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Desktop System Administration Guide in Japanese.

デスクトップのユーザ・ガイド」に続いて Desktop System Administration Guide を翻訳中。今日現在で全体の 70% ほど完成。
システム管理者向けといってもユーザ個人でデスクトップを利用するのが普通だから、どちらかといういとユーザ・ガイドで説明しきれなかった「高度な使い方」みたいな内容だ。とはいえ技術的に肝心な部分を「XDGの仕様書を参照のこと…」でばっさり割愛してしまっていところもあるけれど。
そのため、このドキュメントで説明している技術的な内容は GNOME デスクトップの仕様というよりは、むしろ F.D.O の仕様が大部分で、「XDG」(X Desktop Group: X デスクトップに関する作業グループ) って文字をたくさん見かけることになる。仕様書のタイトルはもちろん、環境変数 ($XDG_DATA_DIR とか $XDG_DATA_HOME) なんてのもあるし。おまけに、今のデスクトップだと GUI ツールとして提供されていたりするので、仕様の背景とかコマンドラインからの設定方法とか特に知らなくてもなんとかなるものも多い。
ということで、このドキュメントの概要をまとめてみると:
●GConf 設定ソースで変更不可の場合とユーザ毎に変更が可能な場合との違いなんか (この辺り)
gconftool はバージョンが変わっても覚えておくべきオプションってそれほど多くない (この辺り)
●XDG のメニューの仕様に依存するけれど、どのデスクトップでも共通なメニュー定義ファイルとそこで指定できるキーワード (この辺り)
●普段はあまり目にしないけど、知っていると得しそうな XDG_CONFIG_* 系の環境変数たち
●これも XDG の仕様だけど、デスクトップファイルで指定できるキーワード (この辺り)
あと個人的には、今までちゃんと説明したドキュメントがなかったので、概要だけでも理解できた MIME 型について。データベースを構成するファイルやフォルダの説明があるので、これだけでも知っておけば MIME 型にアプリを関連付けるのも難しくないね ;)
See Also デスクトップ・システム管理者ガイド: GNOME デスクトップのシステム管理者ガイド (未だ翻訳中)

Switched to the liferea_1.4.

1.4RC の出来が当時 stable だった 1.2.23 よりも不安定な上に、libnotify を使った配信元の更新をサポートしていなかったり、配信元のプロパティを変更しても再起動すると反映されないなど機能的にも今一つだったので upgrade を躊躇っていたけれど、1.4.5b がリリースされたということで、久々にビルドしてみた。懸念点が解消されているようなので、こちらのバージョンを常用することにする。ということで、ja.po も更新して upstream へ送付しておいた。

Two POINT Twenty.

寝ている間に GNOME デスクトップ環境の最新版リリースされた。と同時に毎度のことながら、次のリリースの Two POINT TwentyOne が始まるわけで。
昨晩はリリースノートの ja.po を正式版に更新し commit してから、日本語版のスクリーンショットを数個撮ったところで脳が Freeze してしまった :O。週末までにはスクリーンショットを更新したいところ。
See Also GNOME 2.20 リリース・ノート: 日本語の正式版

Macbook MA701J/A.

先々週末の台風の影響で間に合わないかと思ったけど、なんとか夏休み直前に届いた。急ぎ bootcamp でパーティションを切り Feistyインストールして自分の環境を構築する。なんとか飛行機の時間まで間に合ったので実家に持って行く。
さすがに今までのバイオノートと比較してかなり快適。当たり前か。ただ、トラックパッドが使いづらい、ホント:
*思っていたより大きめの箱だった
Macbook-20070917-001.jpg
*開けてみると、こんな感じ
Macbook-20070917-003.jpg
*ロゴが印象的
Macbook-20070917-005.jpg
*良い感じ
Macbook-20070917-006.jpg
*英語配列にした
Macbook-20070917-007.jpg
実家では暇な時に G20 がらみの翻訳なんかしようと思ったけど、結局 MacOS X を触って使い方を思い出すだけで終わってしまった。

G20 translation completed.

昨晩、完了したTARBALLS DUE には間に合ったという感じ。
翻訳メモ:
*99% になっている accerciser は実のところ完訳 (Damned lies 側の問題)。
*翻訳率かせぎに evolution-exchange もとりあえず更新したけど、実際にビルド・インストールしたことも使ったことも無いので実際の翻訳がどのように反映されているか不明。
orca は、前訳者の方には申し訳ないけど、訳を全面的に見直した。その結果、大部分が英語のまま。というのも po ファイルには実際に読み上げるメッセージが含まれており、日本語に翻訳してもデフォルトの Speek サーバが日本語をサポートしておらず、結果的に何も読み上げてくれなくなってしまうので。
その他、G18からの翻訳エラー (誤訳や統一されていない表現など) もいくつか修正しておいた。あと、最後の最後に GTK+ がリリースされたけれど、実際にビルドしてみるとストック・アイテムが全く日本語化されていない現象が発生している (自分の環境だけかもしれない)。
で、リリースノートの翻訳は夏休みに入る前に取得した古い release-notes-2.20.HEAD.ja.po ファイルを使っているので最新版を grab したいのだけれど、どうもこのメールによれば、今現在のところサーバにはアクセスできない模様 :(