とんかつ亭・有家 − “The Daimyō Tonkatsu” at ŌTAKI, CHIBA.

この時期に書くと、もう一昨々年(さきおととし)のことになるのだけれど、平成27(2015)年の梅雨が去ったとある週末に千葉県夷隅郡大多喜にあるを攻めてきた。この日は青空が広く望める晴天で、城の他にも城下町の名残や近年はTVドラマや映画でも露出の多い「本多平八郎忠勝」公の墓所なんかも併せて見てきた。駅前には貸自転車もあったようだが、今回は全て徒歩。まぁ暑かった。行きは錦糸町から自身初のJR房総[a]「暴走」ではないです :P特急わかしお[b]当時、自由席特急券は錦糸町から大原まで片道930円だった。に乗って大原で下車。そこから大多喜まではムーミン列車としても有名ないすみ鉄道で移動した。そして午前中一杯を城攻めに費やして、現在は大多喜町の商店街が連なる城下町跡へ。そこで遅めの昼飯にした。

暑い中をぐるりと歩き回ったおかげ(?)で腹ペコな体に活を入れるため、「とんかつ亭・有家(ありか)」と云うお店でエネルギーを補給することにした:

「上総大多喜城下 とんかつ亭 有家」

ここの定食メニューは一風変わっていて、昔の城下町に倣い肉の部位で「大名とんかつ」(ひれ肉)、「家老とんかつ」(ロース肉)、「旗本とんかつ」(肩ロース肉)と云ったクラスに分けられた定食があり、それぞれに肉の大きさで松竹梅が用意されていた。

この時は即エネルギー補給と云うことでロース肉の家老とんかつ・松(1580円)を選択。午後からまた歩きまわるので多めに米と脂身を入れておかないと =)

家老とんかつ・松(1580円)

見た目はごくごく普通のトンカツ定食で、食べてみるとやっぱり普通のトンカツだったが、自家製ソースが少々厚めの衣にしたって美味しくいただけた。ただ味噌汁で火傷したのを現在でも覚えている :O

とんかつ亭・有家
千葉県夷隅郡大多喜町久保135


ここからはオマケ。

まずは特急わかしお255系。昔は房総ビューエキスプレスと呼ばれていたらしい:

特急わかしお

特急わかしお

そしていすみ鉄道。大原から大多喜までの行きはスナフキン号に乗った。ワンマンカーながら車内放送は充実していて、ムーミン谷(森?)を通過する際には事前にアナウンスをしてくれたっけ;)

いすみ350形式

大多喜駅では「いすみ200形式」も見ることが出来た。帰りの大原まではこの車両に乗車した:

いすみ200形式

のどかな風景といすみ鉄道はとてもマッチした光景だった:

大多喜駅付近の踏切から

こちらが大多喜駅:

大多喜駅

大多喜町周辺の観光地図。城址の他にもたくさん見所があるようだ:

夷隅郡の観光マップ(拡大版)

そして大多喜駅から大多喜城址へ向かう途中に通るのが「メキシコ通り」と呼ばれる通り。江戸時代に、近くで遭難したスペイン人一行を大多喜藩・本多忠朝が救助し厚遇したことに対して、昭和の時代にメキシコ大統領が大多喜町を訪問した際、整備された道路らしい:

メキシコ通りのオブジェ

そんなことでメキシコに関連したオブジェが多数目に付いた:

オブジェ

オブジェ

オブジェ

オブジェ

このメキシコ通り沿いには夷隅川が流れており、こちらの眺めも素晴らしかった:

夷隅川(拡大版)

夷隅川(拡大版)

他にも「絵になる」自然が満載だった:

メキシコ通りからの眺望(拡大版)

これは大多喜城址の本丸に建っていた模擬天守。往時も天守が建っていたが江戸時代に焼失したのちは再建されなかった。こちらは昭和50(1975)年に鉄筋コンクリート製で古絵図を元に模擬された建物で、現在は千葉県立中央博物館の分館になっている:

大多喜城の模擬天守

最後に、大多喜周辺では大きなカミキリムシを何度か見かけた。なんとも本多忠勝の兜みたいでカッコ良かった8)

カミキリムシ

ホシベニカミキリ

ということで、この時のフォト集はこちら:

See Also大多喜城攻め (フォト集)
See Also本多忠勝公墓所 (フォト集)

参照

参照
a 「暴走」ではないです :P
b 当時、自由席特急券は錦糸町から大原まで片道930円だった。

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