は、風は強いわ冷たいわでとても難儀した。おまけに人は自分ひとりしか居なかったし。
そんなこともあって、攻める処を攻めて見る処を見たら、早々に浜松市へ戻ってきた。このまま帰ると夕食時間になってしまいそうなので、ちょっと中途半端だけど夕飯を浜松駅周辺で食べることにした。
昨年も何度か浜松市周辺の城攻めや古戦場巡りをしたが、その度に浜松餃子の有名店へ行っては、長蛇の行列を見て諦めていたけど、この日は迷うことなくいつもの鰻屋へ。下車したバスターミナルからも近かったし :
まだ15時ちょっと過ぎということもありお客はまばら。一応はお昼は既にとっていた[b]寒い城跡でコンビニおにぎり☓3個。がお腹ペコペコだったので、メニューを見ることなく昨年とまったく同じものを注文した。まずは生ビール(600円):
ちょっと遅れて、焦げたタレが食欲をソソる「きも焼き」(620円)をつまみながら、寒い中での城攻めを振り返ってみたり、帰りの新幹線の時刻を確認したり:
そうこうしている間に「うな茶」(3050円)が登場。数切れ残った「きも焼き」を脇に置いて、早速いただくことに:
お櫃の蓋を開けると、タレの焦げた匂いが俺の鼻を刺激した:
偶然ではあるのだけれど、この前日にネットのニュースで「絶滅危惧種の鰻」とか「絶望的不漁の鰻」なんて記事や論評を読んで鰻を食べるのを自粛した方がよいかどうか考える時が遂に来たかと思っていたが、目の前に鰻が出てくると、やっぱり食べてしまうのは罪かなぁと思った 。でも、ここ浜松はそんな切羽詰まった空気感はなかったけどなぁ。
食べ方も去年と一緒。一杯目はそのまま「うな丼」風に:
二杯目以降は出汁をかけてお茶漬け風で:
食べる前までは絶滅危惧種の鰻についてあれこれ思い浮かんだけど、なんだかんだ食べているうちにすっかり忘れてしまった[c]ビールでホロ酔いしたのもあるが。。これからは家で食べるのは我慢して、名産地に行った時だけ食べることにしようと思う。
うなぎ八百徳 本店
静岡県浜松市中区板屋町655
ここからはオマケ。
この日は9:30amに浜松駅に到着。駅北口にあるバスターミナルから奥山行きの遠州バスに乗った。こちらがバスターミナル:
ここから1時間ほどのところにある「井伊谷」(いいのや)と云う停留所で下車し、その周辺にある井伊家ゆかりの遺構(跡)を巡りつつ、井伊家菩提寺である龍潭寺(りょうたんじ)へ。
一応、昨年は平成29(2017)年には大河ドラマ「おんな城主・直虎」に合わせて、ここ浜松やその周辺まで足を運んで直虎弁当なんかを食べたり、残念ながら雨のために井伊谷まで来れなかったが思い出があるので、やっと達成できてなんだか感慨深い 。
ということで、こちらは井伊谷川沿いから眺めた井伊谷宮。この日は青空が広がっていたが、とにかく寒かった:
井伊谷宮を過ぎたところに龍潭寺があるのだけれど、昨年の大河ドラマの主人公・次郎法師こと井伊直虎の墓所があるということで、予想はしていたけどさすがに大勢の観光客が来ていた:
こちらは山門。境内にある東門の次に古い江戸時代前期に再建された本瓦葺きの四脚門:
こちらが境内でもっとも古い約400年前に建てられた東門(旧鐘楼堂):
そして本堂。江戸時代の延宝4(1676)年に再建されたもの。屋根の棟には井伊家の家紋が付いていた:
これは本堂の修復記念瓦。大正10(1921)年の本堂改修時、それまで付いていた入母屋造の屋根大棟の両側についていた鬼瓦:
本堂奥には次郎法師こと井伊直虎公他、井伊家歴代の墓所や井伊家を支えた重臣らの墓所があった。
龍潭寺をあとにして井伊谷城跡へ向かう前に、ちょっと小腹が空いたので寺の脇にあったおみやげ屋で「出世だんご」(100円)を食べてきた。焼きたてだったので暖かく、浜納豆がトッピングされて美味しかった:
こちらが現在の井伊谷城跡。標高は約115m:
登城口には「出世法師・直虎ちゃん」なるキャラクターが残っていた:
他にも至ることころで次郎法師さんにであった。ドラマは終わったけど、地元はまだまだ盛り上がっているようだ:
登城口から15分ほどスローブ状の坂を登っていくと城跡に到着する。戦国時代初期の城であるので、遺構はそれほど残ってはいなかった。まぁ期待もしてなかったが :
しかしながら城跡からの眺望は悪くはなかった。こちらは大手口跡から井伊谷の眺め。この先に浜松がある:
最後に、地域遺産センターなるところで開催されていた大河ドラマのメモリアル展示。出演者のサインやドラマのポスターがあった:
ということで、この時のフォト集はこちら:
井伊谷城攻め (フォト集)
龍潭寺と井伊家墓所と小野但馬守供養塔 (フォト集)
まさか三回も浜松へ食べ来るとは思ってもみなかったけど。これも何かの縁ということで。
ピンバック: うなぎ八百徳 − Unagi YAOTOKU. | Mikeforce::Today
ピンバック: 元祖うなぎ釜めし・藤田 − A Kamameshi with Eel in Shizuoka. | Mikeforce::Today