日別アーカイブ: 2018年1月7日

大黒家天麩羅 − The first Asakusa visit in 2018.

今年の正月三ヶ日は例年とは異なり皇居の新年一般参賀へは行かずに、三日目に浅草寺へ初詣しただけだった。とは云っても浅草では寒空の下、大黒家天麩羅に並んで初物の天丼を食べてきたし、そのあとには例年だと浅草から上野・御徒町・秋葉原・御茶ノ水と散策してきたが、今年は江戸城の外郭にあたる下町辺りの街を散策してきた。あと浅草寺で引いた御籤が「末吉」とあまり嬉しくない結果だったので、その「邪鬼」を祓うためにこちらは例年どおり将門塚を参拝してきた;)

浅草寺本堂で参拝した後はテキ屋が出ている境内をぶらぶらした。「あれ?」といった風景もあったが、それから大黒家。11:00am開店ということで昨年同様に本館へ移動した:

大黒家天麩羅(本店)

既に行列ができていて、この日は寒かった上に風が強くて行列中は難儀した。他の人達もそうだと思うけど。:

今年も本店へ

既に行列ができていた

オーダーは昨年と同じで、ビールと「らくきょう」をつまんで、天丼が出てくるまでしばし待つ。しかし寒い日だったのでビールは余計だったか:|

小さなビール(380円)

らくきょう(330円)

そしてお待ちかねの天丼(えび2、かき揚げ1、ししとう1)の登場。揚げたてなので、行列で冷えた体を温めてくれた:

天丼(えび2本、かき揚げ1本)(1750円)

注文してから揚げるので多少時間はかかるが、やはり出来たてが旨い:

ごま油の風味と衣の色が特徴

今年は味うんぬんよりも、御飯の温かさが嬉しかった。30分以上も寒風の中を行列してかなり体温が低下していたので:(

大黒家天麩羅本館
東京都台東区浅草1-38-10


ここからはオマケ。

まずは東京メトロ銀座線・浅草駅から地上へ出て雷門通りと江戸通りの交差点からアサヒビール・タワー越しにスカイツリー。この先は隅田川と吾妻橋:

浅草から眺めた東京スカイツリー(拡大版)

この交差点を振り向くと10:00amくらいから歩行者天国となっている。右手には神谷バー:

雷門通りは歩行者天国になる

老舗・神谷バー

恒例の浅草寺・宝蔵門。最近は雷門から境内に入ることがなくなった:

左右に仁王像があるので仁王門とも

そして本堂。例年通り09:00am頃だけど、流石に参拝者は多かった。特にアジア系外国人が:

御本尊聖観世音菩薩を祀る観音堂

本堂外陣の天井絵。三面絵で、手前と奥が「天人之図」(堂本印象・画)、中央が「龍之図」(川端龍子・画):

本堂外陣の天井絵は約19畳の広さ(拡大版)

本堂脇には今年の干支にちなんでSoftbank 白戸家のおとうさん犬が:

戌年・謹賀新年・Softbank

こちらはテキ屋が並ぶ仲見世から宝蔵門と五重塔の眺め:

スリランカ伝来の仏舎利を奉安する五重塔(拡大版)

こちらも恒例、浅草寺脇にある浅草神社とその境内で展示されていた浅草三社祭りの神輿。参拝客はかなりの行列だった:

浅草神社拝殿

浅草三社祭りの神輿(三之宮、一之宮、二之宮)

境内から出て旧六区方面へ向かった所には、前まで浅草観音温泉が建っていたが二年前の平成28(2016)年に閉店した。往時は蔦がはった壁の趣ある建物だったが:

浅草観音温泉跡

浅草演芸ホール。12:00pmで2F席まで満員なのだとか:

浅草演芸ホール

このあとは例年だと上野・御徒町・秋葉原まで散策するのだけれども、今回は江戸城外郭攻めへ。いわゆる東京駅周辺にある「××見附」とか「××御門」といったところ。江戸城三十六見附とも。今回は浅草を出て浅草橋駅付近の浅草見附跡、神田駅から徒歩15分ほどのところにある神田橋御門跡、それから東京駅付近には常磐橋御門跡[a]東日本大震災の地震で滑落し、現在も復旧工事中。、現在は外堀通りの交差点となっている鍛冶橋御門跡、公園になっている数寄屋橋御門跡、現在でも石垣が一部残っている日比谷公園内の日比谷見附跡、最後は虎ノ御門跡。虎ノ御門跡近くの東京メトロ・虎ノ門駅の入り口には史跡江戸城外堀跡石垣なんてのがあって、外堀の石垣が展示されていた。

こちらは、その合間に浅草寺御神籤の邪気を払ってもらおうと立ち寄った将門塚。将門塚の隣ではビルの解体工事かなにかがあるようで、塚に建つ石碑がすっぽりと透明な防護箱にいれられていた。:

国道R1沿いの案内板

都史跡・将門塚

そして驚いたのが国道R1から東京駅側に群がっていた人。パトカーあり、警察官も立っている上に交通規制なんかも。なんだろうと近くに寄ってみると、毎年恒例の箱根駅伝のゴールだった:

箱根駅伝2018のゴール付近

もう大変な人と色とりどりの大学幟。おまけにチアガールのパフォーマンスなどお祭り騒ぎだった。沿道には一般客が数珠つなぎになっていた:

箱根駅伝2018ゴール近くの沿道

上の写真で道路挟んだ向こう側に見える工事現場が常盤橋御門跡(常盤橋公園)。すぐ目の前にあるのに道路を渡ることが出来ず、結局はたどり着くことができなかった:O

こちらは一位の青学ランナー。運良く写真に収めることが出来た8)

箱根駅伝2018の優勝ランナー

仕方がないので今回は諦めて東京駅へ向かい、そこから銀座方面へ南下して、その付近にある史跡跡を巡ろうとしたら、こっちはこっちでバスターミナル周辺の帰省客で大変な混雑だった。

なんとか日比谷公園までたどり着くことができた。

こちらは公園内にある「伊達政宗終焉の地」。往時、このあたりには仙台藩の江戸屋敷があったところらしく、独眼竜政宗公はここで70年の人生を終えたらしい:

伊達政宗終焉の地

このドーナッツ状の石はミクロネシアのヤップ島で使われていた石のお金(石貨)なのだとか。まるでギャートルズの時代だ:

ヤップ島から寄贈された石貨

最後は東京メトロ虎ノ門駅近くにあった虎の像:

虎の像

ということで、この時のフォト集はこちら:

See Also江戸城攻め(5) (フォト集)

参照

参照
a 東日本大震災の地震で滑落し、現在も復旧工事中。