ひとまず gnome-shell 関連はおいておいて、アプリ単体のビルドを継続中。
まずは Web こと epiphany ウェブブラウザ。WebKitGTK+ をレンダリング・エンジンとして持ち、GNOME デスクトップ向けに GTK+ ツールキットのバージョン3の UI を持つタブ対応ブラウザ。このバージョンでは、Google Chrome 同様にタブ毎にスレッド (プロセス) を割り当てることができるようになった。あとは表示しているウェブ・ページのソースをデフォルトのエディタで開くことができるようになった:
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次は Glade ことユーザ・インタフェース・ビルダ。GTK+ バージョン2向けのビルダが Glade-3 と呼ばれ、こちらは GTK+ バージョン3系の UI を設計できる。このバージョンでは、なんとアンケート機能が追加された。同時にユーザ登録する際にメーリングリストの購読も選択できる。一応、個人情報の扱いには注意をはらっている模様。
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Glade には設計した UI をモックアップとして表示する機能が追加されているけど、さらに機能が追加されてスクリーンショットも撮れるようになっていた:
$ glade-previewer --help 用法: glade-previewer [オプション...] - Glade UI 定義をプレビューする
ヘルプのオプション: -h, --help ヘルプのオプションを表示する --help-all ヘルプのオプションを全て表示する --help-gtk GTK+ のオプションを表示する
アプリケーションのオプション: -f, --filename=FILENAME プレビューするファイルの名前を指定する --template テンプレートを読み込むダミーのウィジェット・クラスを生成する -t, --toplevel=TOPLEVELNAME プレビューするトップレベルの名前を指定する --screenshot スクリーンショットを保存する先のファイル名を指定する --css 使用する CSS ファイルの名前を指定する -l, --listen 標準入力待ちにする --slideshow GtkStack を使って全てのトップレベル・ウィジェットのスライドショーを作成する -v, --version バージョンを表示する --display=DISPLAY 使用するXのディスプレイを指定する
次は画像ビューアこと Eye of GNOME。こちらは何が新しくなったか今ひとつ不明。GTK+ バージョン3の新しい API への移行だろうか。プラグインの方もあまり変わっていないような気がする:
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最後はドキュメント・ビューアこと Evince。こちらも特にサポートするドキュメントの形式が追加されたわけでもなく、GTK+ バージョン3の新しい UI に追従したような感じ:
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例えば表示倍率を変えるメニューはこんな感じ:
まだまだ半分もいっていないな