2004年に復元された津山城の備中櫓
岡山県津山市にある「津山城」。築城は室町時代に美作国の守護大名であった山名氏で、鶴山(がくさん)という丘陵に建てた鶴山城が始まり。応仁の乱後に山名氏が没落すると廃城となるが、慶長8(1603)年に森忠政が入封し津山藩を興し、その翌年から13年かけて丘陵を削って築城した輪郭式の平山城。往時には五層の天守閣がそびえ、本丸には備中櫓、栗積櫓など多くの櫓が立ち並び、また七十余の部屋からなる御殿と庭園があったとか。この城は、とにかく門跡が非常に巨大で、高石垣の高さは見応えがあるのが特徴である。

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