今週始めの平成29(2017)年4月中旬、休暇をとって週末から静岡県浜松市の城攻めと古戦場を巡ってきた。初日の城攻めを終え、翌日は一昨年に行きそびれた三方ヶ原古戦場跡を巡る予定だったので浜松市内に宿をとった。その晩の夕食は浜松餃子ではなく、宿からほど近いうなぎ八百徳へ:
実のところ、このお店で鰻を食べるのは二度目。一昨年に人生初めて浜松で一泊した際、某有名店の浜松餃子を食べそこねて[a]いつ行っても大行列だった。、半ば仕方なく宿にほど近かったこの鰻屋でうな重を食べた経緯もあり、今回もそうした。県外の人間にとってはやっぱり鰻のイメージが強いよな浜松は、と納得しておく。そういうことで開店してすぐに入って通されたのは前回と全く同じ席だった
。
で、まずは本日の城攻めの疲れを癒やすために生ビール[b]強制的に口取り(300円)が付くが・・・と肝焼きを注文した:
口取りの葺きは味が薄めなのだけれど香りが良かった。そして、こちらが鰻の肝焼き。鰻10匹分の肝を串に刺してタレ焼きしてある。タレが焦げた匂いが、これまた食欲をそそった:
ビールで酔っぱらう前に、ここでお櫃うなぎ茶漬を注文した。前回はうな重だったので、ちょっと迷った。だいたいが茶漬けで腹が膨らむかどうか疑問だったし、翌日予定していた古戦場巡りのためにガッチリ食べておいた方が良いかなと思っていたのだけれど、悩んだ挙句に八百徳オススメの一品ということで。それに、お店の前のショーケースで鰻が入ったお櫃が大きく見えたので、もしかしたら腹一杯になるかもと云う期待もあったのだけど。
で、肝焼きがそろそろ食べ終わりそうな絶妙のタイミングでお櫃に入ったお茶漬けセットが出てきた:
ただお櫃はショーケースに陳列していたものよりふた回り近く小さかったけど。それはともかく、ひとまずお櫃の蓋を開けるとこんな感じ:
八百徳さんのHPには「お櫃鰻茶漬けの食べ方」が紹介されていたので、これに従って食べてみた。まずは、お櫃から茶碗によそって「うな丼」風に:
ここのお店のタレは濃厚で香りがよいので、これだけでもバクバクいけそうだ。合間に三つ葉の香りがただよう肝吸いを頂いた:
茶碗が空になったら再びお櫃からよそって、次は薬味のネギとワサビを載せ、土瓶に入った熱々の茶[c]正確にはお茶そのものではなく、出汁と茶が混じっていた。を上から注くとお茶漬けが完成した:
お茶をかけると先ほどの濃厚なタレが程よい口当たりに落ち着き、出汁と一緒に一気に御飯をすすることができた:
この「うな丼風→お茶漬け」のパタンを繰り返していくと、不思議なことにお腹一杯の感覚になってきた:
正直お茶漬けをあまり期待していなかったけれど、これは絶品だった。お店がオススメするのがよくよく理解できた。流石に明治創業のお店。店内は広く、二階には座敷もあるので特に行列することは無いと思う。
あとで気づいたのだけれど、豚一家も八百徳へ行っていたようだ。
うなぎ八百徳 本店
静岡県浜松市中区板屋町655
ここからはオマケ。
こちらは本日二つ目の城攻めとして攻めてきた浜松市天竜区の鳥羽山城跡こと鳥羽山公園。遺構はそれなりに残っていたが、晴天で気温が高かったこの日は家族連れで大賑わいだった。なんで?と思ったら、こんな遊戯施設があった:
一番高い所にある本丸跡から、その下の腰曲輪跡まで設けられていて子供は勿論、大人も楽しんでいた:
特に係の人は居ないので自己責任で滑り降りることになる。まぁ、思ったほどスピードは出ないみたいだけど:
ということで、この時のフォト集はこちら:鳥羽山城攻め (フォト集)
TAKE1を紹介する前にTAKE2からになってしまったが。本当のところ、浜松に二度も来るとは思っていなかった。今度こそは浜松餃子と思っていたけど、やっぱり八百徳へ。この時期でも脂が乗った鰻を味わえてよかった。しかし、先日の宇都宮といい「餃子」にはつくづく縁がないなぁ。
ピンバック: うなぎ八百徳 − Unagi YAOTOKU(TAKE3). | Mikeforce::Today
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