GTK+ Ref. translation (TAKE 18).

インタフェース・ビルダ」まで完了。これは GTK+ のバージョン 2.12 で追加された機能の一つで、従来の Libglade による GUI の構築を置き換えるもの。まず第一に、外部のライブラリを必要としなくなったことが大きな変更であり、加えてより洗練された Description で GTK+ の新しいクラスやインタフェースを記述できるようになったことも特徴。GtkBuilder 型の UI 定義の詳細については、本マニュアルのここに解説がある。
See Also GTK+ リファレンスマニュアル: v2.14.7 版の API リファレンス
See Also GIT リポジトリ: 作業用の GIT リポジトリ (英文併記)
See Also 誤植/誤訳の報告はメールの他にこちらにて。
残りは Deprecated なクラスだけか。本章は年内でなんとかケリを付けたいところ。

GTK+ Ref. translation (TAKE 17).

最近開いたファイル」まで完了。これは GTK+ のバージョン 2.10 で追加されたデスクトップ向けの機能の一つで、いろいろなアプリケーションで開いたファイル (「リソース」と呼ぶ) の履歴を保存したデータベースのようなオブジェクトを提供してくれる。このリソースに関連する様々な情報 (URI やアイコンなど) を利用して履歴の一覧の中に表示したり、専用のダイアログから選択するといった機能に必須のマネージャ・クラスやインタフェースの実装、そしてウィジェットなどの UI が用意されている。特に GdkScreen ごとにマネージャ・クラスを用意しておくと、そのスクリーン上に存在するアプリケーションの間で「最近開いたファイル」を共有できる。さらに GtkFileFilter クラスのようにフィルタリングできる機能も用意さている。
See Also GTK+ リファレンスマニュアル: v2.14.7 版の API リファレンス
See Also GIT リポジトリ: 作業用の GIT リポジトリ (英文併記)
See Also 誤植/誤訳の報告はメールの他にこちらにて。
なんとか、ここまで辿り着いたという感じ :|。残りはビルダクラスと Deprecated なクラスだなぁと。

GTK+ Ref. translation (TAKE 16).

特殊な目的に使用する機能」まで完了。ここにあるクラスは画像や文章を編集するエディタ系のアプリケーションを開発する時ぐらいしか使用することがない。そして、各ページの冒頭の注意書きにあるように GTK+ バージョン3からは削除されている。
See Also GTK+ リファレンスマニュアル: v2.14.7 版の API リファレンス
See Also GIT リポジトリ: 作業用の GIT リポジトリ (英文併記)
See Also 誤植/誤訳の報告はメールの他にこちらにて。

GTK+ Ref. translation (TAKE 15).

プロセスの埋め込み」まで完了。先月末の話だけれど。以前のバージョンからだど少しだけクラスのメソッドやプロパティが追加されているくらい。
最近は週末をアルバイト(?)にあてたり城攻めしたりして、なかなかこの作業に時間を割けていないのがちょっと気になっているのだけれど :$
See Also GTK+ リファレンスマニュアル: v2.14.7 版の API リファレンス
See Also GIT リポジトリ: 作業用の GIT リポジトリ (英文併記)
See Also 誤植/誤訳の報告はメールの他にこちらにて。

GTK+ Ref. translation (TAKE 14).

抽象的な基底クラス」が完了。いや〜、ここまで来るのにだいぶ時間がかかった。前章が終わってから半年近くかかった。まぁ長期出張が一番大きく響いているかなぁ ;(。とはいえ、この時期はいつもならば GNOME の最新版をビルドしている時期ともぶつかるので、翻訳自身はそれほど進まないけれど。ビルドの方はリリースノートさえも読んでいないし…:$。あと時間がかかった残りの理由は、や・は・り膨大な API を擁する GtkWidget クラスの翻訳があったから。前の版とはツールチップ系の API やスタイルのプロパティがいくつか追加されているくらいだけど。
いつものように新規の翻訳の他に、誤字脱字の修正や最新版 (2.24系) からの説明の backports なんかも含まれている。
See Also GTK+ リファレンスマニュアル: v2.14.7 版の API リファレンス
See Also GIT リポジトリ: 作業用の GIT リポジトリ (英文併記)
See Also 誤植/誤訳の報告はメールの他にこちらにて。
なんとか「大きな峠」を越せたということで、年内での翻訳完成が現実的になってきたぞ8)。あ、GNOME 最新版のビルドも進めないとなぁ。
そうそう、このドキュメントを翻訳していて知ったことだけれど、GtkIMContext クラスを実装しているウィジェット、まぁ代表的なのは gnome-terminal (GNOME 端末)だけれど、この端末上で &ltCtrl>+<Shift> に続けて Unicode のコードを入力すると、そのコードに対応した文字が入力できるんだねぇ;)。例えば &ltCtrl>+<Shift>+U2468 と入力すると:

って具合。