GLib Ref. translation progress (TAKE 8).

前回に引き続き、第四章の途中まで翻訳が完了した。
ソースコードの同期はバージョン 2.18.4 にアップデートしておいた。
このうち Perl 互換の正規表現はバージョン 2.14 で追加された新しい API:

  • Shell 関連のユーティリティ
  • コマンドライン・オプションのパーサ
  • Glob スタイルのパターン・マッチング
  • Perl 互換の正規表現
  • シンプルな XML サブセットのパーサ

翻訳の ChangeLog は次のとおり:
Shell 関連のユーティリティ

  • 日本語訳の修正

コマンドライン・オプションのパーサ

  • 日本語訳の修正
  • g_option_context_new() の説明が増えた
  • 新規に追加された関数:
    • g_option_context_set_summary()
    • g_option_context_get_summary()
    • g_option_context_set_description()
    • g_option_context_set_translate_func()
    • g_option_context_set_translation_domain()
    • g_option_context_get_help()
  • 新規に追加された型など:
    • GTranslateFunc
    • GOptionArg (一部の列挙子)
  • 引用している関数名が間違っているようなので BUG#565905 に登録した

Glob スタイルのパターン・マッチング

  • 日本語訳の見直し
  • g_pattern_match() の説明が修正されている

Perl 互換の正規表現

  • 新規の翻訳
  • 正規表現の場合、ahead というと対象とする文字列の左側、behindというと対象とする文字列の右側を指す。検索とは意味が逆になる。混乱するなぁ。
  • 全体的にしっくり行かない訳になってしまった
    • 原文もまともな英語ではないのだけれど (日本語のように省略されているので推測が難しい)
    • 原文は全体的に(英語ではなく)英文になっていないので翻訳するのに苦労した (ということで誤訳があるかもしれない)

シンプルな XML サブセットのパーサ

  • GMarkupError 型に列挙子が追加された
    • G_MARKUP_ERROR_MISSING_ATTRIBUTE
  • GMarkupParseFlags 型の列挙子が定義された
    • 今までも存在していたが空だった
  • g_markup_escape_text() 関数に説明が追加された
  • g_markup_parse_context_get_element() 関数に説明が追加された
  • 新規に追加された関数:
    • g_markup_parse_context_get_element_stack()
    • g_markup_parse_context_get_user_data()
    • g_markup_parse_context_push()
    • g_markup_parse_context_pop()
    • g_markup_collect_attributes()
  • 新規に追加された型など
    • GMarkupCollectType

See Also GLib リファレンスマニュアル: v2.18.1 版の API リファレンス (翻訳中)
See Also SVN リポジトリ: 翻訳作業の SVN リポジトリ
See Also GLib Utilities: オリジナルのドキュメント (第四章)
See Also バグ報告と追跡: 翻訳バグなどの報告はこちらへどうぞ
残りは4つ。ということで、引き続き第四章の翻訳を進めていく予定。

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