GNOME で長らく使われていた gzip 圧縮によるソース・アーカイブの配布形式が終了し、新たに lzma (GNOME での拡張子は .xz) 圧縮が採用され、先週から順次リリースされている。gzip は当たり前ながら GNOME の公式リリース (記憶では 1997年) 以来ずっと使われていた形式なので、さながらお役御免の引退と言うことでしょうか。
劇的にネットワーク帯域が広くなった反面、ソース・アーカイブがどんどん肥大化してきた昨今、小さくなれば転送時間が短くなるので良いに越したことはないね :
例えば gedit の場合だとこんなに効果がある。
ちなみに今年の11月には bzip2 圧縮の採用も打ち切りの予定だ:
-rw-rw-r-- 1 ftp ftp 3614483 May 25 12:25 gedit-3.0.3.tar.bz2 -rw-rw-r-- 1 ftp ftp 5748076 May 25 12:25 gedit-3.0.3.tar.gz
-rw-rw-r-- 1 ftp ftp 3592248 May 31 16:33 gedit-3.0.4.tar.bz2 -rw-rw-r-- 1 ftp ftp 2821772 May 31 16:33 gedit-3.0.4.tar.xz