GTK+ Ref. translation (TAKE 11).

一気に「いろいろなレイアウト用コンテナ」から「スクロール」まで完了。
GTK+ によるユーザ・インタフェース構築の礎となるコンテナクラス。GTK+ がバージョンを重ねる毎にモダンで洗練されたユーザ・インタフェースが追加されてきたけど、このコンテナ・クラスはバージョン1系から特に大きな変化はなく、プロパティやメソッドが追加されているくらいか。逆に3系になると、ほとんどが Deprecated になっちゃうけど :o
See Also GTK+ リファレンスマニュアル: v2.14.7 版の API リファレンス
See Also GIT リポジトリ: 作業用の GIT リポジトリ (英文併記)
See Also 誤植/誤訳の報告はメールの他にこちらにて。
さてさて、この「GTK+ のウィジェットとオブジェクト」の翻訳もなんとか折り返し地点までたどり着いた8)。と言っても、これからは新しいユーザ・インタフェースの解説が多くなるので新規に翻訳する機会が増えてしまい、ますます完成までに時間がかかりそうな予感が…。

GTK+ Ref. translation (TAKE 10).

いろいろなセレクタ (ファイル/フォント/色/入力デバイス)」が完了。
これ系は GTK+ 2.0 の初期からあったオブジェクトだけれど、OS の (ファイルシステム関係の) 高機能化に伴って改良が加えられている。例えば GtkFileChooser 型のでプレビュー表示するためのインタフェースが追加されたり、GtkFontSelection クラスも pango の機能に合わせて API が増えている。
See Also GTK+ リファレンスマニュアル: v2.14.7 版の API リファレンス
See Also GIT リポジトリ: 作業用の GIT リポジトリ (英文併記)
See Also 誤植/誤訳の報告はメールの他にこちらにて。

GTK+ Ref. translation (TAKE 9).

アクションからなるメニューとツールバー系のウィジェット」が完了した。
このウィジェットで新規に追加されたアクションが、いわゆる「最近開いたファイルの一覧」をサブメニューとして表示する GtkRecentAction というクラス。これは一覧を表示するだけのクラスなので、activate して実際にファイルを開いたりするには、GtkUIManager クラスを使って、シグナルハンドラと一緒にアクションとして UI 定義する必要あり。
ちなみに「UI 定義」というと、同じ XML 記述の (以前は libglade ライブラリも提供していた) GtkBuilder と、この GtkUIManager とをごっちゃにしてしまいそう :$ だけど、これは実装の歴史に因るものであり、その対象が異なる。後者はメニューとツールバーのアイテムだけが対象。
See Also GTK+ リファレンスマニュアル: v2.14.7 版の API リファレンス
See Also GIT リポジトリ: 作業用の GIT リポジトリ (英文併記)
See Also 誤植/誤訳の報告はメールの他にこちらにて。

GTK+ Ref. translation (TAKE 8).

前回からかな〜り時間がかかってしまったけれど、「メニューやコンボ・ボックス、そしてツールバー系のウィジェット」が完了。
まだ GtkObject の API の半分も終わっていないなぁ :(
これらのウィジェットは前のバージョンからは特に大きな変更はなく、GtkMenuShellGtkToolShell クラスに整理され、各クラスでいくつか API が追加されたくらいか。
See Also GTK+ リファレンスマニュアル: v2.14.7 版の API リファレンス
See Also GIT リポジトリ: 作業用の GIT リポジトリ (英文併記)
See Also 誤植/誤訳の報告はメールの他にこちらにて。

GTK+ Ref. translation (TAKE 7).

ツリー・ビューとリスト・ビュー系のウィジェット」が完了。
ふーぅ、派生を含む API の規模としては一番大きなウィジェット・グループが何とか完了した。とは言っても、ウィジェットの API 全体からみると、未だ半分にも到達していないが。ここんところずーっと多忙のため、今までのように毎日少しずつというよりは、なんとか週末にまとめてやるって感じ :$
これらのウィジェットは前のバージョンからは GtkCellRenderer クラスの子クラスが増えたとか、GtkTreeStore クラスの API が GtkListStore クラスに合わせて増えたくらいか。翻訳は全て見直して誤植・誤訳の修正と訳語の統一など。
あと、xref のリンクで Pango リファレンスマニュアルへのリンクが切れていたので修正しておいた。
See Also GTK+ リファレンスマニュアル: v2.14.7 版の API リファレンス
See Also GIT リポジトリ: 作業用の GIT リポジトリ (英文併記)
See Also 誤植/誤訳の報告はメールの他にこちらにて。
あと、かなり前に複雑なツリー・ビューのプログラミングのチュートリアルを翻訳した。古いけど「モデル/ビュー」アーキテクチャについて十分参考になるはず:
See Also GTK+ 2.0 ツリー・ビューのチュートリアル: GTK+ バージョン 2 系で実装し直されたクラスやインタフェースのチュートリアル
そうそう、先日 GNOME 3.8 がリリースされたけど、個人的には全くビルドしている時間も無く。ちょっと大人しいリリースだったせいもあるけど。せっかく SSD 付きの New Build マシンを用意したのだけれど・・・;(