元祖・丁子屋 − The Original Yam Soup on the Tokaido Road.

一昨年は、平成27(2015)年の梅雨時期に静岡県の旧東海道筋にある山城を攻めてきた。江戸時代には五十三次の中で最も小さい「鞠子宿」があり、そこの名産に『とろろ汁』があったらしい。

この日は晴天で気温が高かったのだけれど、前日までは雨だったようで山の中に入ると「温室効果」で湿気がものすごく、半袖でもかなりの汗をかいてしまった :$。そういうことで城攻めの後は名産品を頂いて精を付けて帰ることにした。

こちらが『東海道中膝栗毛』にも書かれていた元祖・丁子屋。老舗の中の老舗店らしい。城跡から徒歩で15分ほどだった[a]しずてつジャストラインと云うバスだと「丸子橋入口」が最寄りらしい。ホント、目の前にある。

名物とろろ汁の元祖丁子屋

創業は慶長元(1596)年らしい:

創業は419年前

休日の昼時ということで大変混んでいたけれど、お店そのものが広く、大きな座敷部屋に通され、まずは冷たい地ビール;)。東海道エールと云う静岡初の地ビール(580円):

「丁子屋」のグラスで呑む地ビール(580円)

注文したのは定食の本陣(2150円)。地元農家と提携して美味しい自然薯を使った代表的な料理:

定食「本陣」(2150円)

こちらが自然薯のとろろ汁:

まさしく元祖・とろろ汁

このとろろと薬味を麦御飯にかけていただく。ご飯はお櫃に入ってきておかわりも可:

とろろ汁麦御飯

定食ということで他にも刺し身、小鉢、小皿甘がつくが、内容は季節で違うこともあるらしい:

小鉢(酢の物)とお刺身

香の物

揚げ物

最後にデザート。メロンの他にお餅も美味しかった:

季節のフルーツとお餅

歴史を感じながら、これから暑くなるであろう七月のとある週末に頂いた鞠子宿名物でした:

とろろ汁の丁子屋

お店には資料館が併設されており、入口前に鞠子宿の碑が建っていた:

「鞠子宿・丁子屋」の碑

元祖・丁子屋
静岡県静岡市駿河区丸子7-10-10


ここからはオマケ。

この日の静岡はホント暑かった〜:$。こちらは駅北口のしずてつジャストラインのバスターミナル側からみたJR静岡駅:

近くに竹千代像があった

この日は城攻めして名物を食べた後は、しずてつでJR静岡駅北口まで戻り、そこから歩いて駿府城公園へ。ここ駿府城は同じ年の初春に攻略済ではあるが、その時は公園に隣接する県庁別館にある富士山展望ロビーが休館で、展望台から見下ろす形で眺めることができなかったので、この機会に再挑戦して眺めてきた

静岡県庁別館

この別館は静岡県警察本部がおかれているので、建物に入ると警察官が立っており、行き先を告げてエレベータホールへ向かった。展望ロビーからは駿府城の縄張具合を堪能し、ついでに静岡周辺の風景を眺めてきた。た

まずは展望ロビーから富士山が見える(はずの)北側の眺望。残念ながら、この季節の富士山は霞がかかって全く見えなかった;(

北側の展望

残念ながら富士山は拝めなかった

次は南側。こちらは市街地が広がり、その向こうに安倍川が見えた:

南側の眺望

この辺りは静岡市葵区らしい

ちょっと東側へ目を向けるとJR静岡駅が見えた:

南側の眺望

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微かに駿河湾を拝めた

JR静岡駅を中心とした東側の眺望:

東側の眺望

微かに伊豆半島が見えた

さらに北側へ目を移していくと清水方面の久能山や日本平が見えてきた:

東側の眺望

日本平

最後は駿府城の本丸、そして今川館があった辺りを見下ろしてみた:

駿府城本丸跡であり今川館跡(拡大版)

ということで、この時のフォト集はこちら:

See Also丸子城攻め (フォト集)

参照

参照
a しずてつジャストラインと云うバスだと「丸子橋入口」が最寄りらしい。ホント、目の前にある。

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