月別アーカイブ: 2017年10月

唐澤山レストハウス − A Source Katsu-Don with a Nice view.

一昨年は、平成27(2015)年の梅雨入り前のよく晴れた6月の週末に自身初ともなる栃木県の城攻めへ。東京近郊からだと栃木県や茨城県はやはり遠い所と感じるのだけれど、まさしくそのとおりで5本も電車を乗り継いで片道3時間以上かかった。更に駅を下りてから歩いて麓まで行き、そこから山登りもあるのだけれど :O

当然ながら朝が早い上に山登りして唐澤山城跡に到着した時にはお腹がペコペコで、これからガッツリ城攻めで歩きまわる予定だったので先にエネルギー補充するために早めのお昼を摂ることにした。

ここ唐澤山城跡は現在は唐澤山神社とそれに関連する各種施設が充実しており、特に駐車場脇にあるレストハウスは眺望の良いテラスで食事を頂けると云うなんとも贅沢な場所だった。そんなレストハウスの御食事メニューも唐澤山名物の手打ちそばの他に、丼物や定食、果ては団子[a]季節メニューの一つで、3月下旬~5月中旬の桜・つつじ開花期間のみの提供とのこと。なんてのも用意されているらしい。

で、名物の手打ちそばにしようかと思ったけれど、これから城郭を登ったり降りたりして遠くまで歩くことが予想されていたので御飯物を選択。ということで注文したのはソースカツ丼(950円)。そしてカツ丼が出来あがるまで、みそおでん(330円)で小腹を落ち着かせることにした:

みそおでん3串(330円)

「おでん」と言っても串コンニャクだけど、濃厚で香り立つ甘じょっぱい味噌が温かいコンニャクにぴったりだった。一気にペロリといけた :D

そしてキャベツの上にアツアツのトンカツが載ったソースカツ丼の登場:

ソースカツ丼(950円)

これまた熱〜い味噌汁と自家製の香の物つき。なぜか福神漬けも付いていたけれど、いいアクセントになった。揚げたてなので肉が柔らかく肉汁も楽しめた:

御飯+キャベツ+トンカツ+福神漬け

辛子を付けて、いい感じに腹ごなしした後は店のご主人から風景などについて、いろいろ教えて貰って、城攻めへ出立することにした =)

唐澤山レストハウス
栃木県佐野市富士町1409


ここからはオマケ。

まずは久喜駅で乗った東武伊勢崎線区間急行・太田行の10030型:

東武鉄道の10030型

こちらは館林駅で乗り継いだ東武佐野線・葛尾行の850型:

東武鉄道の850型

東武田沼駅を下車して県道R115から見上げた唐澤山城跡。関東平野を一望できる山城である。手前に見えるのは秋山川:

唐澤山城の遠景

唐澤山城跡には現在は唐澤山神社が建っているが、こちらは麓に置かれていた注意書き。車であればR115を登って神社はすぐ。車からゴミを捨てる罰当たりな輩がいるのだろう :(

唐澤山は神聖な山なので汚すな!

こちらは鏡岩と云う岩の一部で、その昔、軍神・上杉謙信が唐澤山城を攻めた際に西日が反射して目くらましとなり攻めることを困難にしたと云う城の護り岩の伝説が残る:

鏡岩

この鏡岩辺りから城跡西側の眺望。空気が澄んでいたので赤城山など群馬連峰を拝むことができた:

城跡西側の眺望(拡大版)

山内では沢山の猫を見かけた。城跡に猫を捨てていく罰当たりな輩があとを断たないようだ :(

喰い違い虎口越しに出会った猫

IMGP4365.resized

山内には猫が沢山いた

こちらは唐沢七名石の一つである天狗岩から城跡南側の眺望。靄がなければ新宿副都心の高層ビルを拝めるのだとか。加えて、往時は江戸の大火をみることもできたと云う:

城跡南側の眺望(拡大版)

天徳丸こと西城跡にあった手水鉢と水琴窟《スイキンクツ》。竹筒に耳をあてて聞いてみた:

おつくりばいと水琴窟

こちらは本丸虎口脇でそびえていた見事なアカマツ:

本丸虎口とアカマツ(拡大版)

南城跡にある南城館にはウエブカムが取り付けられており、唐澤山神社のホームページで「ライブカメラ」が公開されていた(当時):

唐澤山神社のライブカメラ

こちらが実際に自分を映して映像をホームページ経由で観たもの:

唐澤山神社のホームページ

ということで、この時のフォト集はこちら:

See Also唐澤山城攻め (フォト集)

参照

参照
a 季節メニューの一つで、3月下旬~5月中旬の桜・つつじ開花期間のみの提供とのこと。

宇都宮餃子館(TAKE2) − Utsunomiya Gyoza again, but ….

先週は、平成29(2017)年10月の三連休を利用して栃木県にある城攻めへ。東京近郊からでも近いようで遠い宇都宮周辺にはこれと云って記憶にとどまるような名城・堅城は無いと思っていた:Xこともあり「後回し」にしていた感があるのだけれど、実際に調べてみると意外と整備・復元された城跡が残っていることが分かったので、この機会に一泊して攻めてきた。

「宇都宮」と云うと今年の春あたりに初めて訪問し、B級グルメの餃子を食べてきたわけだけど、今回も最終日に宇都宮城を攻めてJR宇都宮駅西口へ戻った後に食べてきた。おまけに今回も時間が無いので、行列しないでささっと入った店がなんと前回と同じ系列の店だった:O

宇都宮餃子館・餃子村本店

まぁ一度知ったお店ということで、ある意味で安心して出てくるのを待つことができたわけだけど、それにしても宇都宮餃子のお店は客が行列する所としない所では、こうもはっきりと違いがあるものなのかと改めて思った:D。そんなに餃子に思い入れが無い自分としては行列してまでして食べようとするパワーは無いのだが。

今回も前回と同様に「W健太セット」(800円)を注文した。なぜか前回よりも100円安かったが:

W健太セット(800円)

相変わらずの冷凍餃子で御飯が少ないのだけれど、「酢+醤油+ラー油」の他に「酢+胡椒+ラー油」のタレを作って少ない御飯で一気に食べてきた。まぁ、こちらも変わらずインパクト無く普通に美味しい餡:

実体は冷凍ぎょうざなんだけど・・・

せっかくなんで実家に冷凍餃子のお土産を送り、駅西口にある餃子像を眺めて、次の城攻めへ向かった:

餃子像

宇都宮餃子館 餃子村本店
栃木県宇都宮市駅前通り3-4-4


ここからはオマケ。

城攻め初日は鹿沼《カヌマ》市にある鹿沼城跡へ。現在は御殿山公園の野球場になっていて、二重堀の他に殆ど遺構は残っていなかったが、この日は晴天の上に運良く鹿沼秋まつりの最終日ともあって、街中は大勢の人達と山車やお囃子を堪能できた:

鹿沼今宮神社の鳥居

鹿沼今宮神社は鹿沼城主・壬生綱房が歓請した神社らしい。こちらは拝殿:

鹿沼今宮神社の拝殿

鹿沼まつりはユネスコの無形文化遺産に登録されているのだとか。これは「囃子屋台」と云うもので、今宮神社の付け祭りで巡行する豪華絢爛な彫刻を施した山車らしい:

例幣使街道で観た囃子屋台の揃い曳き

日光例幣使街道《ニッコウ・レイシカイドウ》沿いのまちの駅・新鹿沼宿には沢山の観光客や地元民で大賑わいで、その前を囃子屋台が囃子をしながら巡行していた:

彫刻屋台の囃子

こちらは日光金崎から徒歩30分ほど所にある西方城跡へ向かう途中に県道R177沿いから眺めたところ:

西方城址

暑い中をてくぽく歩いて、さらに20分ほど登山した城域からの眺めは靄っていたが、やはり気持ちが良かった。自分以外に誰も居なかったし:

西方城址から宇都宮方面の眺望(拡大版)

こちらは宇都宮城址公園で復元された清明台と富士見櫓:

宇都宮城の天守の代わりとなった清明台

宇都宮城の富士見櫓

規模といい復元レベルといい大したことがなかったが、昨年あった連続爆発事件の影響だろうか、公園内では警備員を何回も見かけた:

園内を巡回する警備員

そして今回の城攻めの最後は鬼怒川沿いの河岸段丘に築かれた飛山城(現在の飛山城史跡公園)であるが、そこまで行く公共機関の少なさから今回は見送ろうかかと考えたけど、実際に行ってみると見応えがあって良かった。こちらはJRバスの最寄り駅の時刻表。こんな状況なので美味しい餃子を食べるのに行列する暇はなかった訳だが、むしろ良かった:

平日と大差ない本数だった

飛山城の大手脇にある櫓台跡。正直なところ、ここまで復元されているとは想像すらしなかった:

綺麗に整備されていた史跡公園

さらに鬼怒川に面した所からの眺望はよく、空気が澄んでいれば男体山などの連峰を眺めることができるらしい:

鬼怒川

ホントに条件が合えば、ここからも富士山を拝めるらしいが・・・:

鬼怒川と宇都宮市街

鬼怒川と宇都宮市街

帰りは湘南新宿ラインのグリーン車に乗って(売れ残りの)駅弁を食べながら帰宅した。これは大したことはなかったなぁ(駅弁の名前も忘れた):$

大して美味しくなかった駅弁(700円)

ということで、この時のフォト集はこちら:

See Also鹿沼城攻め (フォト集)
See Also西方城攻め (フォト集)
See Also宇都宮城攻め (フォト集)
See Also飛山城攻め (フォト集)