先週は平成29(2017)年4月の始め、今ひとつ春の訪れを覚えるほど暖かくはなかった週末に栃木県にある難攻不落の城を攻めてきた。この日はJR湘南新宿ラインで宇都宮へ移動し、到着するやいなや向かいのホームに停車中のJR烏山線にそのまま飛び乗って、さらに1時間かけて終点の烏山で下車した。この烏山線は、つい先ごろまで38年間運行していた「キハ40形」が退役して蓄電池を利用した新型車両「EV-E301系」(通称は ACCUM)に変わったということだった。また沿線には縁起の良いとされる名前の駅が連なって「七福神」キャラクターを売りにしているらしいが、大部分が無人駅であり、烏山駅なんかは ACCUM 導入で建て替えがあったにもかかわらず SUICAなどのICが利用できなかった。
2:00pm頃、城攻めを終えて帰宅する前に宇都宮で途中下車して「ぎょうざ」でも食べていこうと思い、3:00pm過ぎに宇都宮に到着。まぁ「ぎょうざNo.1」の座を明け渡した宇都宮餃子だし、駅そばの某有名餃子の支店でもこの時間帯ならば少しくらい並べばありつけるかなと思ったら、とんだ思い違いだった :
休日のお昼から続く行列がこの時間帯でも解消されていなかったようだ。このまま一時間待つほど余裕はなかったので、諦めて駅チカをうろうろ歩いているとお土産屋が集まるフロアの一角に宇都宮餃子館なる、見た感じどこにでもありそうなお店があった:
大量の品目で客を迷わせることが目的かのうようなメニューを眺めて、一番上にある「W健太セット」(900円)を注文し、生ビール(600円)を追加した:
当然ながら注文してから焼きが始まるので、ビールを飲みながら待つこと15分ほどで二種類の餃子がのった定食がやってきた。定食なのにライスがメチャクチャ少なめ。これは酷かった〜。わかめスープの方も温くておせいじも旨いとは言えなかった
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あ〜ぁ、これでは餃子も期待できないなぁと半ば諦めに入ったが、それでも「酢+胡椒+ラー油」のタレを作って一口頬張ってみたところ、おおぉっと、これは普通に旨いなと。なんだかんだ言っても餃子は旨かった。そういうことで、次は醤油ベースのタレを作って少ない御飯で一気に食べることができた:
定食的には大したことはなかったが、餃子単品は美味かった。なんだかんだ言って元No.1の座にいたのだから当たり前といえば当たり前か。
宇都宮餃子館 パセオ店
JR宇都宮駅改札口前 駅ビルパセオ、グランマルシェ内
ここからはオマケ。
これがJR烏山線に導入された蓄電池電車の ACCUM。最近変わったということで綺麗な車内に、現在の走行状態(蓄電池を使用中かどうか)が表示される仕組みだった:
こちらが「毘沙門天」烏山駅:
JR湘南新宿ラインは宇都宮から都心まで20数駅があるのでグリーン車でゆっくりと帰宅することにした。そこで小腹が空いたら食べようと駅ナカの宇都宮老舗店高林堂で菓子を購入した。まずは栃木で季節ものでもあるイチゴをつかったいちご大福(230円):
十勝の小豆と「とちおとめ」のコラボ。いちごの果実と餡って合うんだなぁと素直に美味しかった。
これも高林堂の名物「かりまん蜜」を使ったお菓子の一つ、かりまんラスク黒(130円):
かりまんを初めて食べたけど美味しかった。
ということで、この時のフォト集はこちら:
烏山城攻め (フォト集)