例年になく寒い今秋、先月についで再び栃木県にある城攻めに行ってきた。午前中は佐野にある未完の城・佐野城址(佐野市城山公園)、午後は足利市の足利氏館こと鑁阿寺と、日本最古の学校で日本遺産にも認定された足利学校へ。足利学校では丁度、国宝に認定された宋書なるものが期間限定で展示されていると云うことで帰りの時間をぬって見てきた。
午前中の佐野城は、広島の三原城のように、JR/東武線の佐野駅から三ノ丸に直結している。そして、この城の大手門が佐野厄除大師の山門に移築されていると云うことで十数分かけて行ってきた。この大師はもともとは佐野城近くにあったものらしく、現在地へ移転する際に一緒に移築されたらしい。総けやき造りの堂々たる風格を誇る山門であった。
それから午後の部として足利へ移動する前に、大師脇を流れる秋山川を渡ってすぐのところにある手打ち・佐野ラーメン497(しいな)でお昼にした:
佐野へ来たら佐野ラーメンということで、このお店のメニューはラーメン(とその大盛り)とチャーシュー麺(とその大盛り)のみ。他に手作り餃子がある。この日は、前日にトマホークステーキ776gを頂いてきたこともあり朝は軽めだったのでラーメンに餃子を追加で注文した。
そして来たのがスープがなみなみの佐野ラーメン。見た目は具材も含めてとてもシンプル:
これが佐野ラーメンの正統派というべき醤油味で、どちらか言うと昔ながらの支那そばに近い。麺は手打ちでちぢれ。スープは気持ち薄い感じがしたけど、食べ続けても嫌味にならない。煮豚にもしっかりと味が付いて、いい具合のアクセントになっていた。支那竹もうまかった。最後の一滴までスープを飲み干すことができた。
そして、こちらはオススメの餃子。ニンニクがしっかり入っていて、肌寒いこの日の城攻めには必要な栄養分を摂ることができた:
手打ち佐野ラーメン417
栃木県佐野市大橋町2191-7
ここからはオマケ。
佐野城の大手門が山門になっている佐野厄除大師こと惣宗寺(そうしゅうじ)で菊花展が開かれていた:
佐野からJR両毛線で足利へ移動し、駅前に展示されていたEF60 123形直流電気機関車。国鉄(日本国有鉄道)が1960年に開発した平坦路線向けの電気機関車。かっては両毛線の貨物列車牽引で活躍し、現在でも完全系で静態保存されている貴重なものらしい:
最後に、征夷大将軍・足利尊氏公の像をなかなか微妙なアングルで:
今回攻めきた城はこちら:
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