一昨年は平成27(2015)年5月、季節外れの暑さの中を都内にかって存在していたと云われる城跡として稲付城跡と道灌山をそれぞれ攻めてきた。前者は北区赤羽、後者は荒川区西日暮里にあり、共に駅に降りたのはこの時が初めてであったと記憶している。
午前中に赤羽西口の静勝寺(稲付城跡)へ行ったあと、午後から西日暮里へ移動する予定で、その間に腹ごなしをしようと、大分前にT.V「孤独のグルメ」(Season3の第一話)を観て気になっていた赤羽東口近くの鰻屋へ。巷の情報だと休日はかなり混むと云うことで、開店時間直前に店へ移動できるように事前に時間と経路を確認しておいた。稲付城攻めが意外と早く切り上げることができたので、赤羽公園など駅周辺をぶらぶらして、やや遠回りに店に行ってみると既に行列だった
。で、川栄の店員さんが行列しているお客に待ち時間を伝えていたので、聞いてみると、既に店内の第一陣は一杯で、第二陣としてなら40〜60分待ちとのこと
。せっかく来たので、ここは携帯の番号を伝えて待つことにした。そういう訳で川栄がある商店街やJR赤羽駅周辺を「井之頭五郎」のように、うろうろして時間をつぶした。そうこうしている間に携帯に連絡が入り、再び店へ戻った。こちらが川栄のお店先:

赤羽 川栄は商店街の一角にあった
通された席はT.Vでは石倉三郎(中年男性客役)さんが座っていた席の隣だった。
まずは中生ビールを注文し、五郎同様の注文をしようとしたら、第一陣のお客で「ほろほろ鳥」の殆どが売り切れとのこと。せっかくビールと串物でいこうとおもっていたんだけど
。残念:

生ビール(550円)とお通しの鴨の燻製
それでも食べたことがない「ほろほろ鳥」に未練があったので(仕方なく二人前だけの)合わせ盛を注文し、最後に五郎同様のうな丼で〆ることにした。
こちらが「ほろほろ鳥」の刺し身とたたきが一皿に載った合わせ盛の二人前(2400円):

ほろほろ鳥の合わせ盛り(2400円)

うなぎ・鳥料理の赤羽 川栄
あまりの豪華さに、鳥の部位の説明を聞き落としてしまったけど、にんにくと生姜とごま油、そして生姜じょうゆで頂いた。この鳥肉は痛むのが早いそうで、テーブルに出して30分以内に食べ終わって下さいと云われてしまった
:

ほろほろ鶏を薬味でいただく
ごま油で食べる鶏肉の鶏肉の刺し身や、生姜じょうゆで食べる鶏肉のたたきは絶品だった。T.Vで観たよりは脂こくはなかった。
そしてうな丼(1900円)。こちらは細身ながら身がしまり脂がのって、店自慢のそれほど濃くないたれが美味しかった。五郎も曰く「これで十分なんですよ。」:

五郎も食べたうな丼(1200円)
赤羽 川栄
東京都北区赤羽1-19-16
ここからはおまけ。
こちらは稲付城跡に建っている静勝寺で見かけた警告板。何のことを言っているのか分からなかったので、あとで「補助86」をキーワードで探してみると都市開発の一環で道路の拡張にまつわるものらしい。初めて赤羽に行ったけど、意外と古い下町っぽい町並みが広がっていたので驚いた。下町は道路の拡張で潰されていく感じがして寂しいものだ:

静勝寺で見かけた警告板
川栄でお昼を済ませ、JR赤羽駅から東北本線でJR西日暮里駅へ。道灌山跡にある西日暮里公園と諏訪神社を経由してお隣のjR日暮里駅まで散策することにした。
こちらは諏訪神社が建つ諏訪台下にはJR東日本の各線が走っていた。山手線、東北本線、常磐線、東北・上越新幹線、さらには京成本線もある。
こちらは東北新幹線のE5系:

E5系新幹線
こちらは秋田新幹線(東北新幹線区間での運用もあってミニ新幹線とも)のE6系:

E6系新幹線
そしてE5+E6系の連結状態:

E5+E6連結状態
JR東日本の向こう側には気になるオブジェが。スポーツクラブNAS西日暮里のビルらしい:

ビルがクライミングウォールになっていた
さらに日暮里方面へ向かって行くと、往時の寺町を偲ばせるように寺院が立ち並んでいた。
例えば元和6(1620)年創建の養福寺仁王門:

養福寺
明暦元(1655)創建の年経王寺(きょうおうじ)山門:

経王寺
ということで、この時のフォト集はこちら:
稲付城攻め (フォト集)
道灌山攻め (フォト集)