2014年のGW明けの城攻め第一弾は島根県にある松江城を攻めてきた。別名は千鳥城。築城は「仏の茂助」と呼ばれ尾張時代から秀吉に付き従った堀尾吉晴(ほりおよしはる)と子息の忠晴(ただはる)。山陰に現存する城の中で唯一、天守が残っている城。2015年には天守が国宝に認定された。ちなみに、天守が国宝に認定されるのは63年ぶり。
09:00過ぎに広島の別宅を出て、広島市内にある広島バスセンターへ。そこから10:30発の「松江行き/広電一畑バス」(往復7,400円)で一路、JR松江駅前まで。到着したのが13:30なので、片道3時間ほどの日帰りバス旅行。そこで、初めて中国自動車道、山陰自動車道に乗った。松江駅前からはぐるっと松江レイクラインバスという市営のバスに乗車して、松江城の大手前で降車した:
それから、まずは腹ごしらえということで、バス停から数分のところにある「神代そば」で、これまた人生初めて雲州蕎麦を食べた。割子蕎麦なんだけど食べ方が分からず(というか、店員の指示に従ったのだけれど上手くいかなかったため)難儀した。
お腹が落ち着いたところで、松江城の北側の搦手から攻めた。内濠沿いに歩いて新橋を渡り、稲荷橋を渡った所に搦手口がある:
そこから北の丸を進み、水手門を通って二の丸へ移動すると、庭園風のニの丸下の段を見下ろすことができる:
そこからぐるりと二の丸上の段の三の門まで移動し、入場料(当時560円)を払って本丸内へ。ここで、よく見る角度から松江城の天守閣を拝むことができる:
松江城は平山城で、天守がある本丸の周辺に二の丸上の段、二の丸下の段、北の丸を含む後郭が巡り、南には濠を挟んで三の丸がある。いわゆるこの「現存天守」は彦根城や犬山城と同様に附櫓を設けた複合式望楼型で、黒を基調とし一部白漆喰を持つ天守になっている。城の入り口は附櫓にあり、天守台の地階(籠城用の貯蔵庫)に相当する。
この天守台の石垣がほんとに素晴らしい:
天守閣の内部は貴重な歴史的遺産が展示されており、またそこから宍道湖の眺めも素晴らしい:
二の丸上の段には御門、東の櫓、太鼓櫓、中櫓、南櫓、御月見櫓があったが、2001年に太鼓櫓と中櫓と南櫓が約125年ぶりに復元された。そのうちの南櫓からは三の丸を眺めることができる:
南櫓を降りて千鳥橋を渡り、現在の島根県庁ビルが建つ三の丸へ移動した。そこから宍道湖をながめつつ、再びJR松江駅前へ移動し、18:00発のバスで広島へ戻り、別宅に着いたのは22:00前だった:
この松江城は内堀や高石垣も素晴らしかったけど、とにかく攻撃的な雰囲気がひしひしと伝わってくる天守の附櫓が見事。写真には納めていないけど、天守の中には籠城用の貯蔵庫や井戸や通し柱が残っていた。
ちなみに堀尾氏→京極氏と続いた後に入封した松江藩藩主は結城秀康の三息で、大阪の陣で真田信繁(幸村)から武勇を讃えられた松平直政である。
松江城攻め (フォト集)
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