昨年は2014年の7月の夏に、海の日を含んだ三連休を使って自身初の熊本県・長崎県入りしてきた。
別宅のある広島からは、JR西日本の新大阪発新幹線さくら541号に乗車して8:00am前に出発、熊本駅に着いたのが10:00am前だった(当時6990円+特5820円)。九州での新幹線はこちらの城攻めで既に利用していたので、特に困らなかったが、新鳥栖を越えて九州を南下するのはそれこそ初めて。これは、JR西日本とJR九州の共同開発である、さくら N700系。熊本駅にて:
ちょうど向かいのホームにはJR九州の新幹線800系つばめが止まっていた:
そして、これがJR九州の熊本駅。在来線ホームの奥に新幹線のホームがあるので、一旦下に潜ってから上にあがる感じ:
熊本に着いたら早速、熊本城攻め。移動は熊本市電を使った。ICカードは利用できるのだけど、ICカードでタッチして入った出入り口からしか降車できなった。あと、熊本城への経路はかなりくねくねしているので、結構な揺れ。神奈川で言うと京急並なので、どこかに掴まっていないとキツイ :
この時の出張先である広島へ来てから路面電車を利用していたので、あまり違和感はなかった。というか松江市、高知市など西日本は路面電車の利用が多いなぁ 。神奈川とか東京で育つとあまり市電に乗る機会がないからなぁ。
次の日は二つの城を攻めてきた。午前中は熊本県人吉市にある人吉城。熊本県最南部の市で球磨川沿いにある。ここへは、行きが熊本駅から特急「九州横断特急」くまがわ1号の自由席(当時1820円+特930円)に乗車した:
人吉までは1.5時間程。この日の熊本は晴天で、球磨川の渓流ではカヌーに興じている人達がたくさんいて、電車を見る度に手を振ってくれた:
人吉駅はJRの他に「くまてつ」の名で親しまれているくま川鉄道も乗り入れており、ホームに降り立つと、色艶やかな車両が目に入ってきた:
JRの方もまた、初めて見る車両がたくさんあった。まず「いざぶろう・しんぺい」。人吉と鹿児島県の吉松を結ぶ列車で、吉松行きが「いさぶろう」、人吉行きが「しんぺい」と明治時代の鉄道界の偉人に因んでいるそうで:
こちらはキハ185系の特急「ゆふ」。博多と別府を結ぶ特急らしいけど、なぜここに!? :
こちらは普通列車:
そして、これは人吉駅の駅舎:
人吉駅前にあるからくり時計。人吉城をイメージしているらしいけど、残念ながら人吉城には天守閣は存在していない :
人吉城を攻めた後、午後は熊本県八代へ移動して八代城攻め。人吉から八代までは、来る時と同じ九州横断特急6号(1110円+特820円)で。
城攻めの後は、八代から普通列車で熊本まで戻ってきた:
熊本駅を出てみると、この日は祝日ということもあり、駅前で何やらイベントが開催されていた。偶然にもくまモンらゆるキャラが集まっていた:
おまけで、熊本城攻めでもくまモンを見かけた。ホント、くまモンは「人気モン」だった:
そして最終日の午前中は島原城攻め。そのためホテルをチェックアウトした後に熊本駅前からバスに乗って熊本港へ移動し、そこから熊本フェリーに乗って長崎県の島原外港へ(当時往復で2500円):
島原湾を渡って島原外港へ着いたら、目の前に雲仙普賢岳が。しかし、来た時は若干ながら雲がかかっていた。残念:
こちらは島原外港の様子:
フェリーを降りて、次は「しまてつ」こと島原鉄道に乗って島原駅へ(当時150円)。こちらは島原外港駅:
こちらも初めて乗る電車だった。
島原駅には20分ほどで到着した:
島原城へは駅から徒歩5分程の距離。城としては衝撃的だったけれど、本丸で見たもの、食べたもの:
なお天草四郎率いる一揆軍には島原城を落とすことが出来ず、廃城になった原城に籠城して敗北しているので、なぜ島原城の本丸に彼の像が建っているのかは不明。
熊本駅へ戻る時も、来た時と同じように島鉄、オーシャンアロー号、バスの順で。島原外港に着いた時は、晴天で雲仙普賢岳もよく見えた:
フェリーに乗って熊本港へ向かう:
そして、デッキから見た雲仙普賢岳:
のどかな島原湾の景色を眺めながらビールを一杯:
熊本港からバスに乗ったらビールの酔がまわったようで、ウトウトして熊本駅前を通りすぎてしまい終点の熊本バスターミナルのある交通センターまで来てしまった。実はここから熊本城まで歩いて10分足らず。帰りの新幹線まで、ギリギリ二時間あったので熊本観光は取りやめて、再び熊本城をいそいで攻めてきた。初日に見忘れていた二様の石垣や飯田丸五階櫓の内部など堪能してきた。それから、急ぎ足で熊本駅まで戻り、お土産を購入して予定より40分遅い新幹線で別宅のある広島へ戻った。別宅に着いたのは9:00pm。
初めての熊本県と長崎県上陸はとても素晴らしい城と美味しい食べ物で満喫できた。これはかなりオススメ 。
初めてくまモンの本物を見た。熊本駅前にて。動かない方の像は熊本城横にある桜の馬場城彩苑にて、そして窓を利用したくまモンは熊本信用金庫のビルらしい (小天守閣から)。
令和2年の梅雨時期に発生した想像を絶する大雨と球磨川氾濫は、この城がある人吉の街を飲み込んだと云う。
自分が人生初で訪れたのはもう六年前のことになるが、今でも暑い日差しと球磨川で渓流釣りしていた長い長い釣竿が頭に浮かんでくる。CF経由で義援金を送らせてもらったけど、当事者の人達には一日も早く平穏無事な生活に戻ってもらいたいと願うばかりだ。